相談内容:療法食をおやつに代用して何度もあげたい
飼い主からの相談
うちのワンちゃんはロイヤルカナンS/Oを療法食として尿路結石の治療中なんですが、食事の合間にご褒美やおやつとしてロイヤルカナンS/Oを与えても問題はないのでしょうか?
芸やトイレの後、食べさせるものがなくて療法食をおやつに代用できないかと考えています。
井上 平太先生(井上動物病院 動物取扱業登録第56-104号)からの回答

ペットを飼う醍醐味は美味しく食事を取っているところを眺めること!
どんなときも自分の味方で居てくれること!
トイレにも寝室にも玄関にもいつでも付いてきてくれて寂しくないこと!
出来るだけこの三つを損なわずに相談に回答できることを目標にしております。
お役に立てて何よりです。
井上 平太先生(井上動物病院 動物取扱業登録第56-104号)からの回答

一日の推奨給与量を超えなければ問題ないでしょう。
療養食以外をおやつとして与えるよりも、むしろ安全と言えましょう。
適正な食事量に関しては病態や体格を知っている主治医に相談した方が良いでしょう。
お大事にして下さい。
相談内容:なんどもトイレに行きたがります
飼い主からの相談
今朝から3回部屋でおもらしをして。今までした事はなかったのですが。
夜になってから、何度もトイレに行きたがります。
おしっこは、少しでたりでなかったりします
井上 平太先生(井上動物病院 動物取扱業登録第56-104号)からの回答

泌尿器系の疾患が疑われます。
具体的に申し上げると、膀胱炎・尿路結石・膀胱の腫瘍などです。
その他には、糖尿病や腎機能低下でも頻尿が起こることがございます。
今回の記述頂いた症状だけではこれ以上は絞り込めません。
動物病院で尿検査やレントゲン検査などを受けた方がよいでしょう。
お大事にして下さい。
相談内容:フォルテコールでおもらししますか?
飼い主からの相談
いつもお世話になっております。
ジャックラッセル13歳(タオ中4.6kg)、現在胆泥が貯まり始めており、ウルソとスパカールを。
そして、心臓が肥大し始めなので(まだ初期です。)フォルテコールを一日2・5mg飲むようになりました。
今日小屋に入れてから騒いでいて、出してくれと言っていました。
一度出して、おしっこが漏れているか見て大丈夫だったので、また戻しました。
それからしばらくしてまた吠えたりして騒ぎ出しましたが、構わないでそのままにしていました。
なかなか落ち着かないので、ベッドを触ってみるとおもらしをしていました。騒ぎ出してからもう3時間くらい経っていまいした。
フォルテコールは利尿作用もあるようですが、これは仕方ないことなのでしょうか?
ちなみに今まで夜におもらしをすることはありませんでした。
咳は続いているのですが、量が多いとかはありませんか?
気付かなかったのでかわいそうなことをしましたが、布団を取り換えるとすぐにスースー眠って、申し訳ないことをしました。
このままこの量で行った方がいいのでしょうか?
井上 平太先生(井上動物病院 動物取扱業登録第56-104号)からの回答

フォルテコールは全身の血管の直径を広げて血液が流れやすくし、結果的に血圧を下げて心臓が負担無く血液を送り出せるようにします。
これはもちろん腎臓の血管にも働き、腎臓の尿を作る機能も促すこととなります。
利尿作用は副作用と言うよりも期待される作用の一つで、利尿により循環血液量が調整されて心臓のうっ血が改善されます。
結果として心臓の逆流が減少し肺水腫を防止し、心臓から来る咳を抑えます。
投与量は臨床症状により調節いたします。
当院でも患者により体重1㎏あたりの投与量は2倍以上異なります。一日の投与回数も1回の場合も2回の場合もございます。
心臓の薬は量が足りないと命に係わりますので、自己判断やネットで判断できるものではございません。
排尿の異常は膀胱炎や尿路結石や腎機能など泌尿器系の問題で起こる事もままございます。慎重にご判断頂いた方が良いでしょう。
お大事にしてください。
相談内容:僧帽弁閉鎖不全の子の食事に関して
飼い主からの相談
現在僧帽弁閉鎖不全の9歳のミックス犬が家族におります。状態はまだ軽度とはいえ、やはり心臓のこととなると色々と気になってしまいます。
今回の質問は食事に関してです。現在では心臓病の子用に専用のドッグフードなども売っていますが、私の子の担当をしてくださっている獣医さんにはシニア用のドッグフードは塩分が抑えられており、この年齢に合わせた栄養管理も考えられて作られているので特別に心臓病のものを買わなくてもいいですよ、というアドバイスをいただきました。
ただ、普段買っているドッグフードはシニア用ですが「塩分」の表記はあります。そして少し不安なことに多くのドッグフードにその含有量は書かれていません。
やはり塩分は心臓への負担を考えると一切絶つべきなのでしょうか?また、他の飼い主さんたちのブログなどを拝見させていただくと手作り食へ切り替えられておられる方々も多くいらっしゃいます。
できるだけ多くの専門家の方々から意見をお聞きしたいのでこの場で質問させていただきました。
まとめると
・僧帽弁閉鎖不全の子に通常のシニアドッグフードは適しているか?
・塩分は完全に絶つべきか?
・手作り食に切り替えてしまった方がいいのか?
の3点となります。お忙しいなかと存じますが、もしご回答をくださればとても助かります。よろしくおねがいいたします!
縄田 龍生先生(くすのき動物病院)からの回答

