【犬の病気】アジソン病が疑われる症状に関しての獣医師さんへの相談内容 (2ページ目)

アジソン病が疑われる症状に関しての獣医師さんへの相談内容をご紹介します。
※グループサイト『だいじょうぶ?マイペット』からの提供記事になります。

相談内容:アジソン病のストレス耐久性について

飼い主からの相談

相談者:三重県 るなさん
アジソン病はストレスがよくないとのことですが
愛犬は今カイカイで塗り薬を塗っていて
ついでに歯磨きもしています。
抱っこされたり裏返されることが昔から苦手で
毎回のけ反ってパンディングをしています。
これを朝晩繰り返したら相当なストレスですよね?
命に関わるのでやめた方が良いのでしょうか…
動物病院で聞きそびれてしまいました

浅川雅清先生(フリーランス獣医師(ペット家族動物病院成城店))からの回答

こんばんは。
ご無沙汰しております。
仰る通り、アジソン病はストレスに晒されると病態が悪化する可能性がある疾患です。
が、ご質問頂いた動作で、命に関わるレベルかと言われると、そこまでては無いように思いました。
もちろん、不要なストレスは避けたほうがいいとは思います。
ご参考になれば幸いです。

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相談内容:アジソン病で服用するステロイドの副作用について

飼い主からの相談

相談者:三重県 るなさん
先日、アジソン病と診断されました。
ステロイドとフロリネフを生涯飲ませ続けたら
白内障や糖尿病、肝臓の疾患は避けれないですか?
それとも、足りていない物を補うだけなので
大きな副作用はないと考えられますか?

浅川雅清先生(フリーランス獣医師(ペット家族動物病院成城店))からの回答

追加のご質問、並びに詳細な経過ありがとうございます。
アジソン病はクッシングと比べて少ないかもしれませんがそれなりに症例数はおります。
現状、フロリネフ、プレドニゾロン5mg1錠、吐き気止めの3種類の治療で宜しかったでしょうか?
血液検査結果を見ると、アジソン病は順調に治療されているようですね。
リパーゼだけ高いところを除いて、問題ないと思われます。
また、わんちゃんの体調が問題なければ(食欲があり、体重の変動がなく、嘔吐下痢などがない)、リパーゼがある程度高くても問題ないと思われます。
副作用がなければ、そのまま治療を続けるかプレドニゾロンを中止して治療を続けるかで良いと思います。
慢性膵炎で継続的にプレドニゾロンを飲む必要は無いのかなと思っております。
しかし、フロリネフとプレドニゾロンを併用する場合、ごく少量で併用することが多いです。
柴犬の体重あたりで5mg1錠だと、少し多めに感じました。
ご参考になれば幸いです。

浅川雅清先生(フリーランス獣医師(ペット家族動物病院成城店))からの回答

こんばんは。
追加のご質問ありがとうございます。
お伺いする限り、独特な診断方法でアジソン病の診断をされているようですね。
コルチゾールpreの数値は、確かに低そうにお見受けしますが、わたくしが見ている症例は基本<0.3μg/dLです。
また、投与する薬剤はあまり検査上の数値を上昇させません(体内のコルチゾールは増えていますが、検査では検出されない形です)。
一時期、投与量を増やして検査上のコルチゾールを上げてみようと試みましたが徒労に終わりました。
また、診断をつける上では、専門の先生曰く、コルチゾールpost<3.0μg/dLで確定診断とのことです。
preで診断するということは、教科書上は行われておらず、わたくし自身も基本<0.3μg/dLでなければpreのみで診断はしません。
お伺いした情報だと、わたくしの知識だと診断に繋がる判断はできないなと思いました。
慢性膵炎のリパーゼは波があると思います。
経験上、正常値に入るタイミングもあると思います。
歯磨きガム等に関しては、使って大丈夫な子もいるし、そうでない子もいます。
与えてみた後の症状や検査結果で判断するのがよいと思います。
また、別投稿されていた爪の件は、あまり良い回答が思いつかず返答を差し控えておりました。
爪に特徴な症状が出る「ケラトアカントーマ」を思い浮かべましたが、確証はありません。
ご参考になれば幸いです。

