相談内容:手術の影響と膵炎の影響のどちらでしょうか?
飼い主からの相談
子宮蓄膿症と診断された8/25の時点では
ALPが220(正常値は〜212)でした。
9/5 もう一度術前検査をしたら膵炎が発覚し
ALPは287とわずかに上昇しました。
9/7 膵炎が落ち着き、子宮蓄膿症の手術をしました。
血液検査をするとALPは337になっていました。
9/10までステロイドを投与して
ALP420〜500くらいを行ったり来たりしていました。
9/12
膵炎のことで検査をし、ブレンダを打ち
ALPは500に近いという状態でした。
多飲多尿も酷かったです。
【ここまではステロイドの影響かなと思うのですが…】
そして昨日9/19
(手術から12日目、ステロイド最終投与から9日目)
膵炎のことで血液検査をすると
CRPは0.8になっていてリパーゼも800台で
膵炎は落ち着いたかなという話ではありました。
が、白血球も正常値には戻らず貧血も残っていました。
ALPが580
一度も基準値を超えたことのなかったALTが174(正常値〜125)
ずっと0だったGGTは4(正常値0-11)
上記のように肝臓の数値に異変が見られました。
子宮蓄膿症になってからずっと多飲多尿が続いていて
肝臓と関係あるのかも心配です。(12kgに対して1〜1.2L飲みます)
クッシング症候群の可能性も否定はできないということで
副腎をエコーで見てもらいましたが綺麗とのことでした。
(血液検査を行いたいのであれば来週やった方がいいと言われました)
胆嚢と肝臓にもエコーをかけてもらうと肝臓に小さくて複数ある病変が見つかりました。(胆嚢の泥もかなり溜まっていました。)
その病変は胆嚢と対照的なところで複数発生しているので
これだけあるならば手術が原因ではなく
以前からあったと思うと言われました…
攻めた検査をするならば生検という方法もあるけど
そこまで今は必要がないとのことでお薬で様子見になりました。
・だいじょうぶ?の先生方ならばどういう治療を行なっていくか
・この状況は一体何なのか
・レバーとキャベツを食べさせていることが数値と関係あるのか
どういった見解であるのか聞きたいです。
難しい話ですみません。よろしくお願いいたします。
浅川雅清先生(フリーランス獣医師)からの回答

こんばんは。
詳細な経過、ありがとうございます。
コルチゾールの結果は確かにアジソン病のようですね。
お力になれて幸いです。
治療を進めていけば、諸々の疾患のコントロールも上手くいくかもしれませんね。
残念ながらわたくしは機械には疎いもので…日頃別メーカー(日立)を使っているので、エコーの良し悪し、またどちらの獣医師の所見が正しいかはなんとも言えません。申し訳ございません。
どちらの獣医師にかかるべきかに関しては、ご相談者様のご意向にお任せ致します。
唯一アドバイス差し上げるとすれば、ご相談者様の気持ちを汲み取ってくれて、わんちゃんを大事に扱ってくれて、かつご相談者様のご意向に沿った検査治療を提案してくれて、院内で判断できない疾患は判断できる病院を紹介してくれるような獣医師にかかるべきかなと思いました。
拙い文章ではありますが、ご参考になれば幸いです。
浅川雅清先生(フリーランス獣医師)からの回答

おはようございます。
アジソン病でしたか。結論が出て良かったです。
肝臓のエコー検査にて認められた「病変」というのが、どんなものか文字のみでは推察できませんが、アジソン病で特異的な肝臓のエコーでの変化、というものは特別聞いたことはありません。
ご参考になれば幸いです。
浅川雅清先生(フリーランス獣医師)からの回答

