犬の性器の異常に関する獣医師さんへの相談内容 (2ページ目)

犬の性器の異常に関する獣医師さんへの相談内容をご紹介します。
※グループサイト『だいじょうぶ?マイペット』からの提供記事になります。

相談内容:おちんちんのあたりに黒いものができている

飼い主からの相談

相談者:岐阜県 かおちゃんさん
1週間ほど前、動物病院から帰ってきたら、お腹の下の方が赤くなっていました。血液検査をここでされたのかなと思い、様子をみていたら
3日ぐらい前にみてみたら、親指ぐらいのしみのようなものができていました。エースワーカー0.5とピモハート1.25とフロセミド10ミリを服用中。病院に行くべきか迷っています。
3か月ぐらい前から、肛門破裂炎?になり、治療中です。

浅川雅清先生(フリーランス獣医師)からの回答

こんばんは。
少し悩ましい状況ですね。
わたくしの知る限り、写真の部位から採血することはありません。
検査とは関係ないでしょう。
元々赤くなっていたものが、時間経過とともに写真のように黒くなったとの解釈でよろしいでしょうか?
一番には「皮膚炎」を考えます。
炎症が収まって、かさぶたのようになっていると考えられます。
それであればいいのですが、写真は写り方の問題なのかただならぬ雰囲気を感じます。
他、皮膚腫瘍やホルモン疾患での石灰沈着も年齢的には考えた方がよいと思いますので、念のため一度ご受診頂いても良いと思います。
ご参考になれば幸いです。

だいじょうぶ?マイペットで相談の回答の詳細を見る

相談内容:去勢手術 陰睾丸

飼い主からの相談

相談者:山形県 あこ さん
6ヶ月の犬です。
去勢手術を行いました。
朝の触診で片方の睾丸が見つからず、もう片方が陰睾丸だった場合はどうする?お腹開く?と先生に聞かれました。
私は知識が浅く迷っていると、「とりあえず片方取りましょう。もうひとつは手術の時に探してみます。」と言われました。
結局睾丸は片方しか見つからず、一つのみ取り出して手術終わり。
全身麻酔をかけるならば、お腹を開いて陰睾丸を取り出して貰えば良かったのでしょうか?
それとももう少し期間を空けて睾丸が落ちてくるのを待ってから再度手術で大丈夫でしょうか?
手術が終わってしまった今頃、このような質問はおかしいと思いますが、癌になる確率が高いことを知りとても心配です。

浅川雅清先生(フリーランス獣医師)からの回答

追加のご質問ありがとうございます。
もちろん、上述の内容が全て正しいとも限りませんので、ご参考までにお読み下さいませ。
近年の麻酔は、わたくし個人は安全性は高いと認識しています。
例えばガンの放射線治療において、週五日毎日麻酔をかける治療も存在します。
但し、もちろん不要な麻酔は避けたほうがいいのは確実です。
個人的には、仰る通り半年ほど開けることも多いです。
が、一ヶ月後に再オペで麻酔をしたこともありますし、正直ケースバイケースかと思われます。
再手術のタイミングは、精巣がしっかり発達して、ちゃんと精巣の位置が確認できたタイミングで行うのが良いと思います。
麻酔の間隔については、ご担当の先生に陰睾の件も含めて聞いてみましょう。
ご参考になれば幸いです。

浅川雅清先生(フリーランス獣医師)からの回答

こんにちは。
なかなか難しい選択で、獣医師により方針が異なることをご了承頂けたら幸いです。
わたくしもよくよく陰睾の手術を執刀します。
その際は、必ず精巣がどこにあるか、術前に超音波検査にて確認した上で執刀します。
もちろん、陰睾側が陰嚢以外(鼠径部皮下)に触知できる場合は超音波検査は実施しません。
精巣が触診で見つからない場合、十中八九腹腔内に存在します。
が、例えば先天的に片方の精巣が存在しなかったり、あるいは半陰陽のような先天的な生殖器の異常により、極稀ですが腹腔内に見つけられないことが考えられます。
ですので、超音波検査にて精巣を発見できないこともあるので、そういった稀なケースをご了承頂きつつも、だいたいは腹腔内に存在し一回の手術で去勢手術を完了させることが多いです。
生後半年から先、腹腔内の精巣が降りてくる可能性は低いと考えております。
有り得ても、精巣が小さすぎて触診で分かりづらく、成長して精巣が触知できるようになるくらいだと思われます。
長くなりまして申し上げませんが、ご担当の先生がどこまで精巣を捜索したかによりますが、ほぼ腹腔内に存在すると予測されます。
陰睾丸は確かに、高齢になると腫瘍化する可能性が高くなります。
急ぎはしませんが、正確な精巣の位置を特定しつつ、再手術に持っていくことを推奨致します。
ご参考になれば幸いです。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
皆様からの応援メッセージ、お待ちしております!
https://ofuse.me/ceb1bc10
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

だいじょうぶ?マイペットで相談の回答の詳細を見る

相談内容:なにか処置が必要でしょうか?

