【犬の病気】膝蓋骨脱臼が疑われる症状に関しての獣医師さんへの相談内容 (2ページ目)

膝蓋骨脱臼が疑われる症状に関しての獣医師さんへの相談内容をご紹介します。
※グループサイト『だいじょうぶ?マイペット』からの提供記事になります。

相談内容:膝蓋骨脱臼の手術について

飼い主からの相談

相談者:埼玉県 あろみるさん
現在2歳8ヶ月のトイプードルですが、一歳前から右後脚で歩行時ケンケンしており、一歳になってすぐパテラの手術を受けました。
そして先週、左後ろ足を痛めてしまい、カクンカクン外れてちゃんと戻らない為手術が決まりました。
手術するんだーとお散歩の際に会う人に話をすると、パテラがあるけど手術しない人や経過観察している人が多く、手術しない意向の先生の話も聞いてみたくセカンドオピニオンを受けてみました。
その先生は手術しないでそのままやり過ごせる事もあるし、万が一靭帯が切れたら治してあげればいいだけの話だよ。という見解でした。
でも、飼い主さんが今の状態が不安なら手術受ければ良いんじゃない?
と言った話ぶりでした。
かかりつけの先生は、パテラを治す事より、パテラを放置して靭帯を切ってしまった方が大変な治療になるし、元気に気にせず走り回れるように手術してあげるのが賢明。と言う考えです。
色んな先生の考え方があるかと思うので、一つのご意見として、膝蓋骨脱臼の手術の必要性についてやメリットデメリットをお聞かせいただきたいです。
よろしくお願いします。
補足‥ 手術の日までの現在の様子は、自分でちょっと遊んでて、時々足がふいに抜けるのか?ゴローンとひっくり返って焦ってる様子が見受けられます。
痛める前までは無い様子でした。

井上 平太先生(井上動物病院 動物取扱業登録第56-104号)からの回答

手術をするべきかどうかは、グレードつまり症状の強さで考えるべきです。グレードが判りませんと他の飼主の意見は決定打にはなりません。
お話を伺うと普段の生活で支障が出ているのですから手術を受けた方が良いと思われます。
グレードが高い場合には放置しますと膝関節がねじれてきて高齢になってから歩行困難になる場合がございます。
手術を受ければ正常な歩様が期待できます。
術後一定の時間が経てば、散歩だけでなくボール遊びやアジリティーも楽しめるかもしれません。
デメリットは手術のリスクです。
どのような術式なのか経験や期待できる結果の率を良く聞いて、理解かつ信頼できるのであれば受けると良いでしょう。心配であればセカンドオピニオンを受けて下さい。
拝見していませんと個々に状況は異なりますので、いい加減に答えは出せません。
お大事にして下さい。

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相談内容:膝蓋骨脱臼の術後

飼い主からの相談

相談者:大阪府 のりっぺさん
こんにちは。よろしくお願いいたします。
7月8日に左後ろ足膝蓋骨脱臼 グレード Ⅲの手術をしました。
滑車溝形成術(ブロックリッセッション法)、脛骨粗面転移術と言う術式で翌日に退院しました。23日に抜糸予定で術後12日ほど経過しましたが、術後から現在までずっと左足は上がったままです。術前は足を上げて歩く様な事が無かったので心配です。退院時には、いつ頃まで足を上げるとか、いつ頃から足を付けるなどの説明はなく、心配してます。一週間くらいで足をつけて歩いているという話も聞くので、手術がうまくいかなかったのかな?と思ってます。。だいたいどのくらいで足がつくようになるのでしょうか・・・元気もあり食欲も排泄も通常通りです。ゲージレストにしてますが、ゲージ掃除の際に少し出すと、足を上げたまま3本脚で動きます。よろしくお願いいたします。

