【犬の病気】虫歯が疑われる症状に関しての獣医師さんへの相談内容

虫歯が疑われる症状に関しての獣医師さんへの相談内容をご紹介します。
※グループサイト『だいじょうぶ?マイペット』からの提供記事になります。

相談内容:虫歯とフロントラインについて

飼い主からの相談

相談者:徳島県 すーさん
こんにちは。
今まで歯磨きをしてあげられていなかったので、歯に黒い部分があります。結構前からだと思います。病院に行ったほうがいいでしょうか。また、これから歯磨きをすれば悪化しなかったり治ったりするのでしょうか。
もう一つは、今日フロントラインをしたのですが、してすぐに身震いをして液体が結構飛んでしまいました。この場合、もう一回するできでしょうか。忙しいとは思いますが、ご回答頂けたら幸いです。よろしくお願いします。

井上 平太先生(井上動物病院 動物取扱業登録第56-104号)からの回答

一度付着した歯石は歯磨きでは取れません。
動物病院で麻酔の上でしっかりと裏側や歯間やポケットの部分までスケーリングしてもらう必要があります。
フロントラインを処方された病院に聞きましょう。適用体重範囲でギリギリなのかどうかで回答が異なります。

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相談内容:歯の側面に穴があいていることにつきまして

飼い主からの相談

相談者:山形県 犬が生き甲斐さん
16歳の柴を飼育しております。
最近、右下奥歯の側面にぽっかりと穴が開いていることに気づきました。虫歯のように、歯が溶け出している感じです(写真を掲載したいのですが、撮らせてくれません、、、)。
症状をまとめますと、下記のようになります。
・まず、右下奥歯の側面に、直径1~2mmの穴が開いている。歯石が薄く覆い被さって、穴を隠していたため、気づいたのは最近ですが、それ以前から開いていたと思われます。
・その穴から血が出てくることがある(血が出るときは、止血剤を処方してもらっています)。
・穴の開いている歯に、ぐらつき・歯肉炎などはない。
・穴が開くようなことはしていない(スケラーでの歯石取りなど)。
・歯は日常的に磨いていた。
・その他の歯には、特に異常はない。
この件について、獣医師の診察を受けましたが、やはり普通の獣医師さんでは歯を削ったりと言う治療は出来ないようです。
「ぐらついてもいないし、それほど痛がる様子もないため、様子を見ろ」というスタンスです。
抜歯についても、ぐらついていないことから、無理には行わないようです。
この治療を、専門の獣医師に相談しようかと思いましたが、治療には全身麻酔が必要だと思います。
16歳+心臓病+軽度の腎臓病+軽度の痴呆の犬に対して、全身麻酔がどれだけの負担になるのか(そもそもかけられるのか)を思うと、それは出来ないという結論に至りました。
痛みがなさそうなのが幸いですが、この後、どうしたら良いものでしょうか?アドバイスをいただけると助かります。
お願いいたします。

杉浦岳先生(すぎうらペットクリニック)からの回答

はじめまして。
奥歯の「側面の穴」というのがどの位置にあるものか分かりませんが、歯と歯茎の間くらいにあるものでしょうか。そうであれば歯自身の穴ではなく、歯と歯茎の隙間ということになります(歯の根が分岐しているため穴の様に見える場合があります)。
もしそうでなければ・・・歯自体に穴が開いているのであれば・・・どちらにしても異常ですね。
おっしゃるとおり、歯の詳しい検査や治療のためには全身麻酔が必要で、体の状態と歯の状態を見比べて歯の治療にメリットが大きければ、全身麻酔下で処置をするのが一番いいでしょう。これは診察されている先生によく相談されることをおすすめします。
歯と歯茎の隙間が穴のように見えている場合、これはほとんどが歯茎の問題で、抜歯以外の治療は難しいと考えられます。抜歯し、歯茎の穴を縫って問題のない状態にするのが一般的だと思います。
歯の穴の場合、出血するほどの穴であればいずれにしても歯の中に重大な問題がすでに起こっている可能性がありますので、多くの場合は抜歯が適切でしょう。歯を削って歯髄の処置をして・・・という治療のメリットは余り無いと考えます。
歯みがきをされているということで16歳になってもきちんと歯が残っているのですね(抜けてしまったり、もっと若いうちに問題になってしまうことが多いのです)。全身麻酔下での処置が難しければ、現在行われている歯みがきに口腔内環境を整えるような物(サプリメントや歯みがきジェルのようなもの)を組み合わせたり、出血や腫れのあるときは内服薬で対応したりといったことが一般的になると思います。
うまくいくことを願っています。

