猫がなつくのはこんな人!

猫になつかれにくい人にとって、猫になつかれる人は魔法でも使っているのかのように思えますよね。猫の性格による違いはあるものの、なつかれる人には“とある共通点”があるのです。

動作がゆっくりしている人

もともと猫はじっと静かにしていることを好む生き物。同居人としても、物静かでおっとり、ゆっくりと行動する人を好みます。
シャカシャカと落ち着きなく動く人は猫に居心地の悪さを与えてしまうため、あまり好かれないようです。

大声を出さない人

猫は人間の何倍も聴覚に優れた生き物です。近くでの大声は、猫にとって大迷惑。私たちが思っている以上のストレスをかけてしまいます。
急に大声を出したり、予測不能な行動をとったりする子どもを苦手とする猫は多いです。逆に言えば、物静かで安心感を与えてくれる人が好まれると言えます。

エサやおやつをくれる人

いくらツンデレな猫といっても、本能には忠実です。おなかが空いたときにエサをくれる人や、大好きなおやつをくれる人になつく猫は多いようです。
猫カフェなどで、「自分に見向きもしてくれなかった猫が、おやつを持っていった途端近寄ってきた」という経験をした人も多いことでしょう。

猫になついてもらうには

ゴロゴロと喉を鳴らしてなついてくる猫は本当にかわいいものです。すぐに実践できる「猫になついてもらう方法」を紹介します。

エサ係、おやつ係になる

なつかれやすい人でも紹介した通り、食欲を満たしてくれる人には心を許してくれる傾向です。「手っ取り早く猫と打ち解けたい!」という人は、エサ係、おやつ係を率先して引き受けましょう。
とはいえ、猫を甘やかすあまりエサやおやつを上げすぎるのは肥満のもと。可愛い猫をかえって苦しませてしまうことになりかねません。
ただ可愛がるのではなく、飼い主として責任を持って食事を管理しましょう。

大きな声や音を出さないようにする

猫になつかれるためには、そばにいて居心地のいい存在になることが重要。猫が嫌う大声や大きな音は極力出さないよう気を付けましょう。
また、猫は男性の低い声を苦手とする傾向にあるため、意識的に高いトーンで話しかけることも有効です。

嫌がることをしない

あたりまえですが、猫の嫌がることや不快なことはしなことも、猫との信頼を築くうえで重要なポイントです。
具体的には、無理やり抱っこする、静かにしているときに構い過ぎる、バタバタと追い掛け回す……などなど。このような行動は、猫に嫌われる大きな原因です。
“そばにいて安心できる存在でいること”は、猫になつかれるためにとても大切なポイントです。

猫がなついたときのサイン・嫌がっているときのサイン

猫になつかれる人の特徴やなつかれるためのコツを覚えたら、実際に猫と触れ合ってみましょう。以下のような行動やしぐさが見られたら、猫がなついたor嫌がっているサインです。

猫がなついている人にするしぐさ

■まばたきを返してくれる
猫と目が合ったとき、ゆっくりとまばたきをしてみましょう。猫からもまばたきを返してくれたら、それは猫から信頼されている証拠です。
猫はもともとまばたきが少ない動物ですが、ゆっくりまばたきをすることで愛情表現をします。

■ゴロゴロする
猫特有のゴロゴロ音にも、飼い主への愛情が表れています。撫でたときにゴロゴロと喉を鳴らしてきたり、甘えながらすり寄ってきたりすることも。
その表情はとてもリラックスしていて、大好きな飼い主に甘えられる幸せにあふれています。

■飼い主の体をふみふみする
前足を使ってふみふみするのは、母猫からお乳をもらうときのしぐさの名残です。まるで自分のお母さんに接するかのようなしぐさは、飼い主に心を許している表れです。

■おなかを見せる
おへそを天に向ける「ヘソ天ポーズ」を見せてくれるのは、すっかり飼い主に心を許しているときです。猫にとって腹部は急所。目の前でヘソ天をしてくれたら、弱い部分をさらけ出しても大丈夫な存在として認められています。
仰向けになったまま、体をくねらせてすり寄ってくるしぐさが見られることもありますよ。

■獲物を“プレゼント”してくれる
猫が自分で捕まえたネズミやカエル、虫のような “プレゼント”を咥え、得意げに見せてくることがあります。思わずぎょっとしてしまう行動ですが、これも愛情表現のひとつ。
びっくりしても決して怒らないでくださいね。

猫が嫌がっているときのしぐさ

しっぽを激しく振る

■しっぽを激しく振る
バタバタと大きく左右にしっぽを振るしぐさは、イライラや不機嫌な気持ちの表れです。無理に構うと怒った猫に噛みつかれてしまうこともあります。

唸る、威嚇する
シャーという声や唸り声を上げる、背中を丸める、背中の毛を逆立てる、瞳孔を開いて睨みつける……、そんなしぐさは威嚇のサイン。猫の嫌がることをやめて、落ち着くまでしばらくそっとしておきましょう。

イカ耳
猫の耳が横や上を向いてピンと張り、上から見るとイカのような形に見える状態です。
耳をピンとすることで周囲の情報を集めようとするしぐさですが、警戒心や不安、怒りや恐怖を感じたときもイカ耳になっていることがあります。

「うちの猫は全然なつかない」と思っている方も、少し猫の様子を観察してみてください。なついていないのではなく、ちょっとわかりにくい方法で愛情表現をしていたということもあります。
猫によって愛情表現の程度はさまざま。「ゴロゴロスリスリしない=なついていない」と決めつけてしまうのは早いのです。

人になつきやすい猫の特徴

人になつきやすいかどうかは、飼育環境や猫種により、ある程度決まってくるようです。

なつきやすい猫の特徴

一般的に子猫のときから一緒に暮らした方がなつきやすいと言えます。もちろん成猫になってから引き取った猫でも、時間をかければなついてくれます。焦らずじっくりと信頼関係を築きましょう。また外飼いよりも室内飼いの方が人、慣れしやすい傾向にあります。

猫の場合、性別によってなつきやすさに差が出ることがあります。甘えん坊な性格で、飼い主にすり寄ってくるような行動がよく見られるのはオスです。それと比べると、メスは自立心がありややクールな印象です。

人になつきやすい猫種5選

スコティッシュフォールド
イギリスのスコットランド生まれのスコティッシュフォールド。独特の折れた耳がチャーミングで、長毛タイプと短毛タイプに分かれ毛色のバリエーションも豊富です。人やほかの猫に対しても友好的で、飼いやすい猫です。

アメリカンショートヘア
アメリカ原産の短毛種であるアメリカンショートヘア。性格はとても人懐っこく甘えん坊です。手に入れやすさやお手入れのしやすさで、飼い猫として人気が高い品種です。

ラグドール
ペルシャの血を引くアメリカ生まれのラグドール。その名前には「ぬいぐるみ」の意味があり、人に抱っこされてもおとなしくしています。

ノルウェージャンフォレストキャット
ふさふさと豊かな被毛が見事なノルウェージャンフォレストキャット。とても体の大きい猫ですが、性格はとても穏やかで攻撃性も低く、飼い主にもよくなつきます。

マンチカン
イギリス生まれのマンチカンは、ダックスフンドのような短い手足がチャーミングな小型猫です。小さな体に似合わずパワフルで、人と遊ぶことも大好きです。

まとめ

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『みんなのペットライフ』編集部スタッフが、わんちゃん・ねこちゃんの飼い方、しつけのアドバイスなど、毎日のペットライフに役立つ知識や情報をお届けします。

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