【犬の病気】胃捻転が疑われる症状に関しての獣医師さんへの相談内容

胃捻転が疑われる症状に関しての獣医師さんへの相談内容をご紹介します。
※グループサイト『だいじょうぶ?マイペット』からの提供記事になります。

相談内容:愛犬の死因について

飼い主からの相談

相談者:福岡県 julia大好きさん
九月二十三日に十一歳五ヶ月の愛犬(26キロ・肥満)が亡くなりました。
21日の朝もいつも以上に餌も食べていて昼までは元気で餌も食べて水も飲んでいましたが、夜から体調が悪く(呼吸が浅く荒い、足に力が入らず立てない)餌も水も口にせずで翌日の22日の朝方に嘔吐・下痢もあり、朝イチで動物病院へ連れて行き、炎症反応を示す数値が高く発熱しており、点滴をしないといけない事、翌日が祝日であった為 入院させておいた方がいいでしょうとの事で入院になりました。
状態が良ければ金曜日(24日)には退院できますよと言われていて・・・
だから「また明日 来るからね」と言ったのに入院した翌日の23日の朝 息が止まったと連絡があり、亡くなってしまいました。
入院した日の午後にも嘔吐、下痢があったとの事でした。
担当して下さった先生もはっきりした原因は分からないけど、どこかに出来ていた血栓が剥がれて飛んだのではとの事でした。
田舎に住んでおり、夜間も診療している動物病院まで車で2時間以上かかるのですが、動物病院に連れて行っていたら助かっていたのでしょうか?
血栓が原因であったなら担当して下さった先生にも予測出来なかったと思いますし、入院させずに連れて帰っていたとしても亡くなっていたのでしょうか?
他に考えられる死因はありますか?
それとも亡くなった愛犬の寿命だったのでしょうか?
亡くなった愛犬は春頃から目も悪くなり、後ろ脚も少し弱り始めていました。
クッシングがグレーゾーンでした。
フェラリア・ノミダニの薬等も毎月 貰いに動物病院に行っており、体調が悪くなった21日の午前中にも薬を貰いに病院に連れて行ってましたが、いつも通りでした。
夜から餌も水も飲めていませんでしたので夜中はずっと私が水を少量ずつ飲ませていましたが、脱水症状もあった様です。
部屋はエアコンを入れていました。

井上 平太先生(井上動物病院 動物取扱業登録第56-104号)からの回答

避妊手術の一泊二日以外はずっと一緒に居られたのですね。幸せなワンちゃんだったのですね。
獣医師らしくない、一愛犬家として話を致します。
長期患いをしたくなかったのかもしれませんね。特に大型犬は最後に踏ん張らずに、すっと死を受入れる傾向にある気が致します。
2ヶ月で立ち直れる方は少ないと思います。何しろ自分より後から生まれた家族が先に亡くなったのですから。
私はこれをペットロスと表現することに違和感を感じます。しっかりと受け止めて悲しむだけ悲しみましょう。
ご遺骨に毎日話しかけて良いのです。きっと少しずつ楽しい思い出に浸れる日が訪れます。
これから先、季節が変わるごとに取り出した衣類や季節の催し物に付着した彼女の被毛を見つけて、宝物に出会うことになります。
生きているときにはただの毛埃だった物が、亡くなった後は宝物になります。抜け毛の宝物は一緒に生きてきた証です。
この宝物は愛犬からの「ありがとう」の伝言です。この絆は死によって別たれることはありません。
私も長年使った車を手放すときに掃除をして沢山我がペットの毛を見つけて涙が止まらなくなり、中古車を引き取りに来た業者をびっくりさせたことがございます。(業者は車を手放すことに泣いていると思ったようですが)。
頑張らなくて良いのです。亡きワンちゃんの霊位とともにゆっくりと前に進んでいきましょう。
亡くなるとともに真っ先にお家に飛んできた愛犬の霊位は心配しながら飼主のことを見守っている事でしょう。
立ち直ることを急がないで良いのです。いつか微笑みながら愛犬の写真に一日の報告が出来る日が来ます。
ずっと一緒だった愛犬ですから、これからもずっと応援してくれることでしょう。

井上 平太先生(井上動物病院 動物取扱業登録第56-104号)からの回答

情報が少ないため申し訳ございませんが原因は推定できません。
ただ、一般的にこの様な急性の転帰をとる場合に考えられるのは、急性膵炎・心不全・脳梗塞などの血栓症・脾腫の破裂・播種性血管内凝固(DIC)・胃捻転・肺水腫などです。
26㎏ですと大型犬に分類されますので、最近のワンちゃん達が長寿になったとは言え天寿を全うした年齢と考えられます。
経験的に、小型犬になるほど急性に進む病気の進行は遅く、大型犬では尽急性に悪化していく傾向がございます。
誠にお気の毒ですが、早期治療開始が別の結果を招いたかどうかは我々には判りません。
ご冥福をお祈り申し上げます。

