【犬の病気】肝硬変が疑われる症状に関しての獣医師さんへの相談内容 (2ページ目)

肝硬変が疑われる症状に関しての獣医師さんへの相談内容をご紹介します。
※グループサイト『だいじょうぶ?マイペット』からの提供記事になります。

相談内容:麻酔のリスクでとても悩んでいます。

飼い主からの相談

相談者:神奈川県 クウの家族さん
宜しくお願い致します。
とても悩んでいます。自分では答えが出せません。
セカンドオピニオンとしてどうか宜しくお願い致します。
10歳のヨークシャテリア、男の子体重2.5キロです。
先日、首のリンパ腺が片方1cm強位はれているのに気が付き、
あわてて病院へ行きました。
病院では、針でさして細胞検査をして頂きました。
約1週間で検査結果がでまして、悪いものではありませんでした。
悪性でなくほっとしましたが、歯肉炎が原因のようです。
リンパ腺がはれて細胞検査をして頂いた日から、抗生剤を飲んでいますが、
リンパ腺のはれは同じです。
先生に、歯石取りをお願いしたいと思いましたが、
先生のご説明では、歯石取りは時間がかかりグラグラの歯は抜歯する時に、
かなり出血するので簡単なものではないとお聞きしました。
気管虚脱があるため、麻酔のくだを抜く時に、
はりついて呼吸ができなくなる場合があることもお聞きしました。
全身麻酔が長くなりリスクのこともかなり心配です。
命にかかわるような病気の場合は、麻酔のリスクがあっても、
お願いしたいという気持ちになると思いますが、
歯石取り抜歯なので、もしお願いして最悪のことになってしまったら、
取り返しがつかないのでかなり悩みます。
グラグラの歯が多く、歯肉炎もひどいといわれています。
自然に抜けてしまった歯が数本ありますが、自然に抜けた時は、
めだつ出血はありませんでした。
全身麻酔よりも、自然に歯が抜けるのを待ったほうがよいのでしょうか?
他に治療中の病気はなく、元気食欲はあります。
全身麻酔のリスクを恐れて歯の治療をしなかった場合、リンパ腺のはれは、
はれたままでしょうか?はれたままでも大丈夫なのでしょうか?
こちらをご覧頂いた先生に、先生のお考えやご経験をご回答頂けましたら、
大変助かります。ご回答を参考にさせて頂き、一番よい方法を選択していきたいと願っています。
かなり考えてとても悩んでいます。
お手数で申し訳ございませんが、どうか宜しくお願い致します。

中津 賞先生(中津動物病院)からの回答

歯石が付着した歯では歯周病が進行しています。口臭がひどいばかりでなく、歯周病は痛みを伴いませんが、歯石の表面には無数の病原性のある細菌、原虫、カビ類が増殖していて、これが歯が動揺するたびに血管内に押し込まれ、血流に乗って全身に拡散して、心臓弁膜症、慢性腎不全、肝硬変等の重篤な病気を引き起こします。従って、口腔内をきれいに保っておく事は健康管理上大切な事です。あなたのイヌの下顎のリンパ節が腫れている事は、このリンパ節が必死に全身に広がろうとする細菌類をくい止めている為です。どう行動すれば良いかはあなたが決める事ですが、今ある病気を一つ一つ解決しておかないと次々と新たな病気が起こって来まして、更にリスクの高い麻酔が要求されます。

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相談内容:歯茎に出来た出来物について。

飼い主からの相談

相談者:埼玉県 lavie0209さん
こんにちは。現在13歳の雑種犬について宜しくお願いします。
4月13日に犬のあごをなでていたところ、1cm位腫れている事に気がつき、口を開けて見てみると左下の歯茎がただれ、膿が出ていました。ただれている中心にぐらついていた歯があり、触ったところ抜けてしまったので14日に病院へ連れて行きました。
主治医の見解では腫瘍のような気がする。との事でした。とりあえず抗生物質を飲ませて1週間様子を見ましょう。との事になり、現在に至ります。この子が我が家に来て4年位になるのですが、歯にはびっしり歯石が付いており、ただれる前からずっと口が臭かったのですが、歯が抜け抗生物質を飲ませてからは全く匂いがしなくなりました。
歯槽膿漏?とも思ったのですが、急に腫れてきたことがとても気になります。抗生物質を飲ませてからは膿は出なくなったのですが腫れは引きません。膿が出なくなった分、ただれは少しましになったような気がします。
よだれや出血はもともとなかったのですが、やはり悪性腫瘍の可能性は大きいのでしょうか?食欲、元気はまだまだあります。腎臓は悪いですが。

中津 賞先生(中津動物病院)からの回答

歯石の付着は、歯周病、歯槽膿漏と同じ意味です。歯石の表面や下部には細菌が激しく繁殖していて、膿が貯まっています。この膿が歯肉を溶かして歯をぐらつかせます。また細菌は血液中にも容易に侵入して全身の臓器に流れ着いて、心臓弁膜症、腎不全、肝硬変等激しい変化を起こします。このイヌは腎臓も悪いようですが、原因はこの歯周病(歯石)にあるかもしれません。抜けた歯の処置だけでなく、全身麻酔下で、徹底的な歯石の除去と歯周病の治療を受けて下さい。そうすれば口臭は一気に解決します。この時に腫瘍細胞の有無についても検査できますので、精査してもらって下さい。そして一日1回ガーゼを指に巻いて歯の表面を擦ってやる事が出来れば歯石の付着はかなり遅らす事が出来ます。最初は、“歯磨き” と言って少し歯に触れさせたら、好物のおやつを与えて、良くほめてやって下さい。こうした事を毎日少しずつ長くしていきますと、おやつを期待して、次第に歯磨きさせる様になります。本当はこの訓練はお家にイヌが来た幼犬の時から始めるとこうした病気にはならなかったと思います。

