どうしてトイレシーツを食べるの?

トイレシーツをビリビリに破り、散らかすのは、「ちょっと目を離したすき」や「留守番をさせていたとき」など、飼い主さんが見ていない時におこなう子が多いようです。
では、なぜ、見ていないときにするのでしょう。
では、なぜ、見ていないときにするのでしょう。
退屈している
飼い主がいないときにいたずらしているのは、何かしらの原因で「本来ならほとんど寝て過ごしているはずの留守番中に起きている」ためです。寝られずに退屈しているのかもしれません。
運動不足
留守番時に寝ていないのは、運動不足で疲れていないということも考えられます。
はじめは好奇心からかもしれません。もし繰り返すようでしたら、「ちょっとやってみたこと」が夢中になれる遊びだと知り、誰にもダメだといわれない状況が後押しをして、楽しんでいる可能性があります。体力があり余っているのかもしれません。
はじめは好奇心からかもしれません。もし繰り返すようでしたら、「ちょっとやってみたこと」が夢中になれる遊びだと知り、誰にもダメだといわれない状況が後押しをして、楽しんでいる可能性があります。体力があり余っているのかもしれません。
食べている
食べるつもりはなく、遊んでいるだけかもしれません。
しかし、食感が気に入り、またはお腹が空いていて、食べたくて破いているという可能性も否定できません。
しかし、食感が気に入り、またはお腹が空いていて、食べたくて破いているという可能性も否定できません。
飼い主さんの気をひきたい
うちの子は目の前でビリビリに破く、という飼い主さんもいらっしゃるでしょう。
もし、わざわざ飼い主さんの目の前でおこなう場合は、「遊んでほしい」、「話しかけてほしい」など、飼い主さんの関心を引くためであり、散歩時間が少ないことやコミュニケーション不足が原因と考えられます。
また、ストレスによる問題行動である可能性も大いにあるので気を付けなければなりません。
食べている様子はなく、ただ破いているだけだとしても、誤飲誤食の危険があります。
繰り返すようではあれば原因を突き止め、対策をとりましょう。
もし、わざわざ飼い主さんの目の前でおこなう場合は、「遊んでほしい」、「話しかけてほしい」など、飼い主さんの関心を引くためであり、散歩時間が少ないことやコミュニケーション不足が原因と考えられます。
また、ストレスによる問題行動である可能性も大いにあるので気を付けなければなりません。
食べている様子はなく、ただ破いているだけだとしても、誤飲誤食の危険があります。
繰り返すようではあれば原因を突き止め、対策をとりましょう。
トイレシーツを食べると危険?

ペットシーツの素材
ペットシーツは、吸水面には不繊布、裏面にはポリエチレンフィルムなどの防水材が使われ、中身は吸水紙、綿状パルプ、高分子吸収体(ポリマー)などからできています。
上の不繊布がやぶけて出てくる中身は、綿状パルプといってふわっとした素材です。食べるつもりはなくても、口の中にくっつきやすく、誤食しやすいものといえるでしょう。
上の不繊布がやぶけて出てくる中身は、綿状パルプといってふわっとした素材です。食べるつもりはなくても、口の中にくっつきやすく、誤食しやすいものといえるでしょう。
腸閉塞の可能性
綿状パルプは誤食してしまっても、便と一緒体外へ排出されやすい素材だといわれています。
しかし綿状パルプのなかには、大量の水分を吸収できゼリー状になる高分子吸収体(ポリマー)と呼ばれるものが混じっています。食べてしまった可能性があるのであれば、注意深く愛犬の様子を観察する必要があります。
シーツ1番下のビニール質の素材を食べてしまっていた場合はさらに厄介です。
ビニール素材は体外排出されにくく体内で詰まり、腸閉塞という怖い病気を引き起こす可能性があります。
また、どの素材も、喉に詰まらせてしまう可能性はありますので、もし繰り返すならば徹底した対策が必要です。
しかし綿状パルプのなかには、大量の水分を吸収できゼリー状になる高分子吸収体(ポリマー)と呼ばれるものが混じっています。食べてしまった可能性があるのであれば、注意深く愛犬の様子を観察する必要があります。
シーツ1番下のビニール質の素材を食べてしまっていた場合はさらに厄介です。
ビニール素材は体外排出されにくく体内で詰まり、腸閉塞という怖い病気を引き起こす可能性があります。
また、どの素材も、喉に詰まらせてしまう可能性はありますので、もし繰り返すならば徹底した対策が必要です。
もしも食べてしまったら

