【犬の病気】ジステンパーが疑われる症状に関しての獣医師さんへの相談内容 (2ページ目)

ジステンパーが疑われる症状に関しての獣医師さんへの相談内容をご紹介します。
※グループサイト『だいじょうぶ?マイペット』からの提供記事になります。

相談内容:てんかん発作

飼い主からの相談

相談者:北海道 famfamさん
12歳・オス・トイプードルです。
今年7月にはじめててんかん発作を起こしました。すぐに病院で血液検査をしましたが特に異常はみられないとの事でしたが、検査の結果で基準値で無かったのが
・総蛋白 7.9g/dl
・γGTP2u/l
・CRP1.10mg/dl
その後9月に一日に何度もてんかん発作を起こし、発作止めとステロイド服用で収まりました。
数日後にMRI・CTの検査で脳には異常なし、首と腰にヘルニアが認められました。
以前から膝も良くないせいなのか後ろ脚を曲げないような歩様、首が固まっているような感じで、最近は肩の関節もはずれかかるような感じもあり痛がり前足を床につけないように歩くこともあります。しかしながらレントゲンでは異常なしでした。
2年前くらいから顏や体にチックのような知覚過敏?ピクピクと言う症状があります。
原因がわからず何も治療出来ない状態ですが心配でなりません。
先生がジステンパーの疑いもあると言う事で検査しましたが大丈夫でした。
両後肢に脱毛が見られたので甲状腺機能低下症の検査をしたところあと一歩で低下症でしたが脱毛が見られたので一日一回だけ薬を飲んでいます。
原因をいろいろ考えて気になるのが
★2年前にダニに喰われた事。
★今年8月末酔をかけ抜歯(その後連続で発作)
そのときの血液検査の基準値ではなかったのが
・MCHC31.7g/dl
・総蛋白 7.7g/dl
・GTP 82u/l
・γGTP 3u/l
・クレアチニン 0.3mg/dl
・CRPは検査していません。
★去年の8月に2~3回血を吐いた?出た?
そのときの血液検査の基準値ではなかったのが
・白血球数8400
・MCHC31.8g/dl
・総蛋白 7.7g/dl
・CRP 0mg/dl 正常値
血液検査、レントゲンもエコーも異常なし。
歯周病?歯の化膿では無いかと言う事でこのときは何も治療していません。
眼振、旋回なし。
歯周病菌やダニなどのライム病などで髄膜炎?は疑われないでしょうか?
かかりつけの病院ではあまり考えられないと言う事で何も治療していない状態で心配でなりません。
※補足 昨日の血液検査で白血球数52CRP0でした。
よろしくお願い致します。

平片 修先生(アイラ動物病院)からの回答

famfamさん
はじめまして 平片と申します。
記述の時系列を整理すると…
既往
 後肢伸展 ぎこちない歩様(膝蓋骨脱臼が既往としてある?)
2年前 ダニ寄生   → ①現在、これによる感染症を危惧している
 上記との前後不明 顔・躰に②チック様症状 ← 持続等不明
約一年前 血を吐いた?出た?
血液検査 顕著な異常なし 画像診断 顕著な異常なし/獣医師は歯周炎からくるものと診断
本年7月  てんかん発作 
      血液検査所見には顕著な異常を認めず
  8月  麻酔科にて歯科処置
      血液検査所見には顕著な異常を認めず
  9月  てんかん発作の頻度増加
      血液検査所見には顕著な異常を認めず
      CT/MRI → 頸部・腰部に椎間板ヘルニアが存在 頭蓋内は異常なし
      ジステンパー抗体 陰性
      甲状腺ホルモン測定 低下症は認めず。
①ダニの感染症について
 ライム病については時間経過も長いので、やはり否定的に考えてしまいます。
 また髄膜炎についても、CT/MRI検査の際に脳脊髄液の細胞診等もされていると思いますので、
 異常所見の報告ない所を鑑みても否定して良いと思います。
②チック様症状
 ジステンパー感染症発症時に見られると言われる症状ではあります。
 また重度腎障害でもみられます。
 これらについては否定されています。
③歯周病からの髄膜炎
 これもCT/MRI時に否定されていると考えられます。
これらを踏まえて考えると 特発性てんかん の疑いがあると私は思います。
もちろん今回の画像診断では見つけられなかった病変が隠れている可能性は考えられますので断定はできません。
 また、甲状腺機能低下症もてんかん発作を起こす疾病のリストに入ります。
 (この場合、特発性ではなく 症候性てんかん という名前に変わります。)
 特発性てんかんであれば、6週以内に複数回てんかん発作が認められた場合 抗てんかん薬の投与開始が勧められます。
 ただ、9月の発作後 てんかん発作が見られないのであれば経過観察する事もあるかと思います。
 
