【犬の病気】悪性リンパ腫が疑われる症状に関しての獣医師さんへの相談内容

悪性リンパ腫が疑われる症状に関しての獣医師さんへの相談内容をご紹介します。
※グループサイト『だいじょうぶ?マイペット』からの提供記事になります。

相談内容:血小板減少について

飼い主からの相談

相談者:北海道 エムコさん
はじめてご相談させて頂きます。
食欲が無くなり血液検査を行った結果、PLT数値が5.4万/μⅼと低く、GPTが1000以上、CRPが6.7㎎/dlでありそこに異常があると診断された。エコーで検査した結果、脾臓が2㎝と大きくなっており消化器管型の悪性リンパ腫と診断されました。
細胞診も行ったが、その結果を待たず抗がん剤(ロイナーゼ)を行ったほうが良いとの事で、即日抗がん剤を投与しました。
後日細胞診の結果も中等度分化型リンパ腫の疑いがあるとなっていました。
抗がん剤治療とステロイドを使った治療を始めてから、調子が良くなり食欲も出ました。
治療を始めで約1か月後にはPLT数値が32.2万/μⅼに上がり、GPTも300となりました。
ステロイドの量(5㎎)が半分となり、1週間後の3回目の抗がん剤をやる前の血液検査では、PLT数値が9.9万/μⅼまで下がっていましたが、抗がん剤を投与しました。それから1週間後の血液検査ではPLT数値が2.2万/μⅼまで下がっています(赤血球は350、ヘモグロビン7.8、ヘマトクリット22.3と低いです)。
血小板が異常に下がっているので、上げる治療法は無いのか?と獣医に聞いたところ検査もしないのに無いと言われました。
またお尻の皮膚の毛が抜け、赤紫の丸い大きな跡ができ、気にしてずっと舐めています。
血小板の病気でしょうか?
またこの治療方法で問題無いでしょうか?

浅川雅清先生(フリーランス獣医師(ペット家族動物病院成城店))からの回答

追加のご質問ありがとうございます。
リンパ腫は概ね細胞診で診断がつくものですが、100%とは言えません。
その他の検査を組み合わせて、総合的に判断を行います。
組織診というのは、病理組織検査ということで宜しかったでしょうか?
初回の投稿では、病理組織検査をしたように見えませんでしたか、もし病理組織検査を行っていて、リンパ腫の診断が出ていれば、それは確定診断になるでしょう。
リンパ節の腫れは、仰る通り腫瘍以外でも腫れることはあります。
CRPの挙動も、腫瘍で上昇することもあればしないこともあり、数値そのものも症例によりまちまちです。
ご参考になれば幸いです。

浅川雅清先生(フリーランス獣医師(ペット家族動物病院成城店))からの回答

こんにちは。
とても心配な状況ですね。
血小板が減少する原因は多岐にわたります。
概ね、どこかで消費されているか(出血など)、破壊されているか(免疫介在性血小板減少症)、作られていないか(骨髄での産生低下)であることが多いです。
リンパ腫を取ってみると、上記どの状況もあり得ます。
すなわち、脾臓から出血して血小板が消費されているのか、リンパ球というのは免疫を司る為、免疫が狂って血小板を破壊しているのか、リンパ腫が骨髄まで波及し(グレードとしては末期です)血小板が作れないのか、どれもあり得ます。
恐らくステロイド剤を減薬したので、上記のような原因が表面化し血小板が減少したものと思われます。
貧血に関してもほぼ同様の原因が考えられます。
血小板を増やすには、原因を突き止めてその治療を行うか、血小板輸血しかありません。
血小板が少なくなると、皮膚に「紫斑」ができます。
が、今回の皮膚の赤みが、皮膚炎なのか紫斑なのかは文章のみでは判断できませんでした。
以上をご参考にして頂き、かかりつけの先生と治療を相談してみてはいかがでしょうか?

