【犬の病気】甲状腺機能低下症が疑われる症状に関しての獣医師さんへの相談内容

甲状腺機能低下症が疑われる症状に関しての獣医師さんへの相談内容をご紹介します。
※グループサイト『だいじょうぶ?マイペット』からの提供記事になります。

相談内容:クッシング以外の病気の可能性はありますか?

飼い主からの相談

相談者:兵庫県 すずなんさん
13歳のミニチュアシュナウザー♀です。
3年ほど前から胆泥症でウルソを服用していました。
昨年8月エコーで左副腎の肥大が見られ、若干多飲多尿の傾向もあったのでACTHを行うと21.5。クッシングと診断はされず、ウルソのみで様子を見ていました。
今年3月のエコーで右副腎も肥大しており、4月半ばに低用量デキサメタゾン検査を実施。
8時間後採血で4.2だったため、アドレスタン10mg朝1T処方されました。肝機能も悪く、ALPが1225、ALT378、AST66でした。エコーで胆嚢は粘液嚢腫、肝臓にも2センチ程度の結節影が見られると言われました。
2週間アドレスタン服用後、今日再度ACTHを行ったのですが、21.0と全く下がりませんでした。臨床症状は腹部が若干膨満気味程度で、脱毛もなく、多飲多尿も気になりません(1日の水分摂取量は多くても350ml程度です)。体重の減少が若干あり、3月に5.6kgだったのが今日は5.2でした(朝絶食だった影響はありそうですが)。
かかりつけの先生も「たいてい薬を飲むとコルチゾール値は下がるんだけど・・・」と不思議そうにされていました。
とりあえずアドレスタンを10mgから30mgに増量。2週間後に再度ACTH試験をして、その結果を見て今後の方針を決める予定です。
これらの経過でクッシング以外に可能性のある病気はありますか?
また今後の治療方針を決める際、
MRIなどを撮った方がいいでしょうか?
田舎に住んでおり、京阪神の大学病院までは2時間近くかかります。車の苦手な子なので移動は最小限に抑えたいのですが・・・
なんともモヤモヤとした結果で、はっきりさせたい気持ちもあります。
よろしくお願いいたします。

浅川雅清先生(フリーランス獣医師(ペット家族動物病院成城店))からの回答

こんにちは。
クッシング症候群は、よく診断される疾患ですが、意外と解釈や治療が難しかったりしますよね。
実際のところ、測定のタイミングによりコルチゾールは思った以上に数値が上下する印象です。
ひとまず、再検査でコルチゾールがいい数値に入っていれば問題ないと思います。
が、体重5.2kgに対しアドレスタン30mgは、現在の獣医学からするとかなり高容量なので、慎重に治療にあたられた方がいいと思います。
さて、他の病気はないか?というご質問に関しては、ある可能性がありますので精査を行いましょう、とご回答致します。
特に、シュナウザーだと、特発性空胞性肝障害、甲状腺機能低下症あたりでしょうか。
もちろん、現在の胆嚢粘液嚢腫から肝臓の数値は上がることが予想されます。
それらの診断をする上では、肝生検やホルモン検査、CT・MRIが必要になると思われます。
ご参考になれば幸いです。

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相談内容:食欲が戻らない

飼い主からの相談

相談者:奈良県 パフィーさん
以前こちらで質問をさせていただいた際は慢性腎臓病でステージ3~4との診断がされましたが、セカンドオピニオンを経て、皮下輸液150mlから段階を経て500ml入れて(パフィーは心臓が強いとのことで耐えられているとのこと)、BUNが32.7、Cre1.0となりステージ1~2が妥当との診断が最終的にくだりました。
その際、キドナチューブダイエットという高脂質低たんぱくを与えてきたのが悪かったのか膵炎を起こしたのでブレンダZを7日間と、服薬でディアバスター、ビオイムバスター、ステロイド、お尻の皮膚炎があったので抗生剤と引き続きチラージンS 100㎎とアゾディル、あアンチノールプラスを投与していきました。
4月22日に測った最終の数値では、
BUN98.3、Cre1.3、赤血球数・ヘモグロビン・ヘマトクリット・平均赤血球容積はすべて下限基準値より少し下回っていました。
BUNが上がったのはステロイドや抗生剤を使ったのもあるので一概に腎臓病が悪化したわけではないと言われました。
貧血は前回質問した3月9日からずっと下限基準値より少し下回ってます。
現在体調というかQOL的には数か月前と比べてとても落ち着いているのですが、食欲が改善されません。
正確に言うと人間のつくる食べ物などにとても興味を持つのですが、いざ口元に持っていくと顔をそむけるか、舐める程度でちゃんと食べてくれません。
今食べているのはロイヤルカナンの高消化リキッドタイプを鼻経チューブからですが、いつまでもそれに頼るわけにもいかないので、あの手この手でゆで卵の卵白やキュウリ、トマト、ごはん粒、人参、じゃがいもなどをあげてみますが、食べムラがあり朝食べたのに夜はいらないなど本当に大変です。。
必要なカロリー数もいまはリキッドタイプで何とか足している状態です。
ドライフードにはもはや見向きもしなくなってしまった子ですが、健康のために必要だし、なんとか食欲を戻す方法はないものでしょうか。。