浅川雅清先生(フリーランス獣医師(ペット家族動物病院成城店))からの回答

追加のご質問ありがとうございます。
便に関しては、食べているもののせいで性状が変わることはあります。
その場合は、芋を中止することで判断がつくと思われます。
まだらに黒い、ということに関しては、仰る通り消化管からの出血の可能性もありますし、もしサプリ内に鉄が配合されていたら(入っていないと思いますが)黒くなります。
こちらも同様に投与を中止することで判断がつくと思われます。
また、もし消化管出血での黒さであれば、慢性膵炎の影響もありえると思います。
胆嚢に関しては、あまり便性状への影響は聞いたことは無いですが、有り得るとは思います。
抽象的な回答ですが、ご参考になれば幸いです。

浅川雅清先生(フリーランス獣医師(ペット家族動物病院成城店))からの回答

追加の情報ありがとうございます。
添付の血液検査が治療前であれば、非定型アジソン病にわたくしは一票です。
食欲に関してもステロイドの副作用の雰囲気を感じます。
プレドニゾロンを減量するか、もしくはフロリネフを中止して低用量のプレドニゾロンのみにするか、かなと思いました。
尚、経験上、最初は非定型アジソン病のように見えても、経過とともに定型アジソン病に移行した事もあります。
最初のうちはこまめに血液検査を行って、薬の微調整を行いましょう。
ご参考になれば幸いです。

浅川雅清先生(フリーランス獣医師(ペット家族動物病院成城店))からの回答

こんにちは。
度々の回答失礼致します。
今回は「アジソン病」ということですが、アジソン病には「定型」と「非定型」のアジソン病があります。
この違いは、体内に「硬質コルチコイド」が足りないのか、「糖質コルチコイド」が足りないのかの違いになります。
どちらが足りていないかは、一般血液検査から推測することができます。
あくまで予測ですが、今回は「定型」のアジソン病と予測されます。
わたくしも今現在2頭のアジソン病の症例を抱えていますが、基本的にフロリネフ一本で副作用なく管理することが可能です。
どちらかというと、フロリネフはたいていの症例が「糖質コルチコイド(ステロイド)」が過多になり、「硬質コルチコイド」が不足することが多いと聞いています。
ですので、フロリネフ+DOCP(硬質コルチコイド)という治療をしたりすることがあります。
今回はステロイドも一緒に処方されているのですが、その必要性が本当にあるのかは少し疑問です。
この組み合わせだと、ステロイドの副作用が現れる可能性はあると思います。
もしかしたら、もっと複雑な状況なのかもしれませんので、確定的なことは言えませんがご了承ください。
必要に応じて、内分泌疾患に強い病院をご受診頂いてもいいと思います。
ご参考になれば幸いです。
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相談内容:手術の影響と膵炎の影響のどちらでしょうか?

飼い主からの相談

相談者:三重県 るなさん
子宮蓄膿症と診断された8/25の時点では
ALPが220(正常値は〜212)でした。
9/5 もう一度術前検査をしたら膵炎が発覚し
ALPは287とわずかに上昇しました。
9/7 膵炎が落ち着き、子宮蓄膿症の手術をしました。
血液検査をするとALPは337になっていました。
9/10までステロイドを投与して
ALP420〜500くらいを行ったり来たりしていました。
9/12
膵炎のことで検査をし、ブレンダを打ち
ALPは500に近いという状態でした。
多飲多尿も酷かったです。
【ここまではステロイドの影響かなと思うのですが…】
そして昨日9/19
(手術から12日目、ステロイド最終投与から9日目)
膵炎のことで血液検査をすると
CRPは0.8になっていてリパーゼも800台で
膵炎は落ち着いたかなという話ではありました。
が、白血球も正常値には戻らず貧血も残っていました。
ALPが580
一度も基準値を超えたことのなかったALTが174(正常値〜125)
ずっと0だったGGTは4(正常値0-11)
上記のように肝臓の数値に異変が見られました。 
子宮蓄膿症になってからずっと多飲多尿が続いていて
肝臓と関係あるのかも心配です。(12kgに対して1〜1.2L飲みます)
クッシング症候群の可能性も否定はできないということで
副腎をエコーで見てもらいましたが綺麗とのことでした。
(血液検査を行いたいのであれば来週やった方がいいと言われました)
胆嚢と肝臓にもエコーをかけてもらうと肝臓に小さくて複数ある病変が見つかりました。(胆嚢の泥もかなり溜まっていました。)
その病変は胆嚢と対照的なところで複数発生しているので
これだけあるならば手術が原因ではなく
以前からあったと思うと言われました…
攻めた検査をするならば生検という方法もあるけど
そこまで今は必要がないとのことでお薬で様子見になりました。
・だいじょうぶ?の先生方ならばどういう治療を行なっていくか
・この状況は一体何なのか
・レバーとキャベツを食べさせていることが数値と関係あるのか
どういった見解であるのか聞きたいです。
難しい話ですみません。よろしくお願いいたします。

