猫のシャンプーの必要性

室内飼いの場合、シャンプーは必ずしもやらなくてはいけないことではありません。
基本的に、猫は自分で毛を舐めて(グルーミング)清潔を保つ習性があります。また、室外へ出ることのない猫は、シャンプーが必要になるほど汚れることもありません。
その一方で、抜け毛が多い長毛種の猫や、室内と室外を行き来する猫、白猫といった汚れが目立ちやすい猫は、定期的なシャンプーでより清潔を保つことができます。
シャンプーは自宅か動物病院、トリミングサロンで行います。お風呂が苦手で嫌がる、暴れるなどの場合は、無理をせず、動物病院やお店のトリミングサービスを利用しましょう。
猫のシャンプーの手順

シャンプー前の準備
また、体を濡らす前に、念入りにブラッシングをしておきましょう。特に長毛種は、毛のもつれや毛玉を取っておくことでスムーズにシャンプーができます。
シャンプーの手順
②シャンプーを泡立てて手早く洗う
③シャンプーをしっかりと洗い流す
④必要であれば、リンスを付けてしっかり洗い流す
シャンプーするときは、爪を立てずに指の腹を使って優しく洗います。顔回りは特に嫌がられやすい部分ですので、猫が暴れるときは無理をせず、濡れたタオルで拭う程度にとどめてください。
シャンプーにおいて非常に重要なのは、すすぎです。すすぎ残しがあると、かえってニオイの原因になってしまったり、皮膚病を引き起こしてしまったりすることも。
ぬるま湯のお湯で、毛の根元からしっかりすすぎましょう。シャワーヘッドを猫の体に密着させるようにすると、恐怖心が薄まるようです。
ドライヤーのコツ
事前にしっかりタオルドライを行い、水分を取っておくのがコツです。キッチンペーパーなどの吸水性が高いものを使うのもおすすめ。
ドライヤーをかけるときは、猫が嫌がりやすい顔回りやお尻周りを避け、まずは腰から背中あたりからはじめます。猫の様子を見つつ、嫌がらないようであれば手早く済ませましょう。
おすすめの猫用シャンプー

「人間用のシャンプーで代用してはダメなの?」と思われる方もいるかもしれませんが、これは絶対にNG。猫の皮膚はとてもデリケートなため、毛穴汚れや皮脂汚れを落とすために作られた人間用のシャンプーは洗浄力が強すぎるのです。敏感肌用のシャンプーや、赤ちゃん用石鹸も同様にNGです。
“猫専用”として販売されているシャンプーには、さまざまな種類があります。猫の毛質や皮膚の状態、使用用途によって最適なものを選びましょう。
シャンプー選びに迷っている方のために、プロも使っているおすすめシャンプーを5つ紹介します。
「ペットエステ マッドシャンプー 猫用」…全猫対応・低刺激タイプ
猫の被毛や皮膚をいたわり、植物性の保湿成分(スギナエキス、レモンエキス、ローズマリーエキスなど)を使用しています。皮膚の弱い猫でも、安心してお使いいただけるシャンプーです。

シャンプー成分のなかで一番刺激が少ないと言われているサトウキビやタピオカ芋から抽出した成分を使用。年齢や種類を問わず使用できる商品です。
「ミラクルビューティ スキンケアシャンプー」…全猫対応・低刺激タイプ
美容液成分としては、カタツムリエキスやコエンザイムQ10を配合。美しく健やかな被毛を保ちます。

刺激が少ないノンシリコンシャンプー。オーガニック原料にこだわっているので、安心安全です。
「ゾイック キャッツシャンプー」…全猫対応・リンスインタイプ
猫専用に開発されたキャッツシャンプーは、低刺激ながら、ニオイや汚れをしっかり洗い落とします。きめの細やかなマイルドな泡が、猫の皮膚や被毛を優しく包み込みます。
UVカット成分を配合しているため、紫外線が強くなる春~夏場に使用するのもオススメです。

シャンプーとリンスが一度で終わる便利なシャンプー。短時間でシャンプーが終わるので、水が苦手な猫にはピッタリ。香りも強すぎないところがうれしいポイントです。
「ノルバサンシャンプー」…フケや赤みがある猫へ
皮膚の健康を維持する成分が配合されており、かゆみやべたつき、ニオイに効果を発揮します。

皮膚トラブルに効果的なシャンプー。病院でもすすめられることから安心して使用できます。リンスイン仕様なので洗いあがりもゴワゴワしません。
「A.P.D.C. キャット フォーミングシャンプー」…部分洗いに便利なドライシャンプー
界面活性剤フリー、ノンアルコールの低刺激タイプでありながら、気になる汚れやニオイをしっかり洗い落とします。

ちょっとした汚れが気になるときや体力が落ちてきた老猫のケアにもおすすめ。天然成分100%なので使用後に毛づくろいしても大丈夫です。
猫のシャンプーの頻度

短毛種や室内飼いの場合のシャンプーの頻度は、年1~2回程度で十分です。
また短毛種でも飼い主に猫アレルギーがある場合や、長毛種の猫、汚れが目立つ猫は、月1回程度のシャンプーで清潔感を保てます。
真菌や膿皮症といった皮膚病がある場合は、動物病院等で購入できる薬用シャンプーを使います。症状によって適切なシャンプーの頻度は変わるので、予めかかりつけ医に相談したうえで決めましょう。
水を嫌う猫にとってのシャンプーは、心理的にも身体的にも少なからず負担になってしまう行為です。過剰な頻度で洗うのは避け、汚れが気になる場合は部分洗いで対応します。洗い流さないタイプのシャンプーや、シャンプータオルといった便利グッズを使うのもおすすめです。
まとめ

慣れないうちは猫も飼い主も大変ですが、コツさえつかめば手早くシャンプー出できるようになりますよ。愛猫に合ったシャンプーを用意して、ぜひトライしてみてくださいね。
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