【犬の病気】破傷風が疑われる症状に関しての獣医師さんへの相談内容

破傷風が疑われる症状に関しての獣医師さんへの相談内容をご紹介します。
※グループサイト『だいじょうぶ?マイペット』からの提供記事になります。

相談内容:破傷風について

飼い主からの相談

相談者:山口県 wanちゃんさん
愛犬と私の事について教えて頂きたく質問させてもらいました。
一昨日の事なのですが、愛犬が酷く鳴き、あまりにもうるさかったので、口を押さえてダメよっ!ってしようとしたのですが、その際に私が薬指の爪の間付近を軽く噛まれ少し出血してしまいました。
少し経って血が出てる事に気づき、手を洗い、消毒液で5分ぐらい当て、その後からうがい薬(イソジン)をかけてました。
ネットで色々調べると、小さい傷でも病院へ行った方がいいと書いてあったので、外科に行き見てもらい、薬を塗って頂き、抗生物質(飲むの)を二日分出して頂きました。
我が家は三匹いて、その内の二匹は狂犬病ワクチンを打ってるのですが、この子はまだ打ってません。8種混合ワクチンは打ってます。
この子から噛まれる事で、私に感染する病気はあるのでしょうか?
破傷風が一番怖いと思ってるのですが、もしこの子が破傷風になってる場合、何か症状とか出たりするのでしょうか? もしくは犬は破傷風でも無症状のまま人間に移す事があるのでしょうか?
家の中でけっこ走り回るので、あんまり散歩に行ってません。
前回は12月3日に行きました。
でも、ほとんどアスファルトで土の上はあまり歩いてないと思います。
私は抗生物質を飲み、今は爪の中がすこし赤くなってて、押さえると痛みが少しある程度です。
犬に引っかかれて血が出たりする事はあるのですが、噛まれて血が出たのは初めてで。
感染病がすごく心配です。
宜しくお願い致します。

樋口 高裕先生(樋口動物病院)からの回答

wanちゃんさんへ
破傷風は土壌細菌です。口腔内の細菌ではないので室内犬に噛まれた場合、あまり心配しなくても良いでしょう。ちなみに潜伏期間は3ー14日と幅があります。
外犬で常に土で汚れているような子の場合には、土壌細菌が傷口から侵入することで感染の可能性がありますが、病院で抗生剤(ペニシリン系)を処方されていれば、全く問題ないでしょう。
我々獣医の場合、噛まれる機会が多いので、定期的に破傷風の予防注射をしています。気になるようならやられるといいでしょう。
ワンちゃんの破傷風感染は、土壌と接触していなければ大丈夫ですし、教科書で見たものの、臨床的には出会ったことはありません。

だいじょうぶ?マイペットで相談の回答の詳細を見る

相談内容:あごをガクガクさせるのですが・・

飼い主からの相談

相談者:北海道 たらぽんさん
考えられることを教えていただきたのですが
昨日の夜のことです
口をくちゃくちゃさせて、その後に顎をガクガクさせるのです。
歯もぶつかってる音がします。
うまく説明できませんが、以前もあくびの後にこのような症状が
出たのを覚えております。
痛がるようなしぐさは、見せません。
もともと口を開けさせるといやがります。
年齢も年齢なので、関節症が考えられますが
他に考えられることがありますか?

村山 敦浩先生(エヴァ動物病院)からの回答

はじめまして
診察していないので、判断がつきませんが、神経や筋の痙攣という事で、何かの中毒や破傷風などの感染症などが考えられます。
また、ウイルスや細菌の感染による髄膜炎なども考えられます。
一度、動物病院で診察を受けて下さい。
お大事に。

