相談内容:愛犬の死について
飼い主からの相談
10月19日に天国に旅立った、愛犬の最後の状況について、先生方にお伺いしたいと思い投稿させていただきました。
トイプードルの男の子で、17歳8ヶ月でした。心臓の肥大により、テオドール、チラーチンE等の薬を全部で5種類飲んでました。たまに下痢をして、その時は下痢止めを服用してました。
以下は亡くなるまでの経過です。
10月11日(月) 夜下痢 薬も飲んで夕飯も食べる。
10月12日(火) 朝下痢 ひきつけを起こす。薬は飲まず、朝ご飯は食べず。
病院に連れて行き血液検査の結果、肝臓の数値が高いと言う事ですぐ入院となりました。
GOT(AST)>1000
GPT(ALT) 測定不可
GGT 62
ALPi 965
入院中は点滴してる間は大人しく寝ていて、起きるとご飯を食べていたそうです。(ご飯は、家から持っていった鹿肉のフレークと総合栄養食品です。)
10月18日(月) 肝臓の数値はまだ高いが、毎日通院での点滴に切り替えのため退院。
10月14日(木)
GOT(AST) 236
GPT(ALT) >1000
GGT 63
ALPi >1225
10月15日(金)
GOT(AST) 123
GPT(ALT) >1000
GGT 72
ALPi >1225
その際、8日分のウルソデキシコール酸50mgを処方されました。
家に帰って来た日の夜、薬は飲むが夕飯も食べないし、水も飲みませんでした。
最近出ていなかった咳が続いて、ちょっと酷かったです。
透明状の涎というか唾のようなものを吐きました。
ゲージに入れて寝かせたのですが、寝てる間にも同様のものを吐いたようです。
10月19日(火)
朝8時頃、ひどい咳が続き咳をしながら排便とオシッコをしました。一瞬全身から力が抜け脱力状態になりました。声をかけたら意識が戻ったような感じです。咳も少し落ち着いたのですが、呼吸がゼェゼェしてました。朝の薬は飲んだのですが、朝ご飯も食べず、水も飲みませんでした。私のパンを少し食べました。
9時頃ひどい咳が続き立ったと思ったら一瞬硬直して、全身から力が抜け心臓の音もしなくなり亡くなりました。
その時、それなりの量の排便がありました。
10月21日(木)
荼毘にふしました。その時火葬場の方に「心臓に水が溜まっていたんだね」と言われ、細長いひもの様な焼け残ったものを見せて頂きました。
病院からはそんな事は言われてなかったので混乱しました。あと、体内に便がけっこう残っていた事を言われ、焼け残ったものを見てショックでした。
長々とすみません。
教えていただきたいのは、愛犬の死亡原因はなんだったのでしょうか?
数値があまり良くない状態で退院して大丈夫だったのでしょうか?
そこで、私が心配だからもう少し入院させてて下さいと言えば助かったのではないでしょうか?
心臓に水が溜まっていたような話しがなかったのはなぜなのでしょうか?
亡くなった時の状況は心臓の悪化のようにも思えます。
だったら、早く病院に行っていたら助かったのでは?と思えてなりません。
ご飯を食べていたのに、あまり排便していなかったようなのも、苦しくなかったのかなぁ?何かしてあげる事は出来なかったのかなぁ?と思うと気になるし辛いです。
いずれにしても10月19日(火) 1回目の脱力状態になった時にすぐ病院に行けば良かったのに、落ち着いたからと少し待ってしまった、安心してしまった私が悪いのです。
どんなに後悔しても時はもどりません。
一生後悔して行くと思います。
たくさんの「タラレバ」ですが、このままだと苦しくて辛いです。
でも原因が分からないままだと、その後悔も一生持っていくことになるので、わかる範囲で教えてください。
お願いします。
栗尾雄三先生(konomi動物病院)からの回答

ご連絡ありがとうございました。
少しでも参考になりましたでしょうか。
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栗尾雄三先生(konomi動物病院)からの回答

