相談内容:飼い猫の瞳孔について
飼い主からの相談
猫の瞳孔についての質問です。
最近、猫(13歳・3年ほど前から糖尿病治療でインスリン投与中)の瞳孔が大きいままだなと思い、
明るい場所に連れて行ったりライトを当ててみたりしたのですが、一応細くはなるのですが極端な差がなく、まあ小さくなるかな…程度に感じていました。
病院で診てもらったら、「確かに瞳孔の反応は鈍いけど、しっかり見えている」と言われました。目に濁りなどもありませんでした。
実際、家でも物にぶつかったりおもちゃに反応しない、エサやトイレの場所が分からない、粗相をする、などのことはまったくありません。
目でおやつを追うし、おもちゃでも元気よく遊びます。
食欲もとてもあり、便秘・下痢もまったくありません。
持病の糖尿病の影響の多飲多尿以外、体調面で不安な点はありません。
血液検査・尿検査の結果、腎臓、肝臓等問題はなく、神経にも問題はありませんと伝えられました。
以下が検査数値になります。
■血液検査
・尿素窒素 40,0
・クレアチニン 1.03
・血糖 304(インスリン投与のタイミングによるもので、最近は~110ほどを保っています)
・ALT(GPT) 88
・ALPi 38
・リパーゼ 61
■尿検査
・タンパク質 +
・ビリルビン -
・pH 7,0
・尿比重 1,039
BUNが高く、尿にもたんぱくが出ているのが心配なのですが、これはおそらく糖尿病の療法食が高たんぱくなせいで、病院の先生にも「クレアチニンと尿比重は基準値だから問題はないし心配するほどでもない、大丈夫」と言われています。
リパーゼも高いのですが、これも心配するほどではないとのこと。
前回(半年ほど前)の血液検査・尿検査の際は尿素窒素が38.9ほどで、
今回はなぜか計測されなかったのですがUPCが1.50(タンパク質の項目には±と記載されていました)でした。
前回もクレアチニン、尿比重のふたつは基準値内で良好でした。
尿素窒素とUPCがどちらも基準値より高く、また、UPCがなぜか今回計測されていないのに「+」と書かれていることが心配です。
でもその際にも先生からは「特に心配する必要はなし」と言われ、
実際、半年前から嘔吐や下痢、食欲不振、過度な体重の減少はなく、むしろ100gほど増えています。
目もしっかり見えているのでとりあえず様子見、と言われたのですが、明確な原因が分からず、心配です。
腎臓が悪いと目に影響が出ると見たのですが、腎臓は悪くないと言われてしまい、なぜ?という状況です。
老化の影響でしょうか?
猫本人も目を痛がったり、気にしたりする素振りはありません。
特に病気でもないのに瞳孔の反応だけが鈍くなることがあるのでしょうか?
ご回答いただきたい点をまとめると、
・BUN、UPCが高いのにクレアチニン、尿比重が基準値内、基準値より良いので腎臓は大丈夫と言われるが、本当に大丈夫なのか?
・瞳孔の反応が鈍いのは腎臓のせいではないか?
・体に問題がないのに、瞳孔の反応だけ鈍くなることはあるのか?