こんばんは。
獣医師により言うことが異なり困惑しますよね…
エコー検査を始め画像検査においては、その施設の機械の良し悪し、獣医師の腕の良し悪し、獣医師の主観がかなり反映されます。
薬の作用というより、評価する獣医師の違いにより、これだけ大きな意見の相違が出ているように思います。
お話だけ聞くと、今の主治医の先生の方が正確に判断されているように思いますが、なんとも言えませんね…
症状には波があると思いますが、ひとまず客観的なデータ(ホルモン検査)を集めていったほうがいいと思います。
ご参考になれば幸いです。
浅川雅清先生(フリーランス獣医師)からの回答

追加のご質問ありがとうございます。
こうも獣医師により言うことが異なると、治療方針も迷ってしまいますよね。
私自身のアドバイスもしかり、かもしれませんが……
子宮蓄膿症に関しては、今までの経験上、手術してしまえば一週間ほどで、理論上も治ると思います。
膵炎に関しては、慢性膵炎という形でしたら完治することはなく、付き合っていくものとなります。
百歩譲って、慢性膵炎で各種肝臓の数値が高かったとして、なぜ徐々に上昇するのでしょうか……?
こればっかりは私としては理解ができず、慢性膵炎とはまた別の疾患があるのでは、と予測したくなります。
元の主治医の先生が点滴すれば治ると仰るのであれば、実際に点滴して治るか確認してみれば良いと思います。
治らなかったら、やはりホルモン検査含め精査が必要なのではないでしょうか…?
ご参考になれば幸いです。
浅川雅清先生(フリーランス獣医師)からの回答

こんにちは。
追加のご質問ありがとうございます。
貧血の検査は、一口に言っても多様な検査になりますもので、詳細は割愛させて頂きますか、まずは顕微鏡にて赤血球を確認し、再生性、非再生性、低色素性、正色素性、など様々に分類するところがファーストステップです。
そこから考えうる疾患の検査を行って行きます。
添付頂いた資料では「小球性低色素性再生性貧血」と機械が判断しているようですが、あてにならない気がします。
クッシング症候群の症状に関しては、よく勉強されているようで仰る通り、多飲多尿の他多食、脱毛、体重増加なとが認められます。
当てはまる症状が多飲多尿のみのようなので(12kgで1Lの飲水は多飲でいいと思います)、もしかしたらクッシング症候群では無い可能も残されてると思います。
肝臓胆嚢に関しては治療されていてもALPが上昇しているので、やはりホルモン検査に進むのが一番明確に治療方針が立てられるのではないでしょうか?
また、入院や食生活の変化のストレスが多飲に繋がる可能性はありうると思います。
が、それもやはりホルモン検査をしてしまえぱ白黒つきますよね。
是非、今後の経過もご相談下さい。
ご参考になれば幸いです。
浅川雅清先生(フリーランス獣医師)からの回答

こんばんは。
度々失礼致します。獣医師の浅川です。
兼ねてから今回のケースはクッシング症候群を疑っておりまして、今回もまだクッシング症候群の可能性を否定はしていません。
意外と、エコー検査で副腎が大丈夫に見えても、ホルモンを測定して見ると高値を示すことはよくあります。
また、貧血に関しては検査が進められていないようですが、ホルモン疾患の子は貧血を伴うケースが多々あります。
さて、まずはALPのおさらいですが、ALPが上昇する原因は、肝臓胆嚢の疾患、骨の疾患、ホルモンの疾患、この3つです。
それを数値で確認する「ALPアイソザイム」という外注検査があります。
こちらをやってみても良いと思います。
予想としては、肝臓胆嚢の疾患またはホルモンの疾患を予想していますが、胆泥症に対して治療していますでしょうか?
もし、治療をしているのにも関わらずALPが上昇するのなら、やはりよりホルモンの疾患を疑いますよね。
ここまで来たらもうホルモンの検査をしてしまえば白黒つくのではないでしょうか?
すなわち、クッシング症候群の検査としてのACTH刺激試験、甲状腺機能低下症としてのT4FT4の測定をしてみてはいかがでしょうか?
そうしない限りは、「この状況は一体何なのか?」に答えを出すことはできないと思われます。
また、これでもホルモン検査が正常値であれば、生検が必要でしょうし、特発性空胞性肝障害とかになると思います。
ひとまず、子宮蓄膿症という危険な状態から脱したことがとても安心しました。
膵炎も安定した数値で落ち着いており、膵炎の影響はあまりないように思われます。
ご参考になれば幸いです。
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相談内容:皮膚のしこり
飼い主からの相談
2023年4月に右脚から採血をしました。
その後気づいたのですが、2センチ程度の丸い膨らみが右脚の採血をした部位より上にふわっと毛が持ち上がりあるのがわかります。なかなかよくなりません。触るとしこりみたいに少し硬いところもあります。カチカチではありません。大きくなったり小さくなったりはないようです。毛もふつうに生えています。
肥満細胞腫の手術を2歳から今まで4回しました。でも今回のは飼い主の考えではそうではないような感じがしますが、9月になってもよくならないので相談しました。
点滴や皮下注射をした後がしこりのようになって半年程治らなかった事も2度ありますが、その後きれいになりました。
浅川雅清先生(フリーランス獣医師)からの回答