獣医師の栗尾と申します。
文面を拝見しますと、情景が浮かぶようで、大変な最期だったことがうかがえます。
何点かありますので、順に話をしてまいります。
①心臓に水が溜まるというのことは医学的にあり得ません。心臓が悪くなっていたことが確かであれば、心臓肥大により心筋が脆弱化していたという話であればわかります。「心臓に水が溜まる」を言い換えると → 「心臓に血液が溜まる」=「心臓肥大」ということであれば理解はできます。医学的には心臓肥大ということ正しいのですが、「心臓に水が溜まっていた」と表現されてしまったのではないでしょうか。
②排便についても、心臓が極度に悪くなってしまったりすると、簡単でなくなる可能性はあります。こればかりは仕方ありません。ただ、便がたまっていたからといって寿命に影響することはまず考えにくいはずです。
③数値が良くない状態で退院して大丈夫だったかということに関しては、もちろん大丈夫とはいえません。できれば数値ももちろんですが、全身状態などが改善してから退院は考えるべきです。ただ、それが叶わないケースもあります。体調から考えて、もう積極的な治療に反応が弱くなってきた場合は早期の退院も検討することがあります。病院で最期を迎えるよりは家での時間をつくっていくようにしましょうという考え方です。あとは、通院でも治療として十分可能なものとなれば通院に切り替えることもあります。糖尿病の治療などはそうしたケースが多いです。
④死亡原因については、診察をしていないのではっきりはしませんが、心不全ということでよいのではないでしょうか。心臓が悪化すれば、肝臓が良くなりにくいことも、咳がひどいことも、脱力状態になった時に一度意識を戻したことも説明がつきます。
あとは何にせよ、17歳8か月という年齢です。さすがに寿命と考えていただいて、どちらかというと、すごく長生きで、飼い主様のために尽くしてくれた子じゃないかなと思います。どうしてもいつかはお別れはきてしまいます。最期に家での時間をつくれたことや飼い主様の近くにいれたことは大変幸せなことだったとは思います。後悔するようなことはほとんどないように感じました。
どうぞよろしくお願いいたします。
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konomi動物病院 獣医師 栗尾雄三
アドバイス・意見はすべて無償で行っています。
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どうぞよろしくお願いいたします。
相談内容:腹水
飼い主からの相談
13歳オスです。
半年前から心臓が悪いと言われてて、薬を服用していました。心エコーはしてないです。
心臓が少し肥大しているとのことでした。
ここ半月くらいで急に太って、心エコーで腹水だと言われました。血管肉腫と言われ、心膜に水が溜まって、右心不全みたいな状態だそうです。
あまり長くないとも言われました。
利尿剤も飲み始めましたが、夏のせいもあるのか、とにかく水をのみます。飲みたいだけ飲ませていいのかとも思いますし、腹水があるため歩くのも大変そうです。
今は元気で食欲もあるし、散歩にも行きたがりますので、無理のない範囲で行ってます。腹水は全く無くすことはできませんが、少し抜いてもらうことは可能でしょうか?
それともそのままにしてる方がいいのでしょうか?
栗尾雄三先生(konomi動物病院)からの回答

少しでも役に立ててよかったです。
でも心臓病というのは突然死が起こり得るものなので、注意してみておいてあげてください。
特に飲食後や、排泄後などは気をつける必要がありますね。
どうぞよろしくお願いします。
栗尾雄三先生(konomi動物病院)からの回答

腹水がたくさんたまっているときに、太めの針をさしたりすると、腹水が漏れてくることがあります。
私自身も何度も経験があります。
いずれは必ず止まります。
1~2日くらいかかるかもしれませんが、止まります。
なので大丈夫です。
なお、水を飲んでいれば脱水にはなりません。
そういうものです。
どうぞよろしくお願いいたします。
栗尾雄三先生(konomi動物病院)からの回答

私自身も大学では腹水は抜くべきではないと教わりました。
ただ、実際に獣医師となり、腹水を抜いてあげると、呼吸などが楽になる子がたくさんいて、飼い主様に多く依頼をいただくことも事実です。
おそらく抜き過ぎはよくないということだとは思っています。
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栗尾雄三先生(konomi動物病院)からの回答

獣医師の栗尾と申します。
腹水を抜くことは十分に可能です。
ただ、血圧の低下を招くため、腹水の抜き過ぎは注意が必要とされます。
私の場合は、心臓病が原因の場合に抜くことはありますが、半分程度にしています。それで体調が良くなるようであれば、定期的に抜くことを検討します。
利尿剤でコントロールができれば一番なのですが、なかなか難しいことも多いですね。
どうぞよろしくお願いいたします。
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konomi動物病院 獣医師 栗尾雄三
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どうぞよろしくお願いいたします。
相談内容:ANP値について
飼い主からの相談
ANP値について質問です。
健康診断で、ANP⇒136.9という数字となり、
心不全なので薬を飲みはじめた方がいい言われました。
その他数値は以下の通りです。
MCV⇒61.3 TCho⇒118 Plt⇒67.4 GOT/AST⇒61.0 GPT/ALT⇒38
心臓の薬を飲み始めた方がいいのでしょうか?
他の病気があるという事はないのでしょうか?
宜しくお願い致します。
栗尾雄三先生(konomi動物病院)からの回答