浅川雅清先生(フリーランス獣医師(ペット家族動物病院成城店))からの回答

こんばんは。
詳細な経過、ありがとうございます。
コルチゾールの結果は確かにアジソン病のようですね。
お力になれて幸いです。
治療を進めていけば、諸々の疾患のコントロールも上手くいくかもしれませんね。
残念ながらわたくしは機械には疎いもので…日頃別メーカー(日立)を使っているので、エコーの良し悪し、またどちらの獣医師の所見が正しいかはなんとも言えません。申し訳ございません。
どちらの獣医師にかかるべきかに関しては、ご相談者様のご意向にお任せ致します。
唯一アドバイス差し上げるとすれば、ご相談者様の気持ちを汲み取ってくれて、わんちゃんを大事に扱ってくれて、かつご相談者様のご意向に沿った検査治療を提案してくれて、院内で判断できない疾患は判断できる病院を紹介してくれるような獣医師にかかるべきかなと思いました。
拙い文章ではありますが、ご参考になれば幸いです。

浅川雅清先生(フリーランス獣医師(ペット家族動物病院成城店))からの回答

おはようございます。
アジソン病でしたか。結論が出て良かったです。
肝臓のエコー検査にて認められた「病変」というのが、どんなものか文字のみでは推察できませんが、アジソン病で特異的な肝臓のエコーでの変化、というものは特別聞いたことはありません。
ご参考になれば幸いです。

浅川雅清先生(フリーランス獣医師(ペット家族動物病院成城店))からの回答

こんばんは。
獣医師により言うことが異なり困惑しますよね…
エコー検査を始め画像検査においては、その施設の機械の良し悪し、獣医師の腕の良し悪し、獣医師の主観がかなり反映されます。
薬の作用というより、評価する獣医師の違いにより、これだけ大きな意見の相違が出ているように思います。
お話だけ聞くと、今の主治医の先生の方が正確に判断されているように思いますが、なんとも言えませんね…
症状には波があると思いますが、ひとまず客観的なデータ(ホルモン検査)を集めていったほうがいいと思います。
ご参考になれば幸いです。

浅川雅清先生(フリーランス獣医師(ペット家族動物病院成城店))からの回答

追加のご質問ありがとうございます。
こうも獣医師により言うことが異なると、治療方針も迷ってしまいますよね。
私自身のアドバイスもしかり、かもしれませんが……
子宮蓄膿症に関しては、今までの経験上、手術してしまえば一週間ほどで、理論上も治ると思います。
膵炎に関しては、慢性膵炎という形でしたら完治することはなく、付き合っていくものとなります。
百歩譲って、慢性膵炎で各種肝臓の数値が高かったとして、なぜ徐々に上昇するのでしょうか……?
こればっかりは私としては理解ができず、慢性膵炎とはまた別の疾患があるのでは、と予測したくなります。
元の主治医の先生が点滴すれば治ると仰るのであれば、実際に点滴して治るか確認してみれば良いと思います。
治らなかったら、やはりホルモン検査含め精査が必要なのではないでしょうか…?
ご参考になれば幸いです。