となります。
長くなり申し訳ございませんが、ご回答いただけますと幸いです。
浅川雅清先生(フリーランス獣医師)からの回答
追加のご質問ありがとうございます。
実際に瞳孔を見てみないと正確な回答ができないかもしれませんか、確かに加齢による可能性はあり得ますね。
きちんとした名前で言うと「虹彩萎縮」の可能性はあるも思います。
瞳孔を動かす筋肉が萎縮している状態ですね。
セカンドオピニオンの判断もこちらではできかねますこと、ご了承下さい。
ご参考になれば幸いです。
浅川雅清先生(フリーランス獣医師)からの回答
こんにちは。
こちらはとても心配な状況ですね。
文章のみのご相談なので正確な回答ができかねますことご了承下さい。
瞳孔というのは、網膜と脳、それらをつなぐ神経により大きさが随時調節されています。
今回はその何処かに異常があると予測されます。
血液検査で異常がでないことも多く、血圧や眼圧の測定やCT・MRIといった専門的な検査が診断には必要なように思いました。
仰る通り、クレアチニンが正常値でも腎臓に異常があることはあり得ます。
腹部エコー検査などで詳細に確認したほうが良いでしょう。
腎機能が低下している子は高血圧を伴うことも多く、そこから瞳孔が閉まらないこともあります。
高血圧からUPCが高くなることもあります。
いずれにせよ、正常な子で瞳孔が閉まらないことはあまりありません。
何か異常が隠れていると理解したほうがよろしいでしょう。
ご参考になれば幸いです。
相談内容:腎臓についてです
飼い主からの相談
この前飼い猫のノルウェージャンフォレストキャット(3歳)が2〜3日排便をしていないため病院に連れていきました。 結果として便秘だそうですが、病院の先生が猫の体を触っている時に何か固いものがあるといい検査をしました。 そしたら通常2つあるはずの腎臓が1つしかないと知りショックを受けました。2つ分の機能をするために大きくなっていると分かりますがそこで1つ不安が浮かびました。 そこで質問なのですが、腎臓が1つだから長生きが出来なかったりするものなのでしょうか? 肝臓が1つであることが不健康体なのか不安です また、猫の亡くなる原因の1つとして腎臓が悪くなって亡くなってしまうという話をよく聞きますが、腎臓が1つである事で腎臓の病気にかかりやすくなってしまったりするのでしょうか? 私の兄もノルウェージャンフォレストキャットを飼っていてその猫も腎臓の1つが小さい様なのですが、腎臓が1つ無かったり、小さかったり、大きかったりする事は良くあることなのでしょうか? 少しでも長く一緒に居たいので回答お願いいたします。
浅川雅清先生(フリーランス獣医師)からの回答
こんにちは。
こちらはとても心配な状況ですね。
仰る通り、ねこちゃんは腎臓の疾患が多くみられます。
そして、腎臓に生まれながらに異常がある(形態や位置、個数など)こともしばしば認められます。
腎臓が少ない分、正常な子と比べて腎機能が低いことが予測されます。
生まれもったものなので治療法はありませんが、一個しかない腎臓を丁寧に守っていくことが長生きのコツと思います。
すなわち、腎臓にダメージを与えうるもの(不適切な食べ物や観葉植物、人薬の誤食、脱水、尿石症、腎毒性薬物など)を可能な限り回避し、腎臓に良いもの(適量の水分、AIM30、サプリメントなど)を取り入れていくのが良いでしょう。
また、腎臓に変化がないか、定期的な血液検査と超音波検査を行っていきましょう。
ご参考になれば幸いです。
相談内容:短い間に何度もトイレへ行く
飼い主からの相談
昨日(9/14)の20時30分ごろから、5分に1回くらいの頻度でトイレへ行きますが、何も出ずに帰っていくという状態が続いています。ただ、5回に一回ほどは便が出ておりますが、3センチくらいの水っぽいものです。
※水っぽい=固形は保っていますが、軽く触ると形が変形する程度です
これまでの状況としては以下の通りです。
14日18時頃 便、小便どちらもいつも通り出ました
14日20時~22時30分 上記の症状になる
14日22時30分~15日6時 睡眠。朝起きたタイミングでの便や小便は見つからず
15日6時30分 小便をいつも通り出す
15日6時30分~7時 トイレへ行くが出ない状況が続く。1回だけ3センチの便を2つくらい実施。どれも水っぽさがあった。
その他の状況
・血便などは出ていません
・ご飯はウエットのものをあげており、いつも通り食べています
・水もいつも通り飲んでいます
以前も便秘になったことがあるため、今回もそうでは?と考えています。
こちら病院に行くべきか、行く場合には何時間たったくらいに行くべきか、教えていただけないでしょうか?
