相談内容:蛋白喪失性腸症の検査について
飼い主からの相談
今年4月に初めて血液検査を受け、アルブミンが2.3と低いことが判明しました。
その後、10月に再度血液検査をした際にもアルブミン2.3のため、ロイヤルカナンの低脂肪食で様子を見ることになりました。
12月上旬に激しい下痢、嘔吐、食欲不振のため病院を受診し、その際の血液検査でアルブミン2.0まで下がり、腹水も溜まっているとのことでした。
今は下痢、食欲も戻り先週の血液検査でアルブミン2.3くらいまでは上がっていました。
小さい頃からお腹が弱くウンチも柔らかいことが多い子です。
蛋白漏出性腸症と診断を受け、より詳しい検査のためには開腹して腸の生検をしましょう、と言われました。
内視鏡での検査について聞きましたが、内視鏡では生検が出来ないと言われました。
やはり開腹して検査するしかないのでしょうか?
ご意見をいただけますと幸いです。
よろしくお願い致します。
井上 平太先生(井上動物病院 動物取扱業登録第56-104号)からの回答

当院では内視鏡で腸生検をすることはございますが、粘膜面しか採取しません。チワワの腸が細く薄いので危険だからです。粘膜面に出来たポリープや偽膜や潰瘍を見る分には良いのですがそれ以上深い採取は自信がございません。
全層検査が出来るメリットを考えると開腹の意義がございます。腸穿孔のリスクを考えると開腹は有りだと思います。麻酔のリスクは多少ございますので十分話し合って術前検査をして決めて下さい。
お大事にして下さい。
相談内容:金玉が腫れている
飼い主からの相談
今10歳のチワワの男の子です。
体を確認したら、金玉がでかくなってて、
血がでています…。
黒いうんちもでます。
後ろからみても、足の間に見えるぐらいでかいです。
ご飯も食べず寝床から動かず、いつもなら私たちには
吠えたりしないのですが、うぅぅと唸ってきたり
吠えたりします。
病院に連れて行きたいと思うのですが、
触れることすらもできず、触れようとすると
怒ります。
去勢手術はしていません。
去勢手術をしていないから、でかくなってるのですか?
それともなにかの病気の可能性があるのでしょうか。
井上 平太先生(井上動物病院 動物取扱業登録第56-104号)からの回答

精巣の細菌感染や精巣の腫瘍が考えられます。
他には陰嚢内に何らかの原因で液体が溜まっている場合もございます。
動物病院で検査をして頂きましょう。
お大事にして下さい。
相談内容:軟便が1週間ほど続いています
飼い主からの相談
はじめまして。お世話になります。
チワワ、男の子5歳です。
いつもより便が柔らかい、という状態が1週間ほど続いております。
症状としては…
・便の回数が1日3回だったのが、1~2回に
・量は変わらず。色は通常の便より薄め
・便の終わりの方が特に柔らかい感じ
・最初の軟便の日は食欲がなかったのか、朝昼食べずに夜だけ食べました
・ずっと軟便ではなく、通常の便も2回くらいありました
軟便の症状以外はいつもと変わりなく元気もあります。
寒さに弱いので肌寒い日は電気ストーブなどで部屋を暖かくするようにしています。
上記の症状で何か緊急性のある病気などは考えられますか?
緊急性が無くとも病院に連れていくべきか、様子見しても良いのか悩んでおります。
お忙しいところ申し訳ありませんが、先生方のアドバイスをお願いいたします。
小野寺史也先生(小野寺動物病院(東京))からの回答

