相談内容:黒目がおかしい
飼い主からの相談
3年前に虹彩萎縮と前庭疾患と診断されています。特に何も治療せず、生活しやすいようにサポートしているだけです。最近頭をよく床に擦り付けたり、顔をかくようなしぐさや瞬きが増えました。昨日と今日 散歩に行ったら小さな段差で右の前足を踏み外したり、まっすぐに歩かず左右にふらつきながら歩いていました。ずっと眩しいようにしているのと何となく目つきが変わった気がしたので目をよく見たら黒目の形が歪んでいるようです。昨日は瞳孔が開いたままでしたが、今日はマシになってました。眼球が少し前に出ているような気もしますが、思い込みかもです。写真ではわかりにくいとは思いますが、病気なのか、普通なのか教えて頂きたいです。もしも病気の可能性があるなら どんな病気か知りたいです。
浅川雅清先生(フリーランス獣医師)からの回答

こんにちは。
お返事遅くなり申し訳ありません。
こちらは早急に受診した方がいいようなお話に聞こえました。
ただ、写真はやはり全く判断がつきませんでした。すいません。
眼球や黒目の位置、形状がおかしいとなると、緑内障、眼内または眼付近の腫瘍、膿瘍などがあり得るでしょう。
視覚にも影響しているようなので、進行性網膜萎縮、突発性後天性網膜変性症、脳腫瘍などもあり得ます。
どれも診断が難しく、早めの対応が望ましいかと思う疾患が挙げられます。
ご参考になれば幸いです。
相談内容:瞼のメラノーマ
飼い主からの相談
先日上瞼に2〜3ミリの赤い腫瘍ができ、かかりつけ病院で切除し、病理検査に出したところ、メラノーマの診断でした。
CT検査をして、幸い転移は見られませんでしたが、念のため眼球摘出をすすめられました。
でも、眼球摘出に踏み切れません。
粘膜のメラノーマは転移性が高いとは教えてもらいましたが、今現在、眼球には転移していないのに、やっぱり摘出した方がいいですか?
13歳6ヶ月のトイプードルです。
浅川雅清先生(フリーランス獣医師)からの回答

追加のご質問ありがとうございます。
義眼の適応かは、わたくし自身義眼を使用した経験がないため分かりかねます。
が、今回眼球摘出をする理由が、眼球へのメラノーマの転移を疑って行うものです。
義眼は、目を残して内部にシリコンボールを入れる手術なので、目を残す以上メラノーマも残る可能性が高いと推測されます。
ご参考になれば幸いです。
浅川雅清先生(フリーランス獣医師)からの回答

追加のご質問、情報ありがとうございます。
第三眼瞼ですね。
となると、瞬膜という、上まぶたとはまた別の組織になります。
かつ、比較的広範囲に浸潤しているようですね。
納得がいきました。
もしかしたら瞬膜の粘膜から結膜の粘膜に連続して浸潤している可能性があるので、かかりつけの先生は眼球摘出を提案したのですね。
上述した通り、眼球摘出した方が長生きする、または転移率が下がるというエビデンスがあるのであれば、実施する価値はあると思います。
もちろん、摘出したからといって100%再発しないとも言えません。
また、実際に目に症状が出たら摘出する、という流れで問題ないとは言い切れません。
それを待っているうちに、事態は進行する可能性も十分あるでしょう。
エビデンスが無い分、どの治療がベストと決められない、難しい状況なんだと思います。
かかりつけの先生とじっくり話し合って決めるのがいいと思います。
また、悩ましいようであれば、腫瘍に強い病院でセカンドオピニオンに伺うのもひとつです。
ご参考になれば幸いです。
浅川雅清先生(フリーランス獣医師)からの回答