飼い主からの相談

相談者:大阪府 らもさん
1月27日に去勢手術を受けました。
8ヶ月経ちましたがこれは手術の跡でしょうか?
ふさがりそうにないですがなにか処置が必要でしょうか?
本人が気にしている様子はなく舐めたりはしていません。

浅川雅清先生(フリーランス獣医師)からの回答

こんにちは。
お写真のみの回答で申し訳ございませんが、ご了承ください。
通常、手術の傷は余程のことがない限り2週間あればふさがります。
今回は8カ月経過し、かつ粘膜部分はかさぶたもなくきれいに見えます。
また、去勢手術の傷口はもう少し画面下、尾の方になると思います。
以上から、手術とは関係ない何かにお見受けいたします。
一度手術した病院に、確認の意味も含めご受診頂いてはいかがでしょうか?
ご参考になれば幸いです。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
皆様からの応援メッセージ、お待ちしております!
https://ofuse.me/ceb1bc10
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

だいじょうぶ?マイペットで相談の回答の詳細を見る

相談内容:卵巣遺残症候群とエストラジオールの関係について

飼い主からの相談

相談者:北海道 りつさん
お世話になっております。質問させていただきます。
愛犬は昔から膀胱炎に悩まされており、友人からの勧めで1~2年ほど前から排尿後は陰部を軽く拭き取るようになりました。
それからはそれまで続いていた膀胱炎は治まったのですが、数ヶ月に1度陰部が腫れているのか大きくなったような気がしており、インターネットなどで検索して卵巣遺残などあまり良くない言葉が並んでいたため早期発見をと思い、8月の中旬頃にホルモン検査をかかりつけ病院で行って頂きました。
次回の受診時に結果をと思い本日結果の紙を頂きましたが、エストラジオールが757.0pg/mL以上というかなり高い数値を示しており予想通りだったと思うと同時に、かなりショックを受けてしまいました。
プロゲステロンは0.10ng/mLでした。
特に性器から出血しているなどもなく、乳腺の腫れや乳首の肥大なども見たことは今まで1度もありません。
こちらの結果から考えられる疾患として、卵巣遺残症候群が第1に思い浮かびますが他に何か原因があるのでしょうか?
エストラジオールだけが高く、プロゲステロンは正常な値のためかなり不自然な結果だなと思っております。
ご教授頂けますと幸いです。よろしくお願いします。

浅川雅清先生(フリーランス獣医師)からの回答

おはようございます。
経過のご報告、誠にありがとうございます。
わたくしも良い経験になりました。
卵巣が残っているというところは本当に残念ですが、本人の体調を第一に考え付き合っていきましょう。
またご報告、ご相談お待ちしております。

浅川雅清先生(フリーランス獣医師)からの回答

こんばんは。
万が一卵巣遺残だとなかなかショックですね。
さて、今回の検査の解釈、わたくしもとても難しいと思い、かつ今後の経過が非常に気になりご回答させて頂きました。
まず、検査会社の説明文を元にホルモンをおさらいしますと、
エストラジオール→発情期に分泌、卵巣の他副腎からも出る
プロゲステロン→黄体期に分泌、ほぼ卵巣の黄体のみから出る
ですので、今回のケースは「発情期」であったため、プロゲステロンは低値であったと推察されます。
発情期が来たということはすなわち卵巣遺残があるのか?と言われると、少し根拠に足りませんね。
後は、超音波検査にて、腎臓の尾側に卵巣様の構造物が確認できたらほぼ確定なんだと思います。
では、卵巣遺残以外の可能性はありえないのか?と言われると、上述した通り副腎からも分泌されるので、あくまで予想でしかありませんが、副腎皮質機能亢進症などでエストラジオールの産生が過剰に行われていることも考えられるかもしれません。
それであれば、発情兆候とは関係なく高値を示すかもしれません。
上記の鑑別には、ホルモン測定の他、様々検査が必要になると推察されます。
いかんせん、自分でも卵巣遺残をさせた経験がなく、情報も少ないものですから、曖昧な回答になり申し訳ございません。
是非、今後の経過もお聞かせ頂けたら幸いです。
ご参考になれば幸いです。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
皆様からの応援メッセージ、お待ちしております!
https://ofuse.me/ceb1bc10
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

だいじょうぶ?マイペットで相談の回答の詳細を見る

相談内容:子宮蓄膿症由来の膵炎って存在しますか?