どの程度食べてしまったのか確認をする
ペットシーツがビリビリに破かれ、残骸が散乱していても、食べていなければ問題ありません。
まずは食べてしまっていないかの確認をしましょう。
ちぎられている欠片を集め、1枚のペットシーツになるよう並べてみます。なくなっている部分はないですか?
愛犬の爪や口の中も確認しましょう。ひっかかっていることがあります。
まずは食べてしまっていないかの確認をしましょう。
ちぎられている欠片を集め、1枚のペットシーツになるよう並べてみます。なくなっている部分はないですか?
愛犬の爪や口の中も確認しましょう。ひっかかっていることがあります。
もし食べてしまっていたら
- 様子に変化はないか観察する
苦しそうにしていたり、吐きそうだったりしませんか? また、部屋のどこかに吐いたあとがないか調べてみましょう。
ペットシーツの「どの部分」を「どれくらいの量」食べてしまったかの確認をしたら、ただちに動物病院へ連絡し、相談しましょう。先生の指示を仰いでください。
家でできる処置として、吐き出させ方の紹介を見かけることがありますが、喉に詰まらせてしまう可能性があり大変危険です。
吐き出させたい場合は、獣医さんに相談することをおすすめします。
ひとまず様子をみるように指示があった場合は、注意深く観察しましょう。
便と一緒に排出されるケースの可能性があるといえます。愛犬の排せつ物をチェックしましょう。
受診するよう指示があった場合は、できるだけ早く連れていってください。
レントゲンやエコー検査では、どこにどの程度詰まっているのか、腸内閉塞が起こっていないかを確認できます。
トイレシーツを食べるのをやめさせるには

トイレトレーを変える
トイレシーツを食べてしまう原因にかかわらず有効な対策といえば、トイレそのものをメッシュ付きトイレに変えてしまうことといえるでしょう。
いたずら防止のメッシュが付いていれば、シーツは取り出せず、咥えることもできません。問題をあっさりと解決してくれるに違いありません。
メッシュ付きトイレトレーは、軽くて取り外しが簡単なプラスチック製と、丈夫でお手入れがラクな金属製(アルミやステンレスなど)があります。
プラスチック製は手頃な価格で、比較的どこででも購入可能です。
愛犬がプラスチックアレルギーの場合や大型犬でしたら、金属製が安心でしょう。
いたずら防止のメッシュが付いていれば、シーツは取り出せず、咥えることもできません。問題をあっさりと解決してくれるに違いありません。
メッシュ付きトイレトレーは、軽くて取り外しが簡単なプラスチック製と、丈夫でお手入れがラクな金属製(アルミやステンレスなど)があります。
プラスチック製は手頃な価格で、比較的どこででも購入可能です。
愛犬がプラスチックアレルギーの場合や大型犬でしたら、金属製が安心でしょう。
布製のペットシーツに変える
洗って繰り返し使える、布製のペットシーツがあるのをご存知でしょうか。
ハサミで好きなサイズにカットできる不繊布で作られているものや、キルティング加工された綿生地タイプなどいろいろあります。
いずれも破けにくく、仮に食べてしまっても、腸閉塞などの心配な事故にはつながりにくい素材といえます。
ハサミで好きなサイズにカットできる不繊布で作られているものや、キルティング加工された綿生地タイプなどいろいろあります。
いずれも破けにくく、仮に食べてしまっても、腸閉塞などの心配な事故にはつながりにくい素材といえます。
知育玩具のような長い時間遊べるおもちゃを与える
飼い主さんの目の前でトイレシーツをおもちゃのようにして遊んでやぶいているならば、代わりになるおもちゃを与えることで解決できます。
コングやノーズワークマットのような知育おもちゃ、ロープなど飼い主さんと一緒に遊べるおもちゃは、効果的な対策となるでしょう。
コングやノーズワークマットのような知育おもちゃ、ロープなど飼い主さんと一緒に遊べるおもちゃは、効果的な対策となるでしょう。
苦いスプレーを吹きかける
舐めたときの感触、口に入れたときの食感が気に入っているなど、食べたくて食べている可能性があるなら、舐めると苦い味がするいたずら防止スプレーが効果的かもしれません。
しかしなかには、まったく嫌がらない場合もあるので注意が必要です。
しかしなかには、まったく嫌がらない場合もあるので注意が必要です。
運動時間、散歩時間を増やす
トイレシーツへのいたずら理由が「暇」「退屈」や「体力があり余っている」などでしたら、体を動かす時間を増やすことで解決できます。
コミュニケーション、スキンシップの時間を増やす
何かしらのストレスを抱えているのかもしれません。愛犬とのコミュニケーション時間を増やしてみてはいかがでしょうか。犬は、大好きな飼い主さんと一緒にいる時間やスキンシップの時間が増えれば、それだけで幸せを感じ、不安やストレスの解消につながります。
まとめ

トイレシーツのいたずら対策を読まれて、しつけが有効ではないことにお気付きになった方もいるかもしれません。やめさせたい場合に、気を付けなければならないのは私たち飼い主側です。
いたずらをやめさせるのではなく、いたずらができない環境づくりを心がけ、愛犬の安全を守ってあげましょう。
いたずらをやめさせるのではなく、いたずらができない環境づくりを心がけ、愛犬の安全を守ってあげましょう。
執筆者プロフィール
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