浅川雅清先生(フリーランス獣医師(ペット家族動物病院成城店))からの回答

追加のご質問ありがとうございます。
一先ず体調が順調とのことで安心しました。
仰る通り、本人の性格、すなわちグルメになったことで好きなものしか食べないということも十分有り得ます。
また、生理に伴って食欲や体調、皮膚のコンディションにむらが出ることも十分有り得ます。
ご参考になれば幸いです。

浅川雅清先生(フリーランス獣医師(ペット家族動物病院成城店))からの回答

追加のご質問ありがとうございます。
アジソン病に関しては、コルチゾールを測らない限り判断はつきません。
「食べ物自身にはかなり興味があるのにその時に食べたいと思うものじゃなければ食べない」ことに関しては、単に本人の性格か、もしくは口が痛いか、または「食べたらお腹が痛くなったことがあるから食べたくない」という意思か、と思います。
毛が抜けやすいのは、ホルモン疾患ではよく見られます。
便が変、黒緑ということは、消化管出血の可能性があり、また消化管出血はBUNが高くなりますし、慢性腸症のような病態が起きている可能性があります。
アジソン病から慢性腸症が起きることもありますし、慢性腸症でお腹が痛くて食欲がでない可能性もあります。
可能性の話ばかりして申し訳ありませんが、残る鑑別としてはアジソン病や慢性腸症と思われます。
ご参考になれば幸いです。

浅川雅清先生(フリーランス獣医師(ペット家族動物病院成城店))からの回答

こんにちは。
食欲がでないととても心配ですよね。
さて、現状治療中の病気は、慢性腎臓病、膵炎、甲状腺機能低下症で宜しかったでしょうか?
複数疾患を抱えていると、管理が複雑になる故、飼い主様も獣医師様もさぞ治療に難儀されていることでしょう。
もし、上記以外の治療中の疾患があればまたコメント下さいませ。
まず、クレアチニンはあまり上がっていないのに、極端にBUNが上がっています。
これにはいくつか可能性はありますが、アジソン病をひとつ見落としてはいませんでしょうか?
特に、ステロイドを使っていた時は食欲があったけど、中止したら徐々に低下してきた、というようなら尚可能性は高くなると考えられます。
もちろんそれ以外の事情でもBUNだけ上昇することは有り得ます。
食欲不振の原因としてまずひとつ、今まで気づかなかった病気が隠れている可能性を探っていきましょう。
また、BUN98という数値は、それだけで気持ち悪さや食欲不振が出る数値です。
そこから食欲不振が出ていることも考えられます。
短期的にでも吐き気止めや食欲増進薬を使って対症療法をするのもありでしょう。
あとは純粋に、嗜好性が高いフード(Butchやココグルメ、ピュアロイヤルなど)を試すのもひとつです。
その他、実は口が痛くて食べたくない、などもありうると思います。
ご参考になれば幸いです。