だいじょうぶ?マイペットで相談の回答の詳細を見る

相談内容:突発性の攻撃行動について

飼い主からの相談

相談者:千葉県 ちゃま母さん
お世話になります。
今回は実家のウェルシュコーギー(11歳♂去勢済)の問題行動(激しく噛む/威嚇する)についてご相談したくよろしくお願い致します。
パピーの頃から気分的にムラのある性格で1歳を過ぎる頃には20キロ超の巨大コーギーに成長。
両親曰く然したる理由もなく反抗したり、突然噛み付いたりする性格を多少なりとも穏やかに出来ればとの期待を込めて去勢処置を行いましたが、さほど変化はなく、今に至ります。
フードはドライと野菜中心で、カロリー的にもそんなに体重が増えるとは思えない量だったらしいのですが、それでもどんどん太るので(去勢すると体重増加の可柏ォが高まると注意を促していました)今現在は、これが犬の食事かと思えるような低カロリーの食事制限(量的にはボリュームあり)をしているようですが、それでも痩せないとの事です。
運動量としては高齢の両親としては頑張っているように思います。
朝晩各45分程度の散歩を欠かさないようにしているものの、本犬が太り気味で疲れやすいので、積極的に散歩に出かけるとはいえないようです。
父が昨年末に他界し、母一人になりました。
父が存命中から(2人とも)何回か噛まれる事故?に遭い、何とかならないものだろうかと主治医にも相談してアレコレ治療を試みているようですが、改善されません。
主治医は「飼い主さんに愛情があるから大丈夫、そのうちなんとかなります」と言うばかりで、10年過ぎました。
20キロ超のコーギーですから、噛まれ方?によっては大怪我と言えるほどになる事もあり、病院で縫わなければならないほどの怪我もすくなくないようです。
怪我の理由が理由ですので、母は病院に行きたがらずなるべく隠密裏に処理していたようですが、余りの深手に2日ほど経って病院に行ったら血管まで達する傷で縫合治療と破傷風蘭h接種を何度かに亘って受けたとの事もありました。
今は11歳の高齢犬ですが、主治医の治療時にはまず精神安定剤?でフラフラ状態にしてから診察台に数人係でやっと乗せるというスタイルで診察して貰っているらしいのです。
先日も母は激しく噛まれたため、主治医の所に犬を連れずに(連れて歩くのが怖いので…)相談しに行ったところ五日分の錠剤を処方され様子を見るようにと言われたようです(どのような薬か説明受けず)。
2年半ほど前からは「最期の手段かもしれないけれど」とPROVERAーDOGという注射療法を薦められ、高額な代金を支払ったようですが一向に改善された様子がありません。
ネットでアレコレ調べたところ黄体ホルモン様のホルモン治療薬のようですが、人間向けの処方についてで、ペット関連としてはアメリカのサイトで僅かにヒットしただけでした。
このような状態で、父を亡くしてひとりになった母にはセカンドオピニオンを奨めていますが、新しい環境に飛び込む決心が付かないようで首を縦にふりません。
そんな母にアドバイスを戴きたいのです。
よろしくお願い致します。

牧口 香絵先生(ペットの行動コンサルテーション)からの回答

ちゃま母さん、こんにちは。関東でワンちゃんネコちゃんの問題行動の治療を専門としております獣医師牧口香絵と申します。
何度も過去に咬まれてことがあり、お母様の不安なこともたくさんあったと思います。
ワンちゃんの中には突発性に攻撃をする問題を抱えているワンちゃんもいるのは事実です。
レージシンドロームとも呼ばれます。例えば、電話の音、ワンちゃんの名前を呼ぶ、ソファーで隣どうしでくつろいでいたときに突然攻撃してくるなどのように突発的に攻撃をしてきます。
いつも同じ状況で攻撃をするとは限りません。同じ刺激や同じ状態で攻撃をしてこないときもあるのが突発性の攻撃性の特徴です。
私がいままでカウンセリングを通じてであった攻撃性のあるワンちゃんでご家族が「うちの犬は突然攻撃をしてくる」とおっしゃる場合でもよくよく状況をみたり、ワンちゃんと会いその子のしつけの仕方や接し方などを伺うと理由があって攻撃をしていることがほとんどです。
ですので幸太郎ちゃんが本当に突発的に攻撃をしているのかどうかは分かりませんが、コーギーの場合は特にしつけとして、マズルを握る、叱るために叩いたり、脅したり、体を押さえつけたりするようなしつけから攻撃性が誘発されることが多いです。また攻撃性がでやすい犬種でもあります。
ホルモン剤は数十年前までは攻撃性の治療として使用されていた時代はありましたが現在ではさまざまな副作用がでるため治療薬としては使用されていません。
一度、行動治療の長けた獣医師の方に幸太郎ちゃんのカウンセリングを受けて、どのような治療方法が適切かを時間をかけて伺うことをお勧めいたします。
お母様の年齢を考えると、適切なお薬を幸太郎ちゃんに与えることも必要であると感じます。