飼い主からの相談

相談者:三重県 るなさん
8/25に子宮蓄膿症と診断され
8/27にお腹のエコーを受け胆嚢に泥があると言われました
その時には何も言われず、血液検査も子宮蓄膿症に伴う数値で
とりあえず子宮蓄膿症の治療に専念して
子宮蓄膿症の抗生剤と胆汁のお薬を処方していただきました。
多飲多尿と微妙な食欲のなさ、軟便、体重減少が気になるも
子宮蓄膿症のせいだろうと放置していました。
9/5に子宮蓄膿症の手術を受けるということで預けたら
膵炎ということが発覚しました。
あんなに検査をしたのに膵炎と診断されず
本日やっとわかったわけですが、
子宮蓄膿症による合併なのでしょうか?
気が動転していて…
この病院に預けていてもいいのか心配になってきました。
一刻も早く真相が知りたいです。よろしくお願いいたします。

浅川雅清先生(フリーランス獣医師)からの回答

ご報告ありがとうございます。
無事、手術が終わり安心しました。
後はもろもろ正常値になればさらに安心ですね。
また経過に不安な点、不明な点がありましたらご相談下さい。
よろしくお願い致します。

浅川雅清先生(フリーランス獣医師)からの回答

追加のご質問ありがとうございます。
膵炎の診断については、概ね予測通りです。
改善傾向にあるとのことで、安心しました。
が、状況としては、思っていたより複数の疾患が絡んで複雑な状況のようですね。
お伺いできる範囲でお答えすると、わたくしも主治医の先生と同様の意見です。
このままリパーゼを下げて、落ち着いたら手術をし、術後膵炎が起きないよう点滴や内服を手厚く行っていく、という方針で良いように思います。
あとはスムーズに手術が終わり、予期せぬ合併症が起こらないことを祈りつつ、元気になったご報告を頂けるのをお待ち申し上げております。
ご参考になれば幸いです。

浅川雅清先生(フリーランス獣医師)からの回答

おはようございます。
追加のご質問ありがとうございます。
わんちゃんの状態を診ていない為、診断のフローに関して正確なコメントはできませんが、確かに膵炎であればその治療を行ってから手術に臨んだ方がベターでしょう。
子宮蓄膿症は手術の必要があるので、良くなったら手術する流れで良いでしょう。
手術が終わるまで、症状が続いてしまうのは納得がいきます。
が、血液検査の結果がご相談者様に正しく伝えられていないこと、子宮蓄膿症が何を根拠に(エコーだと思いますが)10段階中3段階と評価されているのか、理論的で無く少し疑問を感じました。
ともあれ、治療が上手く行って元気になってくれればそれで結果オーライだと思います。
次は血液検査などの各種結果とともにご相談頂けたらより良いアドバイスができるかもしれませんね。
オープンにしづらい情報があればプロフィールからFacebookにも飛べますので御活用下さい。
ご参考になれば幸いです。

浅川雅清先生(フリーランス獣医師)からの回答

こんにちは。
前回のご相談に引き継ぎご回答させて頂きます。
まず、膵炎というのは、なかなか診断が難しいものであります。
今回の診断は、血液検査の項目の「リパーゼ」が高いから、という感じでしょうか?
近年、リパーゼは様々な疾患(恐らく子宮蓄膿症やクッシング症候群も含む)で上昇することが知られています。
わたくしは最低限、膵臓のエコー検査で、実際に膵臓に炎症が起きていそうか確認してから診断します。
子宮を確認した際に膵臓も確認していると思いますが、そこは先生に確認が必要ですね。
子宮蓄膿症から膵臓が二次的に起こる、という事象はあまり聞いたことはありません。
ありえないかと言われると、絶対に無いとは言えませんが。
仰る通り、失礼ですが診断が後手後手な感じは否めませんね。
適切な回答ができているか不明申し訳ありませんが、ご参考になれば幸いです。

だいじょうぶ?マイペットで相談の回答の詳細を見る
だいじょうぶ?マイペットで
性器の異常に関する獣医師さんへの相談内容をもっと見る
 執筆者プロフィール
『みんなのペットライフ』編集部スタッフが、わんちゃん・ねこちゃんの飼い方、しつけのアドバイスなど、毎日のペットライフに役立つ知識や情報をお届けします。

ペット保険について

大切なペットの万が一に備えてペット保険を検討してみませんか?

ペットが病気やケガをしたとき、治療費の一部または全額を負担してくれるペット保険には提供しているペット保険会社によって様々なプランがあります。

ペット保険比較サイト「みんなのペット保険」なら、犬種・猫種、年齢から補償内容・保険料を比較し、そのまま資料請求やお申し込みも可能です。

実際にペット保険をご利用の方の口コミや各種ランキングも多数掲載しておりますのでペット保険にお悩みの方はぜひ参考にしてみてください。

※みんなのペット保険に移動します

この記事に関連するキーワード

関連する記事

おすすめ特集

おすすめ特集をもっと見る

おすすめブリーダー特集

みんなのペットライフでは子犬・子猫に優しいブリーダー直販を推奨しています。

人気記事ランキング(犬)

  • デイリー
  • 週間
  • 月間
もっと見る

ミテミテ 写真・動画特集

「ミテミテ」はペットの写真投稿や悩み相談ができるコミュニケーションサービスです。

里親募集情報特集

事情があり飼えなくなってしまったペットや飼い主がいないペットの里親募集情報を掲載しています。

てくてく ペット施設特集

「てくてく」はペット施設情報口コミサイトです。

グループサイトのご案内

健康で楽しいペットライフをお手伝い
犬・猫・小動物などのペット里親情報サイト
てくてく ペット施設情報検索・口コミサイト
みんなのどうぶつ病気大百科
犬との暮らし大百科