【犬の病気】肝硬変が疑われる症状に関しての獣医師さんへの相談内容

肝硬変が疑われる症状に関しての獣医師さんへの相談内容をご紹介します。
※グループサイト『だいじょうぶ?マイペット』からの提供記事になります。

相談内容:肝臓数値の悪化

飼い主からの相談

相談者:静岡県 モカさん
ジャックラッセルテリア 9歳 メスです。
田んぼや畑が多い環境で暮らしています。
2年半前に腸リンパ管拡張症の疑いで投薬治療を続けています。
ワクチンは腸リンパ管拡張症になってからは打っていません。
ステロイド半錠とアトピーの薬を交互に、ウルソは毎日投薬し
サプリなども使用してアルブミン値は安定していました。
最近は中性脂肪の値が高くダイエット中でしたが・・・
定期血液検査で肝臓の数値が上昇していることがわかりました。
 8/20 GPT 314 ALP 49 好中球 8.61k crp 0.6
9/17 GPT 659 ALP 93 好中球 8.94k crp 0.3
他はすべて正常値でした。8/20時点で強肝剤を使用しましたが
改善しませんでした。
画像診断(CT レントゲン エコー)では肝臓が若干小さいが
門脈シャントや腫瘍は見つかりませんでした。
(胆泥はあり)
原因が特定できず、今は周辺の除草剤や殺虫剤などを疑い
散歩禁止になています。強肝剤も2種類に増えました。
10日間ほど様子をみてみることになり、肝生検もするかもしれません。
本人は食欲も旺盛で散歩も行きたがる為辛いところですが。
考えられる病気としてなにかありますでしょうか。

浅川雅清先生(ペット家族動物病院成城店)からの回答

追加の経過の情報ありがとうございます。
胆嚢粘液嚢腫に関しましては、むしろ基本外科疾患です。
今まで経験してきた症例も、基本手術を行い予後は良好です。
もしかかりつけの先生が手術に積極的でない場合は、大きな病院にご紹介頂くことも検討しましょう。
ご参考になれば幸いです。

浅川雅清先生(ペット家族動物病院成城店)からの回答

追加のご質問ありがとうございます。
感染性の疾患ということに関しては、可能性は低いかと思われます。
感染性の疾患の場合は、概ね急性の経過を取ることが多く、今回のようにじわじわ上がることは少ないと思われます。
が、こと胆嚢に関しては、慢性の胆嚢炎もありますので、そこは肝臓ではなく胆汁の細菌培養が必要になりますね。
また経過を是非お聞かせ頂けたら幸いです。
ご参考になれば幸いです。

浅川雅清先生(ペット家族動物病院成城店)からの回答

こんばんは。
肝臓の数値が改善無く心配ですね。
肝臓の数値は、なかなか難解ですよね。
わたくしもいつも迷います。
まずは、この肝臓の数値がいつから高かったか?が大事です。
幼少の頃から既に高ければ、門脈微小血管異形成みたいなものを想像します。
腸リンパ管拡張症の治療を始めてから高くなったのならステロイドが原因かと想像します。
高齢になって高くなっているのなら、例えばホルモンの疾患があると、二次的に肝臓の数値が高くなります。
CTまで撮られているので、その辺はしっかり除外されていると思いますが。
となると、後は肝臓そのもののトラブルとなります。
そうなると、肝臓の生検しか方法はないと思われます。
残る疾患は、肝臓が小さいことから慢性肝炎/肝硬変が第一に考えられ、アミロイドーシス、銅の蓄積といったマイナーなものが鑑別に挙げられるでしょう。
治療に関しては、生検を経ても、肝臓のお薬を複数飲むしか方法は無いかも分かりません。
ご参考になれば幸いです。
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皆様からの応援メッセージ、お待ちしております!
https://ofuse.me/ceb1bc10
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相談内容:抗生剤の服用期間について

