猫用ハンモックの魅力

猫たちを魅了してやまないハンモックの存在。宙に浮かぶフカフカベッドの上で眠るのはさぞかし気持ちいいだろうなと思えますが、そもそもどうして猫はハンモックを好むのでしょうか。
その謎は、猫の習性を見てみるとよく分かります。

まずは「高い場所を好む習性」。もともとは野生のハンターとして生きていた猫にとって、獲物を狙いやすく、外敵から身を隠しやすい高い場所は好都合です。

また、猫は狭い場所が大好き。ダンボールや鍋の中にぎゅうぎゅうに詰まっている猫がSNSで話題になることもありますが、体のサイズにフィットするジャストサイズのハンモックも猫に好まれる傾向にあります。
さらに、一日の大半を寝て過ごす猫にとっては、ふんわりゆらゆらとしたハンモックの寝心地のよさも重要なポイントなのです。

猫用ハンモックの種類

猫用ハンモックには、たくさんの種類があります。それぞれのタイプのメリット・デメリットを見ていきましょう。

①ケージにつけるナスカンタイプ

ケージを使って猫を飼っている人におすすめのハンモック。付属のナスカンを使ってハンモックの四隅をケージの柱部分に取り付けるだけで、簡単に設置できるのも魅力です。
ほかのハンモックと比べてもリーズナブルで、汚れてもすぐ洗えるのも大きなメリットですね。

②椅子の下につけるタイプ

狭い場所が大好きな猫にもおすすめの「椅子下設置タイプ」。座面の底にぶら下げるように、ハンモックの四隅をそれぞれ椅子の脚に括りつけるだけでOKです。既存の家具と組み合わせるだけなので、設置スペースいらずなのもメリットです。
サイズもさまざまなものが販売されているため、設置したい椅子に合わせて最適なものを選びましょう。

③吸盤で窓につけるタイプ

猫が入るスペースが半円型になっており、平らな部分を窓に貼り付けるタイプのハンモックです。「吸盤で貼り付けるだけで落ちてこないの?」と心配になる人もいるかも知れませんが、このタイプに使われている吸盤は強度が強く、猫が入っても簡単には剥がれません。
ハンモックの中から窓の景色を眺められるので、猫の退屈防止にもなるでしょう。

④置き型タイプ

自立できる土台や脚が付いたハンモックです。高さはありませんが安定性が高く、猫が飛び乗っても転倒する恐れがありません。足腰の弱い子猫やシニア猫でも安心して使えます。
吊り下げタイプでは強度が心配な大型猫や肥満猫でもOKなのも、嬉しいポイントですね。

⑤壁につけるタイプ

自宅の壁に取り付けるタイプのハンモックは、壁がある場所であれば、設置の場所や高さを選びません。なかにはキャットタワーやキャットツリーと併用できるものもあり、運動不足の解消にもおすすめです。

おすすめの猫用ハンモック

バリエーション豊富な猫用のハンモック。どれを選べばいいか迷ってしまう飼い主さんのために、タイプ別のおすすめハンモックを紹介します。

ナスカンで取り付け簡単

ボンビアルコン キャットファンモック スクエア
金網製のサークルまたはケージに取り付けるタイプのハンモックです。設置はナスカンでハンモックの四隅とサークルを繋ぎ合わせるだけ。ケージの中を好む猫には特におすすめです。
ハンモックは出入口の開いたドーム型ですが、上にも乗れる形状にもなっています。寒い冬場や涼しさが欲しい夏場、また猫の好みに合わせた2WAY仕様は嬉しいポイントですね。
みんなのペット健康専門店 キャットファンモック スクエア

ケージを用意している方におすすめのハンモック。猫の好みや季節に合わせて、中に入ったり上に乗ったりできるのが嬉しいポイントです。

椅子があれば取り付け可能、省スペース

ペティオ チェア ニャンモック
ご自宅の椅子の下に取り付けるタイプのハンモックです。普段は見えづらい場所に設置できるので、お部屋のスペースを邪魔せず、インテリアにこだわる飼い主さんにもおすすめです。

ハンモックの生地には、冬場でも暖かいフリース生地と、さらりと肌触りのよい生地を採用。季節や猫の好みに合わせてリバーシブルに使えます。
汚れても洗濯機で丸洗いOKなところも便利ですね。