こんにちは。
こちらはとても悩ましいですね。
確認ですが、メラノーマは眼内ではなく「まぶた」にできていたのでお間違えなかったでしょうか?
個人的な印象ですが、「まぶた」にできたもので、眼球に浸潤した様子が無ければ、積極的に眼球摘出をするという話はあまり聞きません。
逆に、術後の化学療法を行い、微小な転移を抑制することのほうがよく行われるかとは思います。
眼球は一度取り出すともとに戻せませんので、ご相談者様に迷いがあるうちは、実施して後悔するよりやらない方がいいようにも思います。
どうしても決められない場合は、かかりつけの先生に、眼球摘出した方がいい理由を再度確認してみましょう。
眼球摘出をして、長生きする、または転移率が下がるなどのエビデンスがあるようであれば、行う価値はあるでしょう。
ご参考になれば幸いです。
相談内容:緑内障治療についてお尋ねします。
飼い主からの相談
13歳になるラブラドールレトリーバーです。
今年の8月に緑内障と診断をされました。
治療法として、べトラタンとベノキシールを処方され3週間ほど使用しましたが眼圧が下がらず両目とも70でした。専門医に診療をしてもらった方がいいとのことで病院を変えました。そこで眼球摘出手術をした方がいいといわれましたが高齢犬の為、手術はしたくないと伝えました。
それからべトラタンとアゾルガを2か月使用し、鎮痛剤オンシオールを服用していましたが、眼圧は下がりませんでした。検査に行くたびに手術を勧められています。他にうちの子にあった点眼薬はないのか色々調べました。調べている中でドルゾックスを使用してから眼圧が落ち着いてる方が多かったので先生にこの点眼薬を使いたいのでと使用許可をもらい1か月後に検査をしましたが、眼圧は下がっていませんでした。先生は手術をしたくないのであればこのまま様子を見て自然に下がるしかないといわれました。眼圧が自然に下がるんでしょうか。ヒアルロン酸点眼薬をを処方され使用していますが、それだけでいいのかという気持ちです。ドルゾックスがだめなのであればビマトアイドロップスの点眼薬を使いたいと使用許可をもらいましたがその時に先生がひと言、どの点眼薬を使ったって同じだよと言いました。
飼い主は何とか眼圧を下げてあげたい気持ちです。ショックでした。
ビマトアイドロップスを使い始めて2週間ぐらいで、目の色が青白かったものが赤く変色し、心配になり眼底検査をしました。赤くなったのは奥の方にある血管が浮き出ているといわれ心配はないとのことですがどうなんでしょうか。この時の眼圧は右が72左が60で左が少し下がっていましたが
たまたま下がっていただけだよと言われました。
他に眼圧を下げる方法はないのでしょうか。どうしていいのかわかりません。本人もつらいと思います。
この頃、眼圧が上がっているのか目を閉じていることがあり泣き声をあげていることがあります。治療方法、点眼薬があれば教えていただきたいです。
アドバイスを宜しくお願いします。
浅川雅清先生(フリーランス獣医師)からの回答

追加のご質問ありがとうございます。
甲状腺機能低下症となると、麻酔のリスクはあり、ということになりますね。
年齢的にも、慎重な麻酔となるのは事実だとわたくしも思います。
が、やはり点眼による治療も、いまの状態が限界なのではないかと思います。
しかし、それなりに日常生活は送れているようですね?
それであれば、あとは本人の痛みが見るに堪えないようであれば、手術を選ぶ、という形になるのではないかと思われます。
この状態で生活した場合、基本的には現状が長く続くでしょう。
運が良ければ、眼球ろうとなり眼球が萎縮していくでしょう。
また、手術と一概に言えど、眼球摘出のみの手術では無いと思います。
確か、眼房水を外に流すシャントを作る手術もあったと思います。
最悪、鎮静レベルで眼房穿刺という緊急処置(角膜に針を刺して眼房水を抜き一時的に眼圧を下げる)もあったと記憶しています。
再度、侵襲の少ない解決方法が無いか、専門医とお話してもいいと思います。
ご参考になれば幸いです。
浅川雅清先生(フリーランス獣医師)からの回答