飼い主からの相談

相談者:千葉県 でこぽんさん
はじめまして。3歳5か月のMIX雌犬5.8kgの下痢症状について、担当の医師に直接相談しづらく悩んでおりますので、ご助言いただければ幸いです。
1歳頃から粘血便を伴う下痢症状を毎月1~2回の頻度で繰り返しています。かかりつけの医師からは、毎回フラジール、ディアバスター、ビオイムバスターを処方され、10日ほどでおさまりますが根治しませんでした。
9/2にまた下痢をした際、セカンドオピニオンを兼ねて別の病院で詳細な便検査(RealPCRTM検査)をしていただいたところ、クロストリジウムパーフリンゲンス陽性とご連絡をいただきました。
この菌には、フラジールよりも効果があるとのことで、アモキクリアを処方していただき、1回1錠1日2回を10日間服用してきましたが、昨日9/12また粘膜混じりの下痢の症状がありました。
医師に相談したところ、さらに2週間分のアモキクリアに加えて、ビオイムバスター、フェロペリン各1日2錠2週間分を処方されました。計24日と長期になりますが、これは除菌のために適切な服用期間なのでしょうか。
小さなころからずいぶん長く抗生物質を飲ませ続けてきたことで、他に悪い影響があるのではないか、薬剤耐性がついてしまったのではないか、と不安を感じてお伺いした次第です。
フードは9/2より医師の勧めで高繊維のドライフードに切り替え、標準量の8割弱を与えています。
どうぞよろしくお願いいたします。

樋口 高裕先生(樋口動物病院)からの回答

でこぽんさんへ
さぞご心配なことでしょう。
繰り返す下痢の原因がはっきりしないので、対症療法にとどまってしまうこともあります。
抗生剤を長く飲ませていると、確かに耐性菌の発生も危惧しないといけません。
若い小型室内犬で下痢症状を呈する厄介なものに、「門脈シャント」があります。
詳細な血液検査はやられた事ありますでしょうか? 先天的な肝臓循環の異常で、消化器症状などが繰り返し、やがて肝臓が小さくなって
肝硬変になってしまうこともあります。当医院でも繰り返す下痢の子に、この様な症例があり、勉強させられた経験があります。
主治医の先生でもセカンドオピニオンの先生でも、率直にご相談され、どうか原因の究明を今一度お願いしてほしいです。
全く、的外れな事を言っているかもしれませんが、ご検討くださいませ。お大事に。

栗尾雄三先生(konomi動物病院)からの回答

ご連絡ありがとうございました。
少しでも参考になりましたでしょうか。
お手数ですが、以下より評価をいただけますとうれしく思います。
■評価をお願いいたします
https://search.google.com/local/writereview?placeid=ChIJA1BzT_-fWjUR3MNwV2hR9S0
https://pet.caloo.jp/hospitals/detail/340232
https://loco.yahoo.co.jp/place/g-zda9kPeBFwA/review/

栗尾雄三先生(konomi動物病院)からの回答

獣医師の栗尾と申します。
24日の抗菌薬処方は適切かといわれると悩むところです。
少なくとも不適切というわけではありません。
一般的に抗菌薬などの投薬は1~2週間程度であることが多いですが、個人差があったり、病気の重症度によって、投薬期間が短くなったり、長くなったりはあります。
なので数か月程度投与することも無くはないという感じです。
長く抗菌薬を飲ませ続けているというのは確かにいいことではありません。ただ、薬剤に耐性がつくといっても同じ薬をずっと続けていない限りは心配しなくてもよいとは思います。
かかりつけの先生からフラジール、ディアバスター、ビオイムバスターの処方が長い間あったということですが、薬を飲んでいない期間もあったはずです。それであれば大きな問題はないはずです。
でもできるだけ、飲み薬を長く続けることは控えていった方が無難です。
いわゆる下痢が続いてしまうような慢性腸症のような場合は、プロバイオティクスや糞便移植、再生医療が有効だったという報告も出てきています。もし、アモキクリアなどの抗菌薬治療でうまくいかない場合は、そういう別の視点からの治療方法もありかもしれません。
どうぞよろしくお願いいたします。
************************************
konomi動物病院 獣医師 栗尾雄三
アドバイス・意見はすべて無償で行っています。
可能であれば以下より評価や感想・応援メッセージなどをお願いいたします。
■評価をお願いいたします
https://search.google.com/local/writereview?placeid=ChIJA1BzT_-fWjUR3MNwV2hR9S0
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■公式動画のご視聴・評価をお願いいたします。
https://www.youtube.com/channel/UCymyK5FjUmS6F3QPW-krhEw/featured
■そのほか応援メッセージなどあればお願いいたします。
MAIL:info@kurioaimec.com
どうぞよろしくお願いいたします。

