【犬の病気】膝蓋骨脱臼が疑われる症状に関しての獣医師さんへの相談内容

膝蓋骨脱臼が疑われる症状に関しての獣医師さんへの相談内容をご紹介します。
※グループサイト『だいじょうぶ?マイペット』からの提供記事になります。

相談内容:伏せの姿勢でオシッコ

飼い主からの相談

相談者:群馬県 あすかさん
生後二ヶ月のロングコートチワワ(メス)です。
1週間ほど前に迎えたのですがオシッコの際に、完全に伏せの状態でオシッコします。
腰を下ろしてしているのは数回しか見たことがありません。
どこか痛がっている様子もないのですが、どこか異常があるのではないか少し心配です。また、これから外での散歩が始まりペットシートのように吸収しないアスファルトの上だとお腹も汚れてしまうので衛生面も心配しています。
異常などではなく癖なのであればどのように修正したらいいのかなども教えていただけると助かります。
よろしくお願いします。

浅川雅清先生(フリーランス獣医師(ペット家族動物病院成城店))からの回答

こんにちは。
こちらは少し心配な症状ですね。
本人を見てみないとわからないところではあるのですが、排尿の際に、中腰の姿勢をキープすることができない、という状態でよろしかったでしょうか?
確かに、生後二か月でまだ筋肉が十分に発達していないので、腰を下ろす中腰の姿勢がとれない可能性はあると思います。
姿勢というのは、小脳を中心として神経学的な調整も受けているため、ことチワワということを考えると、水頭症などの先天的な疾患も視野にいれないといいけないように思いました。
あとは、小食の場合は低血糖、骨格でいえば膝蓋骨脱臼なども考えられるかと思います。
その他、歩き方や本人の体調に異常はありませんでしょうか?
いずれにせよ、一度獣医師の身体検査を受けられた方が良いように思いました。
ご参考になれば幸いです。

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相談内容:椎間板ヘルニアと関節炎の違いを教えて下さい

飼い主からの相談

相談者:新潟県 弓月さん
19日の夕方に元気がなくて、
少しずつ歩いたり尻尾降ったり吠えたりしているので22日の今は飛び上がる事をしないだけで他は食欲も排泄も吠えも廊下を歩く時も
問題ありません。
19日の夜に私の膝の上にのって、
ガタガタと震えていましたが、それ以来震えることもないですし、
天気のせいで散歩も行けないので家でトイレに行ったり、母親が台所に行くと台所にベッドを置いてるのでそこで休んだり。
居間にいる時はコタツの中に入って顔だけだしてのんびりしています。
椎間板ヘルニアか関節炎だとは思うのですが、
何か違いが判る方法はありますか?
昨年11月には大興奮して、ソファの乗り降りを何十回と繰り返したせいで、翌日から1週間くらいコタツの中に潜ったまま、元気がありませんでした。
その時も食欲も排泄も問題はありませんでした。
ただ抱っこをする機会があって、キャン!と泣いたことが3回くらいあります。
今回はずっと家にいるので抱っこをする機会が昨日の母親のベッドに一緒に寝るときに抱っこしたくらいでその時は抱き方を変えてだいたので鳴くことはありませんでした。
その時は1週間の間にだんだん良くなって、そのあとは19日まで好き放題に散歩にも行くし、水飲みたいとき、おやつを食べたいときは前足をテーブルの上にのせてしばらくいました。
廊下の中も猛ダッシュだ走り回ったりしていました。

浅川雅清先生(フリーランス獣医師(ペット家族動物病院成城店))からの回答

こんにちは。
確かに、整形外科的なトラブルを思わせる経過ですね。
さて、椎間板ヘルニアと関節炎の違いですが、
椎間板ヘルニアは、椎骨と椎骨の間に存在する椎間板が、椎骨の間から主に背中側に飛び出てしまい、神経(脊髄)を圧迫する疾患です。
人間でいうとぎっくり腰に例えられることが多いです。
関節炎は、各関節(肘、膝など)の中で、何かしらの原因で炎症が起きる疾患です。
代表的なものに、感染性、免疫介在性(関節リウマチなど)、加齢、関節疾患(股関節形成不全、膝蓋骨脱臼、前十字靭帯断裂など)などが挙げられます。
ご様子としては「椎間板ヘルニア」寄りの症状かなと思いました。
一度ご受診頂くことを推奨します。
ご参考になれば幸いです。

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相談内容:下肢麻痺の日内変動について

飼い主からの相談

相談者:東京都 くぅさん
2ヶ月ほど前から時折右後脚の力が入らなくなることがありました。しかし30分以内に戻ることや下肢、腰部の骨折所見や疼痛がないことから様子見になってました。(触診)
18日の夜中1時半頃より再び急に右足に力が入らなくなり自力では起きていられないほどで様子を見ていると3回嘔吐をし、その数分後にいきなり前足をピンッと伸ばし後ろ足はどちらもギュッと曲げた姿勢で背中をそらせて体を真横の向きでグルングルンと何回転もさせ始めました。ローリング?と医師はカルテに記載しておりました。2分ほど続き医者に連れて行ったところ採血では内臓疾患は見当たらないということで頭の何かしらの異常で起きたかもしれないと言われました。
既往に軽度腎不全があること(クレアチニン1.6)、心雑音があることから全身麻酔でのMRI検査は迷っているので、確定診断には至っておりません。
右足の麻痺様症状に関しては、自力では起き上がることができなくなるほど力が入らないこともありますが、少しフラフラはしながら普通に歩いてることもあり変動があります。
脳腫瘍を疑うと言われましたが、このような日内変動はあるものでしょうか?また水頭症などほかの可能性に関しても分かる範囲でいいので見解を教えていただきたいです。

