どうしてマンチカンにダイエットが必要なの?

人間同様、猫にとっても見た目を気にしてダイエットをするというよりは、健康のために適正体重をキープする必要があると考えましょう。

もちろん、すべてのマンチカンにダイエットが必要なわけではありません。

適正体重の目安は、1歳の頃の体重から20%以内の増加にとどまっているかという点。もしすでに体重が20%以上オーバーしているのであれば、ダイエットを考えてください。

また、太ってきたように感じるけれど、実際の体重増加は20%以内であるという場合は、現状維持できるよう少し気にかけるくらいでOKです。

太りすぎは病気のリスクを高める

足が短いマンチカンにとって、体重の増加は足に大きな負担がかかるるもの。マンチカンがかかりやすい病気のひとつである「椎間板ヘルニア」は、太りすぎが原因とされています。加齢など他の原因もありますが、病気リスクを下げるためには適正体重のキープが大切です。

また太りすぎは椎間板ヘルニアだけでなく、心臓病や糖尿病などのリスクも増加傾向に。愛猫に長生きを望むのであれば、ダイエットは必須といえるでしょう。

健康的なダイエット方法その1 食事療法

ダイエットといえば、食事療法。これは人間でもマンチカンでも変わりませんね。ただし、断食や今まで食べていたフードの量をいきなり半分に減らすなどの急激なダイエットは危険です。

マンチカンに限ったことではありませんが、猫はいきなり断食・低カロリー状態に陥ると、体調を崩したり脂肪肝などの病気を発症したりする可能性があります。

では、実際にどれくらいフードを減らせばいいのでしょうか。
成猫マンチカンの1日の摂取カロリー目安を知っておきましょう。

通常 体重×70kcal

ダイエット中 理想体重×40kcal


フードは1日3~5回に分けて与えてください。「目分量でなんとなく減らす」ではダメですよ。またどれだけ体重が重くても、ダイエットにスピードを求めてはいけません。1週間かけて数%ずつ体重を落としていくぐらいのペースがベストです。

健康的なダイエット方法その2 運動療法

マンチカンのもうひとつのダイエット方法は、運動です。体が重くなると、どうしても運動不足になりがち。飼い主さんがおもちゃを使ってうまく誘い出し、たくさん運動させてください。

上下運動は特に効果的ですが、マンチカンは足が短いため、他の猫のように高くは飛べません。無理にジャンプさせると足に負担がかかってしまうので、階段など低めの段差を利用するといいでしょう。

ただし、高齢猫や関節などの病気を抱えている猫の場合は、過度な運動はNGです。マンチカンの体調に合わせて、適度な運動を心がけましょう。無理して運動させず、食事療法のみでも良いのです。マンチカンの様子をよく観察しながら、ダイエットを進めていきましょう。

まとめ

大切な家族の一員であるマンチカン。いつまでも健康でいてもらうために、太りすぎた場合はダイエットが必要です。しかしダイエットに無理は禁物。食事療法も運動療法も、あせらず気長に取り組んでくださいね。
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