四肢については頸部および腰部の椎間板ヘルニアが確認されているようですので、そちらの方が原因と考える事もできます。
 かかりつけの先生も詳しく診てくださっているようですし、fanfanさんの疑問を整理して直接先生にお話してみてはいかがでしょうか。
 

塩谷 朋子先生(どうぶつ病院ルル)からの回答

犬種や年齢を考えると、ライム病や歯周病菌による脳症よりも通常のてんかん発作の可能性の方が高い印象です。
診断的治療としててんかんの治療を始めてみても良いのではないでしょうか。
先生ともよく相談してみてくださいね。
お大事になさってください。

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相談内容:突然の嘔吐 身体がゆらゆらしていた その後1週間ほど身体の揺れが進行

飼い主からの相談

相談者:茨城県 neosanさん
はじめまして。
アドバイスを頂きたく思い質問させていただきます。
ミニチュアダックスとポメラニアンの間の子で2歳ちょっとになります
トイレなど庭でさせているのですが、今月6日に朝外に飛び出したかと思ったら
急にゆらゆらとしはじめ、嘔吐してしまいました
その後は何もなかったように元気にしていたのですが、夕食後にまた嘔吐してしまいました
これは何かあるなと思い7日に動物病院へ連れて行ったのですが、吐き気止めの注射と点滴をしてもらい帰宅したのです。
翌日の10時頃だと思いますが、水しか与えてないのにまた嘔吐してしまい
先日かかった動物病院へ電話したところ、連れてきて欲しいと言われ連れて行くことになりました。
そしてレントゲンと血液検査をしたもらい、異常はみられないので点滴に吐き気止めと胃酸を抑える薬を入れてもらいました
そして帰宅してから病院でもらってきた流動食をお湯で溶いて少しのませてましたが、次の日に流動食を与えたところまた嘔吐してしまいました
動物病院へ連絡するとバリウム検査をしますから連れてきてくださいと言われ、午前11時頃連れて行きました
そして半日預けてレントゲンを撮ってもらったのですが、異物は確認されず、ただ胃から流れるのが遅いと言うことで、レントゲンに写らない何かが詰まっていると思うと言われました。
開腹すれば直ぐに治りますとのことだったのですが、レントゲンに何も写ってないのに、開腹すると言うのでちょっと疑問があり、それに7日の日に行った時に、原因もわからないうちから、話は変わりますが、フィラリアの時期ですので薬はどうしますか?と担当してくれた先生に言われたのです。
食べられない状態で、原因もわからないうちからフィラリアの薬の話などされたので、不快に思ってました。
そんなことがあり、他所の病院でみてもらうことにしました
10日に別の病院へ夜の8時くらいに連れて行き、レントゲンを撮ってもらいましたが異常は認められず、その日は点滴に吐き気止めと胃酸を抑える薬を入れてもらい帰宅しました。
翌日の11日にはもう発作というか、たびたび動かなくなり足がもつれたり、うまく歩けないことが多発するようになってました。
そして病院へ連れて行き、胃カメラで中を覗いてもらうことになりました
結果としては胃の中には異物はなく、幽門も詰まってないとのこと
この日は麻酔をしたこともあり、病院で様子を見てもらうことになり、
預けることになりました。
12日まるまる預けて見てもらったところ、吐き気は止まり、ペースト状の餌を少し食べているとのことでした
13日に迎えに行くと、先生からお話がありました。
吐き気は止まったが、身体が揺れたりうまく歩けないのを確認したとのことでした。
これは脳で何かが起きてるのかもしれないので、MRIで検査をするのが良いのですが、県内に設備があるところが限られてる上に、何か見つかっても手術などできる先生が日本で数える程しか居ないということでした。
今は様子を見るしかないとのことで連れて帰ってきましたが、もう常に身体が揺れていてうまく歩けない状態に進行しておりました。
進行がはやいので、私は何か出来ることはないかと、ネットで同じような症状を探しましたが、あてはまるものは見つからず、神にすがる思いで、脳が炎症を起こしてる可能性があるとのことなので、ステロイドを使って欲しいと、先生に頼みましたが、先生は見込み治療は危険すぎると言いました。
でも諦めきれない私は食い下がりました、そして本日ステロイド投与をすることになりました。
結果はどうなるかわかりません、いったい私の飼い犬に何が起きたのか見当もつきません、私は何をどうしたら良いのかさえ・・・
今日も病状は進行してるようで、一人で家に上がれなくなってました
このままどこまで進行するのか、とても不安であり居たたまれません。
どうかよろしくお願いします。