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相談内容:食べても食べても痩せていく・・・。

飼い主からの相談

相談者:埼玉県 Whoさん
パピヨンのオス、ふうについての2回目の質問です。よろしくお願いします。
14歳で、8ヶ月前くらいから、老衰のような症状(ボケなど)もみられますが、ここ2ヶ月ほどで、体重が激減してしまいました。いつも2.3キロ位だったのに、ついに1.6キロまで落ちてしまいました。1ヶ月ほど前に獣医さんで体重を量ったときに体重の減少に気づき(その更に1ヶ月前には2.3キロあった)、検査をしてもらったところ、腎臓の数値が少し悪い、とのことでしたが、それほど心配するほど悪くはない、と言われました。念のため、腎臓の機能を保護する薬を飲み始め、フードも腎臓サポートのものに変えました(それでも家族が甘い人間用クッキーなど与えてしまいますが・・・)。腎臓機能低下による脱水症状のために体重の減少が起こる、との診断で、その後、最低でも週に一度は皮下にする栄養と水分の注射をしていました。注射の後は一時的に重くはなりますが、元気になるというわけではありません。
食欲は過剰なくらいあり、水分も自らちゃんと取っています。
それなのに、また痩せてしまいました。家族からは、もうあきらめたほうが、という声も聞こえ始めました。わたしも覚悟はしないといけないと思いはじめましたが、もしかしたら何か腎臓病以外の病気を見落としてはいないかと思い、ここに質問させていただきました。特に、腎臓の数値は、正常値より少し悪くなっているくらいで、たいしたことはないのに、そのせいでこんなふうにどんどん痩せていってしまうものなのでしょうか。それとも他に原因があるのでしょうか。下にも書きましたが、腫瘍のようなものがいくつかみられるので、癌のための体重減少もあり得るのではないかと思いましたが、素人なのでわかりません。。。
最近の主な症状としては、
1.一般的にボケ、と言われる症状(夜鳴き、昼間寝ている、感情低下、散歩道の変化、元気がない、あまり動きたがらない、性格の変化、食べ物の好みの変化、おもらし、など)
2.白内障。このため、つまづいて目に怪我をしたこともある。
3.首や背骨・尻尾の骨が曲がっていて、首を持ち上げられない。いつも下を向いている。
4.耳が悪い
5.食欲過剰
6.体重減少
7.体の何箇所かに腫瘍のようなものができている。おなかには2センチほどのものもあり、そこから出血もたまにみられる。
8.体重が減っているときはフケのようなものが出てくる。
持病としては、
1.ペニスの外皮が短く、いつも外に出ている状態で、炎症をよく起こすので、ステロイドの塗り薬を含め、色々なジェルやオイルなど、その時々によって違う薬をつける。
2.持病1のせいか、膀胱結石(シュウ酸カルシウム)を3回繰り返し、その都度手術。
3.歯周病・虫歯・口臭。
よろしくお願いします。

岩田 賢一先生(いわた動物クリニック)からの回答

はじめまして
全身のレントゲン等はとられたのでしょうか?
癌はある程度転移しても血液検査では正常な場合が多いです。
血糖値も調べてください。

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相談内容:顎が溶けてしまった犬の生活について

飼い主からの相談

相談者:千葉県 yukaichiさん
こんばんわ。2日程前に、里子として顎が溶けて、こめかみを骨折してしまったトイプードルの4歳の女の子を迎えました。ペットショップの繁殖犬として店の奥で飼われていたそうですが、妊娠しにくいという理由で処分の対象になったのを保護団体さんが引取ました。虫歯でそうなったのか、栄養失調でそうなったのかは定かではありません。団体さんの手配で、昨年と今年大きな手術をして、現在、半分ぐらい口は縫ってなんとか舌でドライフードを食べれるまで回復しました。(ちなみに歯は全部抜いてしまって無いです)今後生活をしていく上で、とても心配なのですが、顎が悪化していくことはあるのでしょうか。また完治することは難しいかと思いますが、日々の生活で回復に見込めること(食生活改善等)、気をつけなければいけないこと等アドバイスをいただけると大変嬉しいです。よろしくお願い致します。