浅川雅清先生(フリーランス獣医師(ペット家族動物病院成城店))からの回答

こんにちは。
追加のご質問ありがとうございます。
貧血の検査は、一口に言っても多様な検査になりますもので、詳細は割愛させて頂きますか、まずは顕微鏡にて赤血球を確認し、再生性、非再生性、低色素性、正色素性、など様々に分類するところがファーストステップです。
そこから考えうる疾患の検査を行って行きます。
添付頂いた資料では「小球性低色素性再生性貧血」と機械が判断しているようですが、あてにならない気がします。
クッシング症候群の症状に関しては、よく勉強されているようで仰る通り、多飲多尿の他多食、脱毛、体重増加なとが認められます。
当てはまる症状が多飲多尿のみのようなので(12kgで1Lの飲水は多飲でいいと思います)、もしかしたらクッシング症候群では無い可能も残されてると思います。
肝臓胆嚢に関しては治療されていてもALPが上昇しているので、やはりホルモン検査に進むのが一番明確に治療方針が立てられるのではないでしょうか?
また、入院や食生活の変化のストレスが多飲に繋がる可能性はありうると思います。
が、それもやはりホルモン検査をしてしまえぱ白黒つきますよね。
是非、今後の経過もご相談下さい。
ご参考になれば幸いです。

浅川雅清先生(フリーランス獣医師(ペット家族動物病院成城店))からの回答

こんばんは。
度々失礼致します。獣医師の浅川です。
兼ねてから今回のケースはクッシング症候群を疑っておりまして、今回もまだクッシング症候群の可能性を否定はしていません。
意外と、エコー検査で副腎が大丈夫に見えても、ホルモンを測定して見ると高値を示すことはよくあります。
また、貧血に関しては検査が進められていないようですが、ホルモン疾患の子は貧血を伴うケースが多々あります。
さて、まずはALPのおさらいですが、ALPが上昇する原因は、肝臓胆嚢の疾患、骨の疾患、ホルモンの疾患、この3つです。
それを数値で確認する「ALPアイソザイム」という外注検査があります。
こちらをやってみても良いと思います。
予想としては、肝臓胆嚢の疾患またはホルモンの疾患を予想していますが、胆泥症に対して治療していますでしょうか?
もし、治療をしているのにも関わらずALPが上昇するのなら、やはりよりホルモンの疾患を疑いますよね。
ここまで来たらもうホルモンの検査をしてしまえば白黒つくのではないでしょうか?
すなわち、クッシング症候群の検査としてのACTH刺激試験、甲状腺機能低下症としてのT4FT4の測定をしてみてはいかがでしょうか?
そうしない限りは、「この状況は一体何なのか?」に答えを出すことはできないと思われます。
また、これでもホルモン検査が正常値であれば、生検が必要でしょうし、特発性空胞性肝障害とかになると思います。
ひとまず、子宮蓄膿症という危険な状態から脱したことがとても安心しました。
膵炎も安定した数値で落ち着いており、膵炎の影響はあまりないように思われます。
ご参考になれば幸いです。
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相談内容:膀胱結石なのか?膀胱癌なのか?