だいじょうぶ?マイペットで相談の回答の詳細を見る

相談内容:経口抗がん剤クロラムブシルの取り扱いについて

飼い主からの相談

相談者:京都府 mocoさん
よろしくお願いします。
悪性リンパ腫T細胞低グレードの子の相談をさせてください。
2年ほどステロイド治療のみでしたが、プラス経口抗がん剤クロラムブシルの治療も開始することになりました。2日に1回の服薬です。
病院で薬の取り扱い糞尿始末の説明をひと通り受けたのですが、あまり神経質にならなくてもいいとおっしゃいました。
が、一部では徹底して行わなければいけないという方もいます。
実際のところ、どうなのでしょうか?
薬を飲ませる時は手袋して飲ませ、その後手袋は廃棄してます。糞尿の始末も手袋をして始末してます。しかし、尿の方は時々トイレした後に残尿がポツポツ床にある時があります。それらも愛犬がトイレした後に動線を確認しに行くほうがいいのでしょうか?
また、今までは糞便の時はトイレシート汚れないのでそのまま使ってますが、排便後のシートも処分した方がいいですか?どこまで徹底すべきかわからなくなってきておりまして。よろしくお願いします。

浅川雅清先生(フリーランス獣医師(ペット家族動物病院成城店))からの回答

こんにちは。
リンパ腫とのことで、とても心配ですね。
さて、抗がん剤は、投与すると体内で作用したのち、分解されて排泄されます。
その排泄された物質に、一部発がん作用が残る可能性がります。
また、投与して2~3日はその物質が排泄物中に残ると言われています。
クロラムブシルの場合、二日に一回投与が多いと思いますので、正直毎日手袋での処理になると思います。
飼い主様の安全を守るために、可能な範囲で徹底して頂けたらよいのかなと思います。
が、確かに、尿数滴、もしくは便がわずかにこびりついたぐらいで神経質になりすぎる必要はないのかもしれません。
長い投薬になると思いますので、飼い主様がご負担にならない範疇で徹底して頂ければ十分かと思います。
ご参考になれば幸いです。

だいじょうぶ?マイペットで相談の回答の詳細を見る

相談内容:悪性リンパ腫の整体について

飼い主からの相談

相談者:京都府 mocoさん
よろしくお願いします。
悪性リンパ腫と診断を受けた子に整体を受けさせるのはダメなのでしょうか?

栗尾雄三先生(konomi動物病院)からの回答

獣医師の栗尾と申します。
リンパ腫の発症部位にもよると思いますが、別にダメではないと思います。痛がったり、元気がなくなるようなものでなければ大丈夫ではないでしょうか。
整体の必要性がどの程度なのかにもよりますが、リンパ腫だからといって、日常生活で大きく制限がかかるわけではないと思います。
どうぞよろしくお願いします。
************************************
konomi動物病院 獣医師 栗尾雄三
アドバイス・意見はすべて無償で行っています。
可能であれば以下より評価や感想・応援メッセージなどをお願いいたします。
■評価をお願いいたします。大変な励みとなります。
https://search.google.com/local/writereview?placeid=ChIJA1BzT_-fWjUR3MNwV2hR9S0
https://www.homemate-research-pet-clinic.com/dtl/10000000000000125018/
https://pet.caloo.jp/hospitals/detail/340232
https://loco.yahoo.co.jp/place/g-zda9kPeBFwA/review/
■公式動画のご視聴・評価をお願いいたします。
https://www.youtube.com/channel/UCymyK5FjUmS6F3QPW-krhEw/featured
■そのほか応援メッセージなどあればお願いいたします。
MAIL:info@kurioaimec.com
どうぞよろしくお願いいたします。

だいじょうぶ?マイペットで相談の回答の詳細を見る

相談内容:打撲等による症状について

飼い主からの相談

相談者:山口県 まとさん
先日旅立った愛犬について、どうしても気持ちの整理がつかず、家族にもありえないと一蹴されてしまったのですが、相談させて下さい。
愛犬は2年近く前から慢性膵炎を患っており、亡くなる2ヶ月前には悪性リンパ腫とも診断されていました。
旅立つ半年前に、一緒に寝ていた愛犬の上を慌てて跨いで移動した事があります。
その際、何かを踏んだ感触がしましたが、当時は敷いていた毛布に触ったのだろうと納得していました。
(問題の日以降体調に変わりなく、2週間後に膵炎の症状が再発し、点滴治療を行いましたが、その後一時的に体調は戻りました。)
愛犬が亡くなった今、あの時実はどこかを踏みつけており、それがもとでこの半年、病状が進んでしまったのではないか、との思いに取り憑かれています。
そんな訳はない、流石に踏んだら気づく、と自身に言い聞かせてはいるのですが、当時慌てていた事もあり、確証が持てません。
すぐに病院に連れて行けばよかった、あの子が亡くなった一因を作ってしまったのではないかと考えると、後悔で気が狂いそうです。
お尋ねしたいのは、
・仮に腹部を踏んでいたとして、数日体調に変化がなかった場合、内臓へのダメージはなかったものと考えて良いのでしょうか
・踏んだ、蹴ったなどの外因により、2週間近く後に症状が出ることはあるのでしょうか
長文、しかもこのような内容の投稿で大変申し訳ございません。
自身でも馬鹿げた考えだとは思うのですが、ご意見いただけますと幸いです。

