猫の睡眠時間はとても長い

猫の行動は「食べる」「遊ぶ」「寝る」の3つですが、「寝子」とも言われるように「寝る」割合がほとんどです。1日15時間以上、実に65%ほどの時間は寝て過ごしているのが普通です。子猫になると1日20時間ほど眠って過ごします。

どうしてこんなに寝るの?

その理由は、野生の猫の背景を探るとわかります。猫は、もともと狩りをする動物です。狩りはいつも成功するわけではありません。このため、大切なエネルギーは極力温存し、必要な時以外はエネルギーを使わないようにしているのです。

一緒に遊びたいと思っても、眠っている猫を無理に起こさないようにしましょう。寝ることは猫本来の姿です。邪魔すると猫のストレスの原因になってしまいますので、注意してくださいね。

1日中ずっと熟睡している訳ではない

猫は寝ていても大体50~110分ごとに目を覚ましており、熟睡しているのは睡眠時間の約2割程度と言われています。

眠りが浅い時に、猫は夢を見ていると考えられています。寝ている猫をそっと見てみてください。まぶたとヒゲがヒクヒクと動いていませんか?なにか夢を見ているかもしれませんよ。

猫のベッドはどこに設置する?

飼い主と同じベッドで眠る猫もいますよね。猫は自分のテリトリーの中にいる人の「におい」を覚えています。飼い主のにおいは、猫にとって「安心できるにおい」「お気に入りのにおい」であることが多いです。

そんな理由から、リラックスをしたくて飼い主のベッドに潜り込んでくる猫も少なくありません。では、飼い主のベッドと猫のベッドが常に一緒でいいのでしょうか?

というと、そうではありません。
猫は、休息の場を2~3カ所くらい確保する習性があります。そしてそれぞれが「安心できる場所」というのもポイントです。

高い場所を好む猫も居ますし、せまい場所に潜り込む猫もいます。愛猫の好みに合わせて手足を伸ばして入ることができる広さのベッドを数カ所に用意してあげてください。

猫は背骨の形状とぴったりくる場所が好み

丸くなって寝る習性がある猫は、背骨のカーブと合う部分がある場所が好みです。流行した土鍋はまさにそのとおりで、ほかにも洗面台の流しやダンボール箱などをお気に入りにする猫がいます。

なお、猫用のキャリーバッグをベッドのひとつとして日常的に使用するのもおすすめです。
病院に連れていく際にだけキャリーバッグを使用してしまうと、「キャリーバッグ=病院=嫌」という記憶ができてしまいます。
そうならないように、キャリーバッグを日常的に使用して猫に慣れさせましょう。

猫は夜行性で夜に寝ない

飼い猫が夜中に家中を駆け巡っていたり、夜中に活発に動き回ったりして困る……と、いう愛猫家の方もいるかもしれません。

猫はよく寝る動物ですが、夜は活発に活動する「夜行性」の習性があります。夜中になると活動を開始するこの習性は治すことは難しく、活発に動き回る子猫や若い猫はある程度、仕方が無いと割り切るしかありません。

飼い主が眠る前にしっかり遊んであげる、という対処法がありますが、その時に猫の気分が乗らなければなかなか難しいものです。

壊されては困るもの、誤飲の危険があるものなどは片付けるようにして、猫の安全を確保した上で夜を迎えるようにしましょう。

床を工夫して物が落ちても音が響きにくい環境にするのもおすすめです。

まとめ

猫には野生の習性が根強く残っており、一生の3分の2、1日にすると15時間以上も眠って過ごします。猫のリラックスできる寝床は2~3カ所用意してあげましょう。

また、猫は夜行性です。夜中に走り回ったりもしてしまいますが、それも猫の習性で魅力のひとつと割り切って受け入れる寛容さも大切かもしれません。いい飼い主になるには、猫の特性を掴み、好みに合わせて対応してあげることが必要ではないでしょうか。