飼い主からの相談

相談者:愛知県 ねーやんさん
16歳目前のオス、去勢済みです。
犬種はコイケルホンディエ、8.0kgです。
現在までの治療歴
10年ほど前、ストルバイト結石が尿道に詰まり、尿路変更術の手術をしてもらいました。
3年前頬粘膜悪性メラノーマを切除し、再発を繰り返しています。1年前アジソン病を発症しています。
腎数値が腎不全ほど悪くはないですが、BUN・CREが高めです。
3年前、膀胱内に膀胱結石1cmが発見され、特に治療はしていません(腎臓に負担がかかるということなので)
半年前、血尿が初めて出ました。エコー検査などしたところ、明らかな腫瘍はなく、膀胱炎の症状や尿沈渣も(-)でした。膀胱にある結石が膀胱の粘膜を刺激し、出血をしている可能性が高いと言われました。その時の内服などの処方はありませんでした。
先々週、生魚のような匂いのする尿が続き、血混じりの尿が出て、尿漏れがあったため、受診しました。
膀胱の結石は大きさに変わりはなく、明らかな腫瘍もありませんでした。抗生剤を処方され、飲み始めて現在2週間目に入ります。
膀胱の石が、膀胱の粘膜を刺激し、血が出ている可能性があると、再度の診断と、
今回は膀胱炎の診断でした。
また腫瘍は−だが、膀胱結石に腫瘍が隠れている場合、エコーではわからないと言われました。
タンパク2+
白血球3+
ブドウ糖、ケトン、ビリルビンはどれも−です。
UPCは±(プラスマイナス)です
pHは8.0
尿沈渣にはストルバイト+、桿菌+
比重は1.019
本日13時ごろ、普段行っている犬の整体で光線治療中に尿漏れ少量がありました。
また18時ごろ頻尿が始まり、血尿でした。
陰部を拭いたところ、米粒よりも小さな血餅がティッシュにつきました。
血尿は血尿ですが、鮮やかな赤色をしているのと、尿を見てみると血の後がサラサラ残るような血尿になっています。
血尿はそういったものでしょうか?
飲水量は400〜500ml/日 くらいです。
また、膀胱炎なのか、膀胱結石なのか膀胱癌の可能性はありますか?悪性メラノーマの転移も考えられるのでしょうか?
補足
膀胱炎の抗生剤ですが、飲ませることに本人にすごくストレスがかかっていたため、1度1週間半で薬をやめました。が、昨日から再度、飲ませ始めました。
アモキシシリンカプセルを飲んでいます。
また3日前からウロアクトプラスも飲ませています。
頻尿は目立ちますが、昨日(から今朝にかけて)夜から朝にかけてはしっかり大量のおしっこが出ていました。色はオレンジに少し近いような色です。また、昼前までは色の薄めのおしっこも出ていました(薄い黄色)
おしっこは真っ赤ですが、時間が経つと水分と血の部分(サラサラと砂というか振ったりすると舞い上がります)が分離しています

浅川雅清先生(フリーランス獣医師(ペット家族動物病院成城店))からの回答

ご返答ありがとうございます。
恐らく、BRAF遺伝子の検査をされたものと推察致します。
あとは、本人がいかに快適に過ごせるか、先生と一緒に考えて行きましょう。
痛み止めの意味も含めて、非ステロイド性抗炎症薬が移行上皮癌の進行を抑える事例も報告されています。
またお困りの際はご相談下さい。
宜しくお願い致します。

浅川雅清先生(フリーランス獣医師(ペット家族動物病院成城店))からの回答

こんにちは。
高齢の子でかなりの血尿とのことで、とても心配な状況ですね。
詳細な経過、検査結果ありがとうございます。
さて、今回は、膀胱の結石なのか?腫瘍なのか?というところにアドバイスさせていただきたいと思います。
まず、今回の症状(頻尿、血尿、尿臭、尿モレ)に関しては、「膀胱炎」というとこで良いと思います。
また、尿検査を確認すると、膀胱内の細菌と尿比重の低下が確認されます。
こちらに関しては、長期経過になるので、尿の培養検査を強く推奨します。
アモキシシリン耐性菌により、膀胱炎が治らないのかもしれません。
次に、今回の「膀胱炎」の背景には、膀胱結石または膀胱腫瘍(主に移行上皮癌)が存在する可能性がある、ということですね。
まず、メラノーマが膀胱へ転移する可能性はごく稀です。
そして、担当の先生が膀胱腫瘍の可能性をお考えの理由が、膀胱腫瘍は時々「石灰化」する為、エコー上結石のように見えて実は腫瘍でした、ということが事例として存在しているためだと思います。
しかし、結石と腫瘍は、体位を変えて(仰向け、立ったまま、など)エコーを行うと、結石は重力に従い膀胱内を移動しますが、腫瘍は粘膜に張り付いて移動しないのが一般的です。
もちろん、実際の診断は膀胱からそのものを回収してこないと確定できないのは事実です。
が、上記のように詳細は検査を追加することで、診断が一歩進むのかなと思います。
ご参考になれば幸いです。