中津 賞先生(中津動物病院)からの回答

脳に異常がある所見です。先ずとるべき処置としては、脳機能の維持の為に、水溶性メチルプレドニソロンの10〜30mg/kg静脈内投与です。発症後8時間以内に投与出来れば良い効果が期待出来ます。また持続的に脳浮腫を抑えるためと、免疫介在性脳炎を考慮して免疫抑制量のプレソニゾロンを注射投与します。イヌで起こる脳の障害には老齢では脳梗塞や脳出血がありますが、この症例では若齢ですので、免疫機能の亢進による肉芽腫性髄膜脳脊髄炎(GME)、化膿性肉芽腫性髄膜脳脊髄炎(PME)の可能性があります。またジステンパーによる脳炎、その他細菌感染、真菌感染も考慮しないといけません。何れにしても急性期症状の対症療法をしながら、MRI検査を受けて、詳細な脳の検査所見に基づいた治療に切り替える必要があります。

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相談内容:3週間下痢が続いてます。

飼い主からの相談

相談者:新潟県 だっちゅさん
教えて下さい。
8月11日40.2℃の発熱があり、起きているのもやっと・・・という症状があり病院へ連れて行きました。腹痛もあるようでお腹を触ると怒るしぐさもありそのまま入院しました。抗生剤を打ち5日間ほど熱も上がったり下がったりを続け、食欲もなく、ぐったりとしていたそうです。レントゲン検査の結果胃にモヤがあり、何か食べませんでしたか?と聞かれましたが特に思い当たらず答えられませんでした。その後レントゲンを撮ると、胃には何もありませんでした。腸?のあたりに砂状の何かが点々と見えるけど大丈夫。とのこと。
血液検査の結果、白血球が22600のうち顆粒球19400だそうです。
GPT/ALTが142、ALPが926で異常数値がでていますがそれ以外は基準範囲内でした。
18日に熱は安定したので退院出来ますと言われ、19日に退院しました。
食欲は少しずつ戻っているのですが、入院中からある下痢と水様性鼻水が9月3日現在でも続いています。便は形にならず持ち上げられない状態です。一発目は少し形になったかな?と思っても続いて出てくるものはボタボタ・・・という感じです。量は普通です。
鼻水は無色透明でポタッ・・ポタっ・・と垂れる感じです。
薬は2週間以上整腸剤のビオフェルミンR・フェロベリン配合錠を各1錠、朝夕にあげていますが改善されません。今のところ下痢・鼻水以外の症状は見られません。
元気は前ほどではないですが、あると思います。(元気がないのか、大人になって前程騒がなくなったのかイマイチ判断できません)
下痢・鼻水・初期の発熱でネットをいろいろ調べると、犬ジステンバーと出てきます。ジステンバーであればすぐ病院に連れて行こうと思っているのですが、1週間前先生に下痢・鼻水が続いていると伝えても特にその病名は出てきませんでした。前の入院ではレントゲン・血液検査の結果では病名ははっきり分からないままです。
1週間後また病院に行くことになっています。変な病気でなければこのまま1週間様子を見ようと思うのですが、上記症状で少しでも疑いがあるのならすぐ病院に行きたいと思っています。長文になってしまいましたがご回答よろしくお願いいたします。

是松 壮一郎先生(アイ動物病院)からの回答

こんにちは、だっちゅさん
ダッシュくんの様子、心配ですね。
まず、ジステンパーをご心配されているようなので、その件に関してお話します。
確かに、一時的な発熱や、下痢、鼻水等を考えるとジステンパーの可能性もありますが、咳の症状が無いこと、鼻水も無色透明で粘性が低いこと等を考慮すると、その可能性は低いものだと思います。
ジステンパーによる鼻水や目やには粘液性から粘液膿性のものがほとんどで、どろっとしたものが出てきます。
かかりつけの先生もその辺を考慮されて、ジステンパーの話をされていないのでしょうね。(おそらくその疑いがあればウイルス抗原の検査キットも簡便なものがありますので、すぐにわかります)
さらに、現在一歳で、仔犬の頃のワクチン接種等も含めて、ワクチンの注射を済ませてあるのであればなおさらだと思います。
ただ、下痢が長く続いていることは心配だと思いますので、今後は食餌療法を含めて治療に当たってあげてくださいね。
参考になれば幸いです
どうぞお大事になさってください

