【犬の病気】バベシア症が疑われる症状に関しての獣医師さんへの相談内容 (2ページ目)

バベシア症が疑われる症状に関しての獣医師さんへの相談内容をご紹介します。
※グループサイト『だいじょうぶ?マイペット』からの提供記事になります。

相談内容:貧血

飼い主からの相談

相談者:沖縄県 reikomegumiさん
はじめまして。よろしくお願いします。とても心配です。マルチーズメスなんですが、先月に元気がないのでみてもらいました。結果は貧血と言うことで、輸血をしてもらい、様子をみることになりました。一週間後血液検査をしました。結果は22%でしたので貧血の原因を調べるためにバベシア症の検査をしましたが、結果は違うと言うことで、さらに様子をみることになりました。2週間後19%までにさがり、骨髄の検査が必要と言う事で一週間後検査当日の様態がかなり悪く10%で危険な状態で検査ができず輸血をして、元気になり次第検査をすることになり、輸血後4日目に血液検査の結果が13%で悪く輸血をして、様子を見て骨髄の検査を無事終わり安心しましたが、治療法がわかるまで輸血の繰り返しになるとおまいます。骨髄の検査結果でどんな、病気があるのでしょうか!治療して助かるのでしょうか!とても心配です。よろしくお願いします。

伊東 彰仁先生(イトウペットクリニック)からの回答

貧血というのは、血液中から赤血球量が減ってしまう症状名で、病名ではありません。多少の貧血で、造血系に異常がなければ、早期に元に戻りますが、一時期に大量に赤血球が失われるときと、造血系に異常をきたす疾病の場合、輸血と原因治療が必要になります。失血や、ねぎ中毒などの場合は、造血系には問題がなく、前者は出血、後者は血球破壊が止まれば回復します。
問題になりやすいのは、再生不良性といわれる貧血で、この場合は赤血球を作り出す骨髄機能が関係します。
まずこれを調べるには、抹消血(普通の血液)の中に幼若な赤血球があるか確認します。貧血が続いているので、造血系が正常ならば、幼若な赤血球が多く確認できます。しかし再生不良性の場合は、造血系が反応しませんから、幼若赤血球はないかあっても少数です。
この状態でしたら、骨髄検査やそのほかいろいろな検査で病気の原因を探します。多くみられるものでは、自己免疫性の溶血性貧血などです。治療によりその多くは改善されますが、診断を誤ると命にかかわります。

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相談内容:バペシア症について

飼い主からの相談

相談者:熊本県 askさん
13歳(オス)体重9kg(夏前までは11kgありました)
夏の終わりくらいから食が細くはなっていたのですが年齢のこともあり食べれるだけを
と思って缶詰を少しとドライフードを少しあげていました。
そして10日程前からもっと食欲がなくなり、一昨日の夜は大好きなジャーキーも食べなくなったので昨日病院へ連れて行ったところ
血液検査の結果バベシア症と診断されました。
オシッコの色がものすごく黄色い事、嘔吐や下痢をする事もあるとのことから間違いないようです。
病院で治療方法(ご飯が食べれるようになるまで毎日注射をする・その後錠剤を服用して症状が治まるようにしていく)など一通り説明も受け検査結果も顕微鏡を使って(赤血球の中の虫を)見せて頂いたりと納得のいく対応でした。
ただ、ラッキーは13歳の老犬です。
この病気は大変な病気なので治療の甲斐なく亡くなる子もいる・・・との説明も受けました。
ということは症状の重さも関係するかもしれませんが年齢的な事も関係してくるのでしょうか?
病院聞いてみたのですが私の顔つきがあまりにも不安がっていたので
とにかく今は食欲が出るように治療を頑張りましょうと・・・。
そこで先生方にお聞きしたいのですが、このバベシア症という病気に老犬がかかった場合若犬よりはやはり危険を伴うのでしょうか?
病院で最後に、食事はとにかくラッキーが食べてくれるならお肉を茹でたものでも
魚を煮たものでも何でもいいから好きな物を食べさせて下さいと言われたので
長く生きれないのかな・・・と思った事もあり質問させて頂きました。
よろしくお願い致します。

