相談内容:多発性骨髄腫の疑いがある猫の歩行困難とトイレ回数の減少について
飼い主からの相談
多発性骨髄腫の疑いがある猫(アビシニアン、雄、16歳)が1ヶ月前くらいから歩行困難になりました。
障害のある箇所は尻尾の付け根で、レントゲン検査の結果、付け根の骨がほぼ融解しているとの診断でした。
なお、病名については未確定で、現在、血液・尿検査の結果待ちでです。
その後、病名確定後にも投薬可否判断のためエコー検査の必要があり、治療の開始は数週間程度先になりそうな状況です。
現状、まったく歩けないわけではないですが、ほぼ1日、体を少し横にして、不自由な足を上にして寝そべっている状況です。
歩行困難になり始めの頃、システムトイレに入るのを失敗、転倒して以来、トイレにも行きたがらなくなり、ここ1週間くらいは、部屋の廊下、ご飯を食べていたキッチンなど、トイレ以外での排尿、排便が続いています。
また、通院の際、ケージに入れて移動中に、排便、排尿することもありました。
嫌がるシステムトイレの利用は諦め、犬用の高さの低いトイレに猫用シートをひき、その上に1cm程度の猫砂をまくなど、トイレ環境を変えてみましたが、一度、排便をしただけで、排尿に関してはまったく利用の気配がありません。
ここ数日は以前に増して歩かなくなり、廊下などでの失禁もないですが、24時間以上、排尿がない日が続いています。
ちなみに、食欲は以前と変わらず(もしくは以前よりも食いつきが良いかもしれません)、給水についても若干量は減りましたが、1日200ml前後は飲んでいるようです(体重は4.4kg)。
ネットの情報などでは、24時間以上、排尿がないと危険なので病院に連れて行くようとの情報が多くありますが(一度、連れていき、途中でケージの中で排尿しました)、毎日病院に連れていくのは困難な状況です。
このような状況ですが、排尿がない時間の判断基準、病院に連れて行くべきタイミング、排尿を促すための対策などはありますでしょうか。
併せて、猫の多発性骨髄腫や後ろ足が不自由な猫の介護に関する注意点など、ご教示いただけますと幸いです。
宜しくお願い致します。
追記:
こちらの質問を投稿後、最後の排尿から30時間が経過して、いよいよ病院に連れて行こうかと思っていたいましたが、抱き抱えながらおちんちんをウェットティッシュで刺激したところ、排尿できました。尿の量は220ml以上ありました。
26時間くらい経過した後、オムツをしていつでも排尿できるよう待機していたのですが、最終的にはオムツ無しで刺激を与える方法になりました。
この方法は、排尿を促す方法として妥当なのでしょうか?
また、この方法でのデメリットや注意点、トイレ環境に敏感な猫の場合のオムツの有効性など、ご回答いただけましたら助かります。
浅川雅清先生(フリーランス獣医師)からの回答

こんにちは。
病期も進行しており、とても心配な状況ですね。
実際の猫ちゃんを見ていないので、的確なアドバイスができないこと、ご了承下さい。
予想としては、腰から尾の付け根あたりを走る、排尿や尿意に関する神経も腫瘍に圧迫または破壊され、自力排尿が出来ない状況なのかと思われます。
よくあるケースだと思いますが、この場合は何かしら処置をして排尿を介助してあげる必要があります。
かかりつけの先生にその症状をお伝え頂き、恐らく圧迫排尿になると思いますが対処の方法を教えてもらう、という流れが適切かと思います。
ご参考になれば幸いです。
相談内容:足の怪我がなかなか治りません
飼い主からの相談
初めまして。よろしくお願いします。
高齢(正確な年齢はわかりませんが若くても14歳)で猫エイズ陽性の猫についてです。
去年の末頃に後ろ足の上部に傷ができました。1ヶ月間は様子見していましたが、患部が少しずつ大きくなってきたので2月から通院しました。
通院して患部に皮膚再生クリームを塗ってプラスモイストのシートを貼り、包帯を巻く湿潤療法を開始しました。
1週間ごとに通院し、その度に患部を洗浄してもらいました。(自宅での洗浄は、猫が痛みで暴れるので不可)
しかし、
湿潤療法開始後に患部が膿んできて傷口が大きくなったので、抗生剤が処方されました。
3週間ほど抗生剤を飲ませることになりました。
湿潤療法を1ヶ月しましたが、皮膚は再生されませんでした。
3月14日からは、かかりつけ医の判断で湿潤療法はやめました。エリザベスカラーを終日付けるようになりました。
かかりつけ医の指導のもと、患部には何も貼らず、薬も塗らないでいます。
(皮膚再生クリームを患部に塗っても、猫が座り込んだりするたびにお腹にもクリームがついていました。)
かかりつけ医には、「高齢でエイズ待ちだから、傷が治らないこともあります」と言われました。
その後は積極的な治療はされていません。。
藁にもすがる思いで、免疫力を上げるサプリやアンチノールを飲ませています。(アンチノールについては数年前から投与)
画像は今日のものです。右後ろ足です。
扁平上皮癌の可能性もあるのでしょうか?
浅川雅清先生(フリーランス獣医師)からの回答