井上 平太先生(井上動物病院 動物取扱業登録第56-104号)からの回答

時が心を癒やすまで、焦らずにゆっくりでよいのです。
今は愛犬と一緒の写真や動画を見る事は、大変つらいと思います。
そこに見えるのに触れない事は狂おしく苦しい事でしょう。
きっと、こんな楽しいこともあったね、素晴らしい一時を有り難うと、動画を見られる日が来ます。
愛犬は虹の先に行ってはいません。あなたのすぐ側で見守っている事でしょう。
いや、あなたの心の中に生き続けているはずです。

井上 平太先生(井上動物病院 動物取扱業登録第56-104号)からの回答

中型犬の腹部の厚みは少なくとも人の太腿くらいはあるわけですから、踏んだかどうだか?と言う感触であろうはずがありません。
ですので、踏んだとしても腹部の皮をつまむように薄く踏んだか尾や足を踏んだかだと考えられます。
おそらくは毛布の皺の厚いところを踏んだだけでしょう。あまりご自身を責めないで下さい。
腹部打撲や踏んだことによる内臓の裂傷があった場合には発症のタイムラグはそれ程ございません。まして2週間は到底考えられません。
今は気をしっかり持って最愛の愛犬の今まで頑張って生きてきた事実に目を向けて下さい。愛犬との楽しかったことや愛犬の素晴らしかったことや一緒にどれだけ成長できたか・・・良きことを数えて下さい。きっと沢山の良い思い出があったはずです。そして愛犬もしっかりと役割を果たしていたはずです。
いつかあなたや私達が死ぬときに、有り難う待たせたね、私も立派に生きたよ!と、報告できるように暮らしていきましょう。誰もがペットを失うと必ず後悔致します。ただ、後悔ばかりで大切な愛犬とのフィナーレの時をを埋め尽くさないように。
今は到底無理なのは存じておりますが、時が悲しみを癒やすまで少しずつ前に進みましょう。いつか後悔から感謝に気持ちが移ろいゆくことと思います。
きっと愛犬の霊位が近くで心配そうに見守っていることと思います。
辛いでしょうが、人生長く生きていくほど色々な物を引きずって歩むものです。振りほどかず乗り越えずに全部を心に刻み運んで生きていきましょう。
ひょっとすると自由になった愛犬もあなたの肩にちょこんと乗っているのかもしれませんね。

栗尾雄三先生(konomi動物病院)からの回答

ご連絡ありがとうございました。
少しでも参考になりましたでしょうか。
お手数ですが、以下より評価をいただけますとうれしく思います。
■評価をお願いいたします
https://search.google.com/local/writereview?placeid=ChIJA1BzT_-fWjUR3MNwV2hR9S0
https://pet.caloo.jp/hospitals/detail/340232
https://loco.yahoo.co.jp/place/g-zda9kPeBFwA/review/