だいじょうぶ?マイペットで相談の回答の詳細を見る

相談内容:口の周りをなめる

飼い主からの相談

相談者:広島県 ひらっちゃんさん
はじめまして。アドバイスをいただきたく質問させて頂きます。よろしくお願いします。我が家のめいは現在7歳です。神経質な子です。怖がりでもあります。散歩もあまり好きでなく、ドッグランに連れて行っても走りません。おとなしいと言えばおとなしいですがラブらしくありません。6歳なってから避妊手術をしました。おっぱいが出るようになったからです。肝臓の検査で(生検)で慢性肝炎と診断を受けました。毎月の血液検査と薬は欠かしていません。今回相談させていただきたいのは、たま~にですが、よだれが止まらなくなって、口の周りを異常にペロペロします。2.3時間で収まります。人間で言うと、車酔いの時などに唾液が上がってくるような感じに見えます。12月頃におやつのガムを与えてそうなったので、今ではあげていません。ところが今日、また突然、口の周りをペロペロし始め、落ち着かないようでした。30分ぐらいで収まり、よだれはあまり出ませんでした。
かかりつけの先生には話してあります。「・・・・ガムを食べて消化が悪かったかな・・・神経質なので何かひどいストレスでもかかったかな・・・と話されてました。脳の心配も無くはないが、まだそのような段階ではないかなと言う事でした。今日のことはまだ先生に話してませんが、やはり脳に何か・・・と疑った方がいいのでしょうか?
どうぞよろしくお願いします。

中津 賞先生(中津動物病院)からの回答

よだれが過剰に流れ出る症状を流涎症といいます。
流涎症の原因は大きく分けて3つあります
1口腔内の異常・・・・・口内炎。口腔内異物、舌炎、歯肉炎、乳頭腫等の腫瘍の発生、扁桃炎、口唇の皮膚炎
2食道の異常・・・・・食道梗塞、咽頭炎、食道狭窄、食道休憩室、咽頭麻痺、食道炎
3全身性疾患・・・・・嚥下障害に伴う流涎症、三半規管に異常による前庭障害、急性胃拡張と胃捻転、子癇、異嗜、レプトスピラ症、破傷風、狂犬病
獣医師はこうした病名を流涎症があれば頭に浮かべながら、一つ一つ検討してゆきます。詳細に検査を受けて原因を突き止めると流涎は止まるでしょう。

だいじょうぶ?マイペットで相談の回答の詳細を見る

相談内容:犬に噛まれたかも?

