相談内容:後ろ足の痙攣?について
飼い主からの相談
はじめまして。
今チワワを飼っているですが、時々後ろ足をすくめ低姿勢で歩く(寝起きに多い)ことがあります。後ろ足には力が入っていて爪をたてていました。その後、私や家族の膝にのってきて、少しの間震えていました。膝に乗せたまま様子を見ていると、10分程度で落ち着いて、いつも通りに歩いていました。
この症状が起こる前は、寝ていたり、いつもより疲れているような感じがします。
また、9月中頃には、全身がピンとはったような痙攣が起きて病院に連れていき、発作を抑える注射を3本打ちました。血液検査の結果は特に異常はなく、その後このような痙攣は起きてません。
この症状について調べたのですが、はっきり分かりません。獣医師の方に詳しく教えていただきたいです。
杉浦岳先生(すぎうらペットクリニック)からの回答
はじめまして。
気になる症状がありますね。
足をすくめて停止制で歩くのは、足の関節の問題があるかもしれません。これは獣医師に診察をしてもらえれば分かる可能性があります。
もし足の異常でなければ、発作の症状の一つの可能性も疑われます。
発作はその起こり方や前後の様子などによっても診断の一助になる可能性があります。なった時に様子をビデオや携帯電話で動画として保存して診察の時に見せるようにしてはどうでしょう。
6歳になっての発作なので、原因も含めて詳しい検査をした方が良さそうです。血液検査の項目にもよりますが全く問題がなかったのであれば、脳内の異常も疑われますね。
脳内の異常であれば発作、行動の異常など、お書きになられているような症状が出てもおかしくはありません。よくかかりつけの先生にご相談し、治療方針など決めていく必要があるでしょう。
早く症状が落ち着くといいですね。
相談内容:ヘルニア?腫瘍?
飼い主からの相談
チワワ、5歳、2.8(太め)の子についての質問です。
昨年、腰の痛み訴えレントゲンをとった所、軽いヘルニアがありますと診断されました。
それから、二度程痛みが出たのですが、どちらも痛み止めのお薬服用で数日で痛みがひきました。
一週間前再度腰痛あり、痛み止めのお薬投与。
5日前から歩行困難、後ろ脚がしっかり立てずフラフラする。
尻尾はふれ、排便・排尿も自力でします。
昨日レントゲン撮影へ行ってきました。
結果、ヘルニアの骨の部分にうっっすら影の様な物が見えると言われ、
症状を見る限りでは今回もヘルニアだろうが、影が腫瘍とも疑われるとの事でした。
前回のレントゲンと見比べさせてくれたのですが、素人目からすれば違いが全然わからず、、、
MRIを進められましたが、踏み切れずにおります。
この足腰のふらつきはヘルニアではなく腫瘍が原因という事もあるのでしょうか?
もし腫瘍だとしたら治療法はどの様な物があるのでしょうか?