栗尾雄三先生(konomi動物病院)からの回答

獣医師の栗尾と申します。
腹部を踏んだ時に、数日遅れて症状が出ることはあるかと思いますが、さすがに1週間以上ずれることはないと思います。あと、腹部でダメージを負う可能性が高い臓器は肝臓、膀胱くらいで、他の臓器はそうそう損傷することはありません。もともと慢性膵炎を患っていたということであれば、それがたまたま再発することは十分にあると思います。ただ、そこに踏んだという外傷が関係することはほぼ考えられません。もちろん可能性ゼロというわけではありませんが。
2週間後に症状が出ることがあるか?ということについては明確にNOでいいかと思います。さすがにこれはあり得ません。骨折や脱臼などの骨格系の問題であれば、可能性はなくはないですが、内臓に関してはすぐに体調に変化が出てくるはずです。
亡くなる2ヵ月前にリンパ腫という記載があります。
亡くなった要因はそういうことでよいのではないでしょうか?
あとは15歳と高齢だったこともかなり影響していると考えられます。
半年前のことをそこまで思いつめないでよいはずです。
そうなってしまうと1年前や2年前はどうだったのかという話になってしまうので。
人間もそうですが、犬の死因もガンが一番です。
仕方のないことで、いずれは体に限界がきてしまうのは仕方のないことです。
後悔などされなくてよいと思います。
どうぞよろしくお願いいたします。
************************************
konomi動物病院 獣医師 栗尾雄三
アドバイス・意見はすべて無償で行っています。
可能であれば以下より評価や感想・応援メッセージなどをお願いいたします。
■評価をお願いいたします
https://search.google.com/local/writereview?placeid=ChIJA1BzT_-fWjUR3MNwV2hR9S0
https://pet.caloo.jp/hospitals/detail/340232
https://loco.yahoo.co.jp/place/g-zda9kPeBFwA/review/
■公式動画のご視聴・評価をお願いいたします。
https://www.youtube.com/channel/UCymyK5FjUmS6F3QPW-krhEw/featured
■そのほか応援メッセージなどあればお願いいたします。
MAIL:info@kurioaimec.com
どうぞよろしくお願いいたします。

だいじょうぶ?マイペットで相談の回答の詳細を見る

相談内容:抗がん剤治療について

飼い主からの相談

相談者:広島県 ゆずさん
10日ぐらい前から元気がなくなりしこりのようなものができていたので9日に受診しました。悪性リンパ腫の可能性があるということで11日にリンパ液を採取して検査しました。抗がん剤による治療を始めるなら少しでも早い方がよいと勧められています。治療による負担と治療を選ばない場合の苦しみを考えて迷っています。検査結果を待たずにすぐにでも治療を始めた方がよいのでしょうか。息が荒くだるそうで食欲も落ちてきています。セカンドオピニオンをお願いできれば決断の参考にしたいと思います。どうぞよろしくお願いします。

今瀬 覚先生(アン ペット クリニック)からの回答

こんにちは
とりあえず、検査結果を待つ間で、臨床症状が悪いのであれば、ステロイドの治療をしておいても良いと思います。短期間のステロイドならば、特に問題はでずに、効果も見込めると考えます。

だいじょうぶ?マイペットで相談の回答の詳細を見る
だいじょうぶ?マイペットで
犬の悪性リンパ腫に関する獣医師さんへの相談内容をもっと見る
 執筆者プロフィール
『みんなのペットライフ』編集部スタッフが、わんちゃん・ねこちゃんの飼い方、しつけのアドバイスなど、毎日のペットライフに役立つ知識や情報をお届けします。

ペット保険について

大切なペットの万が一に備えてペット保険を検討してみませんか?

ペットが病気やケガをしたとき、治療費の一部または全額を負担してくれるペット保険には提供しているペット保険会社によって様々なプランがあります。

ペット保険比較サイト「みんなのペット保険」なら、犬種・猫種、年齢から補償内容・保険料を比較し、そのまま資料請求やお申し込みも可能です。

実際にペット保険をご利用の方の口コミや各種ランキングも多数掲載しておりますのでペット保険にお悩みの方はぜひ参考にしてみてください。

※みんなのペット保険に移動します

この記事に関連するキーワード

関連する記事

おすすめ特集

おすすめ特集をもっと見る

おすすめブリーダー特集

みんなのペットライフでは子犬・子猫に優しいブリーダー直販を推奨しています。

人気記事ランキング(犬)

  • デイリー
  • 週間
  • 月間
もっと見る

ミテミテ 写真・動画特集

「ミテミテ」はペットの写真投稿や悩み相談ができるコミュニケーションサービスです。

里親募集情報特集

事情があり飼えなくなってしまったペットや飼い主がいないペットの里親募集情報を掲載しています。

てくてく ペット施設特集

「てくてく」はペット施設情報口コミサイトです。

グループサイトのご案内

健康で楽しいペットライフをお手伝い
犬・猫・小動物などのペット里親情報サイト
てくてく ペット施設情報検索・口コミサイト
みんなのどうぶつ病気大百科
犬との暮らし大百科