はじめまして、よろしくお願いいたします。
僕が該当動物を診察させていただいたわけではありませんので、的はずれなことを書いてしまうかもしれません。
一般論に終止してしまう場合もあるかもしれません。ご了承ください。
僕は飼い主様の投稿文をコピー・アンド・ペーストして、文中の意見に矢印を書いてコメントすることにしています。
読みづらいかもしれませんが投稿文を見逃さないようにするための個人的な工夫ですのでご理解ください。
はじめまして。お世話になります。
チワワ、男の子5歳です。
いつもより便が柔らかい、という状態が1週間ほど続いております。
症状としては…
・便の回数が1日3回だったのが、1~2回に
⇒1日3回の便がそもそも多い便回数です。食餌を十分消化できていないと思われますので消化しやすいものを食べたほうが、僕は良いと思います。
・量は変わらず。色は通常の便より薄め
・便の終わりの方が特に柔らかい感じ
・最初の軟便の日は食欲がなかったのか、朝昼食べずに夜だけ食べました
⇒食欲の低下があったのであれば、腹痛・悪心が予測されます。
・ずっと軟便ではなく、通常の便も2回くらいありました
軟便の症状以外はいつもと変わりなく元気もあります。
寒さに弱いので肌寒い日は電気ストーブなどで部屋を暖かくするようにしています。
上記の症状で何か緊急性のある病気などは考えられますか?
緊急性が無くとも病院に連れていくべきか、様子見しても良いのか悩んでおります。
お忙しいところ申し訳ありませんが、先生方のアドバイスをお願いいたします。
⇒本人の食欲と元気があれば食事内容の変更だけで様子を見ることも無理ではありませんが、「実際には下痢になる状態だがフードが水分を吸って見かけ上良い便が出ている」可能性も考えるのならばやはり病院にて便の検査は受けられたほうが良いのではないでしょうか。
よろしくお願いいたします。
相談内容:急に寝たきりになりました
飼い主からの相談
お忙しい中恐れ入ります。
異変を感じたのは9月7日夜頃でした。
何気なくいつものように抱こうとしたらキャンと鳴いてどこかを痛がりました。その後は普通に過ごしたのですが8日9日と日をまたぐにつれ触るとキャンと鳴く回数が増えていきました。捻挫でもしたのかな?と思い体をあちこち触ってはみたのですが正確な場所は分からず、とりあえず元気も食欲ありましたが念の為週明け病院へ連れて行きました。
病院では緊張してしまうせいか一切鳴かず先生からは特に異常はないと言われました。その時にちょうど足にしこりが出来ていた為軽い気持ちで細胞診をお願いした所、肥満細胞腫との診断でした。
もしかして体のどこかを痛がる原因はこれだったのかと、聞いたのですがそれはないとお返事貰いました。
手術日までは10日程ありましたが、元気も食欲もあったので、安静にしておこうねと言っていた矢先、細胞診から2〜3日後体のどこかを痛がりキャンと頻繁になくようになり、そのまま、まったく動かなくなってしまいました。食事も排泄も一切しようとせず、水すら飲まなくなってしまいました。
なんとかドッグミルクや好きなおやつを食べさせてはいたものの排泄は一日中我慢してやっと寝たまま漏らす程度になりました。
すぐに先生へ連絡した所、薬のせいではないかと言われました。肥満細胞腫と診断を受け、なるべく腫瘍を小さくして切除したいと言われていたので、腫瘍を小さくするお薬を頂いて帰っていました。始めシリンジであげていたのですが、拒絶がひどく無理させていたのかなと、いったんお薬を止めてみてくださいとのことでした。
しかしお薬を辞めて数日経っても寝たきりのままで呼吸が荒い時も多くなり、連休を挟んでしまう為再度病院で見てもらうことにしました。
検査ではレントゲン、超音波、血液検査をしてもらい、結果はすべて異常なしと診断されました。
2〜3日経ってもこのままでは肥満細胞腫の手術を延期せざる終えませんと言われました。あまり時間をかけてしまうと進行の恐れがあるので、早めに手術がしたいのですが、一向によくなる気配がありません。いったい何が原因なのでしょうか?
今瀬 覚先生(アン ペット クリニック)からの回答

こんにちは
正直なところ、非常に答えにくい質問ですので、もし自分が診察するとしたらという答えになってしまいます。
まず、症状から考えると脊椎からの神経による痛みのように思えます。なので、本来なら脳から脊椎のCTまたはMRIが必要なのでは無いでしょうか。ただし、現実的には全身麻酔が必要で身体的な負担を考えた場合、先ずは対症治療をしてみて、その反応を見るのは如何でしょうか。
とりあえず、消炎鎮痛剤NSAIDSの注射で様子をみて、反応が無ければステロイドや神経障害性疼痛の薬などを使用してみるのはどうでしょうか。様子をみる期間は、それぞれ3日間くらいで十分だと思います。
お大事なさってください。
相談内容:鼠径ヘルニア
飼い主からの相談
先日病院へ行ったとき鼠径ヘルニアと診断されました。
(症状があったわけではなくフィラリアの薬をもらいに)
対処法は手術しかないと言われました。
腸もですが避妊をしていないので子宮も下りてくる可能性も
あると言われました。
鼠径ヘルニアは死に直結する病気でしょうか?
手術となると子宮にミスが少したまっているらしく
避妊も同時にしてもらおうかと思っています。
ただもう高齢のため麻酔に耐えられるか
心配です。
前向きに手術を考えた方がいいのでしょうか?
迷っています。
宜しくお願いします。
井上 平太先生(井上動物病院 動物取扱業登録第56-104号)からの回答

鼠径ヘルニアは死に直結は致しません。
しかし、一定の確率で腸閉塞や膀胱の陥頓が起こり、突然死を起こすことがございます。
ただ、この時に症状を見逃さず直ちに手術を行えば助けることが出来ます。
私としては現在の体調を慎重に考慮して問題がなければ、いつ起きるかわからない緊急事態を回避するために手術を受けた方が安心できると思います。
血液検査・エコー検査やレントゲン・心電図などから評価して危険性が高ければ順延すべきかもしれませんが、こればかりは拝見していない獣医師には判断できません。
主治医の先生と十分に話し合って決めてください。
一つ気がかりなのは子宮の状態です。子宮が大きくなってきているのであれば手術が必要なのかもしれませんが子宮蓄膿症や子宮水腫とは言われてませんでしたか?
これだと話は別です。主治医の先生の指示に従いましょう。
お大事にしてください。
ペット保険について

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