【犬の病気】耳血腫が疑われる症状に関しての獣医師さんへの相談内容 (2ページ目)

耳血腫が疑われる症状に関しての獣医師さんへの相談内容をご紹介します。
※グループサイト『だいじょうぶ?マイペット』からの提供記事になります。

相談内容:耳血腫

飼い主からの相談

相談者:埼玉県 across-pokoさん
10/7に耳が腫れているのに気づき、あわてて病院へ行きました。
「耳血腫」と診断。血が溜まっている部分はまだ上の方だけで
耳の色も悪くはありませんでした。
メスで切り血を出して処置してもらい、圧迫して血が溜まらない
ように耳を固定されてまた3日後にきてくださいとの事。
3日後に行った時には、血の量は前回より少なくなって
いたので少し安心。
次は4日後との事。
で、今日行って来ましたが、
なんと悪化・・・
膿んでしまった上に耳のはじっこが裂けてしまっていて
もしかしたら壊死していて
耳を切断することになるかもと言われました。
手術をして治ればよ良いのですが、
薬も飲ませ、病院の言うとおりに
していたのに悪化したことが、ちょっと
心配です。

植田 成利先生(神楽坂ペットクリニック)からの回答

とても心配ですね。抗生剤で治療するしかないとおもいますがそもそも難治性の外耳炎があったのでしょうか?耳をパタパタ振っていましたか?また、耳血腫は免疫疾患で血管から漏れ易いというバックボーンがあります。当院では外耳炎の点耳をしながら抗生剤、消炎剤、血管強化剤の内服で治療します。7割位はそれだけで治癒します。治りきれない時も注射器で抜くだけで手術をすることはありません。状態がよくわかりませんので、手術が必要なのかはわかりません。主治医とよく相談なされるかセカンドオピニオンをお受けになったらどうでしょうか。

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相談内容:耳たぶに体液がたまります

飼い主からの相談

相談者:広島県 ガチャとかなんとDさん
お世話になります。
半年くらい前に、左耳付け根がぷっくりと腫れたことがあります。
特に痛がることもなく、大きくなる様子もなかったので様子を見ていました。
9月に入って急に「ぷっくり」がなくなり、耳たぶがパンパンに膨れていました。
驚いてかかりつけの獣医師に診てもらったところ、付け根にあった「ぷっくり」が破裂して、たまっていた体液(膿と血のようでした)が耳たぶにたまっていると言われました。
この「ぷっくり」も耳をかいたりしたことで耳の中に傷ができ、体液がたまったようだと言われました。
取りあえず耳たぶに穴をあけて体液を出し、化膿止めをいただきました。
しかし次の日には体液がたまり、腫れるようになりました。
痛がっている様子はありませんが、あまりにもパンパンに腫れるので
平日は夫が耳たぶを温めてかさぶたを取り、体液を出しています。
<獣医師の指示に従っています>
毎週病院に行き、一番弱い麻酔をかけて体液を抜いていますが、良くなっているように見えません。
なぜ体液がたまるのか聞いてみましたが、傷の治りが悪いのかもしれないとのことでした。
13歳と言う高齢なので、治りにくいのかもしれません。
でも毎週のように麻酔を打つことや、体液がたまることで体に負担がかかっているのでは、と心配です。
どうしたら体液がたまらなくなるのでしょうか。
飼い主として、できることがあればご教授下さい。

是松 壮一郎先生(アイ動物病院)からの回答

こんにちは、ガチャとかなんさん。
おそらくは、耳血腫だと思われるのですが、耳の細い血管が何ヶ所も破れて主に血漿成分が耳介にできた空洞内にたまっているのではないかと思われます。
また、同時に化膿性の感染症を起こしていることも考えられますので、少々厄介な状態なのでしょう。
治療の指針としては、今行なっている治療に加えて、毛細血管の壁の透過性に作用するような止血剤、および耳血腫の大元の原因と見られている免疫障害を治療するためのステロイド剤の投薬、などの治療をするといいのではないでしょうか。
それらを行なうことにより、耳血腫を吸引する回数を減らし、また完治させることも出来ると思いますので、担当の獣医師とよく相談なさってください。
参考になれば幸いです。
どうぞお大事になさってください

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相談内容:首が傾き、フラフラしています。

飼い主からの相談

相談者:千葉県 エリィさん
こんにちは。犬(雑種・メス・14歳・14キロ)のことで、質問させていただきます。
5月29日、普段通りに散歩をしていると、突然フラついて倒れてしまいました。すぐに起き上がろうとするのですが、またゴロン。しかし、フラつきながらも、どうにか家まで帰ってきました。
その晩は食欲がなく、首が傾いたままだったので心配になり、次の日に病院へ連れて行きました。
病院では血液検査をしましたが、特に異常はないとのこと。
去年の夏頃、耳血腫を患い、手術をして耳の変形は残っていますが、耳にも異常はないということでした。
もしかしたら、脳に異常があるかもしれないが、CTを撮ってみないと分からないと言われました。しかし、その病院にはCTの設備はない上に、うちの犬は以前受けた検査で心電図に異常がみられたので、全身麻酔は使いたくありません。
その日は、VIC S 40という薬と、オレンジ色の薬をもらって帰ってきました。
それからは斜頚が続いているものの、食欲はあり、尿や便もフラつきながらも自力でしています。元気と体力はあるようです。
しかし、それでも心配なので自分なりに調べていたら、前庭疾患という病気を見つけました。嘔吐や食欲不振はないですが、症状が似ていると思いました。
診察していただいた病院では、前庭疾患という病名は出てきませんでしたが、前庭疾患の可能性もあるのでしょうか?
前庭疾患の場合は、安静にしていれば治りますか?
また、このように体調を崩しているときに、フィラリアの予防接種や、ノミ・ダニ除けの薬などを使用しても問題ないのでしょうか?
近いうちに、また病院には連れて行くつもりですが、色々な情報が欲しいのでアドバイスをお願いします。