こんにちは。
手短な回答で申し訳ございませんが、アドバイスさせていただきます。
皮膚のしこりは、やはり細胞診をしてあげるのが一番良いです。
ご都合の合うときに一度ご受診してはいかがでしょうか?
あくまで予想ですが、注射刺激による「無菌性結節性脂肪織炎」ではないでしょうか?
わたくし自身、採血部位にできたことはありませんが、ワクチン部位などにはよく発生します。
ステロイドで徐々に小さくなりますが、無治療だと縮小はごくゆっくりです。
細胞診においては、炎症細胞が少量とれるのみで、有用な初見は得られないはずです。
他の腫瘍との鑑別の為に、一度受診を推奨します。
ご参考になれば幸いです。
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相談内容:今朝、気づきました
飼い主からの相談
こんにちは。宜しくお願い致します。
13歳避妊済み女の子、柴犬です。今朝、気づきましたが、左上唇にピンク色のデキモノがあります。
食欲、他の様子は変わりません。歯磨きをする時にデキモノの横から歯ブラシをねじこみ磨く癖があるからなのか、わかりませんが、先端に傷口らしきものと、球体状のこのようなデキモノを発見しました。
急ぎ、かかりつけ医へ受診しましたら、見た目ではわからないので、と、鎮静をかけ、細胞診をしてもらいました。結果、組織球腫の細胞が多数見つかりまして、ただ、大きさが不均等な細胞もあり外注へ出しています。これまでも、何度か肥満細胞腫のような細胞が見られましたが(鼻の上や眉間にデキモノできた際)その都度、細胞診をして頂けたのですが、やはり、2、3個の肥満細胞腫が見られましたが、他は異常なく、再発もしていません。その時と同じような(大きさは今回が一番大きい)球体です。若い子しか、組織球腫はできないのでしょうか?組織球腫肉腫というのも、あるらしく、それならば細胞診でわかりますか?どうぞ、宜しくお願い致します
浅川雅清先生(フリーランス獣医師)からの回答

こんばんは。
高齢でしこりは心配ですね。
まず、皮膚組織球腫については、仰る通り、若齢で頭部に発生しやすいです。
もちろん高齢での発生もあり得ます。
良性の腫瘍なので、均一な形をした細胞が細胞診で確認できることでしょう。
組織球性肉腫は、バーニーズマウンテンドッグでの発生が多く、関節や肺に発生します。
悪性の腫瘍で、細胞診は派手に異型性を示す細胞が確認できます。
肥満細胞腫は、皮膚に好発します。
肥満細胞という、特有の顆粒を持った細胞が腫瘍化した悪性の腫瘍です。
細胞診は、その特有の顆粒を持った均一な形をした細胞が確認できることでしょう。
しかし、この特有の顆粒が少ないかほぼ認められないパターンの肥満細胞腫が割と存在します。
外注検査の結果がどのように返ってきたのか不明ですが、そのしこりの細胞診で肥満細胞が少量でも確認できているなら、低色素性の肥満細胞腫を第一に疑います。
情報が限られている為、適切な回答が出来ていないかもしれません。ご了承下さい。
ご参考になれば幸いです。
浅川雅清先生(フリーランス獣医師)からの回答