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相談内容:慢性腎臓病について

飼い主からの相談

相談者:奈良県 パフィーさん
12歳1か月のトイプードル♀(避妊手術なし)の子が、慢性腎臓病になり、ネットでできることがないか探しておりましたところ、こちらのサイトに目が留まりました。
経緯をご説明したいので長くはなりますが、もしお時間がありましたら、ご一読、ご助言をいただけると幸いです。
3月頭から食欲低下と寝込むことが増え、3月9日に初診で血液検査を行い、BUN(50.8)とCre(0.9)と脱水、腎貧血、T4(0.6)が見つかり慢性腎臓病と診断されました。
その後、1週間はBUN数値をさげるためコバルジンとチラージンs(50㎎)で腎貧血が治るか様子を見ましょうとなり、自宅で食欲がなかったため強制給餌でとにかく食べさせていて、その後3月17日の血液検査ではBUN140オーバー、Cre4.9、無機リン15.0オーバー、脱水、腎貧血、T4(0.7)でした。
その時に、ステージ3~4と診断され、皮下輸液だけであとは安らかに逝かせたほうがワンちゃんもつらくならないですからと言われたのですが、私の頭の中で「そんなあっけなく死んじゃうの嫌だ」と何かが切れ、3月19日に大きめの病院へセカンドオピニオンへ行きました。エコー検査を最初のクリニックと大きめの病院で2度見てもらい2度とも各臓器の形状に異変はなかったですが、即入院でなんとかしましょうと前向きな対応をしていただき12日間の入院治療後、この投稿時で、退院後5日目になります。
入院中の様子。
食欲は全くなく鼻チューブでキドナダイエットを与えており、また静脈点滴を受けていました。体重はもともと4.9から入院時には3.4まで痩せました。
BUNは一時60になったり106になったり不安定で退院時最終測定は107.0でした。Creは4.9から3.3、2.8、そして最終測定では1.5までさがりました(筋肉量も下がっているのであまり役に立たないかもですが…)。
甲状腺の検査ではT4だけじゃなく外部の精密試験によると正常値に戻っていました。←二回目をまだ図っていないが正常値に戻ったということは一時的な腎不全からくる不足だったのかもと言われました。それでも一応チラージンs(100㎎)は現在も継続しています。
貧血は最終測定時では相変わらず数値は低い(HCT21.0)です。
その間膵炎にもなり炎症数値C反応性蛋白が9.9くらいありましたが最終的に2.2まで下がり、自分からなんとか食事をとったことで3月30日に退院となりました。
退院後の様子。
1週間は毎日生理食塩水の皮下輸液(水分補給目的)をいれてもらい、一週間分の痛み止め・抗生剤(手の怪我用)・ステロイド・甲状腺低下用のチラージンs(100㎎)を処方され、明日ですべて飲み終わります。
現在の食欲は、退院後2日後にふとしたタイミングでロイヤルカナン腎臓サポート+低分子プロテインを食べ始め、今まで鼻先にフードを近づけても見向きもしなかったのが、食べ物に興味ももつようになりました(嗅ぐだけで毎回必ず食べるわけではありませんが…)。
水は自ら比較的飲みます。その分おしっこも多めではありますが鼻チューブから定期的に水は入れているのと皮下輸液で対処しています。
また、排便は徐々に1日おきくらいですがロイカナを食べ始めてから形が形成されるようになりました。この投稿時には3.65キロと少し増えました。(平常時4.8キロ、入院前3.4キロ)
個別に与えているのは、アゾディル朝晩1錠・アンチノールプラス朝晩1錠・コバルジン毎食時。
様子の変化としては、入院前入院中はぐったりでだるそうにしていたのが、退院後いままで行動が遅く反応も悪かったのがウソのように声かけの反応も良く、食欲も治療前と比べて興味を示すようになりました(前述のとおり必ず食べるわけではないです)。
主治医からは皮下輸液は今の様子だと毎日はいらないと思うと言われ、明日6日に実施する血液検査で最終的に週に何回行うべきかなどを決めるとのことです。
ここからが質問内容ですが、
・退院してまだ1週間というのもあるのか、食事にムラがあります。たまにライスや茹でただけの人参やじゃがいもなど食べてくれるときもありますが、お皿に近づき匂いを嗅いでこれはいらんわという行動もします。
今後どうすれば正常な量の食事を自分でとってくれるのでしょうか。(現在はキドナチューブダイエットで食べない分を補っています)
・サプリメントですが、この3種類だけでステージ3~4と言われた腎不全を今後少しでも延命できますでしょうか。ほかにできることがあればご助言をいただきたいです。
・IRISというところでの余命にステージ3は14.78か月、ステージ4は1.98か月と書いてあったのですが、これは治療してこの期間か、それとも何もしなかったらそれくらいで終わってしまうのかどちらでしょうか。もちろん個体差があるのは承知ですが、心の準備として聞きたいです。
乱文で伝わりにくい箇所もありますが、何卒よろしくお願い申し上げます。

浅川雅清先生(フリーランス獣医師(ペット家族動物病院成城店))からの回答

追加のご質問ありがとうございます。
アジソン病に関しては、コルチゾール(COR)という項目になるのでまだ行っていない検査かもしれないですね。
ただ、追加で頂いた情報をお伺いすると、その可能性も低そうで、このまま治療がスムーズに行けばそれでよいと思いました。
蛋白尿に関して少し怪しそうな尿検査結果です。是非UPC(尿蛋白クレアチニン比)は見たほうがいいと思います。
再生医療は、わたくし自身行っておらず、エビデンスもあまり存じ上げておりません。
申し訳ございません。
ご参考になれば幸いです。

