【猫種最大級】ワイルドなモフモフ猫・メインクーンの魅力を保つお手入れ法

メインクーンの特徴は、なんといってもその大きな体です。10kg以上になることも多く、なかには15.8kgにまで成長して、ギネス記録に認定されたメインクーンもいます。

飼い主と同じ部屋で過ごすのが好きな甘えん坊ですが、抱っこされたりなでられたりといったスキンシップはあまり好まないようです。無理にブラッシングしようとすれば、嫌がって大暴れするかもしれません……。

メインクーンのふわふわの毛並みはとても滑らかで、長毛種の割に毛玉になりにくいといわれています。とはいえ、放っておけばフェルトのように絡まってしまい、最終的にはバリカンで全身坊主にするしかない、などという事態になることも。

やはり、飼い主の手で定期的にグルーミングしてあげることが大切です。

グルーミングとは「身だしなみ」を意味していて、人間が髪をとかしたりひげを剃ったりするのも同じグルーミング。猫の場合は毛づくろいすることですね。

飼い主がメインクーンにするグルーミングは、ブラッシングが中心です。まずはスリッカーブラシやピンブラシを使って、メインクーンの体全体をブラッシングしましょう。後頭部あたりから背中、お尻にかけてブラシですいたら、体の左右を片方ずつブラッシング。猫が嫌がりがちなおなかは最後です。

アゴや耳の後ろ、わきの下、足の付け根など、毛がこすれ合う位置は毛玉ができやすいので特に注意。ブラシに毛玉が引っかかると痛いので、勢いよくブラッシングせず、様子を見て少しずつ動かししましょう。

毛玉ができていたら無理に引っ張らず、指やブラシの先を使ってほぐします。どうしてもほぐれないときは、皮膚を傷つけないように注意しながら、ハサミでその部分のみ切ってください。

最後にコームで整えると、ふわふわなメインクーンのできあがりです。

ポイントは、「子猫のうちから慣らす」「嫌がったらすぐ止める」の2つです。

メインクーンは成猫になるまで3～5年かかる猫種。毛並みが完成するのも2歳以上だといわれています。成長途中はそこまでグルーミングの必要はないかもしれませんが、慣らすためにも定期的にブラッシングしましょう。

グルーミンググッズを猫の見える場所においておき、グッズに慣らしておくことも大切です。ただし、いたずらされないように気をつけてくださいね。

子猫のうちから体を触られることに慣らすことも重要です。爪切りや健康チェックなどをおこなうときのためにも、どこを触っても大丈夫なようにしておきたいです。

グルーミング中にメインクーンが嫌がって暴れたり、逃げ出したりしたらそこで一旦終了。一気に全身をグルーミングしなくても問題ないので、何回かに分けましょう。

どうしても嫌がるときは、しっぽの付け根や背中、首まわりなど、猫がなでられるのが好きな位置から始めましょう。ブラシの感触が嫌いな場合もあるので、ブラシを変えてみるのもおすすめです。飼い主の手にはめて、なでるようにブラッシングできるブラッシング用のミトンもありますよ。

メインクーンが遊び疲れて熟睡しているときにこっそりブラッシングしたり、最初はペットサロンなどでプロに託したりするのも手です。お尻やおなかは排泄物などでも汚れやすい部分なので、はじめから短めにカットしておいてもいいですね。

メインクーンは大型の長毛種で、飼い主によるグルーミングが必須です。あまりスキンシップを好まないので嫌がるメインクーンもいるかもしれませんが、少しずつ続けていけば、きっと飼い主のグルーミングの心地よさに気付いてくれますよ。

メインクーンをより魅力的にふわふわにするためにも、コミュニケーションや病気予防のためにも、グルーミングしましょう。


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