獣医師の栗尾と申します。
ANPが高値なので、心臓のケアのために内服を開始することは間違いではないと思います。
ただ、心臓であるとすれば、どこがどれくらい悪いのかは確認をしておく方がよいかもしれません。
心臓病は超音波検査で器質的な変化をとらえることができるかと思います。
具体的にいえば、ガンなどの腫瘍性疾患がないかどうかは要確認です。
万が一、ガンであった場合は、抗癌剤まで考慮しないといけません。
他に病気がある可能性は否定はできませんが、心臓の可能性が高いとは思います。
他の病気をみるためには、もっと広く血液生化学検査を実施する必要がありそうです。
あと、心臓の評価はBNPやトロポニンでも確認ができます。ともに特殊な血液検査ですが、確認してみる価値はあるかもしれません。
どうぞよろしくお願いいたします。
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konomi動物病院 獣医師 栗尾雄三
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相談内容:僧坊弁閉鎖不全症の薬について
飼い主からの相談
ヨークシャーテリア11才の男の子です。僧坊弁閉鎖不全症の薬でピモベンダンを1日2回、エースワーカーを1日1回、飲んでいます。時間や食前食後の指示は無かったので食事と一緒に与えていますが同じ薬を処方されてる飼い主さんから、空腹時に与えたほうが効き目があると指導されたそうなので自分のとこの獣医さんに確認したら時間は関係ないと言われました。
結局、どのタイミングが効果的なんでしょうか?
井上 平太先生(井上動物病院 動物取扱業登録第56-104号)からの回答

理論上は空腹時の服用した方が効果的なはずです。
しかし、犬は口した物が胃内に4から8時間留まります。ですので数時間おいたところで意味がありません。
それよりも常に血中濃度を維持するためには12時間ごとの投与を優先した方が良いでしょう。
この薬(ピモベンダン)が登場した当初は、我々も守るように飼い主に指示しておりましたが、今は重要視していない獣医師も多いようです。
私の病院では効果にあまり差が出ていないので、今はその投薬指導を撤廃しております。
これを守ろうとすると服用のタイミングが難しくなりますよね。
高齢になってくると食欲も落ち、少しづつ何度も食事をやっと食べているのが現状で、睡眠時間も長く、遵守困難になるのが現状だからです。
9月は残暑だったり台風でいきなり超低気圧になったりで心不全の子には厳しい時期です。安静に興奮させないように・そして投薬の忘れが無いように気をつけてお過ごし下さい。
お大事にして下さい。
相談内容:体重増加についてアドバイスが欲しいです
飼い主からの相談
以前にも質問させて頂いたのですが、回答がなくまた体重も増えてきてしまったので心配になり何かアドバイスがあれば教えて頂きたく、投稿させて頂きます。
9月6日に病院に行ったのですが、また4ヶ月のうちに500gも増えてしまいました。
ごはんの量もおやつの量も計算してあげているのですが、体重が減らず増える一方です。
寝てる時間も多く散歩も以前より歩かなくなってきたんですが、晴れてる日は散歩に連れていって少し運動させている状態です。
家の中でも活動してほしく、おもちゃで遊ばせようとするのですが、お気に入りのおもちゃですら無関心の状態で寝てしまいます。
理想体重が2.5㎏に対し、現在の体重は3.6㎏とオーバーしている状態になってます。
獣医師さんにはカロリーが多いだけなので痩せて下さい。としか言われず、どうしたら良いか分かりません。
以前に健康診断した際には中性脂肪、コレステロールがかなり高く乳ビもある状態でした。
これからどのようにして体重落とせばよろしいですか?
また病気が原因という事はないでしょうか?
1番はおやつを与えなければ良いのかもしれませんが、今までもあげていたのでそれは可哀想でなるべく低脂肪の物と量は少なくしてあげています。
お忙しいかと思いますがよろしくお願いします。
井上 平太先生(井上動物病院 動物取扱業登録第56-104号)からの回答

こんばんは。
療養食は試されているのでしょうか。順番としてはこれが先になります。
メタボリックシンドロームに特化したフードや満腹感を保つフードや単位あたりのカロリーの低いフードなど、動物病院では色々な療養食が用意されております。これらを目標体重から必要量を指導していただき給与しましょう。
少し涼しくなってきたら心肺機能に問題が無ければ運動療法も取り入れると良いでしょう。
これが効かないようであれば、病的な問題が隠されていないかどうか調べましょう。
クッシングと言って副腎皮質ホルモンが過剰分泌になっていないかどうか、脂質代謝異常が無いかどうかなどです。遺伝的に新陳代謝が低いのかもしれません。
この子の場合には乳び血漿と高中性脂肪があるようなので、脂質代謝異常があるのではないでしょうか。
その場合にはフィブラート系の投薬が必要になります。放置しますと動脈硬化や心不全や腎不全の原因になる事がございます。
クッシングだとすると本格的な診断と治療が必要になります。クッシングだと放置は危険です。皮膚病や免疫不全や肝不全などを将来的に起こしてしまいます。
新陳代謝が低い場合には「5-ALA」というサプリメントで細胞の中のエンジンの役割をするミトコンドリアを活性化させて新陳代謝を活発にして痩せることが期待できます。
糖尿病や心臓病にならないうちに速やかに対処しましょう。
お大事にしてください。
ペット保険について

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