犬が喜ぶおやつとは？ おやつ選びのコツと上手な与え方

市販の犬用のおやつには、亜硝酸ナトリウムや合成着色料などの、食品添加物が含まれているものも多く出回っています。おやつの変色やカビの繁殖を防いだり、おいしそうな色に見せたりする食品添加物ですが、体に有害なものが多いのも事実です。

犬の健康を考えるのであれば、できるだけ添加物の少ないものを選ぶように心がけるといいでしょう。パッケージなどに記載された成分表示は要チェックです。

犬用のおやつを選ぶときには、人間用より慎重になる必要があります。

おやつは手軽に与えられるため、ついつい多めに与えてしまいがち。しかし、与え過ぎには注意が必要です。
犬にせがまれるたびに与えると、栄養過多となり肥満の原因になってしまいます。そして、脂肪分や塩分の摂り過ぎは、糖尿病や高血圧を引き起こし、やがては犬の寿命を縮めることになります。

パッケージに記載された量を守り、むやみやたらに与えるのはやめましょう。

トレーニングが上手にできたときや言いつけを守ったときなどに、ごほうびとして与えるのがおすすめです。

犬用のおやつは、クッキーにチーズ、ガムにジャーキーなどたくさんの種類がありますが、ポイントは犬が気に入ってくれるかどうか。
犬も人間と同じように、食べ物の好き嫌いがあります。新しいおやつを購入するときは、小袋入りのものを購入して試食程度に与えてみましょう。

好みのおやつが決まったら、トレーニングが成功したときや留守番ができたときなど、状況に応じて何種類かを使い分けるようにしてもいいですね。
ただし、この場合も与え過ぎは禁物。カロリーオーバーにならないよう、一日に与えて良い量を守りましょう。

また、アレルギーを持っている犬におやつを与える場合は、原材料もしっかりとチェックし、細心の注意を払ってください。

犬が喜んでおやつを食べたとしても、体に合わないことがあります。
初めて食べさせたおやつがある場合は、うんちや尿のチェックは忘れずに行いましょう。

アレルギーを持つ犬の場合はさらに注意が必要です。
おやつを食べて嘔吐やかゆがるなどの症状が見られたら、速やかに動物病院で診察を受けましょう。

おやつは犬との暮らしに必須というわけではありませんが、よりよいコミュニケーションに大いに役立ちます。
おやつをもらえたときの犬の喜ぶ姿を見れば、飼い主も幸せな気持ちになることでしょう。

犬の健康を考えながらおやつを選び、上手に活用して、お互いの信頼関係を深めてください。