犬にとって遊びは学びの場

犬は、遊びを通してたくさんのことを学びます。特に子犬の時期の遊びは、犬の社会性や性格の形成に影響を及ぼす重要なもの。人間やほかの犬と遊ぶ中で、相手への接し方や自分の立場を理解できるようになります。

社会性が身に付かなかった犬は、人間やほかの犬との接し方がわからず、しつけで苦労することがあります。しっかりと遊ばせて、愛犬の健やかな成長を見守りましょう。

成犬の場合はトレーニングはもちろん、健康維持やコミュニケーションの機会です。大人になっても愛犬としっかり遊んであげましょう。

子犬の時期の遊び

子犬同士の遊び

犬は生後3~12週に社会化期を迎えます。社会化期は犬が新しいことをどんどん吸収する時期で、いわば社会を受け入れるための準備期間のようなもの。
自分以外の犬や人間との付き合い方や危険なもの・安全なものなどを学ぶ重要な期間です。

特に8週目までの子犬は、犬同士のルールを覚える時期。母犬や兄弟犬と一緒に遊ぶことで、噛むときの力加減や相手との距離感、犬同士のボディランゲージや順位付けなどを学びます。

このときに犬同士のルールが学べないと、トラブルを起こす犬になってしまう可能性があります。

改正動物愛護管理法で、犬や猫の引き渡しは生後56日以降と定められました。法で定められていますが、社会化の観点からも生後56日までは子犬を家族と離すのはやめましょう。

子犬と遊ぶとき

子犬と遊ぶときは、トレーニングを意識することが重要です。

子犬は甘噛みするものですが、それを許すと力の強い成犬になったときに事故になるかもしれません。子犬が噛んだら、無視してその場を立ち去るのがベスト。噛んだら遊んでもらえなくなる、と教えてください。

また、子犬は噛んでいいもの・ダメなものの区別がつきません。飼い主の手や履き古した靴を与えたりすると、噛み癖やイタズラのもとです。
必ず子犬専用の噛んでいいおもちゃを与えましょう。噛んでいけないものを噛んでいたら叱って取り上げ、おもちゃを与えます。おもちゃを噛んだら子犬を褒めてください。
犬がおもちゃを持ったまま終わると、飼い主からおもちゃを獲得することができたと思い、自分は飼い主よりも立場が上だと学習してしまいます。

子犬のころに好んでいた遊びは、成犬になってからも続ける傾向があります。たくさんの遊びを教えてください。

成犬の遊び方

遊びが必要なのは子犬の時期だけではありません。成犬になってからの遊びは、運動不足の解消やストレス発散など、健康維持に役立ちます。飼い主と犬のコミュニケーションのためにも重要ですね。

成犬の遊びは、追いかけっこやボール投げなどの体を使ったものと、におい当てクイズや宝さがしといった頭をつかったものを組み合わせるのがおすすめです。
しつけなどの訓練は覚えたら終わりではなく、犬の生涯にわたって続くものです。成犬になっても、遊びを通したトレーニングを続けましょう。

ドッグランや公園などで、犬同士で遊ばせる機会をつくってあげると喜びますよ。

まとめ

犬にとっての遊びは、生きていく上で欠かせないもの。子犬の頃の遊びは、社会性を形成するという重要な意味があります。飼い主は、母犬や兄弟犬の代わりになって、積極的に遊んでください。散歩で、ほかの犬や人間と交流をするのも大切です。

成犬になってからの遊びは、運動不足の解消やストレス発散に役立ちます。定期的に、ドッグランや公園などで、思い切り遊ばせましょう。
 執筆者プロフィール
京都でミニチュアダックスと4匹の黒猫と暮らしているフリーライターです。可愛くて生活にかかせないペットたちの情報をお届けしています!

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