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相談内容:肝硬変からの腹水の心配

飼い主からの相談

相談者:滋賀県 鈴王子さん
初めまして。闘病中のキャバリア12歳についてアドバイスをいただきたく質問いたします。
8月中ごろから下痢が続き通院していましたが、9月3連休あけごろに悪化し点滴に通い、血液検査などした結果、膵炎マーカーで膵炎と診断されました。その数日後に夜中に痛みで泣き叫び走ろうとすること数回。夜が明け朝いちばんに診察に行き、即入院となりました。もともと2年半前に肝臓癌が見つかり開腹手術をしています。大半が腫瘍に覆われていたため少量の切除と病理検査の結果、悪性腫瘍とのこと、その後数回体調を崩してはこの2年半普通に生活してきました(胆泥もあり何度か胆嚢炎で体調も崩してきました)。その途中にも腹水がたまり、利尿剤で乗り切ったこともありますが、利尿剤を飲むと大変辛そうであまり体に合わなかったようです。
そして今回膵炎との診断で点滴をして入院治療となったのですが、検査を詳しくすると肝硬変も進んでいるとわかり、低血糖、貧血がみられることから、膵炎より肝硬変優先の治療をしていただきました。既に肝臓は小さくなっているし線維化が進んでいるそうです。
幸いそのおかげで安定し、食事は強制給餌で今は少量食べていますが、7泊8日の入院生活から退院できました。
食事量が少ないので点滴通院をつつ今後少しでも長く一緒に過ごしたいと思っています。
退院して今日で3日目ですが、自力で水は飲むようになって喜んでいたのですが、普段よりわりと飲むので今後腹水がたまる心配もあって、どうすれば腹水をためないように出来るか教えて頂ければと思います。
食事は今、肝臓サポートのヒルズのl/dをペーストにしてシリンジかスプーンで食べさせています。たとえ腹水がたまったとしても利尿剤は使いたくはないので(すでに膀胱結石と去勢済みですが前立腺石灰化もみられ頻尿です)利尿剤以外での腹水を減らす方法があれば知っておきたいと思います。
どうぞアドバイスよろしくお願いいたします。

杉浦岳先生(すぎうらペットクリニック)からの回答

はじめまして。大変な闘病生活ですがベルちゃんは頑張っているのですね。
肝臓から腹水が貯留する原因は、栄養状態悪化による低アルブミン血症からくるものと、肝硬変に伴う血液循環の悪化によるものがあります。
栄養状態悪化に対しては、できるだけ状態に適した栄養を与えて消化・吸収が進むようにするしかありません。
血液循環の悪化(うっ血)による場合は根本的な解決が難しいので利尿剤を使う必要がある場合もあります。
犬では、腹水やうっ血を防ぐために飲水量を制限することは危険な場合が多く(脱水になるとより状態が悪化する為)するべきではありません。
腹水はその程度にもよりますが、ある程度は溜まっても問題ありません。また溜まった際に使用する利尿剤の量や薬の種類を調節することで、副作用をあまりでないようにしながら腹水がたまりすぎないようにすることができるかも知れません。
利尿剤の使用にあたっては心臓や腎臓の状態も大事ですから、血液検査の結果を見ながらどのような薬の使い方がいいのかを検討することになります。主治医の先生によく相談して治療を選択してあげてください。
症状が落ち着くことを願っています。

