相談内容:腫瘍について
飼い主からの相談
はじめて御質問いたします。今年5月末に飼い犬のほうひの内側に出来たパチンコ玉ぐらいの腫瘍摘出外科手術をいたしましたが、まったく同じ個所にまた腫瘍が発見されました。掛かり付けの病院で再度、摘出外科手術を勧められましたが、前回の手術からわずか5か月しかたっておらず、麻酔などのリスクを考えると外科手術以外に治療法がないものかと悩んでおります。腫瘍のできている個所がデリケートな部分であり、今後排尿などに影響があることも心配なため、最適な治療法を教えていただけたらと思いますので宜しくお願い致します。
是松 壮一郎先生(アイ動物病院)からの回答

こんにちは、風俊くんの飼主さん
質問を読んだ様子ですと、5月に摘出した腫瘍の検査は行われなかったのでしょうか?出来た腫瘍が可移植性性器肉腫なのか、扁平上皮癌か、それとも他の腫瘍なのかによっても治療の方針が変わってきます。
通常の腫瘍であれば、良性悪性を問わず、外科的切除が一番の方法になりますが、たとえば可移植性性器肉腫であれば、切除はせずビンクリスチンという薬を用いた化学療法で治療することになります。
可移植性性器肉腫は針を刺しての生検や腫瘍表面の剥離細胞の検査でも確定診断が出来ますので、まずはそちらの検査をしてから、可移植性性器肉腫でなければ、手術を考えてはいかがでしょうか?
参考になれば幸いです
どうぞお大事になさってください
相談内容:陰部からの出血
飼い主からの相談
13才の雑種犬のロッキー(オス)が最近おしっこをした後に、おちんちんから血をが出る事があります。傷や怪我はあるようには思いません。
おしっこシートにも血が混じっているような形跡もありません。
それほど濃い血ではなく、血とおしっこが混ざったようなどちらかと言えば薄い血です。おしっこの後に血と混ざったおしっこが一滴くらいついています。
最近皮膚の中に脂肪が溜まって袋が破れ脂肪が出てくる病気になり、そこに抗生物質を塗る治療をしていて、その傷のひとつに良性の腫瘍が見つかったばかりです。先生からは経過を見るだけで良いと言われているのですが、その腫瘍や傷と関係があるのでしょうか?
大村 知之先生(おおむら動物病院)からの回答

ペニスからの出血は,泌尿器系の病気と生殖器系の病気が考えられます.泌尿器系の出血は,腎臓および膀胱が多く尿検査,超音波検査,レントゲン検査などで診断します.膀胱炎や膀胱の腫瘍などがあります.生殖器系の出血は,前立腺やペニス自身からの主靴です.前立腺の良性肥大,細菌感染による前立腺膿瘍や前立腺炎,前立腺の腫瘍があり,ペニスには外傷や感染による炎症,犬から犬へうつる可移植性性器肉腫などいろいろな病気が考えられます.早めにかかりつけの先生の診察をお勧めいたします.
錦戸 正己先生(錦戸獣医科病院)からの回答

膀胱炎、膀胱結石、前立腺の老犬性単純肥大、前立腺膿瘍、前立腺がん
などが、考えられます。
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