ご返答ありがとうございます。
仰る通り、外注検査するのがベストと思われます。
長く感じますが、結果が出るまで待ちましょうね。
結果次第でまたいつでもご相談頂けてたら幸いです。
よろしくお願い致します。
相談内容:子宮蓄膿症由来の膵炎って存在しますか?
飼い主からの相談
8/25に子宮蓄膿症と診断され
8/27にお腹のエコーを受け胆嚢に泥があると言われました
その時には何も言われず、血液検査も子宮蓄膿症に伴う数値で
とりあえず子宮蓄膿症の治療に専念して
子宮蓄膿症の抗生剤と胆汁のお薬を処方していただきました。
多飲多尿と微妙な食欲のなさ、軟便、体重減少が気になるも
子宮蓄膿症のせいだろうと放置していました。
9/5に子宮蓄膿症の手術を受けるということで預けたら
膵炎ということが発覚しました。
あんなに検査をしたのに膵炎と診断されず
本日やっとわかったわけですが、
子宮蓄膿症による合併なのでしょうか?
気が動転していて…
この病院に預けていてもいいのか心配になってきました。
一刻も早く真相が知りたいです。よろしくお願いいたします。
浅川雅清先生(フリーランス獣医師)からの回答

ご報告ありがとうございます。
無事、手術が終わり安心しました。
後はもろもろ正常値になればさらに安心ですね。
また経過に不安な点、不明な点がありましたらご相談下さい。
よろしくお願い致します。
浅川雅清先生(フリーランス獣医師)からの回答

追加のご質問ありがとうございます。
膵炎の診断については、概ね予測通りです。
改善傾向にあるとのことで、安心しました。
が、状況としては、思っていたより複数の疾患が絡んで複雑な状況のようですね。
お伺いできる範囲でお答えすると、わたくしも主治医の先生と同様の意見です。
このままリパーゼを下げて、落ち着いたら手術をし、術後膵炎が起きないよう点滴や内服を手厚く行っていく、という方針で良いように思います。
あとはスムーズに手術が終わり、予期せぬ合併症が起こらないことを祈りつつ、元気になったご報告を頂けるのをお待ち申し上げております。
ご参考になれば幸いです。
浅川雅清先生(フリーランス獣医師)からの回答

おはようございます。
追加のご質問ありがとうございます。
わんちゃんの状態を診ていない為、診断のフローに関して正確なコメントはできませんが、確かに膵炎であればその治療を行ってから手術に臨んだ方がベターでしょう。
子宮蓄膿症は手術の必要があるので、良くなったら手術する流れで良いでしょう。
手術が終わるまで、症状が続いてしまうのは納得がいきます。
が、血液検査の結果がご相談者様に正しく伝えられていないこと、子宮蓄膿症が何を根拠に(エコーだと思いますが)10段階中3段階と評価されているのか、理論的で無く少し疑問を感じました。
ともあれ、治療が上手く行って元気になってくれればそれで結果オーライだと思います。
次は血液検査などの各種結果とともにご相談頂けたらより良いアドバイスができるかもしれませんね。
オープンにしづらい情報があればプロフィールからFacebookにも飛べますので御活用下さい。
ご参考になれば幸いです。
浅川雅清先生(フリーランス獣医師)からの回答