※対応している椅子のサイズ
・脚の内寸 28~45cm
・脚周り 5~18cm
・脚の高さ 30~45cm
みんなのペット健康専門店 チェア ニャンモック

ハンモックを新たに設置するスペースがない方にもおすすめです。普段、使ってる椅子が猫のお気に入りスポットになるかもしれません。

窓の外を眺めるのが好きな猫におすすめ

マルカン ガラス取り付け猫ベッド
モコモコした雲のような形が可愛らしいハンモック。吸盤で窓に張り付けるタイプのベッドです。猫が好む窓辺に設置するだけで、専用のくつろぎスペースが完成します。
付属のふわふわクッションは、好みによって取り外しもOKです。
通りに面した場所に設置すれば、窓辺でくつろぐ猫の姿が外から見えてとても癒されますよ。
みんなのペット健康専門店 ガラス取り付け猫ベッド

窓際が好きな猫にぴったりのハンモック。窓際にベッドやタワーを置いてあげたいけど、そんな隙間がないという方にも。これなら窓さえあれば取り付けられます。

おしゃれなでインテリアの邪魔にならない

pidan ハンモックベッド 木製
スタンドで自立するタイプのハンモックです。
布部分には通気性のよい綿・麻の混紡布を、スタンド部分にはケヤキの木材を使用。ナチュラルな風合いが優しく、インテリアの邪魔になりません。

コンパクトながらハンモックの上は広々としており、大きな猫や肥満気味の猫でもゆったりくつろげる構造です。安定感のある土台とロック機能で転倒の恐れが少なく、やんちゃな猫でも安心して使えますよ。
Amazon pidan®猫ハンモックペット

木製の置き型ハンモックベッド。シンプルなデザインでどんなインテリアにもマッチします。大型猫にも嬉しい大きめサイズです。

キャットタワー、キャットウォークにつなげて

ドイツTRIXIE 壁取り付け用キャットタワー ウォールマウントハンモック
海外で人気のドイツブランドTRIXIEのハンモックベッドです。壁の好きな場所に取り付けられるので、低い場所や高い場所、設置場所は自由自在。大きな設置スペースも必要ありません。
同シリーズのステップやキャットタワーと組み合わせて使えるので、猫にハンモックの居心地のよさと、猫の遊び場を同時に提供できます。
Amazon ドイツTRIXIE 壁取り付け用キャットタワー ウォールマウントハンモック

壁に取り付けるタイプ。キャットウォークの延長やキャットタワーの導線に設置するのがおすすめです。

猫がハンモックを使わない

SNSやブログ記事を見ていると、「猫がせっかく買ったハンモックを使ってくれない」といった嘆きの投稿を見かけることがありますね。
猫がハンモックを使わないときは、一体どうすればよいのでしょうか?

まず猫がハンモックを使わない理由をいくつか考えてみましょう。

警戒心

考えられる理由1つ目は、猫がハンモックそのものに警戒しているときです。特に神経質で環境の変化を苦手とする猫は、真新しいニオイや突然現れた謎の物体(?)に、怖気づいてしまうことがあります。

不安定

2つ目は、ハンモックの安定性が悪いとき。ほどよい揺れは心地よいものですが、グラグラ、ガタガタとした揺れだと、猫も警戒してしまいます。

猫にハンモックを使ってもらうためには、まず上記のような「猫が嫌がる理由」を取り除きましょう。また設置したばかりで警戒しているだけの場合は、3~4日様子を見るうちに使ってくれるようになることもあります。
ハンモックが不安定な場合は、設置場所を変更したり、ハンモックがピンと張るように設置したりと工夫してみましょう。

好物のおやつをハンモックであげるのも一つの方法です。「ハンモックでおやつをもらえた=ハンモックはいい場所」という関連付けを行うことで、猫が積極的にハンモックを使うようになる可能性があります。

まとめ

飼い主さんのなかには、使わない布やフック、フラワースタンドなどを活用して、愛猫のためにハンモックを手作りする人もいるようです。DIYが趣味の方は、木材や工具を使用してかなり本格的なハンモックをつくっていることも。
工具などを使わないものもあるので、作り方を見て簡単そうでしたら、自作のハンモックにチャレンジしてみてもいいかもしれませんね。
 執筆者プロフィール
『みんなのペットライフ』編集部スタッフが、わんちゃん・ねこちゃんの飼い方、しつけのアドバイスなど、毎日のペットライフに役立つ知識や情報をお届けします。

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