和泉谷 研 先生(マック動物病院)からの回答

前庭疾患の可能性はあるのではないでしょうか。多いのは耳に問題があって、症状がでる場合ですが、老齢性に原因不明で突然なることもあります。耳に問題がある場合は耳の治療ですが、後者では特に効果のある治療はなく、治るのを待つ形になります。しばらくで改善することも多いですが、斜頸が後遺症として残ってしまうこともあります。
他には年齢的にも脳の腫瘍によるものである可能性もありますが、脳のなかであればやはりMRIによる診断が必要となりますので、主治医の先生がおっしゃるように麻酔が必要となります。
実際診察したわけではないので、主治医の先生に質問されてはどうでしょうか。前庭の可能性はないのか聞いてみてはどうでしょう。

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相談内容:耳たぶのあたりが脹れてます

飼い主からの相談

相談者:福井県 ゴールデン愛さん
諸先生の親身のアドバイスをいつも読ませていただいてて、心強く
思っております。
さてゴールデンの桜♀6歳なんですが、先月から耳が汚れていたので
気をつけて耳掃除はしていたつもりでした。昨日も洗浄液も入れて
最後にグジュグジュと耳を揉んだら右耳の、人で言うと耳たぶの位置の
場所が脹れてるのを見つけました。時々かゆがりますが、
脹れてる部分が少しプヨプヨとしています。血液は出ていません。
雑菌が入って脹れたのでしょうか。それとも何か病気なのでしょうか。
病院には明日しか行けないので、その前に教えていただければ
幸いです。本犬は食欲、元気、ウンチもオシッコも正常です。
よろしくお願いいたします。

是松 壮一郎先生(アイ動物病院)からの回答

こんにちは、ゴールデン愛さん。
桜ちゃんの耳ですが、おそらく耳血腫だと思われます。免疫系の以上により耳の毛細血管の壁が破れやすくなっているところに、物理的な刺激(足で掻いたり、頭を振ったり)が加わって、耳たぶの中に血液や、血漿成分がたまって膨らんでくる病気です。
獣医師によって治療方法は異なりますが、わたしなどの場合はまず免疫異常を正常に戻す薬を使って1週間後に血腫の状態を再評価、血腫が小さくなっていればそのまま投薬をしていくと特に血腫の吸引や切開をせずに治りますし、大きさが変わらない場合には吸引をしたり切開手術の対象になる事もあります。
特に緊急性のある病気ではありませんが、耳を気にして掻いたりする子では早めに耳の治療も含めて耳血腫の治療を始めてもらえるといい事と思います。
どうぞお大事になさってください

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相談内容:耳血腫の免疫療法について

飼い主からの相談

相談者:兵庫県 kurutaさん
1ヶ月位前、耳血腫の治療の件で手術してすぐまた再発し、手術以外の方法をこのサイトで伺った時、内科系の免疫療法があると教えてもらいました。
今は、病院に行きその方法もと考えているのですが、初めて聞いた事なので少し理解するのが難しく、わかりやすく、(その治療の意味や、ある程度の治療の流れ等、どんなことでもかまいません。)教えていただければと思いました。
その場で聞いただけではメモする事、理解することができず、すぐに忘れてしまい、今回教えていただき、先生方の話を少しでも頭にいれて理解しておき、病院に行った際、話がききやすくできれば、よく考える事もでき、クルタの為にもいいのではと思いました。
どうぞよろしくお願い致します。

是松 壮一郎先生(アイ動物病院)からの回答

こんにちは、kurutaさん
クルタ君の耳血腫の免疫療法の件について、簡単に説明させていただきますね。
耳血腫の場合、物理的な衝撃で血管が切れてそこからの出血が止まらず血腫になるというケースに加えて、免疫的な障害から末梢血管の壁が破れやすくなっていて、そこがちょっとした事で破れて血腫になるケースがあります。また、上記の2つが重なって長期化することもあります。
基本的には、ステロイド等を用い、血管の破れやすい状態を改善し、同時に対血管性止血剤で末梢血管の血管抵抗性をあげて、新たな出血を抑えます。血腫部分は出血していると同時に、吸収もされていますので、出血がこれらの投薬により完全にコントロールされると吸収量の方がまさり血腫の縮小がみられるケースもあります。収縮が観られた場合には、血腫を吸引せず、経過を観察。血腫の縮小がみられない場合には吸引や手術を検討するというのが、だいたいの流れになります。
また、クルタ君のように耳をよく振る子の場合は、これらの薬によるコントロールをしながら、頭を振る原因の特定を出来るようにします。
以上、簡単にですが、治療手順になります。
前回の質問の際、井上先生のおっしゃったように、獣医師によって外科的療法と内科的療法の両面の組み合わせ方が異なると思いますが、決してあきらめず、よく獣医師と話してみてください。
クルタ君にとって、いい治療方法が見つかることをお祈りいたします。
どうぞお大事に。

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 執筆者プロフィール
『みんなのペットライフ』編集部スタッフが、わんちゃん・ねこちゃんの飼い方、しつけのアドバイスなど、毎日のペットライフに役立つ知識や情報をお届けします。

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