浅川雅清先生(フリーランス獣医師(ペット家族動物病院成城店))からの回答

こんにちは。
とても丁寧なご記載、ありがとうございます。
また、しっかりと治療されており、とても丁寧なケアをされているなと思いました。
さて、今回は慢性腎臓病、甲状腺機能低下症のご質問ですが、それ以外の病気はなにかご指摘を受けておりますでしょうか?
というのも、一番はじめの、一週間でガツンと腎臓の数値が上昇したことがどうにも解せません。
率直に言うと、アジソン病や尿管閉塞、蛋白尿を見逃していませんでしょうか?
恐らく、エコー検査もしているので見逃しはないと思うのですが、もしご相談者様が把握されていない事項がありましたら、一度先生に確認してみて下さい。
食事に関しては、安定するまで時間はかかってしまうと思います。
好きなものを手探りしていく形になると思います。
腎臓への良し悪しはさておき、Butchとココグルメが嗜好性が良いようです。
予後に関しては、今回は慢性腎臓病以外の病気も併発しているので、なかなか読めないと思います。
が、このまま体重が減り続けると予後が短くなると思われます。
また、サプリメントも基本このままでいいですが、経過次第では変更があるかもしれません。
ご参考になれば幸いです。

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相談内容:えずく行為についてお伺いします

飼い主からの相談

相談者:東京都 まっちゃんさん
14歳になるラブラドールです。
最近、えずく行為が多くなり、クリニックで見ていただきましたが
その時の血液検査でT4の数値が0.53でした。
えずく行為についてお伺いしたところ甲状腺機能低下症と関係があるかもしれないということでチラージンを服用することになりました。
服用を始めて4~5日間立ったところでえずく行為が少し収まりました。
このまま様子を見ましょうということでした。T4の数値は2.9まで上がりましたがえずく行為がおさまりません。
様子を見ている間に椎間板ヘルニアになってしまい安静にしているようにとのことで散歩にもいけずストレスがたまり吐いてしまいました。
9時に食事をして吐いたのが16時過ぎで消化をされてなかったようです。
エサはカリカリを食べさせてますが老犬の為、ふやかして食べさせています。そのことを主治医に話したところ胃薬(ガスターとプロナミド)を
1週間、処方されて服用しました。
3~4日立ったところでえずく行為が収まりよくなったのかなと思っていたところ、またえずく行為が始まり、今朝吐いてしまいました。
餌を水で溶かしたような茶色いもので固形物はありませんでした。
その後に唾液が泡立ったものがえずく行為の後に吐きました。
どこが悪いのでしょうか。年齢的にも考えられるのは咽頭炎とか何かですか?
前のクリニックではネプライザー?で吸引をさせていましたが効果がありませんでした。

浅川雅清先生(フリーランス獣医師(ペット家族動物病院成城店))からの回答

こんにちは。
ラブラドールちゃんにしては長生きですね。
とても心配ですね。
確かに、検査上は甲状腺機能低下症のように思えてしまいます。
しかし、嘔吐は様々な病気からおきる症状であり、また年齢的にも様々な鑑別疾患が挙げられるため、詳細な検査をしておいたほうがいいと思います。
T4以外の検査はされておりますでしょうか?
特に、大型犬は腫瘍が多いので、画像検査までしっかり行う必要があると思われます。
また、甲状腺機能機能低下症には、喉頭麻痺を伴うことがあります。
その場合は、呼吸音の異常や声が変わるなどの症状が見られます。
ご参考になれば幸いです。

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相談内容:徐脈性不整脈、僧帽弁閉鎖不全症による失神について

