留守番にはケージやおもちゃが必須

犬を留守番させるとき、まずはケージやサークルの中で過ごせるように訓練しておかなければなりません。

留守番中、好奇心だったり退屈だったりで、犬がいたずらすることがあります。それだけでも困りものですが、家の中には犬の誤飲や感電、中毒といった事故につながるものがたくさん。
犬のためにも部屋のためにも、ケージやサークルで留守番させるのがおすすめです。

ケージの中にはトイレやベッド、飲み水のほか、退屈しないよう犬用のおもちゃも準備してください。おもちゃは飲み込まない大きさで、歯が折れない固さ、壊れない丈夫さのものを選びましょう。

留守番させるケージの大きさは

ケージは、トイレとベッドのスペースがとれる大きさのものを用意してください。子犬のケージを購入するときは、成犬になったときの大きさも考慮してください。
ゆっくり過ごすための場所なので、飛び回れるような広いスペースは必要ありません。

「狭いところに閉じ込めるのはかわいそう」と思うかもしれませんが、犬はもともと狭い穴などに住む動物だったので、きゅうくつに感じることはなくかえって安心できますよ。

犬の留守番は短い時間から訓練しよう

留守番のトレーニングは、犬と別の部屋で過ごすことから始めましょう。ケージやサークルに犬を入れ、別の部屋に移動します。
大事なのは、「飼い主は必ず自分のところに戻ってくる」という確信を犬に持たせることです。

飼い主の姿が見えなくなって鳴いたり吠えたりするかもしれません。初めは5分程度で犬のいる部屋に戻りますが、犬が落ち着かないうちは声をかけたり触ったりするのは避けてください。
犬がおとなしくなったら、なでたりおやつをあげたりして犬を褒めましょう。

騒いでいるうちに犬をかまうと、「騒いだから飼い主が戻ってきた・かまってくれた」と勘違いしてしまうことがあります。

別の部屋に行っても落ち着いていられるようになったら、短時間外出してみましょう。少しずつ時間を延ばし、留守番できるように訓練します。

テレビや電気はどうする?

愛犬が不安にならないようにと、テレビや電気をつけっぱなしで出かける飼い主もいらっしゃいますよね。

実際、普段と違う環境に置かれると、不安になって吠えたり粗相したりと問題行動を起こす犬もいます。
在宅時にテレビや灯りをつけている時間が長いご家庭はそのままでよいですが、消している時間のほうが長い場合は消してから外出しましょう。

留守番ときのポイントは、家族の在宅時の環境をなるべく再現すること。愛犬が快適に過ごせるよう、可能な限りいつもと同じ環境を整えてあげましょう。

便利なグッズで留守番を楽しく

留守番している間、犬がどんな過ごし方をしているか気になったことはありませんか? 愛犬が何をしているのか興味が沸きますが、体調の変化なども心配ですよね。

最近はWebカメラを設置すると、スマートフォンで留守中の犬の様子を見られるアプリなどがたくさんあり、価格もお手頃になってきました。留守番をさせる機会が多い飼い主は導入を検討してもいいでしょう。

自動給餌機と一体になったものや飼い主の声がとどけられるもの、遠隔で角度が変えられるものもあるそうですよ。
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まとめ

犬に留守番をさせるためには訓練が必要です。「飼い主は絶対に戻ってくる」ということを覚えさせ、留守番が得意な犬にしましょう。
普段からサークルやケージで過ごさせることが重要で、そのためには飼い主が環境を整えてあげることも大切です。
 執筆者プロフィール
『みんなのペットライフ』編集部スタッフが、わんちゃん・ねこちゃんの飼い方、しつけのアドバイスなど、毎日のペットライフに役立つ知識や情報をお届けします。

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