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相談内容:複数の気になる症状

飼い主からの相談

相談者:千葉県 MTさん
避妊手術済の8歳のメスです。(歯石あり。犬歯上下、レトリーブなどで歯髄ぎりぎりまで擦り減っています。将来、菌の感染などの影響のこととかも聞いています。現在レトリーブ控えてます。)

複数の気になる症状がありセカンドオピニオンも兼ねて質問です。
①1か月くらい前より、目の充血、薄緑の目ヤニ、瞬膜がみえ、斜視のような感じあり。(今は瞬膜はほぼ戻ったが充血、目ヤニ変わらず)
②同じくらいの時期に、えずくような「カハッ」という咳?がでる。
③乳腺のあたりに2cm×1cm程度のしこりを見つける。いつからあるか不明。
④両後ろ足に痛みがあるのか、歩き方が以前と違う。あまり走ろうとしない。おすわりが横ずわりになる。30cm強くらいの高さのソファーに上れない。
(以前何度か1m位の高さから飛び降りたり他の犬と遊んでて落ちたりして地面に背中などを打ったことがある。短時間びっこを引いたりした。2匹でじゃれあって背中や腰に乗っかられたりもする。)
⑤便が少々ゆるい。(量はまちまちですが食欲はあり。)
病院にて診察を受けると
①涙を顕微鏡で見たところ、白血球はそんなになく、感染症ではなさそう。何らかの原因で炎症を起こしているのではないか。⇒目薬の処方
②レントゲンをとったところ、影が見える。肺胞のつぶれというか、呼吸量の減少、気管支炎のような感じではないか。ひどくなると肺気腫とかも気を付けなければならない。心肥大とか、ジステンパーとかの可能性を聞くがはっきりした返答はない。
⇒錠剤表示よりネオフェリン、シンクル錠、タガメットと思われるものの処方
③もう少し大きくなったら手術でとるとか細胞の病理検査などを考える⇒様子見
④膝が外れやすくなっているようだ。今のところ外れたとしても自分でうまくはめられている様子。腰回りを触ると少々緊張するというか嫌がるようだ
⇒安静に。過度な運動は避ける。特に治療はなし。
⑤念のため血液検査をしたところ胆嚢系の数値が894と高い。
⇒次回の通院で今飲んでる他の薬(あまり関連性はないと思うがとのこと)や体調とを考慮し、決めようとのこと。
他に気づく点は、しっぽが下がっていることが多く、本犬も何らかの不調を感じているようです。一度トイレに行くと何度か排尿行為を繰り返します。(出ても出なくても) 水を飲む頻度は依然とさほどかわりません。
複数の気になる症状が重なって見つかり、とても不安です。
可能性のある病名など、気づいたこと、些細なことで結構です、一つの症状に対してだけでもかまいません、ご意見を頂けますか。また、これらのことに関連性があると思いますか?

病院の先生も複数いて毎回同じとは限らず、いろんな意見が聞ける反面、治療方針や診察結果に統一性がないのではとも思ってしまう。
それでも他の先生にも意見を聞きたく、質問させていただきました。
どうぞ、よろしくお願いします。
少しでもお話を聞き、自分でも勉強したいと思っています。

是松 壮一郎先生(アイ動物病院)からの回答

こんにちは、MTさん
さまざまな気になることがあり、それらがすべて関連しているようでご不安なことなのだとお察しします。
こういった複数の症状が出ている場合、まず、それらの症状の関連性を考えながら問診を行ない、その後の検査などの計画を立てていくことになります。
繰り返し行われる排尿行為としっぽが下がっていること、座り方や歩き方の不調等からは、脊椎等骨格の障害や、神経の障害も考慮しなくてはいけませんし、レトリーブを熱心にやっていたようですと、それらの影響も考えられます。
また、便が少々緩いというのも、胆嚢などの障害の他にも、何度も行われる排尿行為からのいきみからくるのかもしれません。
残念ながら、それらについては実際に診察しながら、必要とされる検査を行っていかなくてはわかりませんので、ここで具体的な病名などをあげることは出来ません。
逆にそれらの症状がばらばらの原因から来ているであろう事が推測される場合、それぞれの病気についての治療に順番をつけて解決にあたることになります。
病気の優先順位から考えると、まずは両後ろ足の歩様異常と乳腺のしこりについての治療方針を決めることが大切だと思います。乳腺のしこりが2センチ×1センチということですが、これは腫瘍ではなくしこりだろうという判断なのでしょうか?様子を見ようということなので、腫瘍本体がこの大きさということではなさそうですが、そこだけ確認していただいたほうがいいと思います。(腫瘍本体が2センチくらいの大きさなのであれば摘除をおすすめします。もちろん、しこりということであれば問題ないでしょうね)
また、歩様異常についてはよく見てもらい、膝蓋骨の脱臼以外に原因がないか確認してもらってください。
いただいたご質問の内容だけではあまり具体的な病名などはあげられませんが、あまり一遍にすべての問題を解決しようとするのではなく、優先順位を付けて一つずつ症状が緩解されていくことを目指してあげてくださいね。
参考になれば幸いです
どうぞお大事になさってください