飼い主からの相談

相談者:広島県 チロルさん
初めて質問させていただきます。
2024年1月現在、15歳のシーズーの女の子です。体重は6.7キロくらいです。
2021年1月に寝て起きてから突然、キャンキャン!と悲鳴をあげてふらっと倒れ、失禁するということがあり、3月にホルター心電図をしました。
それ以前の健康診断でも、第2度房室ブロック(ウェンケバッハ型)と出ていることもあり、不整脈があるとは言われていましたが、経過観察でした。
ホルター心電図の結果、徐脈性不整脈と診断。
1分間に20しか拍動がない、ということもあったようです。
7秒停止、ということも(失神ギリギリでしょう)。
その当時では、心臓に特に問題は無く、『心臓病なので不整脈→失神』ではない、交感神経と副交感神経の方かも知れないが、不明です、ということでした。
それ以来、毎日家で心拍を測定し、45〜60くらい、食欲もあり、お散歩も出来、失神は月に1度あるかないか、起きるのはほぼ、夜中から明け方の寝ているとき、失神しても回復まで20秒〜30秒という感じでした(尿がたまっているので、必ず失禁します)。投薬は、甲状腺機能低下症のためのチロノームだけでした。
2022年11月、1週間に8回の失神。
これまでと違い、失神直後の心拍数が80を超えたりしていて異常に気づき、病院へ。
僧帽弁閉鎖不全症と診断されました。
それ以来、ピモベハート(1.25)を1.5錠ずつのんでいました。
毎日の心拍測定は50〜60。この頃から
しばらくは落ち着いていて、失神は月に1度くらいになっていました。
ですが、失神を起こすタイミングが変わりました。
それまでは、ほぼ100%寝ているときだったのが、寝ているときの失神はなくなり、ほりほりしたりおへそを上に向けて背中をぐりぐりしたりした後に起こるようになりました。
直後の心拍測定では、これまでは失神のあとは30台とか、かなり少ない心拍だったのですが、60を超えているように。
興奮させてはいけない、急激な気温変化もいけないと気をつけてはいますが、わたしが至らないばかりに、みすみす倒れさせてしまうことも。
2023年9月、外から帰ると倒れることが増えてきました。
咳をし始めたのもこの頃からです。
これまでは外で倒れたことはなかったのですが、この頃初めて外でおしっこのあと、ふらっと倒れました。
10月15日、呼吸が1分間に30〜40くらいになり、慌てて病院へ。レントゲン等の結果、肺水腫まではいかないが、少し肺が白く見える、ということでルプラックを使うことに。
10月中、調整を続け現在は3日に1回、ルプラック(4mg)を6分の1錠ずつのませています。
どうやらこの子は、普通の子には現れない程度のことでも顕著に現れるようです(その分、薬の効きも良い?)。
病院には月に1度は必ず、それ以外の時も、失神が続いて気になるときには行くようにしています。
12月、1月と失神がとても多くなりました。
一昨日くらいから元気がなく、外に出るとトイレをすませたあと失神するので、なんとか中でさせたりしています(誘導すれば、なんとかトイレで出来るかな、という感じです)。
今月は今日まででもう8回です。
どうにも気になって、心拍を測定すると102。これまでではあり得ない速さなのですが、5分後くらいには54。呼吸はこのときは20。普段は13〜18というところです。
こんなにバラバラでは、そりゃあしんどいよね、と思います。
長々と書き連ねて来ましたが、おたずねしたいのは、
これはこれまでのように、不整脈が原因の失神なのか?それとも僧帽弁閉鎖不全症によるものなのか?ということと、これまで1度も抗不整脈薬を処方されたことはないのですが、それを服用することで、少しでも心拍が落ち着いたりはしないのだろうか?ということです。
ほかに少しでも失神を減らせる方法はないのだろうかと苦悩しています。
かかっている先生を信頼してない、ということは全くありませんが、他の先生の意見もお聞きしたいのです。
本当に、長々と読みにくい文章を読んでいただきありがとうございます。
どうか、なにかアドバイスをお願いいたします。
現在の投薬は、チロノーム、ピモベハート、ルプラックです。

浅川雅清先生(フリーランス獣医師(ペット家族動物病院成城店))からの回答

こんばんは。
こちらはかなり複雑なケースですね。
まず、失神はなぜ起きるのかというと、脳に酸素が届かなくなるからです。
すなわち、肺からの酸素の取り込み、またそれを運ぶ血液の循環に関わる全てが失神の原因になり得ます。
実際に診察を行っていないので回答に悩みますが、今回のケースは、不整脈も、僧帽弁閉鎖不全症も、もしくは隠れている呼吸器疾患や肺高血圧症なども、すべて複合して失神が起きている可能性があると思います。
ただ、特に不整脈が重度であるように感じます。
いわゆる洞不全症候群の徐脈頻脈症候群であるようにも聞こえます。
正直、そこまでの症例は見たことが無いので、専門医での受診を推奨します。
また、徐脈性不整脈の治療は、交感神経作動薬のような心拍数を増やす治療と、ペースメーカーの治療が基本になります。
現状は徐脈性不整脈に対する治療がほぼ行われてないようですので、症状を改善する方法はまだ多く残されているように思います。
ご参考になれば幸いです。

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だいじょうぶ?マイペットで
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 執筆者プロフィール
『みんなのペットライフ』編集部スタッフが、わんちゃん・ねこちゃんの飼い方、しつけのアドバイスなど、毎日のペットライフに役立つ知識や情報をお届けします。

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