お手数ですが、ご回答どうぞよろしくお願いします。
杉浦岳先生(すぎうらペットクリニック)からの回答
はじめまして。心配ですね。
後ろ足だけがふらついている状態であれば、腰のヘルニアでも、腰椎の腫瘍でも、その他の神経の異常でも同様の症状が出る可能性が高いです。残念ながらレントゲン検査だけではそれらを鑑別することは難しいことが多いため、ヘルニアを疑って治療しても治りが悪かったり繰り返したりする場合はその他の異常を疑います。
ちかちゃんはチワワで5歳ということであれば、それほどヘルニアが多い犬種でもありませんし年齢的にもまだ若い方なので、やはり「なぜ今の症状が出ているのか」はきちんと検討しておいたほうがいいと思います。そのためには可能であればMRIやCTの検査が理想です。
腫瘍の場合はできている場所や種類により、手術をしたり放射線療法をしたり抗癌剤をしたりします。
また、ヘルニアの場合もCTやMRIでより詳しく評価できるため、程度によっては手術による治療が適応になる場合もあります。
「ヘルニアの可能性」という段階の治療であまり改善がない場合、やはり「本当にヘルニアなのか」「その他の大きな問題がないか」の検討が必要です。あまりひどくなる前に検査をよく検討してみてください。心配な店があればかかりつけの先生とよくご相談くださいね。
相談内容:環軸関節不安定症
飼い主からの相談
はじめまして。アドバイスを頂きたいと思いまして、質問させていただきます。
12歳のチワワです。
4月26日の夜12:30頃、帰宅したところ歩けなくなっていました。30㎝ほどの高さのベッドの上で寝ていたみたいなのですが、ベッドの下で発見しました。次の日に病院に連れて行き、レントゲン、点滴、痛み止めをしてもらいました。この犬は、もともと後ろ足がフラフラしていて、神経の関係だと診断され、薬をこの病院でもらっていました。レントゲンでは、腰の骨の間が一部狭くなっていることがわかりましたが、前足の麻痺の原因はおそらく首か脳であるが、MRIをとらないとわからないと診断され、30日にMRIをとった結果、「環軸関節不安定症」と診断されました。ベッドから落ちたことがきっかけかもしれないが先天的なものも少しあるということでした。
治療は手術をするか、痛み止めなどでこのまま過ごすかということでした。手術は高齢であること、難しい手術であることから、やらない方向で考えていますが、手術はやはりリスクが大きいでしょうか?また、時々寝ている時に呼吸が荒くなることがあるのですが、この病気の呼吸異常という症状なのでしょうか?呼吸困難になってからでは手術は難しいでしょうか?また、リハビリ方法でできることがあれば教えていただきたいです。
たくさん質問し申し訳ありません。よろしくお願いします。
松葉 洋宗先生(アルフペットクリニック)からの回答
ベットからの落下事故で大変でしたね。
わかる範囲でお答えします。
手術はリスクが大きいのは確かです。手術後に亡くなる
可能性もわずかながらあるでしょう。
この手術の目的はこれ以上悪化することを避ける為の手術です。
メリットはうまくいけば
これ以上の悪化がない。さらに今受けた障害が回復した場合には
良い生活が送れる可能性もあります。
デメリットは
難しい手術ですし、手術がうまくいかない、手術後に
麻酔の影響や神経が既に障害されてために呼吸が上手く
できなくて亡くなるなどの場合もあるでしょう。
以前に呼吸が荒くなることが無かったのであれば
今回の事故が原因で生じている呼吸困難だと思われます。
呼吸困難になってからだと手術のリスクが高くなる
また既に障害された神経が回復しないことも多いでしょう。
ですから悪化する前に行うのがベターでしょう。
リハビリできる病気ではありませんので
首を固定するコルセットで固定する事が悪化させない
方法です。
固定するコルセットは東洋装具という会社が
セミオーダーで作ってくれます。
担当医に相談してみましょう。
相談内容:寝起きに倒れ、起き上がれない
飼い主からの相談
お世話になります。まもなく1歳になるメスのチワワです。9月に、寝起きに立ち上がろうとして倒れ、また立ち上がろうとして倒れるという事象がありました。意識はあるようでしたが本人もなにが起こってるのかわからない感じでした。慌てて体を支え声をかけると、すぐに落ち着き歩く事が出来ました。病院に行こうと思ったのですがすぐにしっかりと歩け、同居犬と遊び始めたので様子を見ようと思っていたところ、先日も同じような症例が出ました。先日はソファで寝ていた時、急に口周りをくちゃくちゃと舐め始めて(気持ち悪い時、不安な時によくする)、どうしたんだろうと思った瞬間隣に座っていた私に倒れこんできました。その時もすぐに落ち着き、床に下ろすといつもどうり歩いていました。両日とも震え、痙攣はなく、後ろ足に力が入らないようでした。てんかんかと思いましたが発作という感じでもなく、手足を動かす事もなく、暴れもしませんでした。