こんにちは。
かなり痛みが強く、可哀想な状態ですね。
眼科専門医をご受診されているので、やはり手術が第一に選ぶべき治療法と思われます。
ご相談内容から推察しますと、かなりの高眼圧が長期間続いています。
となると、恐らく視覚はすでに失われていると思われます。
たとえ点眼で眼圧が下げられても、視覚が戻る可能性は低いと考えられます。
また、眼圧が高いとかなりの痛みを伴います。
仰るとおり、本人はつらいと思いますし、痛みで鳴いていると思われます。
となると現状は、戻らない視覚のために無駄に痛みを引き伸ばしている状況にすぎないと考えられます。
早急に眼球摘出に移行してあげたほうが、痛みもすぐ取れて、無駄に目薬で費用を費やすこともなくなるでしょう。
ご参考になれば幸いです。
相談内容:これは緑内障?白内障?
飼い主からの相談
いつ頃かはあまり覚えてないのですが、半年以上は前だったと思います。もしかしたら1年の可能性もあります。
目の中が緑?白?っぽいように見えるようになって気になったのがきっかけです。特に症状という症状はありません。
痒がったり、痛がったりなどもないと思います。白眼の部分も特に赤くなったりはしてません。
視力は少し悪くなってるかなと思います。もう高齢犬でもあるのでそんなこともあるのかな?と思っているのですが...
前から少し気にはなっていたのですが、特に症状がなかったので病院に見せたりはしていません。
ただ、緑内障や白内障なら失明の可能性もあると思いやはり気になって今回ここで質問させて頂きます。
写真も撮ってみました。少し見にくいかもしれませんが、どうぞよろしくお願いします!
栗尾雄三先生(konomi動物病院)からの回答

獣医師の栗尾と申します。
写真を拝見いたしました。
明らかな白内障ということはなさそうですね。
緑内障については写真や見た目では判断ができないため、眼圧というのを測定する必要があります。
ただ、一般論になりますが、柴系の犬は圧倒的に緑内障が多いとは思います。犬の緑内障といえば柴犬というくらいなので、白内障よりは緑内障の心配をするべきかもしれません。
緑内障の場合は点眼薬で眼圧を維持させることが一般的です。手術などを実施することもできなくはないですが、完治するものではありません。
どうぞよろしくお願いいたします。
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konomi動物病院 獣医師 栗尾雄三
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どうぞよろしくお願いいたします。
栗尾雄三先生(konomi動物病院)からの回答

ご連絡ありがとうございました。
少しでも参考になりましたでしょうか。
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相談内容:心臓弁膜症
飼い主からの相談
月一で診断、ベドメディン1.25/2.5を半分にし朝、晩に、フォルテコール一錠を使用、セキが止まりません。食欲は旺盛で元気ですが緑内障で目が見えません。このまま経過を見た方が良いでしょうか。セカンドオピニオンを考えています。もう高齢なので
井上 平太先生(井上動物病院 動物取扱業登録第56-104号)からの回答

先ほどの回答に誤植があります。×主治医の汚染性→○主治医の先生 です。
こればかりは、先に述べたとおり診察していない獣医師には判断できません。
①今の動物病院に詳しく検査してもらい投薬内容を検討して頂く。
②二次診療を紹介して頂き専門医にかかる。
③ご自身でセカンドオピニオンの動物病院を探す。
などです。
お大事にして下さい。
井上 平太先生(井上動物病院 動物取扱業登録第56-104号)からの回答

僧帽弁閉鎖不全は病気が進んでくると多種類の薬を併用することになります。
ピモベンダンやACEIの他に利尿剤・ニトロ・気管拡張剤・鎮咳薬・ステロイド・・・など多岐に渡ります。
聴診・視診のほかレントゲン・心電図・エコー検査により薬を追加していきます。
ただ、病態が進んでくると検査で動物に負荷をかける事がリスクになる場合がございます。
診断的治療と申しまして効き具合を見ながら薬を処方していくことも良くございます。
主治医に汚染性とよく話し合いましょう。お大事にして下さい。
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