こんにちは。
前回のご相談に引き継ぎご回答させて頂きます。
まず、膵炎というのは、なかなか診断が難しいものであります。
今回の診断は、血液検査の項目の「リパーゼ」が高いから、という感じでしょうか?
近年、リパーゼは様々な疾患(恐らく子宮蓄膿症やクッシング症候群も含む)で上昇することが知られています。
わたくしは最低限、膵臓のエコー検査で、実際に膵臓に炎症が起きていそうか確認してから診断します。
子宮を確認した際に膵臓も確認していると思いますが、そこは先生に確認が必要ですね。
子宮蓄膿症から膵臓が二次的に起こる、という事象はあまり聞いたことはありません。
ありえないかと言われると、絶対に無いとは言えませんが。
仰る通り、失礼ですが診断が後手後手な感じは否めませんね。
適切な回答ができているか不明申し訳ありませんが、ご参考になれば幸いです。
相談内容:クッシング症候群と脾臓摘出
飼い主からの相談
いつ頃:2022年11月
初期症状:元々肥満犬で多飲多尿と腹部の膨張
現在の症状:多尿、後ろ足が身体を支えきれない、お腹だけが膨張していて背骨やあばら骨がわかる状態に。お腹意外がガリガリに痩せている。体重は8.8→8.2
通院の有無:3件有
検査内容:
2022年11月9日A病院(B病院が閉まっていた為)レントゲン、超音波検査、血液検査
2022年11月10日B病院(かかりつけ) 血液検査、超音波検査、ホルモン検査(クッシングの検査)
2023年8月C病院(セカンドオピニオン)超音波検査
診断結果:
A病院、C病院 脾臓摘出と診断
B病院クッシング症候群と診断 脾臓摘出には前向きではなさそう
(手術はよくする病院です)
処方薬:B病院からトリロスタン15mm朝服用中
質問事項:
・C病院で脾臓を摘出するべきかそのままB病院で治療を続けるか迷ってます。
・肝臓の値が悪いのにトリロスタンは飲ませて大丈夫なのでしょうか??説明書には肝障害の場合中止?と書いてありました。
・トリロスタンを飲んでも腹部の膨張は治らないと言われましたがそうなのでしょうか??
補足:
クッシングと診断されてからB病院に通院してましたがクッシング症のホルモンの値を平均値にしてから脾臓の事は考えましょうとふわっと言われ通院してましたが犬の腹部の膨張は治らずまた体調が悪い時は後ろ足が身体を支えきれなくなりました。
クッシング症の薬を飲み始めてから元気だった犬が逆に悪くなっているのを見て
C病院を受診しました。脾臓が大きいのと白い影があるから難しい手術になるけど脾臓は摘出した方が良いとの考えでした。
ですが受診歴がない為かかりつけのB病院に脾臓の事は相談した方が良いと思うと言われ
翌日B病院を受診しC病院の膵臓のエコー写真を見せた所あまり手術に前向きではありませんでした。
再度エコーと血液検査をした所エコーは脾臓脂肪?かもしれないのとクッシング症の値はまた平均値ではなく、肝臓の値も悪く肝臓の薬を飲んでいきましょうとの事でした。
色々調べて脾臓摘出後術中やひと月ふた月で亡くなる犬が多い気がして踏みとどまっています。ですが獣医師さんのYouTubeやブログでは摘出した方が良いと言われているので迷っています。
質問が長く纏まった文章でなく申し訳ありません。
私には犬しか家族がおらず私の選択で殺してしまうのがとても堪らず相談しました。よろしくお願いします。
画像に①②に血液検査③にエコーとACTH刺激試験 血液中のコルチゾール(副腎皮質ホルモン)の測定を載せてます。
栗尾雄三先生(konomi動物病院)からの回答

ご連絡ありがとうございました。
少しでも参考になりましたでしょうか。
お手数ですが、以下より評価をいただけますとうれしく思います。
■以下のいずれかで評価をお願いいたします!応援していただけると大変な励みになります!
https://search.google.com/local/writereview?placeid=ChIJA1BzT_-fWjUR3MNwV2hR9S0
https://pet.caloo.jp/hospitals/detail/340232
https://loco.yahoo.co.jp/place/g-zda9kPeBFwA/review/
https://www.homemate-research-pet-clinic.com/dtl/10000000000000125018/
栗尾雄三先生(konomi動物病院)からの回答