井上 平太先生(井上動物病院 動物取扱業登録第56-104号)からの回答

滑車溝形成術をあくまでも当院で行った場合ですが、最短では手術の翌日には患肢を使い始めます。
しかし、最長では1ヶ月近く患肢をかばい、脚を挙上したままでいる子もいました。
手術がうまく行かなかったかどうかは拝見しておりませんので言及できません。
どちらかというと患者の気持ちの問題が一番作用します。
慎重な子ではなかなか術後に足を使い始めない傾向がございます。
その場合には鎮痛剤を処方して早く足を使ってもらう。反対側の足をテーピングして使えないようにして無理矢理に患肢を使わせる方法もございますが今はその時期では無いでしょう。
膝蓋骨脱臼をグレードで示してももっと色々な個体差がございます。一概に12日目で足を使わないことが遅いとは申せません。
お大事にして下さい。

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相談内容:膝蓋骨脱臼への対応について

飼い主からの相談

相談者:富山県 soraさん
相談タイトル
膝蓋骨脱臼への対応について(その2)
相談の本文
以前「膝蓋骨脱臼への対応について」の表題にてご相談させて頂きました。今回はその後の状況に関し、以下について皆様の知見をご教示頂ければと思い相談させて頂きました。
■現在の状況
右脚のパテラについてはアンチノールを服用したおかげか状態は改善してる様に見られます。
しかし元々患っていた左脚の状態が芳しくありません。そのせいか左右の筋肉バランスが良くありません。(左脚を庇っているせいか右脚の筋肉の方が発達しています)
■確認事項
1.左右の筋肉バランスをとる為のトレーニング方法
2.重複しますが外科的な施術を施さずに状態を改善させる方法(環境、躾、内服治療等)
以上、お忙しい所を恐縮ですがご教示頂けましたら幸いです。

井上 平太先生(井上動物病院 動物取扱業登録第56-104号)からの回答

1,
関節の曲げ伸ばしやマッサージである程度トレーニングできる可能性はございますが、懐疑的な意見も多いです。ネットで方法を説明するのは難しいですが、効果的ではないのであまりお奨めできません。
使いやすい方の足を使ってバランスをとりますので患肢の筋肉量が減るのはやむを得ないことです。
2,
アンチノールはサプリメントですので、薬事法上コメントは出来ませんが非常に期待の出来る製品というのが率直な感想です。
さらに併用できる内科療法としてはカルトロフェンベットの週一回の注射療法がございます。
これは単なる痛み止めでは無く関節軟骨の修復やヒアルロン酸の合成促進や血流の改善を行い関節の炎症性の疾患を修復いたします。
膝蓋骨脱臼でも症状緩和が認められますので週一回で数回注射を受ける価値があると思います。
患肢を使わせて筋肉量を戻す方法としては鎮痛剤やステロイドを使い発症している足を使わせる方法もございます。主治医の先生と相談して慎重にご検討下さい。
環境としては階段を使わせない・ジャンプをさせない・ボール遊びをしない・フローリングを避ける等でしょう。
足の裏毛をカットして滑らないように気を付けることも大事です。
お大事にして下さい。

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相談内容:パテラについて

飼い主からの相談

相談者:滋賀県 のんたんさん
保護犬の子なのでいつ頃なった等はわからないのですが、後ろの両足が見てわかるくらいのO脚でパテラと言われています。これはパテラの中でグレードはどれくらいでしょうか?また、将来的に見て手術等は必要でしょうか?

栗尾雄三先生(konomi動物病院)からの回答

あくまでパテラが原因でのO脚の場合ですが、将来的に四足歩行が困難になることもあります。O脚がどんどん悪化していくケースがあります。
一方で、成長板の早期閉鎖によるO脚であれば、それほど問題なく生活はしていけるのではないかなと思います。
どうぞよろしくお願いいたします。
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konomi動物病院 獣医師 栗尾雄三
アドバイス・意見はすべて無償で行っています。
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■評価をお願いいたします
https://search.google.com/local/writereview?placeid=ChIJA1BzT_-fWjUR3MNwV2hR9S0
https://pet.caloo.jp/hospitals/detail/340232
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■公式動画のご視聴・評価をお願いいたします。
https://www.youtube.com/channel/UCymyK5FjUmS6F3QPW-krhEw/featured
■そのほか応援メッセージなどあればお願いいたします。
MAIL:info@kurioaimec.com
どうぞよろしくお願いいたします。