「軽度」というところで、主治医の先生はシニア用フードを提案されたんだと思います。
塩分は生きる上で非常に大事なものです。
塩分の制限が必要のない子に制限するのは、健康上の問題を起こす可能性があります。
米国獣医内科学会のガイドライン(日本の獣医師もこれに沿って治療しています)でも、軽度(ステージBまで)では塩分制限なし~緩やかな制限(シニアフード)を推奨しています。
手作り食は栄養管理が非常に難しいので、高齢になって変更した方が良いという理由はあまり無いと思います。
井上 平太先生(井上動物病院 動物取扱業登録第56-104号)からの回答

心臓病用の療養食にも色々ございます。ステージにより分かれているものもございます。無理のない範囲で必ず診察を受けている先生と相談しながら使ってください。
病気によっては混ぜてはいけないものもございます。(たとえば尿路結石用など)しかし、心臓に関しては半分混ぜれば半分なりの効果が期待できると思います。
井上 平太先生(井上動物病院 動物取扱業登録第56-104号)からの回答

心臓病の維持管理に必要な療養食コンセプトは塩分控えめだけではございません。心筋の保護のためにはタウリンやカルニチンの強化も必要です。
ですのでシニアフードよりもより特化した心臓用療養食の方がメリットがございます。ただし、問題点はあまり美味しくないことです。
不味いものを我慢して長生きする事と生活の質を重視する事とをよく天秤にかけて考えないといけません。愛犬の口に合えば療養食が断然良いですが、いやいや食べているのであればこだわる必要はないでしょう。その場合はシニア食でもある程度のメリットはございます。
塩分は完全に断ってはいけません。塩分は母なる海の素。すべての生物は海水とともに生まれ、育ちます。塩分は生物にとって一番重要なミネラルです。過ぎたるは及ばざるがごとしですが、塩がなければ生存できません。
手作り食は危険です。はっきり申し上げれば、当院の患者でも満足のいく栄養素バランスの手作り食が実現できている飼い主の方はいらっしゃいません。必須アミノ酸やカルシウムなどのミネラル不足で、代謝病になってしまうペットを多数拝見しております。
動物の栄養学をしっかりと履修されていらしゃれば手作り食を反対致しませんが、いかがでしょうか。ワンちゃん手作り食のレシピをネットや雑誌で散見致しますが、週に一二回であれば大丈夫でも毎日では心配なレシピが多いようです。
お大事にしてください。
相談内容:尿路結石になりやすい子の お口ケアー
飼い主からの相談
初めまして
尿路結石になりやすい子のお口ケアーについて
質問させていただきます
食欲の落ちたときや ご褒美として年に数 ウエットを 食べさせた後
以前は グりニーズや マウスウォシュ(水に混ぜて飲ませるタイプ)を
与えていました
今後は PHの病院食のみと 言われたのですが・・・・
時々 PHのウエットも食べさせようと考えています
その時 グりニーズや マウスウォシュなどは
使わない方がいいのでしょうか
杉浦岳先生(すぎうらペットクリニック)からの回答

そうしたものを使ってもいいかどうかは、どのような種類の結石ができるのかなどによって変わります。
実際には個体差が多いので、あげた時に尿検査をして尿の性状をチェックするなどしなければ確実なことは言えないでしょう。
口のケアとしてはグリニーズやマウスウォッシュなどよりも歯磨きが一番有効ですし、歯磨きなら尿への影響もありませんからお勧めです。
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