1. 素直で従順な秋田犬

秋田犬の性格といえば、やはり飼い主に対して忠誠心が厚く、従順なところが挙げられます。

秋田犬の祖先は「マタギ犬」と呼ばれ、狩猟犬として飼われていました。そのため、飼い主の言うことをよく聞き、命令には素直に従う性質を持っています。
映画「忠犬ハチ公」でけなげに飼い主を待つ姿は、まさに秋田犬の性格を映したもの。しかし、それは、徹底した主従関係を築けているからこそなのです。

闘犬として繁殖された歴史のある秋田犬は、闘争心が強く凶暴な一面をのぞかせることもあります。リーダーが誰であるのかを認識させないと、飼い主に対して牙をむく可能性も。

しかし、子犬のころからしっかりとしつけを行い、信頼関係が築ければ、素晴らしいパートナーとして一生を捧げてくれるでしょう。威厳があって忠誠心にあふれる秋田犬は、一度飼うと虜になってしまう人も少なくないのだとか。

2. 警戒心が強く、勇気がある秋田犬

狩猟犬や闘犬として活躍してきた秋田犬は、警戒心の強さも持ち合わせています。
飼い主には優しい顔を見せる反面、心を許していない相手には攻撃的になることも。また普段は穏やかでも、子どもやほかの犬などに驚かされるとびっくりして噛みついてしまうこともあります。

実は国内における咬傷事故を犬種別に見ると、秋田犬の発生率が最も高いというデータが出ているのです。
秋田犬は噛む力も強く、大きな事故に繋がりがち。「秋田犬は凶暴」という情報だけが飛び交っていますが、利口な秋田犬は理由もなく咬みついたりはしません。

このような悲しい事故が起きてしまうのは、秋田犬の性質を知らずに軽い気持ちで飼う人が増え、適切なしつけがなされないためです。また、日本の飼育環境で秋田犬に必要な運動量を満たすことは難しく、ストレスが溜まりやすいことも挙げられます。
秋田犬の飼育には、相応の環境としつけのスキルが必要といえるでしょう。トレーナーの力を借りる人も少なくありません。

警戒心の強さはもちろん、物怖じせず勇気があるの犬なので、番犬としても活躍できるでしょう。不審者にも敏感に反応し、吠える声も大きい秋田犬は、かなり頼りになります。
日本のみならず海外でも人気が高いのは、番犬としての役割も大きいようです。

3.物覚えよく、聡明な秋田犬

非常に頭がよく、物覚えも早い秋田犬。子犬の頃から徹底したしつけを行えば、素直で従順な犬に育ちます。

逆に、子犬のころにかわいいからといって甘やかしてしまうと、成犬になってから手におえなくなってしまいます。頑固な性格でもある秋田犬は、一度間違って覚えさせてしまうとあとが大変。ダメなものはダメと、一貫してしつけるようにしましょう。

特に「無駄吠え」や「噛み癖」のしつけは重要です。
秋田犬は声が大きいので、無駄吠えが多いと近隣との騒音トラブルになりかねません。噛み癖に関しては、たとえ甘噛みでもさせないようにしないと、成犬になったときに思わぬ事故に発展する恐れがあります。

また、子犬のころから他人やほかの犬と触れ合う機会を設け、社会性を育むといいでしょう。「人間やほかの動物は安全」ということを理解すれば、おやだやかで友好的な性格の秋田犬になります。

まとめ

秋田犬はだれでも飼えるような犬種ではなく、飼い主の資質が問われます。個体差はありますが、狩猟犬や闘犬として活躍していた性質は、少なからず残っているといえるでしょう。しかし、大きな身体と気性の荒さをコントロールできるようになれば、最高の相棒になってくれるはずです。
 執筆者プロフィール
食と温泉をこよなく愛する九州男児、40歳独身ライターです。SEやカウンセラーの経験もあり、あらゆる業界と人々の生き方を見てきました。

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