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相談内容:術後のケア

飼い主からの相談

相談者:北海道 ワンコママさん
先月にも質問させて頂きましたが改めてアドバイスを頂きたいと思いまして質問させていただきました。
ミニチュアシュナウザー10歳♂、昨年8月クッシング(脳下垂体)と2カ所の病院で診断を受けました。症状はまだ出ておらず月一で血液検査とウルソ・抗生物質・スパカールの投薬を続けて参りましたが、嘔吐と黄疸が出て先月12日に胆嚢の緊急摘出手術を行いました。術後10日間、24時間の点滴を受けていましたが肝生検の結果、肝内胆管が詰まっていること判明し、ご飯も食べずビリルビン値も肝臓の数値も上がり、最後は自宅で・・・と退院しました。ウルソ・抗生物質・スパカールの投薬は退院後も続けるよう指示があり飲ませています。退院後も食欲は戻らずおしっこもオレンジ色になりもうダメかもと思いながらも、ネット等を見て色々出来る事をやってみました。その甲斐あって、ここ5日間は、食欲も戻りおしっこの状態も良くなってきました。黄疸も少しずつ良くなってきているように見えます。そこで質問がございます。
①お薬は今の3つを続けていくのでしょうか?(抗生物質を1年も続けているが、良いのでしょうか?)
②アレルギーがあり、(主なアレルギー:米・鶏・ターキー等)今まで皮膚用療法食でしたが、肝臓用のフード変えた方が良いのでしょうか?肝臓用療法食には、米・鶏が使われているので、アレルギーが心配です。
③これからの生活での注意点。
④クッシングの症状も出る可能性はあるのでしょうか?
犬も頑張っていますので、家族にできることがあったら是非教えて下さい。
よろしくお願い致します。

山下 拡(かく)先生(かく動物病院)からの回答

こんにちは。京都のかく動物病院、山下かくです。
黄疸も落ち着いてきたんですね。よかったですね。一度黄疸がでると下がるのには結構時間がかかりますし、ビリルビン自体が食欲低下や嘔吐の原因にもなります。
今回のご質問ですが、基本的に肝臓の治療は継続したほうがいいでしょう。胆嚢は胆汁を貯めておく臓器であり、胆汁の鬱滞の問題は肝生検の結果にもあるように肝臓で起こっています。そのためウルソ、スパカールは継続したほうがいいでしょう。それ以外にもサプリメントなど肝臓の酸化や線維化を抑えるものがありますので、追加してもいいと思います(シルマリンやビタミンE、ベジタブルサポートなど)。シュナウザーは高トリグリセリド、コレステロール血症が好発しますし、肝硬変のリスクも高い犬種ですから。
抗生剤に関しても胆汁鬱滞など胆道に問題があると腸から胆管や肝臓実質で感染を起こすことがありますから、飲ませておいたほうがいいと思います。
フードについてですが、アレルギーの原因である米や鶏やターキーはIgE抗体検査の結果によるものですか?それであれば必ずしもその物質が原因とは限りません。
今の療法食で皮膚症状が落ち着いているのであれば、それに対して一週間一食材追加して痒みがでるのかチェックします。つまり最初の一週間はフード+米といった方法です。一週間症状なければ原因ではないと判断します。鶏と米が食べれれば肝臓食がたべれますからね。
肝臓食が必要かどうかですが、肝臓食の大きな意味は肝性脳症の治療です。かなり末期の肝臓病、肝硬変の治療食と考えてください。そのためかなりタンパク質が制限されていますので、今の状態であれば肝臓食に肝臓にいいタンパク質を追加する必要があります。芳香族アミノ酸に対して分岐鎖アミノ酸を増やしたタンパク質がよいとされています。主に肉類はダメで、植物性タンパクやカッテージチーズなどがよいとされています。
今後ですが、退院された時とは状況が変わってきていますので、かかりつけの先生とよく相談して、定期的な検査や必要な内服、フードなど決定していくとよいでしょう。
クッシングの症状がでるかどうかですが、超音波とACTH刺激試験の両方で診断されているのであれば、出てくる可能性はあると思います。まずでるのは多尿多飲の症状です。飲水量はチェックしておくとよいと思います。
長くなりましたが、参考になれば幸いです。お大事になさってください。

