猫用ベッドのおすすめ5選！ 猫用ベッド種類や選び方について

猫用ベッドがあるのとないのでは、猫にどんな影響があるのでしょうか。
ベッドを使うメリットのひとつに、猫がリラックスできる場所を提供できるということがあります。固い床に寝転ぶよりも、ふわふわで温かいベッドの中で眠るほうが気持ちいいのは、人間も猫も同じですね。

またリラックスした眠りによって、睡眠の質を高めることができます。猫は長い睡眠を取ることで、脳と身体を休めて次の活動に備えます。睡眠の質が下がると、ストレスや体調不良を落としてしまう恐れもあるのです。

猫にとってもメリットのあるベッド。その一方で、「猫がベッドに入ってくれない」、「ベッドで寝てくれない」、という声も良く聞かれますよね。
ベッドは基本的にあったほうがいいものですが、猫のお気に召さなかったなど、何らかの理由でベッドを使ってくれない場合もあります。

猫用のベッドとして市販されているものには、いくつかのバリエーションがあります。

平面置きして使うタイプのベッドです。底面は体を丸めて眠る猫にとって快適になるよう、ラウンド（円形）型をしています。
軽量で移動もしやすいため、設置場所には困りません。色柄や素材もバリエーション豊富で、お気に入りのひとつを選ぶのも楽しいですね。
土台とクッションをセパレートにできるタイプや、洗濯機で丸洗いできるタイプがおすすめです。

円形や半円形の天井が付いたベッドです。暖かい空気を外に逃がさない構造になっているため、寒い冬でも快適に過ごせます。
ふかふかのフリースといった布素材のほか、夏場も使える籠編みタイプのものも人気です。
新潟県の民芸品の猫ちぐら（猫つぐら）は、稲わらで編んだ自然素材のドーム型ベッドです。どんな猫でも夢中にしてしまう“魅惑のベッド”として、猫飼いの間で話題になりましたね。

寝心地のよさで猫たちを虜にしているハンモックタイプのベッド。窓際やケージに設置できるものや、土台が付いていて自立できるもの、キャットタワーのポールに設置できるものなど、バリエーションもさまざまです。

猫用ベッドのバリエーションの豊富さに、どれを選べばいいか迷ってしまいますよね。
猫が快適に眠れるベッドの選び方には、いくつかのポイントがあります。

小型の猫と大型の猫では、快適に眠れるベッドのサイズも異なります。体より大きすぎても、小さすぎてもよくありません。
ベッドを選ぶときは、収まりのいいサイズを選びましょう。

掃除のしやすさも大切なポイント。特に換毛期は大量の抜け毛が発生するため、ベッドにも毛が付着します。
布製であれば、洗濯機で丸洗いできるものや、カバーやクッションを取り外して洗えるものが便利です。
籐や稲わらで編まれているタイプのベッドは、編み目に毛が絡まりやすくなっています。掃除機で吸ったり、コロコロを使ったりして抜け毛を取り除きましょう。

快眠のためには季節に合わせてベッドの素材を変えることも必要です。
夏場は通気性のよいカゴ素材や、ひんやり冷感が気持ちいいアルミ、クールジェルが使われているものを。冬場はふわふわとした起毛素材が使われているものや、ドームタイプのベッドがおすすめです。

一番大切なのは、猫がくつろげるものであること。せっかく購入したベッドでも、猫のお気に召さなければただの置物になってしまうケースもあります。
いくらデザインがかわいくても、不安定なものや季節に合わないもの、体のサイズに合わないものでは、猫も落ち着いて寝られません。
どんなベッドを気に入るかは猫次第でもありますので、はじめは安価なものをいくつか揃えてみて、猫の反応を確かめるのもいいかもしれませんね。

最後に、猫飼いさんにも評価の高いおすすめの猫用ベッドを5つご紹介します。

木のぬくもりを感じるおしゃれなハンモック型のベッドです。
猫が直接触れる布部分には綿や麻、自立式のスタンド部分はケヤキの木材を使用。ホルムアルデヒド不使用で、猫の健康に配慮した素材が使われています。ハンモック部分は洗濯機で丸洗いできるのもポイントです。
自立式なので設置場所を選びません。シンプルかつおしゃれなデザインで、どんなインテリアにも合わせやすいのも嬉しいですね。
ゆとりのあるサイズ設計で、大型の猫や肥満気味の猫でも快適に使えます。

ピンと耳の立った“猫の顔型”デザインがかわいいいベッド。猫鍋といった名前の通り、底の浅いラウンド型で、夏の暑い時期にぴったりです。
素材にはアルミニウム純度99.5%以上のアルミ材を使用し、ひんやりクールな感触が続きます。
表面がアルマイト処理（金属のコーティング加工）されており、汚れてもさっと拭き取れるのが便利です。抜け毛が絡まないため、長毛種にもぴったりですね。底面には滑り止めが付いており、猫の足腰にも配慮されています。

どら焼きやマカロンのようにコロンとしたデザインがかわいい2WAY仕様のベッド。
上蓋を付ければドーム型として、寒い冬でも暖かく狭いところが好きな猫にぴったりのデザインに。蓋を外せばラウンド型ベッドとして使えます。
ふかふかとクッション性に優れた柔らかい素材で、四季を通じて快適な眠りを提供できます。
ベッド本体は水洗いOK。しっかりとした中綿（PP綿）が入っており、洗濯をしても型崩れしにくい構造です。
上蓋を取り付けても隙間から猫の顔をのぞかせることができるので、猫じゃらしを使って遊べます。

たくさんの猫たちを虜にしてきた手作りベッド「猫ちぐら」が、多頭飼い向けにグレードアップしました。上段は体を丸めて眠れるラウンド型、下段が猫の体がすっぽり入るドーム型になっています。
素材にはやさしい肌触りとナチュラルな風合のカイザ草を使用。夏は涼しく、冬は暖かく眠れます。
2匹の猫が同時にくつろげる設計になっており、多頭飼いにはとてもおすすめです。天然のカイザ草のさわやかな香りに包まれて眠れるちぐらは、猫たちのお気に入りの場所になるでしょう。
特性上、抜け毛が編み目に入り込みやすいですが、掃除機やコロコロを使ってこまめに掃除すれば清潔を保てます。

猫フェイスのシルエットがかわいいドーム型のベッド。おしゃれなインテリアにもなじみやすいシンプルなデザインです。
ドームの素材は「高分子ポリエチレン樹脂」を使い、とても丈夫なつくりです。汚れても濡れた布巾でさっと拭き取るだけできれいになります。
付属の専用マットは毛足の長いファー素材で、優しく猫の体を包み込みます。

以上、猫のベッドの選び方やおすすめ商品の紹介でした。
市販のものを選ぶのもいいですが、段ボールやすのこでベッドを手作りする飼い主さんもたくさんいます。意外に簡単と作れるので、手作りしている方のSNSやブログをチェックしてみるのもいいですね。