浅川雅清先生(フリーランス獣医師)からの回答
こんにちは。
頻回にトイレに行くということで、心配ですね。
さて、今回は恐らく「便」のトラブルだと思いますが、万が一、尿が出でいない場合は緊急性が高いのですぐご受診下さい。
便であれば、仰る通り、便秘もしくは下痢に近いものかと思います。
いわゆる「しぶり」という症状に該当すると思います。
便秘にしろ下痢にしろ、本人はお腹が痛いと思いますので、早いところご受診頂くことを推奨致します。
ご参考になれば幸いです。
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相談内容:胆管癌により腹水が溜まっています。
飼い主からの相談
ちょうど3歳になる子ですが、便秘で病院に行きましたら、胆管癌と診断されました。肺などにも転移があり、腹水も溜まっていて、手術や抗癌剤治療などはせず、ステロイドの腹膜の炎症を抑える薬を処方されました。
一度、腹水を抜いてもらいましたが、その後は、あまり抜くのは身体の栄養分まで抜くことになったり、身体の負担になったり抜いてもすぐ溜まることから、本当に苦しそうに呼吸をしたり、どの体勢でも落ち着かなかったりしてから抜くと言われました。
なので、そのままの状態で10日くらい経ちました。しかし、食欲もなく、チュールを食べるのと、ウェットのご飯を少し食べる程度で、お腹もここ数日でさらに膨らんできました。
なにか出来ることはないのでしょうか。癌により腹水が溜まってしまう限り、このまま溜まって行くだけなのでしょうか。
水を飲む量が、少し増えました。おしっこも1日に3、4回位しています。今のところ、呼吸が苦しそうとか、常に辛そうにしているなどはなく、お腹を出してぐっすり寝ている時もあります。なるべく、苦しくなく、ご飯も食べてほしいです。腹水の改善だけでも何かありませんか。
浅川雅清先生(フリーランス獣医師)からの回答
こんにちは。
3歳なのに胆管癌で、症状も重たく心配ですね。
肺への転移もあり、末期であると推察されます。
手短な回答になり申し訳ありませんが、現状を解決するには、胆管癌本体にアプローチしない限り、難しいと思います。
後は本人が苦しくないようにお薬を調節するくらいでしょうか。
ご参考になれば幸いです。
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相談内容:瞳孔が開いて動かなくなり脱糞する
飼い主からの相談
生まれつき横隔膜ヘルニアで腸が心臓の心膜の内側にあります。4ヶ月ほど前に突然動かなくなり、瞳孔が開き脱力し、横に倒れ脱糞をする症状が起こりました。時間は1分から2分程度ですぐに元気になりますが、その後6回同じ症状が起きています。病院で診てもらいましたが原因は特定できておりません。瞳孔が開いて動かなくなるのは失神していると言われました。心電図、エコー、レントゲンをしましたが、大きな異常はなく、便が溜まっているぐらいの事しかわかりませんでした。今は便秘にならないようにサイリウムを飲んでいます。水も沢山飲むように促しています。その結果しばらく症状が出なかったのですが最近立て続けに2回起こりました。必ず脱糞をします。サイリウムを飲む前は硬いコロコロうんちだったのですが、今は健康的なうんちをしています。脱糞の際もです。原因がわからなくどうしたらいいのかとても不安です。猫は失神しても目を開けたままなのでしょうか?本当に失神しているのかも半信半疑ですが、でもぐったりと倒れてしまうので心配でなりません。また毎回脱糞するのも何故なのでしょうか。横隔膜ヘルニアで腸が心臓の側にあるのも原因なのでしょうか。何か少しでも原因がわかり治療できる方法がありましたら教えて頂きたいです。よろしくお願いいたします。
栗尾雄三先生(konomi動物病院)からの回答
ご連絡ありがとうございました。
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栗尾雄三先生(konomi動物病院)からの回答
獣医師の栗尾と申します。
一般論になりますが、
失神したら目は開けたままになります。それは猫に限らず人も含め、すべての動物でそうなります。また脱糞や尿漏れもよくあります。心臓が止まるような現象が起こるとそうなります。
横隔膜ヘルニアの影響は強くありそうなので、理想的にはヘルニアを治してあげる手術を実施することがのぞまれます。心膜の内側ということでリスクや危険を伴う処置にはなりそうですが、手術しないと長期生存が難しくなる状況なのかもしれません。
どうぞよろしくお願いいたします。
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konomi動物病院 獣医師 栗尾雄三
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