パグが意識に障害がおこる症状に関する獣医師さんへの相談内容

パグが意識に障害がおこる症状に関する獣医師さんへの相談内容をご紹介します。
※グループサイト『だいじょうぶ?マイペット』からの提供記事になります。

相談内容:高齢犬がここ1週間で歩けない状態となり急に吠えるようになりました

飼い主からの相談

相談者:大阪府 ぐらたんさん
高齢のパグの行動についてご教授いただきたく質問させていただきました。
現在14歳のパグが、2週間ほど前によく吠えて落ち着かない様子で、左後ろ足が引きずる傾向(元々足関節が弱いと診断されていました)があったためかかりつけの獣医に見てもらったところ、睾丸が肥大してホルモンバランスがくずれている?とのことでプリモボランという薬を処方していただきました。
1週間ほど吠えるのも落ち着いた状態だったのですが、一昨日(9/23)から寝た状態から急に吠えてまた寝るといった行動をするようになりました。加えて全身に力が入らないようで立つことすらままならない状態となり、家族にもかろうじて反応するような状態となってしましました。
再度獣医に見てもらったところ痛くて吠えている可能性もあるが原因はわからないと言われ、プレドニンという薬と脳の病気の疑いで精密検査を他院ですることを勧められました。(ステロイドのため副作用で眠るようにはなると言われました)
しかし、症状はかわらずで、今朝も自力で立ち上がることができず、補助することでかろうじて餌を食べ排便排尿することはできましたが、眠った後に急に飛び起きて興奮したように吠えるといった症状は改善しませんでした。
容体が急に悪くなっているため、薬の副作用なのではと疑いましたが、関係がないとのことでした。
ここ数週間前までは元気にえさを食べ散歩ができていた分、家族に反応せず、急に起きて助けを求めるように起きて吠える様子を見るととても心が痛みます。
精密検査をうけさせてあげたいですが、それなりに費用も掛かるようなので、一度こちらで質問させていただくことにしました。
拙い文章で恐縮ですが是非ご意見を聞かせていただきたく思います。

浅川雅清先生(ペット家族動物病院成城店)からの回答

こんにちは。
高齢で急速に進行する症状で、とても心配ですね。
文章のみのご相談ですので、正確な返答でないことをご了承ください。
さて、2週間前の症状から確認ですが、よく吠えて落ち着かない、かつ左後ろ足を引きずる原因が睾丸が大きくなっているから、ということですね?
そして、一度落ち着いたがまた吠える、かつ全身に力が入らない症状に進行した、という形でよろしいでしょうか?
この流れをみると、どちらかというと脳神経学的なトラブル、もしくは認知機能不全を想像します。
痛みが原因であれば、かなりの痛みなので触って部位が分かるレベルだと思われます。
明らかに痛みがある場合はそこに対し消炎鎮痛剤を使用することを推奨しますが、痛みで全身に力が入らなくなることはないのではないかと思ってしまいます。
薬の副作用(2週間前の処方分、もしくはプレドニゾロン)とは思いずらいですが、副作用であれば休薬とともに症状は改善するはずです。
また、パグ脳炎という言葉がある通り、短頭種は脳炎が多いです。そういった脳神経学的なトラブルが背景にあるのではないでしょうか?
診断がMRIになる為、仰る通り費用が掛かるところが難点ですね。
追加のご質問があればお願い致します。
ご参考になれば幸いです。
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皆様からの応援メッセージ、お待ちしております!
https://ofuse.me/ceb1bc10
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浅川雅清先生(ペット家族動物病院成城店)からの回答

追加のご質問、詳細な経過、ありがとうございます。
やはり症状は進行しているようですね。
意識レベルの低下を伴うので、血液検査で異常が無いなら、ほぼ脳のトラブルだと思われます。
そういう意味では脳神経外科をご受診頂くのが最善でしょう。
しかし、短頭種で高齢、状態も悪いので、麻酔で亡くなる可能性はあり得ます。
MRIは地域によりますが10万円以上すると伺っています。
MRIを行っても、完治する病気では無いかもしれません。
そこをどう捉えるかはご相談者様次第かなと思います。
口から水分が取れない場合は皮下点滴をしてあけると良いと思います。
その辺も含めて、脳神経外科への紹介の相談のため一度ご受診頂くのも一つかもしれません。
ご参考になれば幸いです。

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相談内容:ケイレン・めまい(?)

飼い主からの相談

相談者:東京都 らいおんさん
一年前にも同じような症状があったのですが、前回はすぐ収まりましたし、生理中だったこともあり貧血しているのかな?と思った程度でそれほど気にしませんでした。今回は症状も重く時間も長かったので質問させていただきました。
寝ているなと思って見ていたら突然発作が起きたのですが、腰が抜けたように後ろ足が自由にならず、前足で私のほうへ助けを求めて這って来ようとするのですが、目が回っているようで視点が定まらずヨタヨタ倒れながらヨダレをたらし、おしっこを漏らしながら声も出さずに体全体のケイレンが続きました。息は荒いのですが呼吸はしており、意識がなくなるところまではいってないようです。発作がおさまると、何事もなかったように普通に走り回り、食欲も旺盛です。
パグは突然、ケイレンや呼吸困難の発作を起こすと聞いたことはあるのですが、何か原因として考えられる病気などはあるのでしょうか?
次回同じようなことが起きた時の自分での対処法(収まる発作だとしたら、動物病院に着く前に収まってしまう時間なので・・・)はありますか?また、命の危険はあるのでしょうか?

和泉谷 研 先生(マック動物病院)からの回答

ケイレンの原因としては心臓に問題がある場合、内臓に問題がある場合、脳に問題がある場合などさまざまです。今回の場合は神経、骨格の異常も含まれるのではないかと思います。まずは病院に相談されたほうがよいと思います。身体検査、血液検査やレントゲン検査、心電図などにより異常がないか確認してもらったほうが良いでしょう。
ただ不整脈などはケイレンを起こしているときのみに異常がでるので異常が見つからない場合もあるでしょう。
また脳の異常に関しては場合によってはCTやMRI、脳波が必要な場合もあります。
てんかん発作ということも考えられますので、もしまたケイレンするようなことがあればビデオに撮影してみてもらうことをオススメします。

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 執筆者プロフィール
『みんなのペットライフ』編集部スタッフが、わんちゃん・ねこちゃんの飼い方、しつけのアドバイスなど、毎日のペットライフに役立つ知識や情報をお届けします。

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