毛の長さはスムースとロングの2種類

チワワには「スムースコート(短毛)」と「ロングコート(長毛)」の2種類があります。

スムースはつややかで滑らかな短毛が特徴です。首にふさ毛があり、「アップルヘッド」と呼ばれるチワワ特有の愛らしい丸い頭が際立ちます。長毛種のロングは全身を覆うフサフサの柔らかな長毛と耳のフリンジ(飾り毛)が特徴で、腕としっぽに豊富なふさ毛があります。

スムースもロングもダブルコートで上毛と下毛の二層構造。どちらも抜け毛は多めなので、2日に1回を目安に柔らかめのブラシでブラッシングしましょう。獣毛ブラシがおすすめです。
アンダーコートがたくさん抜ける換毛期は毎日ブラッシングしてあげてください。

カラーバリエーションの豊富さ

チワワのカラーは大きく「単色」「パーティーカラー(メインカラーとまだら模様の2色)」「トライカラー(3色)」に分けられます。

模様にはグラデーションがかったようなパターンや、クッキリと色が分かれているパターン、縦縞模様(ブリンドル)などがあります。

チワワの模様は眉やアイシャドーのように見えたり、ハートに見えたり個性豊かです。

NGになった「マール」

チワワには長い間規制がなく、どんな毛色もどんな模様もOKとされていました。このため繁殖の制限がなく、ありとあらゆるカラー・パターンが生み出されました。
しかし、スタンダードが改正され、2011年4月1日以降は「マール」は認められないことになりました。

犬の毛の色や模様は遺伝子によって決まり、「マール遺伝子」を持っている犬は毛色が淡くなったり、大理石のようなまだら模様ができたりします。
しかし、マール遺伝子を持つ犬同士を繁殖に利用すると、健康障害を持つ子犬が生まれるケースが多いため注意が必要といわれています。

こうした背景から、チワワでもマールはNGとなりました。マールは「美しく貴重」といわれますが、繁殖の面では注意すべき面があることを知っておきたいですね。

体型・サイズの違い

チワワの体型には「ドワーフ」と「ハイオン」の2パターンあります。

ドワーフ:足が短く胴が長く、横から見ると長方形に見えます。骨太でむっちりとしていて、昔ながらのチワワの体形といわれています。

ハイオン:バンビのように足長でスリムなタイプです。体高が高く、横から見ると体は正方形に見えます。

体重にも個体差があり、標準は1~3kg程度ですが、1kg未満のチワワもいますし、筋肉質がっしりしたタイプのチワワだと肥満でなくとも3kgを超えることがあります。

人気犬種だけあってブリーダーも多く、規制がなかった分、いろいろなブリーディングがされています。いわゆるスタンダードにこだわらない場合は選択肢が広がります。

まとめ

毛の長さや毛色、模様、体型など、組み合わせによってチワワのバリエーションは無限といわれています。ペットショップには必ずといっていいほどチワワはいますし、ブリーダーも数多くいます。
じっくり探して好みの一頭を家族に迎え入れてくださいね。
関連する記事
チワワが飼いやすいというのは本当? 飼いやすいと言われる5つの理由と飼い方のポイント

チワワは一人暮らしの方や年配の方でも飼いやすい犬と言われています。人気犬種ランキングトップ3に入り続けているのも、容姿の愛らしさだけでなく、飼いやすいという点もあるでしょう。今回は、チワワが飼いやす...

 執筆者プロフィール
ドッグシッター/小動物看護士です。二人の娘に振り回されながら、記事を書いています。ミシンで子供達の服や布雑貨を作るのが趣味。ダルメシアンを多頭飼いするのが夢です。

チワワのブリーダーについて

魅力たっぷりのチワワをあなたも迎えてみませんか? 

おすすめは、ブリーダーとお客様を直接つなぐマッチングサイトです。国内最大のブリーダーズサイト「みんなのブリーダー」なら、優良ブリーダーから健康的なチワワを迎えることができます。

いつでもどこでも自分のペースで探せるのがインターネットの魅力。「みんなのブリーダー」では写真や動画、地域などさまざまな条件で理想の犬を探せるほか、多数の成約者の口コミが揃っています。チワワが気になる方はぜひ参考にしてみてくださいね。

※みんなのブリーダーに移動します