【犬の病気】心不全が疑われる症状に関しての獣医師さんへの相談内容 (2ページ目)

心不全が疑われる症状に関しての獣医師さんへの相談内容をご紹介します。
※グループサイト『だいじょうぶ?マイペット』からの提供記事になります。

相談内容:ANP値について

飼い主からの相談

相談者:愛知県 pomepome♪さん
ANP値について質問です。
健康診断で、ANP⇒136.9という数字となり、
心不全なので薬を飲みはじめた方がいい言われました。
その他数値は以下の通りです。
MCV⇒61.3 TCho⇒118 Plt⇒67.4 GOT/AST⇒61.0 GPT/ALT⇒38
心臓の薬を飲み始めた方がいいのでしょうか?
他の病気があるという事はないのでしょうか?
宜しくお願い致します。 

栗尾雄三先生(konomi動物病院)からの回答

獣医師の栗尾と申します。
ANPが高値なので、心臓のケアのために内服を開始することは間違いではないと思います。
ただ、心臓であるとすれば、どこがどれくらい悪いのかは確認をしておく方がよいかもしれません。
心臓病は超音波検査で器質的な変化をとらえることができるかと思います。
具体的にいえば、ガンなどの腫瘍性疾患がないかどうかは要確認です。
万が一、ガンであった場合は、抗癌剤まで考慮しないといけません。
他に病気がある可能性は否定はできませんが、心臓の可能性が高いとは思います。
他の病気をみるためには、もっと広く血液生化学検査を実施する必要がありそうです。
あと、心臓の評価はBNPやトロポニンでも確認ができます。ともに特殊な血液検査ですが、確認してみる価値はあるかもしれません。
どうぞよろしくお願いいたします。
************************************
konomi動物病院 獣医師 栗尾雄三
アドバイス・意見はすべて無償で行っています。
可能であれば以下より評価や感想・応援メッセージなどをお願いいたします。
■評価をお願いいたします
https://search.google.com/local/writereview?placeid=ChIJA1BzT_-fWjUR3MNwV2hR9S0
https://pet.caloo.jp/hospitals/detail/340232
https://loco.yahoo.co.jp/place/g-zda9kPeBFwA/review/
■公式動画のご視聴・評価をお願いいたします。
https://www.youtube.com/channel/UCymyK5FjUmS6F3QPW-krhEw/featured
■そのほか応援メッセージなどあればお願いいたします。
MAIL:info@kurioaimec.com
どうぞよろしくお願いいたします。

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相談内容:僧坊弁閉鎖不全症の薬について

飼い主からの相談

相談者:福岡県 kinkabyさん
ヨークシャーテリア11才の男の子です。僧坊弁閉鎖不全症の薬でピモベンダンを1日2回、エースワーカーを1日1回、飲んでいます。時間や食前食後の指示は無かったので食事と一緒に与えていますが同じ薬を処方されてる飼い主さんから、空腹時に与えたほうが効き目があると指導されたそうなので自分のとこの獣医さんに確認したら時間は関係ないと言われました。
結局、どのタイミングが効果的なんでしょうか?

井上 平太先生(井上動物病院 動物取扱業登録第56-104号)からの回答

理論上は空腹時の服用した方が効果的なはずです。
しかし、犬は口した物が胃内に4から8時間留まります。ですので数時間おいたところで意味がありません。
それよりも常に血中濃度を維持するためには12時間ごとの投与を優先した方が良いでしょう。
この薬(ピモベンダン)が登場した当初は、我々も守るように飼い主に指示しておりましたが、今は重要視していない獣医師も多いようです。
私の病院では効果にあまり差が出ていないので、今はその投薬指導を撤廃しております。
これを守ろうとすると服用のタイミングが難しくなりますよね。
高齢になってくると食欲も落ち、少しづつ何度も食事をやっと食べているのが現状で、睡眠時間も長く、遵守困難になるのが現状だからです。
9月は残暑だったり台風でいきなり超低気圧になったりで心不全の子には厳しい時期です。安静に興奮させないように・そして投薬の忘れが無いように気をつけてお過ごし下さい。
お大事にして下さい。

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相談内容:体重増加についてアドバイスが欲しいです

飼い主からの相談

相談者:宮城県 しぃーちゃんさん
以前にも質問させて頂いたのですが、回答がなくまた体重も増えてきてしまったので心配になり何かアドバイスがあれば教えて頂きたく、投稿させて頂きます。
9月6日に病院に行ったのですが、また4ヶ月のうちに500gも増えてしまいました。
ごはんの量もおやつの量も計算してあげているのですが、体重が減らず増える一方です。
寝てる時間も多く散歩も以前より歩かなくなってきたんですが、晴れてる日は散歩に連れていって少し運動させている状態です。
家の中でも活動してほしく、おもちゃで遊ばせようとするのですが、お気に入りのおもちゃですら無関心の状態で寝てしまいます。
理想体重が2.5㎏に対し、現在の体重は3.6㎏とオーバーしている状態になってます。
獣医師さんにはカロリーが多いだけなので痩せて下さい。としか言われず、どうしたら良いか分かりません。
以前に健康診断した際には中性脂肪、コレステロールがかなり高く乳ビもある状態でした。
これからどのようにして体重落とせばよろしいですか?
また病気が原因という事はないでしょうか?
1番はおやつを与えなければ良いのかもしれませんが、今までもあげていたのでそれは可哀想でなるべく低脂肪の物と量は少なくしてあげています。
お忙しいかと思いますがよろしくお願いします。