連絡ありがとうございます。
副腎からくるクッシング症候群というのは副腎腫瘍があるということでしょうか?副腎腫瘍があるのであれば、いろいろ話はつながってくる可能性があります。要はおおもとは副腎腫瘍であり、それが脾臓に転移していると考えることができるためです。転移している場合は脾臓摘出はより慎重になる必要があるのかもしれません。
副腎腫瘍であった場合は、トリロスタンの服用量はかなり下げないといけません。これもあまり知らない獣医師が多くいらっしゃいます。なので、今の服用量は多すぎる可能性は十分にあるかもしれません。(トリロスタンを製造しているメーカーに薬用量を訂正するように注文したのですが、まだ改善していないのが現状です。)
ACTH刺激試験で正常値にならない場合はやはり脾臓に転移している可能性がひとつあげられます。脾臓の大部分が副腎の腫瘍に置き換わっているのであれば、検査結果はうまくコントロールできないかもしれません。
やはり針生検やツルーカット生検などで脾臓の細胞の主体は何かはチェックするべきなのかもしれません。通常は主体はリンパ球ですが、何か全然違う細胞が主体になっている場合は、それは腫瘍であることがほとんどです。
どうぞよろしくお願いいたします。
栗尾雄三先生(konomi動物病院)からの回答

獣医師の栗尾と申します。
写真を拝見いたしました。
なんとなくですが、イメージができました。
とりあえずクッシングと脾臓の2つの問題があるという考え方で大きな問題はなさそうです。
やはり悩むのは脾臓を摘出するかどうかになりそうです。
エコーの所見では脾臓に問題があるのは間違いなさそうですが、それが体調に影響を及ぼしているものなのかどうかは不透明です。2つの問題があって、どちらが本人をより苦しめているかどうかが判断が難しい点です。
ただ、一般的なことを申し上げるのであれば、クッシングではそこまで体重は落ちることはありません。確かに筋力は低下しますが、脂肪は増えるため体重は維持されることが多い気がします。クッシングの程度にもよりますが、クッシングを改善させようとすると、もしかしたらより体重が減ることは考えられそうです。
エコー写真では脾臓内に高エコーといって白っぽく見えているのが異常ではあります。こちらも一般的にではありますが、高エコーでは悪性であることは比較的少ないことが意識されます。なので、高エコーなので、手術には前向きにはなりにくいというのはありそうです。
なお、肝臓の数値が悪いからトリロスタンを飲ませてよいかということですが、それはとりあえず問題ありません。肝臓の数値が高いことと肝障害というのは意味がやや異なります。
また、トリロスタンを飲んでも腹部膨張は治らないのも確かに、おおよそ、その通りです。低下した筋力はそう簡単に復活はしません。(腹筋運動をすれば話は別ですが、犬は人とは違うので、そううまくはありません。)
そこで、個人的な感想ですが、私であれば脾臓がやはり気になります。脾臓が悪性腫瘍であれば、やはり早期の摘出を検討するべきです。悪性かそうでないかくらいであれば、開腹手術でなくても検査は可能です。針生検やツルーカット生検という手段が有効です。私であれば迷わずにそうした簡易的だけども、とても有効な検査を実施しますが、そういう話はなかったでしょうか?内臓に針を刺すことを戸惑う先生が非常に多くいらっしゃいますが、開腹するよりはずっと負担は少なくて済みます。
ぜひ、検討いただければと思います。
どうぞよろしくお願いいたします。
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konomi動物病院 獣医師 栗尾雄三
アドバイス・意見はすべて無償で行っています。
可能であれば以下より評価や感想・応援メッセージなどをお願いいたします。
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https://pet.caloo.jp/hospitals/detail/340232
https://loco.yahoo.co.jp/place/g-zda9kPeBFwA/review/
■公式動画のご視聴・評価をお願いいたします。
https://www.youtube.com/channel/UCymyK5FjUmS6F3QPW-krhEw/featured
■そのほか応援メッセージなどあればお願いいたします。
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