マンチカンの短い足は自然発生によるもの?

マンチカンという猫種は、1995年にザ・インターナショナル・キャット・アソシエーションが認めたもので、1980年代のアメリカで発見された短足猫がルーツになっています。

マンチカンは、好奇心旺盛で元気いっぱいの性格と、短い足によるキュートな外見から、世界中で愛されています。

特徴的な短い足を持つマンチカン。短足猫は古くから存在していて、マンチカンの祖先となる猫は自然発生により生まれたと言われています。しかし、今でもはっきりとしたことはわかっていません。

長い足を持つマンチカンが存在するって本当?

マンチカンとは「胴長短足」の猫種ですが、実は一般的な猫と同じくらいの長さの足を持つタイプが存在します。
その比率は、短足が2割、残りの8割が足長。マンチカン=短足というイメージが強いものの、実際には足長マンチカンの方が圧倒的に多いのです。

長い足を持つマンチカンも、マンチカンという猫種に変わりはありません。

足長マンチカンは、短足マンチカンに比べて価格が安いほか、ヘルニアにかかるリスクが少ないというメリットがあります。

足の長さが違うのは、交配のパターンに理由が

胴長短足の姿が人気のマンチカンですが、あくまで短足マンチカンは突然変異で生まれたもの。もともとはすべてのマンチカンが足長だったという説があります。

短足マンチカン同士を交配させると、足が短いマンチカンの子猫が生まれます。しかし、奇形や死産の可能性が高くなるため、現在は短足マンチカン同士の交配は禁じられています。

純血のマンチカンの一般的な交配のパターンは、短足マンチカンと足長マンチカンの組み合わせです。この場合、足の短いマンチカンが生まれる確率は1/3程度。足長マンチカンが多いのは、交配パターンが関係していると言えます。

短足と足長のほか、中足マンチカンもいます

マンチカンには、短足と足長がいるとお伝えしてきましたが、短足と足長の中間の「中足マンチカン」も存在しています。体のサイズにもよりますので、どこからどこまでを中足と呼ぶのか、はっきりとした決まりはありません。

親猫の片方がマンチカン以外の猫の場合、その猫の足の長さを引き継いだ足長マンチカンが生まれる確率が高いです。性格や気性はマンチカンのものを受け継ぐと言われていますので、足長マンチカンも短足マンチカンも性格にさほど違いは出ないと言っていいでしょう。

まとめ

足長、中足、短足の3パターンに分かれる、マンチカンの足の長さ。短足のイメージが強いマンチカンですが、実際に短足なのは、マンチカン全体の2割程度です。

足が短くても長くても、性格や性質は変わりません。足長マンチカンは、ヘルニアのリスクが下がる分、健康的だと言われています。

マンチカンを飼うなら、足の長さにこだわりすぎずに選んでほしいと思います。
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