犬の標準体型を知ろう!

まず、愛犬が「標準体型」なのか「肥満」なのか知りたいですよね。犬の場合は、BCS(ボディコンディションスコア)という指標で体型を判定します。

画像引用元:飼い主のためのペットフード・ガイドライン

出典:環境省

体形や感触から判定する

・真横から見たときのお腹のライン
・真上から見たときのウエストのくびれ
・肋骨に触れたときの感触

この3つのポイントをチェックして愛犬の体型を判断してみてください。不安な場合は動物病院に行った時に獣医師に聞いてみるといいですよ。

なお、今は誰でも簡単にBCSを判定できる「BCSモデル」というものが開発されています。見かけたときは体験してみるといいですよ。

犬の1日の摂取カロリーと食事について

運動量や年齢などで異なりますが、犬の1日当たりの摂取カロリーは次のような目安が決められています。

・離乳期の子犬(体重3kg):625kcal/日
・成犬(体重5kg):441kcal/日
・成犬(体重10kg):742kcal/日
・成犬(体重20kg):1,248kcal/日

これは食事とおやつの合計のカロリーです。ペットフードのパッケージには与える量の目安が表示されています。表示の量を守って食べさせるようにしましょう。

ペットフードの分類

ペットフードは与える目的によって「総合栄養食」「スナック(おやつ)」「特定の目的食(サプリメント類)」に分けられます。

必ず総合栄養食をメインで与えるようにして、スナックやサプリメントは量や目的を守って利用するようにしてください。

ペットフードのタイプ

ペットフードは、製品に含まれる水分の量で「ドライタイプ」「セミモイストタイプ」「ウェットタイプ」と呼称が分かれます。

ドライタイプの総合栄養食と書かれたペットフードが栄養バランス・保存性・経済面で利用しやすいですね。

動物病院に入院したり、ペットホテルに預けたりする可能性も考えると、ドライタイプのペットフードは食べられるようにしておきましょう。

ほかにも

「プレミアムドッグフード」と言われる高級なペットフード、特定の病気などの配慮した「療養食」や「除去食(アレルギー対応)」などもあります。

ダイエットの方法と便利グッズ紹介

運動不足やカロリーオーバーで肥満体型になってしまった場合は、ダイエットが必要です。

ダイエットは犬にとって大きなストレスになるので避けたいものですが、心臓病・腎臓病・肝臓病・糖尿病などにならないためにBCS 3の体型を目指すようにしましょう。

重度の肥満の場合

必ず獣医師に相談して「食事療法」「体に負担の少ない運動」の両方を取り入れてダイエットをしてください。

軽度の肥満の場合

一週間で体重が「1~3%減る」くらいを目安にダイエットを進めていきます。具体的には次のような方法で行ってください。

・おやつを止める
・1日のフードはダイエット前の7割くらいにする
・1日の食事の回数を増やす(空腹の時間を短くする)

必ず体重をチェックし、急激に減量しないようにしてください。また「1回の食事に時間がかかるようにする」という工夫もおすすめです。

グッズも有効に利用しよう

クレート(ケージ)トレーニングなどにも利用できる犬用玩具や、早食い防止のための食器など、犬用グッズを有効に利用するなど無理なく時間をかけてダイエットを進めてください。

まとめ

室内飼いやドッグフードの充実、飼い主の生活パターンの多様化などが原因で犬の肥満が増えています。多様な病気のリスクがある肥満はダイエットをすることで改善を目指す必要がありますが、無理せず根気よく時間を掛けて取り組むようにしましょうね。
 執筆者プロフィール
ドッグシッター/小動物看護士です。二人の娘に振り回されながら、記事を書いています。ミシンで子供達の服や布雑貨を作るのが趣味。ダルメシアンを多頭飼いするのが夢です。

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