普段元気に歩いたり走ったりする、というのであればやはり考えられるのは脳の病気でしょうか?MRI・CTをすればわかりますが麻酔が怖く、まずはこの場をお借りしてご意見を賜りたいと思った次第です。宜しくお願い致します。
山下 拡(かく)先生(かく動物病院)からの回答
はじめまして。京都のかく動物病院、山下かくです。
意識もあり、痙攣もなく、力が入らずに倒れるということですが、発作の種類によっては意識を失わずに立てないなどのものもあります。その状態になる前に前駆症状のような様子もあり、一番疑わしいのはてんかん様発作ではないかと思います。
もちろん肝臓などの内臓に問題がある、また心臓に問題がある場合も発作の症状がでることもありますので、一度まずMRIなどの検査の前に診てもらった方がいいと思います。
次回そのような症状がでたときは、携帯などの動画で撮影しておいて、診察時に確認してもらうといいでしょう。
松葉 洋宗先生(アルフペットクリニック)からの回答
はじめまして、まだ若いのに飼い主さまとしては心配ですよね。
症状や経過、犬種を考えると脳炎や水頭症などの脳疾患である
可能性が高いでしょう。おそらく大脳皮質の運動野などに障害
が出ている可能性が高いと思います。
てんかんの部分発作も考えられますが発作だと
同じような症状を繰り返す事が多いのでどちらかというと
脳炎ではないかと疑います。
その他にも心臓病や低血糖などでも同じような症状が出ますが
心臓疾患の場合には先天的な疾患である可能性が高いため
1歳で症状が出てきた場合にはもっと運動すると苦しいなどの
症状が出ても良いと思います。
また低血糖を起こすなら肝臓疾患や腸炎があると思います。
既に2回も異常な症状が出ているので早めにMRI検査を受けるべき
だと思います。
麻酔は確かにリスクがありますが、発作をおこしたり状態が
悪い時に撮影する方がリスクが高くなります。
それよりは状態が良いうちに診断してもらって治療する方が
早くよくなりますしリスクも低く、本人が苦しむことも
少ないでしょう。。脳炎や水頭症は治る病気ではありませんので
コントロールが大事です。症状が軽いうちに診断と治療を
開始するのが一番です。
ショックだとは思いますが、2次診療施設で脳神経を専門に
診察していたので多くの脳神経症状をみていました。
ですからお話を聞くとただ事でないのがわかります。
麻酔に関してですが、MRI検査などを行っている病院は
上手に対処してくれるので安心して良いと思います。
それよりは症状が有って、麻酔をかける方がよほど危険です。
症状が軽いうちに一度大学などの脳神経科で診察を受けましょう。
相談内容:関節にデキものが・・・
飼い主からの相談
始めてご質問させていただきます
今年一歳のチワワなのですが最近気づいたのですが
後ろ左足の関節部分の外側にピンク色のおできみたいなデキものが
できていて(直径5mmぐらい)それを気にして噛んだり舐めたり
しているようです歩くのには今の所問題なさそうですが最近は
前ほど飛んだり跳ねたりしなくなりました、病院に連れて行ったら
「気になるようなら切ってしまいますか」と言われたのですが
どうすればよいかわかりません、ご指導の方よろしくお願い致します。
杉浦岳先生(すぎうらペットクリニック)からの回答
はじめまして。
関節部分の「皮膚に」ということでよろしいでしょうか。
そうであれば、皮膚の出来物としてそれが「取らなければいけないものかどうか」を検討する必要があります。一般的には注射針を用いて出来物の中から針先程度の採材を行い、顕微鏡で観察して判断します。ワンちゃんの性格にもよりますが、全身麻酔が必要ないことが多い検査です。
これによりその出来物が「腫瘍なのかどうか」「腫瘍であれば早急に切除する必要があるかどうか」「切除するとしたらどの程度の範囲で切除するといいのか」が分かります。この検査で「切除した方がいい」という検査結果であれば、ためらわずに早急に手術することをおすすめします。
もう一度病院で相談されてはいかがでしょうか。
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