岩田 賢一先生(いわた動物クリニック)からの回答

はじめまして
顎が悪化していくことは診察してみないとわかりませんが縫合した部分など完治していれば大丈夫と思います。
ただ歯が全然ない場合いろいろな機能不全が考えられます。
噛むことは脳や臓器(特に消化器)の機能を活性化させる働きがあるのです。
歯がない、つまり食餌が十分摂れないことを意味します。
現在はいろいろの療養食が犬でもありますのでかかりつけの
動物病院で相談ください。栄養不足の場合サプリメントも併用したほうがいい場合もあります。
日々生活が大変とは思いますが早く生活の軌道にのれますよう
お祈り申し上げます。

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相談内容:乳がんの手術・・・。

飼い主からの相談

相談者:千葉県 ゆきどんさん
はじめまして。
セカンドオピニオンを探そうかと迷っている時に、ここにたどり着きました。アドバイスをいただきたく、相談させてください。
コーギーのメス、11歳になります。避妊手術はしていません。
一ヶ月前から、おっぱいのところに3cmくらいのしこりを見つけました。かかりつけの動物病院で触診のみ受けました。
「おそらく乳がんで、良性か悪性かはとってみないとわからない。悪性の可能性は半々です。」と、説明をうけました。
今までの病気は、奥歯が虫歯になってしまい、全身麻酔で抜歯したことがあるのみです。
高齢であることも心配ですが、今は痛そうにもせず、ご飯も食べて、のんびり散歩もしています。手術にリスクがあるのも分かるので、このまま様子を見て過ごすことも考えました。
インターネットで様々の方の体験談などを拝見していたら、腫瘍が大きくなって痛みがでてきたり、あとから手術をしておけばよかったと、後悔することもあると読みました。
腫瘍認定医という専門医もいらっしゃることも知り、専門の先生に相談した方がいいのか悩んでいます。
もっと検査をしたほうがいいのか、どうしてあげることが最善なのか、
考えても答えが出せません。どうか、アドバイスをいただきたく、よろしくお願いいたします。

和泉谷 研 先生(マック動物病院)からの回答

かかりつけの先生のおっしゃるとおり、犬の乳腺腫瘍は悪性か良性の判定は摘出して病理検査をしなければわからないものです。
ただし、それが乳腺腫瘍なのかどうかということについては、できている場所でだいたいは判別できます。まれに乳腺部分にあっても異なる腫瘍ということもありますが、腫瘍の種類の確定診断はやはりとってみてからの病理検査で行います。もっと検査をするとしたら簡易的に針で刺して中の細胞を見てどのような細胞でできているのかを術前に調べて、どんな腫瘍であるのかの大まかな予想を付けてから摘出手術をしてもいいと思います。
乳腺腫瘍であれば、良性であってもどんどん大きくなって表面が破裂して、QOLが著しく低下することもあります。なので治療の第一選択としては手術でとるということになります。
もちろん高齢犬では麻酔のリスクは多少に高まりますが、術前に血液検査やレントゲン検査など、万全の状態を期して行えば、11才の犬だからといって麻酔の危険性が非常に高いという事はありません。
乳腺腫瘍は比較的多い腫瘍なので、特に専門医ではない一般開業医でもある程度の知識は持っており、言い方の違いはあれ同じような見解になるのではないかと思います。ご心配であればセカンドオピニオンで他の獣医師に話を聞いていただいてもいいかと思います。

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 執筆者プロフィール
『みんなのペットライフ』編集部スタッフが、わんちゃん・ねこちゃんの飼い方、しつけのアドバイスなど、毎日のペットライフに役立つ知識や情報をお届けします。

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