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相談内容:子宮蓄膿症の手術後の様子

飼い主からの相談

相談者:福井県 ゴールデン愛さん
12月11日に5歳4ヶ月のグレートデンの子宮蓄膿症の手術をお願いしました。
無事手術は終了しましたが 病院には超特大のケージもないし、本犬がケージに入れないし、 他所では食事もしないであろうことが想像できたので、連れ帰ることになってました。午後3時には終わってたので 先生も5時以降ならお迎えOKと言われ迎えに行きました。 麻酔がまだ残っててふらつきましたが 車で連れ帰りました。車中では爆睡してました。手術の前から食欲はなかったのですが なかなか食欲が出ませんでした。
翌日 ちゅーるを飲んだのですが 本数も進まず でした。3日後に病院に行ったのですが 再度の血液検査も合格でした。様子見ということで帰りました。
その後も ちゅーるは食べるんですが 固形物は受け付けず。17日に先生に連絡入れて 診てもらいました。
ふらつきあり、食欲出ない、おしっこを一日1~2回しかしない、あと 覇気がまったくなくなった、 夢遊病者のように老人性痴呆が始まったような力なくうろうろ歩く行動、庭に出しても家の中でも狭いところに
体を入れたがる等 心配な点を伝えました。
検査結果は 低血糖でもなく、甲状腺疾患もナシ、ミネラル等も十分正常値で 原因と思える疾患は考えられないとのことで 25日の抜糸まで様子見することになりました。
病院から帰って 鶏の胸肉や豚レバー、豚心臓等を炒めたものを一回に100グラム程度を一日に二回 ちゅーるの他にも食べるようになりました。でも体調によって その後は食べないこともありました。今日19日は食べません。
もう一つ気になるのが とにかく眠いようで 食べてる最中でも 鼻を敷物の上に当たるぐらい眠りこけてしまうことです。眠いというより 自分の体を支えていられないのかもしれません。
胃捻転等も心配でなりません。せっかく手術したのだから早く元気になってほしいです。
手術後にこんな症状になることって あることなのでしょうか。
とにかく寝てばかり~の生活です。何とかできるものなら助けたいので よろしくお願いします。

井上 平太先生(井上動物病院 動物取扱業登録第56-104号)からの回答

今晩は。
子宮蓄膿症は手術後の支持療法も大切です。
かなり消耗しているはずですので食欲が出るまで点滴が必要だと思われます。
胃捻転が心配とのことですが通常食欲不振状態では起きにくいと考えられます。
記述内容ですと明らかに体力が維持できる食事量とは判断しかねます。
入院が出来なくても日帰りで点滴を受けてくることは出来ないのでしょうか?
お大事にして下さい。

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相談内容:突然大量のヨダレが止まらなくなった

飼い主からの相談

相談者:北海道 月野 うさぎさん
今日は12歳になる超大型犬ミックスの幸助、去勢済みについてです。
今日の午後から突然に大量のヨダレを出しています。
その前後に変わったことなどなかったため困っています。
通常、このような症状が起こる場合、何らかの痛みがあることが多いと思うのですが、数年前に左犬歯をおってしまったことがあって、そのときと似ていると思いました。
また、歯に魚の骨が刺さってしまった時にも同様の状態になりました。
元々、てんかんを6歳くらいから発症していて、症状的にミオクローにーという、雷に打たれたようなチック状態と似ているてんかんです。
1日に20回前後あります。
1日に3回、ランドセンという薬を服用していますが、あまり良い状態ではありません。
他にも、チバセンジェネリックを1日に17.5mg服用しています。
かかりつけのDrからこの処方で良いと言われましたが
ネット検索で犬・大量のヨダレと調べてみると、脳腫瘍やてんかん、胃捻転という結果が多くヒットするのですが、8時間くらいヨダレは出続けていて、時折頭をブルブルさせる仕草もあるので、どうしてあげるのが良いのか
思案にくれています。
頭をふる状態も耳の中などをきれいにしましたが、通常より多く感じます。
痛みのためなのかと思うのですが、痛み止めを使ってよいものか・・・どうか悩んでいます。
歯をおった時に救急で行った病院から処方された痛み止めを持っているのですが、リマダイル錠を1回に2錠1日2回と記載があるのですが、痛み止めを使う方が良いのか・・・
アドバイスをお願いします

平片 修先生(アイラ動物病院)からの回答

月野うさぎ様
はじめまして、平片と申します。
まず初めに… 
〉歯をおった時に救急で行った病院から処方された痛み止めを持っているのですが、
これは数年前に頂いた薬なのでしょうか?
そうであれば、効果が不安定と思いますのでやめておいた方がよいと思います。
てんかんの診断はどこまでの検査をしての診断なのでしょうか?
ヨダレを垂らす(流涎)はてんかん発作の前後でもみられる症状です。
チック様発作が持続しているということですので焦点性発作の可能性もあり、クロナゼパムだけでは少々発作を抑制する効果としては力不足なのかもしれません。
超大型犬との事ですので、状態によっては胃捻転・胃拡張症候群(GDV)の可能性も否定できません。
これがホントに起きているのであれば、最悪致死的な経緯をたどる事もありますので…
まずはかかりつけの先生に早急に受診することをお勧めします。
GDVが除外できた後に 痛みからなのか? 神経疾患の症状としての流涎なのか? を考えるべきかと。
12歳と大型犬としては高齢ですが、てんかんの精査を二次診療施設でしてもらう事も先生と相談してみるのも一つ考えるべき案件だと思います。