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相談内容:アジソン病の混合ワクチンは?

飼い主からの相談

相談者:東京都 ポチたろさん
はじめまして。アドバイスを頂きたく質問させていただきました。トイプードル男の子ジロです。
2010年1月31日に9種ワクチン(京都微研)を接種して(訳あって主治医ではないところで接種)から、2月1日~3日に食欲不振、2月5日~7日食欲不振、多飲多尿、震え、目がうつろになり、最初は主治医に腎不全と診断されるが、その後3月4日に主治医にさまざまな症例を確認してもらったあと、検査の結果「アジソン病」と診断されました。
ちょうどワクチンの前に妻が妊娠、つわりで3ヶ月近く入院をし、その間に妻の実家にジロをやむなくを預けていたのもあり、おそらくそのストレスで、ワクチンが引き金になり「アジソン病」になったと考えられるそうです。
その後フロリネフを飲むようになり、現在は当初4キロ弱になった体重も、6.5キロまで増え、フロリネフも現在は体重にあわせ、朝1.5錠、夜1.25錠飲ませており、数値は多少上下するものの、安定しております。
そろそろ混合ワクチンを考えなければいけない時期がきており、現在の主治医に「ワクチンを接種しないと散歩も出来なくなり、トリミングもだせなくなる」と聞きました。ただ「前回もワクチンが引き金になっているので、ワクチンを接種した後はどうなるかわからない」とも言われております。
アジソン病のジロに混合ワクチンの接種はやはり危険なのでしょうか?
かかりつけの病院では8種ワクチンを扱っています、5種や3種でも十分という話も聞きます。実際にはどうなのでしょうか。
ちなみに狂犬病ワクチンは、主治医の指示にしたがい昨年と今年は接種していなく、主治医から市に免除のお願いをしております。
アジソン病に詳しい先生がいらっしゃれば、ぜひアドバイスをお願いします。

井上 平太先生(井上動物病院 動物取扱業登録第56-104号)からの回答

 副腎は免疫反応を監視して抑制する役割を果たしております。言い換えれば異物などが体内に入ってきたときに炎症反応が起こるのですが、これのストッパーになり、行き過ぎた戦いを終わらせて不必要なストレスから体を守るわけです。
 ですので、アジソン病の動物にワクチンを接種する場合には細心の注意が必要です。必要最低限が良いでしょう。
 
 ①予算が許せば抗体価を測定して大丈夫なら延期、また測定してまた大丈夫なら延期・・・で、例えば2から3年に1回の注射にする。
 ②パルボとジステンパーの2種混合など、特に致死率の高い病気に厳選して接種する。
 ③通常よりかなり少ない抗原量の接種にとどめ、数週間後に抗体価を測定して大丈夫なら終了・低ければ再接種する
 
 しかし、主治医とよく相談をしてこの子のアジソンの重症度がどのくらいなのかをよく考えた方が良いでしょう。ワクチン未接種のために感染症にかかる確率よりも副反応で取り返しのつかない事が起こる可能性が高い場合には最初から注射すべきでは無いわけですから。
 また、接種する前日・当日・翌日はフロリネフなどのステロイド剤を通常より多く服用させた方が良いかもしれません。
 本来副腎はは必要に応じてホルモンを産生しますが、内服の場合には人為的に調整しなければいけませんから。
 お大事にしてください。

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 執筆者プロフィール
『みんなのペットライフ』編集部スタッフが、わんちゃん・ねこちゃんの飼い方、しつけのアドバイスなど、毎日のペットライフに役立つ知識や情報をお届けします。

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