錦戸 正己先生(錦戸獣医科病院)からの回答

このバベシア症という病気に老犬がかかった場合若犬よりはやはり危険を伴うのでしょうか?
老犬と若い犬との回復の確立の差はありますが、わずかなさです
病院で最後に、食事はとにかくラッキーが食べてくれるならお肉を茹でたものでも
魚を煮たものでも何でもいいから好きな物を食べさせて下さいと言われたので
長く生きれないのかな
そんな意味ではなく、回復させるために、食べれるものは、なんでもやって、体力つけましょうということです。

重本 仁先生(王子ペットクリニック)からの回答

症状、貧血の程度にもよると思います。もちろん、体力や年齢もですが。
バベシアの治療は非常に大変で、完治させるというよりもむしろ症状を抑えていくというちりょうです。抗原虫薬を使っていくのですが副作用が強いもの、副作用は強くないが効果が弱いものなど特効薬というものがありません。
治療の目標として食欲がでるということは最も大事なことです。主治医の先生に相談しながらがんばってください。

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相談内容:バべシア症について

飼い主からの相談

相談者:沖縄県 みきこんさん
はじめまして。ハスキーのメス12才なのですが、1ヶ月前ぐらいから、おしっこを漏らすようになりました。吐いたりすることもあり、少し元気がなくなっていましたが、いいうんちをするし、散歩も行っていたので、様子をみていました。9月4日頃よりまた元気がなくなり、食欲がおちて、おしっこももらすようになり、散歩にも行きたがらなくなり、6日に病院にいきました。採血と尿検査をしてもらい、赤血球も顕微鏡でみてもらいました。バべシア症疑いで、ダラシンが6錠分2で処方されました。バべシア症に抗生剤は有効ですか?治療はありますか?血液検査ではALPが2000もあるため、他の病気も疑われています。もしバべシア症なら、他に有効な治療薬がありますか?教えてください。よろしくおねがいします。

山上 洋介先生(ベーネ動物病院)からの回答

はじめまして
まず重要な事は、バベシア症なのかどうかを確定診断してもらう事です。
バベシアの種類には、バベシアキャニスとバベシアギブソニーがあり、日本ではバベシアギブソニーの感染が普通ですが、沖縄には、バベシアキャニスの感染もあると聞いたことがあります?
バベシアギブソニーの場合は、ジミナゼンアセチュレート(現在販売中止)を使用し、バベシアキャニスの場合は、イミドカルブジプロプリオネート(海外で販売)を使用するのが一般的です。どちらの薬剤も入手できない場合は、クリンダマイシン(ダラシン)等で治療します。有効性は、前述の薬に比べて不安定な感じがしますが、副作用が少なく安全です。
最近の研究によると、アジスロマイシンとアトコバンを併用する方法の有効性が確認されていますが、治療費がかなり高額になってしまいます。
お大事に

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相談内容:ダニに噛まれました

飼い主からの相談

相談者:山口県 チワ子さん
はじめまして。昨日、散歩から帰ってきたら後ろ足をしきりに気にしているのでよく見てみると、右後ろ足の肉球の間に小さなダニが噛みついているのを見つけ、急いで取り除きました。すると、噛まれた箇所が赤くなって少し腫れているようです。一応、以前病院でもらった消毒薬をつけましたが、今日の朝になってもまだ少し赤く腫れています。病院でみてもらったほうがよいでしょうか?また毎日のように散歩に行くのでいつダニがくっついたのかわかりません。ダニはバベシアという病気を媒介するということなのですが、大丈夫でしょうか?そして、一番の問題は私はタイに住んでいて、かかりつけのお医者さんは良い方なのですが、英語でのやりとりになるので、充分にお互いの意思疎通がはかれないことなのです。大体こちらの言いたいことを察して適切に診察してくださっているのですが、バベシアが心配だということをどう伝えたらよいかわかりません。こちらは暑い国ですので、ダニやノミも日本のものよりも大きくて生命力が強く、フロントラインも欠かさずやっていますが、完全に駆除するまでには至っていません。不安でいっぱいです。どうぞよろしくお願いいたします。