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相談内容:クッシング病の犬 

飼い主からの相談

相談者:島根県 そよかぜさん
2022年3月にクッシング病を発症していることがわかり、ミトタンを内服し採血検査で様子を診てもらっていました。 
しかし、2023年1月にアジソンクリーぜとなり、生死を彷徨い、なんとか持ち直してくれましたが、アジソン病となってしまいました。 
毎日プレドニン5mgを4分の1にして内服。毎月1回サイコータルを注射してもらっています。 
採血や検便・検尿をかかりつけの獣医さんにお願いするとしてくださるのですが、先日の採血の結果で
ALPが605U/L と高値で、
Albumin が4.0 g/dL でやや高値
Reticulocytesが 133K/μL で高値で、あとは正常値でした。
便も尿も正常でした。
かかりつけの獣医さんは、ALPはクッシング病とアジソン病でどうしようもない。 プレドニンの副作用だとしてもプレドニンを内服させないわけにもいかないし、このままで様子を見るしかないとおっしゃいます。 
前回のALPの採血結果が 570U/Lでしたので、さらに高くなってしまっています。あまりにも高値なのですごく心配です。改善する方法はないのでしょうか? 
網状赤血球数が高値なのも、そのままで良いとかかりつけの獣医さんはおっしゃるのですが、前回のReticulocytesの採血の結果は 74K/μLで、正常値だったのに、今回、高値になってしまいました。血栓などが心配です。改善する方法はないのでしょうか? 
11歳でシニアですが、諦められません。 出来るだけのことをしたいです。長生きして欲しいです。よろしくお願いいたします。

栗尾雄三先生(konomi動物病院)からの回答

ご連絡ありがとうございました。
少しでも参考になりましたでしょうか。
お手数ですが、以下より評価をいただけますとうれしく思います。
■以下のいずれかで評価をお願いいたします!応援していただけると大変な励みになります!
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栗尾雄三先生(konomi動物病院)からの回答

獣医師の栗尾と申します。
ALPとReticulocytesについてですが、正直、臨床的な意味はかなり少ない項目になります。
プレドニンを飲んでいるのであれば、ALPが高くなることは必然であり、そもそも測定の意味がほぼありません。
私であれば無意味に不安をあおるだけになってしまうので、プレドニンを飲んでいる子ではALPの測定は基本的に実施しません。
ALPを改善させたいのであれば、プレドニンを中止することがベストです。しかし、それが危険なのであれば、、、気にしないようにすることが望まれます。
またReticulocytesは赤血球がつくられているかを示す指標なので、血栓とは関係ありません。貧血が重度であればちょっとした参考値にはなりますが、本症のようなホルモン系の疾患では測定の意味はほぼ無いと思われます。
(出血を伴う病気・溶血性の病気・黄疸が出ている場合には有用かもしれません)
どうぞよろしくお願いいたします。
************************************
konomi動物病院 獣医師 栗尾雄三
アドバイス・意見はすべて無償で行っています。
可能であれば以下より評価や感想・応援メッセージなどをお願いいたします。
■評価をお願いいたします。大変な励みとなります。
https://search.google.com/local/writereview?placeid=ChIJA1BzT_-fWjUR3MNwV2hR9S0
https://www.homemate-research-pet-clinic.com/dtl/10000000000000125018/
https://pet.caloo.jp/hospitals/detail/340232
https://loco.yahoo.co.jp/place/g-zda9kPeBFwA/review/
■公式動画のご視聴・評価をお願いいたします。
https://www.youtube.com/channel/UCymyK5FjUmS6F3QPW-krhEw/featured
■そのほか応援メッセージなどあればお願いいたします。
MAIL:info@kurioaimec.com
どうぞよろしくお願いいたします。

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 執筆者プロフィール
『みんなのペットライフ』編集部スタッフが、わんちゃん・ねこちゃんの飼い方、しつけのアドバイスなど、毎日のペットライフに役立つ知識や情報をお届けします。

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