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相談内容:薬について

飼い主からの相談

相談者:大阪府 カズピーさん
こんばんわ。犬12歳メスの事で教えていただきたいのですが3週間前に血の混じった嘔吐をし次に日食欲も戻り様子を見ていたんですが次の週また嘔吐と食欲がなくなったため病院に連れて行きました。
血液検査の結果肝臓の数値が異常に高く何か薬物を舐めたのでは?と言う事で胃薬とプロヘパゾンを1回1錠朝、夜で与えるように指示され今日で5日与えています。今の所嘔吐は有りません。質問はプロヘパゾンはどれくらいの効能が有るんでしょうか?数値の上がった肝臓を回復させる効果は有るんでしようか?朝晩と言う事で好きな時間に与えてますが飲ませ方の注意点は有りますか?どうかアドバイスください。お願いします。

井上 平太先生(井上動物病院 動物取扱業登録第56-104号)からの回答

 プロへパゾンは強肝剤としての認可はございません。あくまでもサプリメントです。ですのでここで肝臓に効く薬ですと言ってしまう事が出来ないのです。
 しかし、こっそり内緒で言いますと、サプリメントなのですが、通常強肝剤として処方できる薬よりはるかに効果ががあると経験しております。もと大学病院の教授も絶賛しております。しかし、薬事法の問題で、認可が無いのでデーターは提示できません。お許しください。
 胃液に弱い薬ですので、食事と一緒ですと長く胃内にとどまり消化されてしまって無効になります。ですので、できるだけ食事と食事の間に与えてください。投薬の前後1-2時間は絶食が望ましいです。
 肝臓はとても再生能力の強い臓器です。他に基礎疾患がなければ十分改善が見込めます。
 しかし、高齢ですのでエコーやレントゲン検査やさらに詳しい血液検査で、肝硬変や肝臓の腫瘍が無いかどうか・心臓病に付随する慢性うっ血肝が無いかどうかを精査しておいた方が良いのかもしれません。
 
 お大事にしてください。

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相談内容:若年性肝線維症について

飼い主からの相談

相談者:高知県  はくすけさん
はじめまして。アメリカン・コッカー・スパニエル、2歳です。
うちの子は若年性肝線維症です。
原因不明の病気とききました。
『若年性肝線維症』とは絶対助からない病気なのでしょうか?
ちなみにある病院では、安楽死といわれました。
今はフラフラし幻覚が見えてるように
急に上を向いて口をパクパクしたりしています。
これはどうしてでるのでしょう?
ご返答お願いいたします。

飯田 恒義先生(いいだ動物病院)からの回答

肝線維症は、肝細胞が線維化し、最終的には肝硬変になります。
病変の進行程度や診断確定には、病理組織診断が必要になります。
 治療は、支持療法が中心になり、腹水、肝性脳症、血液凝固異常などの合併症の抑制を行います。
 ふらつきなどは肝性脳症の症状と思われます。どの程度の検査が行われたか分かりませんが、血液検査で肝性悩症の診断が可能です。
 

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相談内容:肝臓の病気について

飼い主からの相談

相談者:東京都 pu-tanさん
前回肝臓の数値が高いと質問をさせて頂き、数値も下がり一時的に元気に
なったのですが、また肝臓の数値が高くなり先生にも悪い状態ですと
言われました。
肝臓以外は悪くはないそうです。
毎日注射をして薬を飲ませても、効果がみられなくなりました。
足や手も力が入らず、歩いては転んでしまいます。
それでも痛いせいか背中を丸めてウロウロしています。
食欲はあるものの口にもっていって食べさせている状態です。
ほとんど寝ることもできず、寒いところ(静かな場所)に
行きたがるので、お腹が冷えてしまい下痢をしてしまいました。
肝臓は治らないと言われていますが、もう良くなる可能性はないのでしょうか?
このままの状態で見ているのも辛いのですし、とても可哀相なので
何とかしてあげたいのですがアドバイス頂けたらと思いますので、
よろしくお願いいたします。

北森 隆士先生(北森ペット病院)からの回答

>肝臓は治らないと言われていますが、
>もう良くなる可能性はないのでしょうか?
肝臓という臓器は、腎臓や心臓と比べて、再生性が非常に強く
治るという表現が適切がどうかは別にして、「数値が回復する
ことはよくあります。しかし、当然ながら、肝臓癌、肝硬変のように治らないものもあります。
一般的に犬の肝臓疾患にはヒトのようなウイルス性肝炎はないので(伝染性肝炎というのがありますが、あれは少々違います)、
肝臓の数値が悪い場合は、可能であれば、レントゲン、エコー、CTなどで確定診断することが重要です。薬剤での反応を見たり、重篤でない場合は(今回の質問者の状況とは違うと思いますが)、食餌療法で、数値は回復することもよくあります。

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 執筆者プロフィール
『みんなのペットライフ』編集部スタッフが、わんちゃん・ねこちゃんの飼い方、しつけのアドバイスなど、毎日のペットライフに役立つ知識や情報をお届けします。

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