猫の起源は、砂漠から!だから水が嫌い?

世界で飼われているイエネコのルーツは、「リビアヤマネコ」という説があります。リビアヤマネコはアフリカの砂漠に生まれ育った野生の猫です。

寒暖差の大きい砂漠においては、急激に気温が変動します。体が濡れたまま気温の低い夜を迎えると、気化熱で体温が急激に下がり生命の危険にさらされてしまいます。

過酷な環境で生まれ育ったリビアヤマネコの血を受け継ぐ猫たちは、その名残もあって今もなお本能的に水を嫌うようです。

毛質の影響もある

犬の毛と異なり、猫の毛は一度水に濡れるとべったりと身体に張り付きます。自然乾燥するまでには、時間がかかるために不快感から「水=嫌なもの」として認識してしまう猫も多いと言われています。

汚れが落ちやすく、そしてつきにくい猫の毛

人間と同じ感覚で考えると、定期的にシャンプーをしたりお風呂で体を洗ったりすることは、猫にとっても必要なことのように思えます。

しかし、自分で毛づくろいをして清潔に保っている猫は、実際のところ特にお風呂に入れる必要はありません。猫の毛自体も、汚れが落ちやすく、またつきにくい構造になっているため、仮にシャンプーを行うとしても年に数回レベルで充分だといえます。

お風呂やシャンプーが必要な時とは

においの強いものが身体に付着してしまった場合や、毛づくろいをして困るような薬品などが身体についてしまった場合は、できるだけ早くシャンプーを行う必要があります。

猫が暴れ、自力でお風呂に入れることが難しいのであれば、動物病院に連れていきましょう。

無理矢理お風呂へ入れるのはストレスの原因に

「最初は嫌がっていても、段々慣れるはず」と、猫が嫌がっているのに頻繁にお風呂に入れたり、シャンプーをすることは控えましょう。

嫌がっているのにお風呂に入れ続けることで、ストレスで情緒不安定になり、人間不信に陥る可能性があります。

猫の皮膚は乾燥しやすい

猫の毛というのは、シャンプーの必要性があまりない毛質をしています。
シャンプーをすることで、毛がふわふわになり撫で心地もよくなります。ですが、猫の皮膚から必要以上に皮脂を落としてしまうことで皮膚が乾燥してしまったり、病気になりやすくなったりというマイナス面があるのです。

水を使わずに猫を洗えるドライシャンプーがおすすめ

お風呂には入れたくないけれど、気になるにおいや汚れがある場合に、おすすめの方法が「ドライシャンプー」です。ドライシャンプーはその名のとおり、水がいらないシャンプーとして販売されています。

ドライシャンプーの方法はとても簡単

軽く濡らしたタオルで全身を拭き、ブラッシングを行って先に大きな汚れを落とします。そして、ドライシャンプーを自分の手にとり、猫の身体全体に馴染ませるように塗っていきましょう。全体まで行き渡ったと思ったら、終了です。

ドライヤーの音を嫌がる猫も多いですから、嫌がった場合はそのまま自然乾燥を。もし、ドライヤーが平気であれば、そのままドライヤーで乾かしてください。毛が乾けば、ドライシャンプーは終了です。

水が嫌いな猫にはぴったりの方法ですからぜひ試してみてください。

まとめ

本能的に、水を嫌う猫は少なくありません。強いにおいが体についたりした場合など、シャンプーが必要な際にはドライシャンプーを行うなど工夫して、猫に合わせたケアの方法を取り入れましょう。人間と同じ感覚で考えず、猫にとってストレスや負担がかからないようにする姿勢が大切ですね。
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