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相談内容:胃捻転について

飼い主からの相談

相談者:鳥取県 ゆんゆんさん
ここ半年寝たきり状態の老犬です。
朝にコップ一杯分の水をスポイトで与え、昼ごろにもう一度コップ一杯分与えて、5分後くらいに排便をしました。
その後急激に呼吸が深くなり、瞳孔が開いたような感じになりました。お腹は膨れており触ると嫌がるような仕草をし、数回鳴いたあと、失禁をし息絶えました。
水をあげてから30分あるかないかの出来事でした。
老犬な事と胃拡張の症状があり、胃捻転には注意をと主治医に言われていましたが、まさかこんなに急に亡くなるとは思わずただ様子を見ているだけしかできませんでした。
胃捻転だとするとこんなに急激に悪くなるのでしょうか?
胃捻転の症状に合致するのですが、水を与えた影響かと思うと悔やみきれません。

井上 平太先生(井上動物病院 動物取扱業登録第56-104号)からの回答

胃捻転から胃拡張を起こすと数時間で呼吸困難を起こします。
そのご大静脈が胃内ガスにより圧迫されると昏睡状態になり死亡する事が多いです。
しかし、そもそも胃捻転が起きていたのかどうかわかりませんので、引き金を引いたのが何かは究明困難です。
もう一つ考えられるのは、誤嚥性肺炎(誤飲性肺炎)が起きていないかどうかです。
寝たきりの動物に流動食や水を与えていますとどうしても一定の確率で起こりえます。
半年間しっかりと看病してきたのですね。
決してご自身を責めないで下さい。
シーズーちゃんは半年間あなたががんばってお世話をしているのを見てきたわけです。
この半年は今までの数年分に値する濃密な触れ合いの時間だったはずです。
あなたから与えられた愛を持って天国に召されたわけですから、亡くなったシーズーちゃんが悲しまないようにしっかりと見送ってあげてください。
時が心にあいた穴を満たすまで、どうかご自愛ください。
あなたの心に生きるシーズーちゃんがきっと支えてくれるはずです。

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相談内容:胃捻転 術後

飼い主からの相談

相談者:埼玉県 よしさん
犬の病気についてです。
11歳になるヨークシャテリアを飼っています。
今まで大きな病気もせず、健康に過ごしていましたが、一ヶ月半程前から鼻をブーブーと鳴らす、いわゆる逆くしゃみをするようになりました。
あまり気には止めていなかったのですが、日に日に苦しそうに呼吸しているため、病院に連れて行ったところ、アレルギーと診断され、アレルギーの薬をもらいました。
それを夕方食後にあげたところ、数時間後に嘔吐し、苦しそうに息をしてお腹もパンパンになっていました。
すぐさま病院に連れて行ったところ、軽い胃捻転を起こしていると診断され、部分麻酔で処置がされました。
うちの犬はヨークシャテリアにしては大きい方であり中型犬程あるため胃捻転したようです。
その後落ち着き退院できるかと思ったのですが、また胃捻転を起こしてしまい、今度は開腹手術をしました。
1週間ほど入院していましたが、全くご飯も食べず点滴のみで、日に日に弱ってしまうため、先生とお話しし、現在は家に帰ってきています。
ですが、やはり食欲も無く、少しご飯を食べては吐くを繰り返しています。
このままずっとご飯が食べられなくては、どんどん弱ってしまうと思います。
体重も8キロあった体重が1.4キロも減ってしまいました。
このまま術後、ご飯が食べられるようになるまで見守るしかないのでしょうか。
何かいい改善方法はないでしょうか。
現在は吐き止めの注射を1日1回していますが、吐き気は改善していません。
今日もなんとか食事をあげようと試みましたが、受け付けず吐いてしまいました。
詳しい方、同じ症状を経験された方、何かアドバイスなどございましたら、ご教授願います。

井上 平太先生(井上動物病院 動物取扱業登録第56-104号)からの回答

 通常は胃捻転で胃の固定術を行いますと2日後くらいには通常に食べられるようになる事が多いものです。他の疾患が合併していたり精神的に弱い子は食欲廃絶が続くこともございます。
 
 食欲が廃絶している状態で点滴をせずに自宅療養を続ければ当然ながら体は衰弱していきます。入院し点滴の再開が必要なのではないでしょうか。
 場合によっては①再度開腹して術野を確認する事②造影を含めたレントゲン検査③血液検査による合併症の確認などが必要なのかもしれません。
 きっと自宅に戻れば精神的に気力が改善し食欲が改善することを期待して一時退院したわけでしょうから、今回のような結果であれば再度相談されて今後の方針を検討された方が良いでしょう。
 お大事にしてください。

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 執筆者プロフィール
『みんなのペットライフ』編集部スタッフが、わんちゃん・ねこちゃんの飼い方、しつけのアドバイスなど、毎日のペットライフに役立つ知識や情報をお届けします。

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