自宅トリミングに必要なグッズ

トリミングのためには「スリッカーブラシ(またはピンブラシ)」「コーム」「トリミング用のハサミ」を準備しましょう。

また、「トリミング用の台」があるとカットしやすいですね。高さ60~90cmくらいの作業台を準備しましょう。飼い主に合わせてちょうどいい高さにしてください。カットするときはチワワが落下しないよう目を離さないでくださいね。

落ちた毛が散らばらないためにもブルーシートなどを敷きましょう。新聞紙や切ったゴミ袋を広げてガムテープで繋ぎ合わせた即席シートなら、そのまま丸めて捨てられるので片付けが楽ですよ。

ハサミは人それぞれ使いやすさが異なると思いますが、刃の部分が短めのものが扱いやすいと思います。

トリミングの方法とカットする場所

自宅トリミングは、足とお尻がメインです。次の手順で行ってください。

(1)トリミングの前にブラッシング
まず、毛のもつれや汚れをスリッカーブラシやピンブラシで丁寧に取り除きます。コームで仕上げて毛をフワフワの状態にしましょう。

(2)足裏の毛をカットする
足裏の毛が伸び過ぎると滑って転ぶ原因になります。足を持って、肉球よりも外へ出ている毛をカットします。肉球を切ってしまわないように、刃先を肉球に向けないようにしましょう。

足先のまばらな毛もカットします。上から見たとき、足が丸く見えるように整えてあげましょう。また、犬を立たせ、後ろ足に生えている毛も形よく見えるよう整えるといいですね。

(3)肛門周辺の毛
便が付いて固まらないよう、肛門周辺の毛はできるだけ短くカットしておきましょう。尾をしっかり持ち上げ、皮膚と平行になるようハサミを持って毛をカットします。

(4)ヒゲをカットする
犬や猫のヒゲは触毛と言われる、センサーのような役割を果たしている毛です。しかし犬のヒゲは鈍感で、ほとんど機能していないと言われています。

犬の場合、口・顎・眉に生えているヒゲはカットしても大丈夫です。見た目を整えるために根元ギリギリの部分をカットします。

口の周りや眉のヒゲをカットする時は、口や目を手で押さえて保護し、絶対に鼻や目などを傷付けないようにしましょう。

ただ、ヒゲのカットについては賛否両論あります。愛犬のヒゲの感覚の善し悪しや、見た目を見て飼い主が決めてください。

カットするときのポイント

カットする時間はできるだけ短くしましょう。自信がないときは一度に全部済ませようとせず、今日は肉球周辺と足先、肛門周辺はまた今度、というように小分けにすると楽ですよ。

また、トリミング用のハサミは親指と薬指で持ちます。小指は柄についている小指かけに掛けましょう。親指側の刃だけ動かしてカットする、というのが基本的な動かし方です。

少し練習してハサミの使い方に慣れてから、口や眉のヒゲをカットするようにしましょう。止血剤を準備しておくと、万が一、傷付けてしまったときに焦らずに済みますよ。

まとめ

チワワはロングコートでもプロのトリマーにカットしてもらう必要がない、ケアが楽な犬種です。足裏と肛門周辺だけでも構わないので自宅でカットしてあげましょう。スムースコートでも足の裏はチェックして、毛が伸びているようならカットしてくださいね。

どうしても難しい場合は月1回シャンプーと合わせてカットや爪のケアをまとめてお願いするといいでしょう。
ヒゲのカットについては愛犬の感覚に合わせ、飼い主の好みで決めてくださいね。
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 執筆者プロフィール
ドッグシッター/小動物看護士です。二人の娘に振り回されながら、記事を書いています。ミシンで子供達の服や布雑貨を作るのが趣味。ダルメシアンを多頭飼いするのが夢です。

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