栗尾雄三先生(konomi動物病院)からの回答

獣医師の栗尾と申します。
パテラのグレードというのは触診にて判断することが多いので、文面からではなんともいいづらいところですが、
仮にO脚が目立つとなると、グレードは4と判断されます。
あくまでパテラであるとした場合ですが、グレードが4であれば、手術しても改善の見込みがほとんどない状態です。
手術適応はグレード3までと一般的には考えられていますので。
要は今からパテラの手術をしたところでO脚は治らないということです。
どうぞよろしくお願いいたします。
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konomi動物病院 獣医師 栗尾雄三
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小野寺史也先生(小野寺動物病院(東京))からの回答

診察をしていないので一般的な獣医師としての所見にとどまります。疑問などがりましたら再度ご質問いただくか、現在受診されている獣医師に質問していただくようお願いいたします。
膝蓋骨脱臼は程度により予後が異なります。
グレードが2を超えているようでしたら手術の適応になりますが、年齢と程度により手術の適不適が決まります。
グレード自体は触診をした獣医師に質問するべきかと思います。
将来的に起きる可能性の高い前十字靭帯断裂の危険性を踏まえて判断されるのが良いと思います。

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相談内容:膝蓋骨脱臼への対応について

飼い主からの相談

相談者:富山県 soraさん
元々左脚にはパテラ(グレード2〜3)の症状があったのですが、先週右脚を庇っているので動物病院に連れて行きました。
診断は左脚と同じパテラ(グレード2〜3)でした。今までパテラの軽い症状はあったものの何かの拍子に外れてしまったのではとの事でした。このまま様子を見ていた時に更に症状が悪化しないか心配でなりません。
昨年、先生に確認した際には左脚の状態から年末までに手術しても良い時期かもしれないと仰っていました。とは言え、去勢手術を終えたばかりで1年に2回も手術する事と全身麻酔の影響を考えると踏み切れずにいました。今回の診断を受けて、将来症状が悪化する事を考えた場合に手術に踏み切るべきでしょうか。
 ・外科手術に踏み切るタイミング
 ・手術を選択せずに現状を維持出来ますか
 ・ご経験談
以上についてご教示頂ければ幸いです、どうぞ宜しくお願い致します。
補足)
1枚目の写真
2021.1.16時点
2枚目の写真
2020.8.23時点

栗尾雄三先生(konomi動物病院)からの回答

見た目には判断ができません。
触診でないとわかりにくいかと思います。
飼い主様自身で判断は難しいはずです。
われわれ獣医師は触ったときに、すぐに外れるか、戻りにくいか、そういった感触で判断します。
カクカクするということでグレード2~3という判断かもしれません。
グレードが3になるとカクカクしにくくなります。それは外れっぱなしの状態となるためです。
あくまで症状があまりなければ、手術のメリットは少ないかもしれません。
症状を改善させるための手術なので。
急速に悪化するものでもなく、命にかかわるものでもありません。
どうぞよろしくお願いいたします。
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栗尾雄三先生(konomi動物病院)からの回答

獣医師の栗尾と申します。
小型犬には膝蓋骨脱臼がよく見受けられます。
外科手術に踏み切るタイミングですが、グレード3の状態(脱臼している時間が大半を占める状態)となっているとき、または、注射や痛み止めなどの内科的治療に反応しないときとなります。
昨年の時点で年末までに手術してもよい時期と案内されているのであれば、手術したほうが良いと思います。
もちろん手術をしなくても現状を維持できる可能性はありますが、多くの場合は悪化していくことが多いです。
ただ、悪化したとしても、命が奪われるわけではありません。
なので、緊急性の高い手術というわけでは決してありませんが、若いうちに、早期に実施したほうが成功率は高いと思います。
私であれば、まずは内科的な治療を行いますが、1カ月程度しても症状が改善しない場合は手術を提案しています。
特に目立った症状がなければ手術はしない方がよいかもしれません。
どうぞよろしくお願いいたします。
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konomi動物病院 獣医師 栗尾雄三
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 執筆者プロフィール
『みんなのペットライフ』編集部スタッフが、わんちゃん・ねこちゃんの飼い方、しつけのアドバイスなど、毎日のペットライフに役立つ知識や情報をお届けします。

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