井上 平太先生(井上動物病院 動物取扱業登録第56-104号)からの回答

こんばんは。
療養食は試されているのでしょうか。順番としてはこれが先になります。
メタボリックシンドロームに特化したフードや満腹感を保つフードや単位あたりのカロリーの低いフードなど、動物病院では色々な療養食が用意されております。これらを目標体重から必要量を指導していただき給与しましょう。
少し涼しくなってきたら心肺機能に問題が無ければ運動療法も取り入れると良いでしょう。
これが効かないようであれば、病的な問題が隠されていないかどうか調べましょう。
クッシングと言って副腎皮質ホルモンが過剰分泌になっていないかどうか、脂質代謝異常が無いかどうかなどです。遺伝的に新陳代謝が低いのかもしれません。
この子の場合には乳び血漿と高中性脂肪があるようなので、脂質代謝異常があるのではないでしょうか。
その場合にはフィブラート系の投薬が必要になります。放置しますと動脈硬化や心不全や腎不全の原因になる事がございます。
クッシングだとすると本格的な診断と治療が必要になります。クッシングだと放置は危険です。皮膚病や免疫不全や肝不全などを将来的に起こしてしまいます。
新陳代謝が低い場合には「5-ALA」というサプリメントで細胞の中のエンジンの役割をするミトコンドリアを活性化させて新陳代謝を活発にして痩せることが期待できます。
糖尿病や心臓病にならないうちに速やかに対処しましょう。
お大事にしてください。

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相談内容:薬について

飼い主からの相談

相談者:兵庫県 ターコイズさん
尿検査で蛋白が1247mg/dlと高い数値が出た為、蛋白漏出性腎症と診断されました。それでエナカルド錠2.5というお薬を処方されたのですが、調べたところ心不全などの心臓病に使われるお薬のようでこの薬で大丈夫なのか心配になりました。先生に直接聞けばいいのですが気分を悪くされても申し訳ないのでこちらで相談させていただきます。どうぞよろしくお願いします。

井上 平太先生(井上動物病院 動物取扱業登録第56-104号)からの回答

今晩は。
調べて頂いた通り、エナカルドは心臓病の治療で処方されることの多い薬ですが、主な効能は血管の直径を太くして血流を改善して血圧を下げることです。
ですので結果的に心臓の負担を減らしますが、他にも腎臓の血流を改善して腎機能を保護し、タンパク尿の改善が期待できます。
この薬だけで腎機能が改善するわけではございませんが、有用な治療薬の一つとして我々獣医師は処方をいたします。他にどのような薬を使うべきかは他のデーターが無いと判りませんが、主治医の先生とよく相談して納得の上で治療を続けましょう。
お大事にして下さい。

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相談内容:脂質異常は命にかかわりますか?

飼い主からの相談

相談者:栃木県 akidaiさん
シベリアンハスキーの男の子8歳です。年に一度くらい消化不良などで病院に行き点滴などでおさまってましたが今年の4月くらいにも戻してしまったので同じ処置をしてもらいましたが元気がありません。血液検査をしたところALP4000,中性脂肪500
他の肝臓数値は異常ありません、ついでにエコーをしてもらいましたが肝臓、膵臓の肥大もみつかりませんでした。命にはかかわらないと言われました、
お薬はウルソを朝夕4週間位飲み再び今日採決をしたのですが数字は変わりなしでした。朝は食事を抜いてやりましたが変わりませんでした。
ここでお伺いしたいのですが今日言われたのですが
長生きは出来ないと言われたのです。
先日は命にはかかわらないと言われたのに
こうも変わるものでしょうか?
心臓病も人間と同じで血栓が飛ぶこともあるようです。
先生方のご意見を宜しくお願いします。

樋口 高裕先生(樋口動物病院)からの回答

さぞご心配でしょう。
まず、中性脂肪が顕著に高い場合、甲状腺機能低下症も疑います。血液検査で確認してほしいです。
この場合、甲状腺ホルモンを補ってあげれば、だいぶ改善するでしょう。ただし、中性脂肪が正常値になって来ないなら、脂肪肝になってしまった恐れもあるので、その場合、中性脂肪を下げる薬も必要となるでしょう。
甲状腺機能が問題ない場合には、体質的な高脂血症でしょうから、やはり中性脂肪を下げる薬が必要となります。
ALPの著しい上昇は、脂肪肝と関係するもの、胆嚢胆管に問題のあるもの、副腎に問題のあるものなどが考えられます。上記の処置にウルソ(胆嚢胆管に効果的)も必須なのので、クスリを併用しつつ、これらの詳細な検討も必要です。
これらの病気は残念ながら治るものではありません。生涯にわたり投薬や処方食(低脂肪食)と定期検診が必要です。また、心不全などの深刻な合併症も考慮していく必要があるので、専門的知識を持った先生ととことんご相談されることをおすすめします。どうかくれぐれもお大事にしてくださいませ。

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 執筆者プロフィール
『みんなのペットライフ』編集部スタッフが、わんちゃん・ねこちゃんの飼い方、しつけのアドバイスなど、毎日のペットライフに役立つ知識や情報をお届けします。

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