飼い主からの相談

相談者:京都府 どんどんさん
はじめまして。色々ネット検索してるとこのHPに出会いました。
無料で色々相談にお答えして下さるとの事、とてもありがたいです。
今回は自分のペットの事ではないのですが、安心したいので問い合わせいたしました。
昨日の夜(丁度24時間程前です)に友達の家で、我が子(1歳)が犬に手に持っていたお菓子を食べられました。(ミニチュアダックスフンド
その際、手ごと口に入れてしまったのを見ました。その後すぐに手を見たところ、歯型は一切ありませんでした。元々あったと思われる痕があるくらいで、多分噛まれたのではなさそうです。
ですが、その犬は予防接種をしていないそうで(友達の家ですがそこの犬ではないんです)心配になって、家に帰ってから救急病院へ行きました。
すると、お医者様は狂犬病は思いっきり噛まれた場合でも99.9%以下の確率で有り得ないと言われ、それよりも化膿や破傷風の方が心配との診断でした。狂犬病の事も私が聞くと答えて下さいましたが、最初っから眼中にないという感じでした。
手のひらは本当に噛まれた?ってくらい、傷も全くありません。なので結局は何も処置せず帰りました。
それから少し気持ちも落ち着きましたが、こうしてパソコンに向かっていると色々調べてしまい不安も中々なくなりません。
実際どの程度噛み付いたら狂犬病はうつるのですか? 傷もついてない手では心配いらないでしょうか?
この前にこちらで検索したら、『日本で狂犬病の心配はありません。』と記入されているお答えがありました。
少しでも安心したいのでこうして再度同じ様な内容に加え、別の質問をさせて頂きました。
ご回答よろしくお願いいたします。

是松 壮一郎先生(アイ動物病院)からの回答

こんにちは、どんどんさん。
お子さん、突然噛まれてしまって、驚かれたでしょうね。この出来事で、犬が嫌いにならないといいのですが。美味しいものが目の前にあって、ついパクリとしてしまったのでしょうね。
また、大切なお子さんの身を案じて、万が一の事も考えてご心配になられるお気持ちもわかります。
さて、狂犬病についてのご質問ですが、まず安心してください。
日本は世界でも数少ない狂犬病清浄国です。いわゆる野外での発生の無い国なのです。ここ50年間の間、日本で発生した狂犬病患者はいずれも外国で犬に噛まれて発症した方ばかりです。さらに日本で室内で飼われている犬からの狂犬病の発症は可能性としては、医師のおっしゃる通り、まずありえません。
また、出血を伴わない様な傷であればなおさらです。
あまり心配なさらず、子供たちが動物と上手に付き合えるように大人たちが見守ってあげられるといいと思います。
参考になれば幸いです。

だいじょうぶ?マイペットで相談の回答の詳細を見る
だいじょうぶ?マイペットで
犬の破傷風に関する獣医師さんへの相談内容をもっと見る
 執筆者プロフィール
『みんなのペットライフ』編集部スタッフが、わんちゃん・ねこちゃんの飼い方、しつけのアドバイスなど、毎日のペットライフに役立つ知識や情報をお届けします。

ペット保険について

大切なペットの万が一に備えてペット保険を検討してみませんか?

ペットが病気やケガをしたとき、治療費の一部または全額を負担してくれるペット保険には提供しているペット保険会社によって様々なプランがあります。

ペット保険比較サイト「みんなのペット保険」なら、犬種・猫種、年齢から補償内容・保険料を比較し、そのまま資料請求やお申し込みも可能です。

実際にペット保険をご利用の方の口コミや各種ランキングも多数掲載しておりますのでペット保険にお悩みの方はぜひ参考にしてみてください。

※みんなのペット保険に移動します

この記事に関連するキーワード

関連する記事

おすすめ特集

おすすめ特集をもっと見る

おすすめブリーダー特集

みんなのペットライフでは子犬・子猫に優しいブリーダー直販を推奨しています。

人気記事ランキング(犬)

  • デイリー
  • 週間
  • 月間
もっと見る

ミテミテ 写真・動画特集

「ミテミテ」はペットの写真投稿や悩み相談ができるコミュニケーションサービスです。

里親募集情報特集

事情があり飼えなくなってしまったペットや飼い主がいないペットの里親募集情報を掲載しています。

てくてく ペット施設特集

「てくてく」はペット施設情報口コミサイトです。

グループサイトのご案内

健康で楽しいペットライフをお手伝い
犬・猫・小動物などのペット里親情報サイト
てくてく ペット施設情報検索・口コミサイト
みんなのどうぶつ病気大百科
犬との暮らし大百科