こんにちは。
お写真も詳細にありがとうございます。
お写真の方は、仰る通り痂皮や膿で覆われており、患部が拝見できない状況のようです。
これだけ治りにくい皮膚炎となると、扁平上皮癌を含め腫瘍の可能性は十分あり得ると思います。
その他、深在性膿皮症のような感染性疾患、珍しいですが免疫疾患も選択肢です。
痂皮を剥がして炎症部分から採材し、細菌培養検査や細胞診を行うと、何か診断のヒントが得られるかもしれません。
しっかりとした診断がつけば、適切な治療方針が決められると思います。
ご参考になれば幸いです。
相談内容:肉球の腫瘍?
飼い主からの相談
前足の肉球に膨らみがあります。痛そうではないですが、腫瘍など大変な病気ではないか心配です。
井上 平太先生(井上動物病院 動物取扱業登録第56-104号)からの回答

今晩は。
ただの過形成(胼胝・タコのようなもの)であればよいのですが何らかの腫瘍のケースもあります。
この場所には組織球種・形質細胞腫・肥満細胞腫などが発生することがございます。
取り越し苦労だと良いのですが、念のために動物病院で診てもらいましょう。
細胞診(病理検査)を進められるかもしれません。お大事にしてください。
相談内容:前足の腫れ
飼い主からの相談
昨日夜までは何ともなかったのですが、
朝起きて見てみると左前足がグローブのように酷く腫れていました。
歩きはしますが、触れると痛いようで嫌がります。
病院に連れていきたいですが、家族全員仕事の都合が悪くすぐには行くことができません。
何が原因か、分かりませんでしょうか?
浅川雅清先生(フリーランス獣医師)からの回答

こんにちは。
こちらはとても心配な状況ですね。
申し訳ございませんが、お写真だけで原因の特定はできません。
なにか急性に腫れる原因(感染、炎症、浮腫など)があるのだと思います。
痛いので観察が難しいと思いますが、爪が刺さったり外傷があったりしませんでしょうか?
もし、表面上がきれいであれば、体の内側に原因が隠れていて、受診しないと原因の特定、治療はできないと思われます。
可能な限り早めの受診を推奨します。
ご参考になれば幸いです。
相談内容:両前足の異常について。
飼い主からの相談
生後9日ほどの子猫についてです。
母猫から3匹産まれましたがその内の1匹のみ両前足が曲がり、素人目だと関節が1つ多い気がします。
そこでお聞きしたいことが、この子は治る可能性はあるのか、もし障害だとしたら歩けるのかです。
また、生後9日の子猫を病院に連れていくべきなのか(外に出していいか分からず)もお聞きできればと思います。
よろしくお願いいたします。
浅川雅清先生(フリーランス獣医師)からの回答

こんにちは。
こちらは大変悩ましいご相談ですね。
外見上だと正直判断が難しいので、レントゲン検査をするとより現状が把握できるでしょう。
個人的には、後ろ足と比べて前足が細く短く、湾曲している気がします。
端的に言うと「奇形」であり、治すことは難しいように思いますが、一度受診して実際に診てもらった方が正確でしょう。
受診する際は一度お電話でご確認の上、他のねこちゃん、わんちゃんと接触の少ないように受診することを推奨します。
ご参考になれば幸いです。
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