猫はなぜ洗濯ネットが好きなの?

ご存知の通り、猫は狭い空間が好きです。ちょっと目を離した隙に、戸棚の中に入ったり、押し入れの布団の間に潜り込んだりすることはありませんか?

猫の祖先は砂漠で暮らしていました。身を守るためや獲物を横取りされないため、猫は外敵が入ってこれず、かつ身を隠せる狭い場所を好んで生活していたそうです。
猫の獲物の小動物は小さな穴に隠れ住んでいることが多く、そのため狭い場所を見つけると狩猟本能がかき立てられて、入ってみたくなるともいわれています。

このころの名残で、今でも猫は狭い場所に入るのが好きです。猫がきゅうくつな洗濯ネットが好きなのも納得ですね。

どんなときに洗濯ネットは活躍する?

動物病院に連れて行くなど移動するとき

動物病院などに連れて行くとき、察した猫が大暴れして苦労した経験がある人もいるでしょう。そんなとき、洗濯ネットを使ってみてはいかがでしょう。

ネットにさえ入れれば専用のキャリーでなくとも猫を運ぶことができますし、キャリーに入れる場合もすんなり入れられます。
キャリーを開けたときに猫が飛び出すといった事故が防げますし、注射程度ならネットの上からもできるので便利です。病院によっては、猫を連れてくるときはネットに入れてきて、とお願いされることもあるそうですよ。

爪切りするとき

爪切りが嫌いで暴れる猫は多いです。足なんて絶対に触らせてもくれない、なんて猫も多いですよね。

洗濯ネットに入れると、ほとんどの猫がおとなしくなります。足を触ることもできますし、ネットの網目から爪の先だけを出せるので、切りすぎを防止しながら安全に爪切りができます。

シャンプーするとき

猫は水に濡れるのが嫌いな子が多く、毎回どうシャンプーしようか頭を悩ます飼い主がたくさんいます。洗濯ネットはシャンプーのときも活躍します。

大きめの洗濯ネットに猫を入れたら、そのまま上からシャワーをかけてシャンプーするだけ。ファスナーがあまり開かない洗濯ネットなら、首だけ出してあげると、顔に水や泡がかかる心配がなくていいですね。

暴れたとしても、すぐ首の後ろをつまんで猫をおとなしくさせられます。目の粗い、大きめの洗濯ネットなら頭を出さなくても大丈夫ですよ。

猫を洗濯ネットに入れる方法

今まで猫を洗濯ネットに入れたことがないという人もいるでしょう。入ったら落ち着くとはいえ、猫を洗濯ネットに入れるまでは暴れる可能性があります。

普段から洗濯ネットを出しておき、猫に慣らしておくといいですね。自分から入っていく猫も多いですよ。

自分から入りたがらないときは、洗濯ネットの口を開け、猫の好きなおやつなどを入れておきます。猫が興味を持って入り込んだところでそっとファスナーを閉めてください。

小さめの段ボール箱に、口を開いた洗濯ネットを広げておき、猫が入ったらファスナーを閉める、というのも有効です。入るまで暴れる場合は、部屋の隅や玄関などに追い込んで、上から広げた洗濯ネットをかぶせてしまいましょう。

くれぐれも、猫の毛や皮膚を挟まないようにしてくださいね。

愛猫に最適な洗濯ネットの選び方

洗濯ネットは目が粗い、猫の体より大きめのものを選びましょう。目が細かい布状の洗濯ネットは、猫の爪が刺さって折れたり布が破れて脱走したりする恐れがあります。

口は大きく開くものがおすすめです。入口が小さいほうが使いやすい場合はファスナーを途中まで閉めて使います。
ほかの猫のにおいが付いたものを嫌って暴れる可能性があるので、多頭飼いの場合は1匹に1つのネットを用意してください。

購入するときは、できるだけファスナーがしっかりしたものを選びましょうね。

おとなしくさせたい、移動するときに使いたいということなら、網目状で袋になっていれば、洗濯ネット以外でも代用できます。
巾着のような形の野菜を入れるネットだと、猫の頭を出してもファスナーで毛を挟む心配がない、という人もいます。

まとめ

きゅうくつな洗濯ネットに入れられて、ぱっと見は猫がかわいそうに思えるかもしれません。しかし、猫を洗濯ネットに入れる方法は、獣医師も推奨しているんですよ。
もちろん、どんな猫でも洗濯ネットが好きとは限りません。使うときは愛猫の様子を見つつが基本ですが、便利な道具のひとつとして、洗濯ネットを覚えておいてくださいね。


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