浅川雅清先生(フリーランス獣医師(ペット家族動物病院成城店))からの回答

こんにちは。
詳細に情報、ありがとうございます。
今回の症状としては、右後ろ足に限局し、または全身的に播種し、短時間で収束する発作的な症状という解釈で宜しかったでしょうか?
確かに、この症状で血液検査で異常がないとなると、「部分(焦点)発作」を想像します。
年齢的には確かに脳腫瘍、脳炎が疑われます。
仰る「水頭症」は概ね幼少期に発症することが多いです。
が、あとは右後肢の整形外科的な疾患(膝蓋骨脱臼など)は可能性は無さそうでしょうか?
脳神経学的な疾患以外が除外されたら、試験的に発作を抑える薬を投与し、症状が起きなくなれば、やはり脳の病気だなと推察される状況かなと思いました。
ご参考になれば幸いです。

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相談内容:一時的歩行不可

飼い主からの相談

相談者:大阪府 hmco4さん
つい先ほど、運動神経の抜群なチワワの11歳の女の子が急に一時的に歩行不可になりました。
いつものようにペットドームへ入ろうとしていたようなのですが、急にバタバタとし彼女を見ると右後ろ足をあげたままふらつきながら歩きへたりつきました。さわっても痛そうではなかったのですが、年齢も年齢でしたので、あわてて夜間救急に向かおうと段取りをしていたら、何もなかったかのようにいつも通りしっかりを歩き、走り回り始めました。
その間時間にして5分も経っていないくらいでした。早急に病院にいくべきなのでしょうか。念の為今週日曜日にかかりつけ医にみてもらおうとはおもっています。が、それまでの間、きがかりです。

浅川雅清先生(フリーランス獣医師(ペット家族動物病院成城店))からの回答

こんにちは。
高齢ですので心配ですね。
文章のみから推察させることのみの回答となりますがご了承ください。
今回は、急に、バタバタと、右後肢を挙上し、かつふらつきながら歩行ができなくなった、ということでよろしいですね?
ここから考えうるのは「関節疾患」か「脳神経疾患」かと思われます。
関節疾患であれば、右後肢ということなので、チワワなら膝蓋骨脱臼が一番容易に想像できます。
一時的に膝蓋骨が脱臼して、歩行とともに自然と整復されたことも考えられます。
それであれば日曜日の受診で結構かと思います。
次に「脳神経疾患」となると、一番は「発作」のようなものを考えます。
ただ、今回はいわゆる全身的な「けいれん発作」ではなく、特に右後肢を中心とした「部分発作」になるのかなと思われます。
5分ほどで終息する短い発作だったことも考えられると思われます。
高齢で初発の発作であれば、脳腫瘍や脳炎を第一に考えます。
その場合は、短期的に再度同じ症状、または更なる強い症状が認められる可能性はあります。
早めの受診を推奨します。
その他、似たような疾患を示す内臓の疾患、整形疾患などは考えうると思いますので、検査の際は血液検査、レントゲン検査、超音波検査など包括的な検査を推奨します。
ご参考になれば幸いです。
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相談内容:膝蓋骨脱臼の手術について

飼い主からの相談

相談者:埼玉県 あろみるさん
現在2歳8ヶ月のトイプードルですが、一歳前から右後脚で歩行時ケンケンしており、一歳になってすぐパテラの手術を受けました。
そして先週、左後ろ足を痛めてしまい、カクンカクン外れてちゃんと戻らない為手術が決まりました。
手術するんだーとお散歩の際に会う人に話をすると、パテラがあるけど手術しない人や経過観察している人が多く、手術しない意向の先生の話も聞いてみたくセカンドオピニオンを受けてみました。
その先生は手術しないでそのままやり過ごせる事もあるし、万が一靭帯が切れたら治してあげればいいだけの話だよ。という見解でした。
でも、飼い主さんが今の状態が不安なら手術受ければ良いんじゃない?
と言った話ぶりでした。
かかりつけの先生は、パテラを治す事より、パテラを放置して靭帯を切ってしまった方が大変な治療になるし、元気に気にせず走り回れるように手術してあげるのが賢明。と言う考えです。
色んな先生の考え方があるかと思うので、一つのご意見として、膝蓋骨脱臼の手術の必要性についてやメリットデメリットをお聞かせいただきたいです。
よろしくお願いします。
補足‥ 手術の日までの現在の様子は、自分でちょっと遊んでて、時々足がふいに抜けるのか?ゴローンとひっくり返って焦ってる様子が見受けられます。
痛める前までは無い様子でした。

井上 平太先生(井上動物病院 動物取扱業登録第56-104号)からの回答

手術をするべきかどうかは、グレードつまり症状の強さで考えるべきです。グレードが判りませんと他の飼主の意見は決定打にはなりません。
お話を伺うと普段の生活で支障が出ているのですから手術を受けた方が良いと思われます。
グレードが高い場合には放置しますと膝関節がねじれてきて高齢になってから歩行困難になる場合がございます。
手術を受ければ正常な歩様が期待できます。
術後一定の時間が経てば、散歩だけでなくボール遊びやアジリティーも楽しめるかもしれません。
デメリットは手術のリスクです。
どのような術式なのか経験や期待できる結果の率を良く聞いて、理解かつ信頼できるのであれば受けると良いでしょう。心配であればセカンドオピニオンを受けて下さい。
拝見していませんと個々に状況は異なりますので、いい加減に答えは出せません。
お大事にして下さい。

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 執筆者プロフィール
『みんなのペットライフ』編集部スタッフが、わんちゃん・ねこちゃんの飼い方、しつけのアドバイスなど、毎日のペットライフに役立つ知識や情報をお届けします。

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