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相談内容:手足が縮まる発作について

飼い主からの相談

相談者:東京都 るーてぃさん
初めまして。ポメラニアン5才♂(体重1.35kg)の現在の状態について質問させて頂きます。
今年5月(9日午後1:30)に初めててんかん発作のような状態が起きました。昼寝の最中でしたが本人もびっくりしたのかとっさに走ろうとしてケージに激突、転ぶようなひっくり返るような状態でした。
時間は3分程度で意識はありましたが震えがひどく後ろ足が縮こまり立てなくてふらふらするような感じです。少し顔が上がり、のけぞり気味でした。
発作がおさまりましたら何事も無かったかのようにいつもの状態に戻りました。
すぐにかかりつけに行きました所、てんかん発作ではないかとの事。
この時は消炎剤の注射を打ちしばらく様子見でしたが、その後6月(11日午前9時過ぎ)にも散歩中に後ろ足が動かなくなり発作のような状態になりました。この時も3分程度でおさまり一応かかりつけに行き前回と同じ消炎剤の注射を打ってもらいました。
しばらく見る限りではなかったのですが、7月(30日午前4:00頃)今度は左前足が動かなくなる発作が起きました。足が縮こまる以外は症状は一緒でやはり3分程度でおさまりました。
この時は病院へ行かず家で様子を見てましたが数日後の8月1日に(午前9:20)に右前足が縮こまる発作が起きたのでかかりつけに行き血液検査とレントゲンを撮りました所、肝臓がひとまわりほど小さいことが判明。発作も含めて門脈シャントの疑いもありとの事でした。(発作もこれが原因ではないかとの事。)
アンモニアの数値が81、GPTの数値が237、GOTの数値が55と肝機能の悪い数字が出てしまいアンモニアの数値を下げる薬と食事療法になりました。
8月5日(午後2:15)にも発作がおきグリセリン0.5cc(朝晩)も加わりましたが8月11日(午後12:10)にも発作。9月17日(午前9:45)に発作、9月22日(午後11:30)発作。10月8日(午後2:55)発作、10月12日(午前9:30)発作、(回数が増えたためグリセリン0.7ccに増える)10月21日(午後4:00)発作。MRIを勧められてますが麻酔は肝臓に負担が大きいのと、てんかん剤も同じく肝臓に負担があるとの事で先日ビタミンB6を処方してもらい飲みはじめました。
今後なのですが見ていないところで発作がおきてる可能性も含めますと発作の回数が増えてきてますのでいつまで様子を見ればいいのか判断が出来ません。。MRIを受けるべきかどうか。
かかりつけでは肝臓の方からの発作と判断してましたが発作の起きる時間帯が全く異なり一般的なてんかん発作の場合MRIでは見つけられないとの事。
発作の時に手が縮こまるというのもあまり例が無いようで別の要因も含めてステロイドやイソバイドなどの処方が先になるとの説明もされました。思い切って検査を受けた方が良いのでしょうか。。

是松 壮一郎先生(アイ動物病院)からの回答

こんにちは、るーてぃさん
間欠的な発作が起きる瑠華くん、心配ですね。
肝機能不全からの肝性脳症と診断されたのだと思いますが、この場合、普通の足を突っ張るような発作とは異なる足を引きつけるような発作が見られることがあります。瑠華くんに見られた発作もそういった形態のもののようですね。
また、後肢に全く力が入らないという形で症状が現れることもよくあります。
治療も、まずは、食餌療法でタンパク質の制限をしてアンモニアの形成を抑制すること、点滴などで電解質補正をすることなどをメインに進めることになると思います。
また、肝機能不全かどこから来ているのかという原因の究明と治療が必要だと思いますが、年齢を考えると門脈シャントがあったとしても、それだけが原因で急激な肝性脳症が続くことはあまり考えられませんので、MRIではなく、麻酔をかけずにすむ超音波エコーなどでしっかり見てもらってはいかがでしょうか。肝硬変などの可能性も考慮すべきだと思います。
(仔犬などの場合はもちろん門脈シャントを疑った場合は早急に手術を視野に入れて考えなくてはいけないケースもありますのが)
また、8月1日以降の血液検査(特にアンモニア値)の値は治療の結果どのように変化しているでしょうか。もし検査していないということであれば、必ず検査してもらってください。(ただ漫然とMRIを取るよりも大切なことだと思います)
参考になれば幸いです
どうぞお大事になさってください

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 執筆者プロフィール
『みんなのペットライフ』編集部スタッフが、わんちゃん・ねこちゃんの飼い方、しつけのアドバイスなど、毎日のペットライフに役立つ知識や情報をお届けします。

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