中津 賞先生(中津動物病院)からの回答

小さなダニが噛みついているのを見つけ、急いで取り除きました。とありますが、これは間違った処置です。引っ張って取り除きますと、皮膚に食い込んでいるダニの口器が、皮膚に残ったままになっています。今後はダニを見つけたら、ウイスキー等のアルコールをダニに浸けて、しばらく待ちますとダニが口器を外して脱落します。こうしてください。今回は皮膚に食い込んだ口器はいつまでも異物として作用しますから、獣医師に切除してもらう必要があります。
バベシア症はBabesia canisあるいはBabesia gibsoniという原虫がダニの吸血時に赤血球に感染して、激しい溶血を起こし、血色素尿を排泄します。原虫名を当地の獣医師に伝えれば感染あるいは発症予防の処置をしてくれるでしょう。

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相談内容:ハベシアの治療について

飼い主からの相談

相談者:兵庫県 ショコラッテさん
またご質問させていただきます。
現在この2ヶ月の間にハベシアに3度かかっています。
1度目にかかる3日前に狂犬病と3種混合のワクチンを注射しました。
そこの病院では、白血球が減っているといわれています。
ハベシアと調べると赤血球が減る病気だと知りました。
かなり今のかかりつけの医師に対して不信感をもっています。
完治はしないといわれています。ほっといても死なないよっともいわれました。
完治する方法はないのでしょうか?
牛に注射する薬で副作用はあるけどガナゼックという薬はどうなんでしょうか?
たびたび申し訳ありませんが、ご回答お願いします。

橋本 祥男先生(シンシア・ペットクリニック)からの回答

バベシア症は死亡します。
発病すると死亡率は、かなり高い病気です。
完治する事はなく、症状(貧血・高熱)が治まっても、
体内にバベシア原虫は残り、
何かのストレスや、脾臓の摘出などをすると、
再発します。
質問文にある、3回罹っていますというのは、
不適切な表現だと思います。
3回、発症したというべきでしょう。
一度罹ると、体からなくなることは有りません。
治療はご指摘の通り、ガナゼックという薬を使いますが、
現在は製造中止で、手に入りません。
ストックを持っている病院を探すしかないですね。
ちなみに、ガナゼックは小脳出血を起こすといわれ、
かなり副作用の強い薬です。
特に大型犬で使用した場合に副作用の出る傾向が強いようです。
繰り返しになりますが、完治する方法は有りません。
現在のメインの治療薬は
クリンダマイシンやST製剤と言われる、
抗菌剤の一種を使います。
ガナゼックをお持ちの先生は、それをまだ使われているでしょう。
症状が抑えられたまま、老衰まで生存する子も居ますから、
「感染する=死亡する」 では無いのは確かですが、
死なない病気ではないです。
バベシアの症状は重度の貧血と発熱です。
貧血は赤血球が壊れる溶血という減少で起きるので、
その色素が、尿中に排泄されるので、
尿がオレンジ色に濃くなります。
極端な場合は赤から褐色になります。
歯茎や結膜などの粘膜は真っ白になって、
本人はぐったりとし、だるそうにしますし、
とても具合が悪くなります。
上記のような症状がこの2ヶ月の間に、
3度も繰り返したとすると、生存しているのは、
とてもラッキーな事だと思います。

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 執筆者プロフィール
『みんなのペットライフ』編集部スタッフが、わんちゃん・ねこちゃんの飼い方、しつけのアドバイスなど、毎日のペットライフに役立つ知識や情報をお届けします。

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