犬にキャベツは与えても大丈夫

キャベツは犬に与えても問題のない野菜です。また、摂取することでさまざまな効果が期待できます。
手作りごはんのレシピページでもよくみかけますが、あくまでもわき役。メイン食材にはできません。
手作りごはんのレシピページでもよくみかけますが、あくまでもわき役。メイン食材にはできません。
犬にキャベツを与えるメリット

ビタミンC
犬はビタミンCを自分の体内で合成できますが、運動量の多い犬や大型犬、シニア犬には不足しやすく、外から補いたい栄養素のひとつです。コラーゲンや骨の生成をサポートする働きがあるので、関節や軟骨の病気予防が期待できます。アレルギーや皮膚トラブルの起きにくい体質づくりにも効果があるといわれています。
ビタミンK
酵素の活動を促し、タンパク質の代謝や、カルシウムを骨にくっつける役割を担っています。その働きから、骨折をした患者さんへビタミンKの摂取をすすめる医師もいるそうです。
ビタミンU(別名:キャベジン)
胃腸薬としても知られるように、ビタミンU(キャベジン)には胃腸や肝臓を丈夫にする働きがあり、便秘のときにも効果を発揮します。食欲増進や免疫力アップ、アレルギー体質や下痢をしやすい体質改善の効果も期待できる成分です。
カルシウム
細胞間の情報伝達に関係し、筋肉を動かすのに必要不可欠な栄養素です。また、神経の伝達にも関係しています。
過剰摂取に配慮しなければならない成分でもありますが、健康的な骨の育成と維持をサポートする大切な栄養素です。
過剰摂取に配慮しなければならない成分でもありますが、健康的な骨の育成と維持をサポートする大切な栄養素です。
食物繊維
基本的に犬は食物繊維をあまり得意としない動物です。
しかし、キャベツに含まれる食物繊維は犬に合うタイプの「ペクチン」で、含有量もそれほど多くないため、扱いやすい点がメリットといえます。便秘の改善に役立つでしょう。
しかし、キャベツに含まれる食物繊維は犬に合うタイプの「ペクチン」で、含有量もそれほど多くないため、扱いやすい点がメリットといえます。便秘の改善に役立つでしょう。
犬にキャベツを与えるときの注意点

大きさと部位
外葉と芯は与えないようにしましょう。どちらも消化に悪く、芯には犬の体調によっては中毒症状を引き起こす可能性のある硝酸イオンという物質が含まれています。
また、キャベツは生でも与えられますが、あまり大きいと未消化のまま排出されてしまいますので、細かく刻んであげましょう。
また、キャベツは生でも与えられますが、あまり大きいと未消化のまま排出されてしまいますので、細かく刻んであげましょう。
食べ過ぎに注意
キャベツには「ゴイトリン」という、甲状腺ホルモンの分泌を阻害すると報告されている成分が含まれています。
甲状腺ホルモンを阻害、と聞くと心配になりますが、では、どのくらいなら食べても大丈夫で、どのくらい食べたら危険なのでしょう。
・キャベツ(可食部)のゴイトリン含有量は、キャベツ1gあたり約0.1μg
・毎日食べても毒性が出ないと思われるゴイトリン最大量は、ヒトの体重1kgあたり0.4mg
というデータがあります。
これで計算すると、5kgの犬であれば2mg、10kgの犬は4mgが、毒性の出ない1日のゴイトリン最大摂取量となります。
キャベツの量で考えると、キャベツ1gでゴイトリン0.1μgですから、ゴイトリン1mgをキャベツで摂取するには、10,000倍の10,000gという量を食べる必要があります。5kgの犬であれば20,000g、つまり20kgのキャベツ量となります。
ゴイトリンについてはまったく気にせず摂取していいという数字結果だと思いますが、甲状腺疾患のある犬に与える場合には、小さな不安も残さないよう、かかりつけ医に相談されることをおすすめします。
摂取量について考えるならば、甲状腺疾患よりも、消化に悪く食べ過ぎれば下痢などを引き起こす可能性がある点、結石の原因となるシュウ酸が多く含まれている点に注目してください。
健康な犬なら、1日の摂取量は「5kgの犬でキャベツ(生)30g」を目安にし、すでに結石を患った犬や過去に発症した犬に与える場合は、一度病院に相談しましょう。
愛犬がキャベツアレルギーの可能性もありますので、初めて与える場合には少量を。なにか気になる症状がみられた場合には病院で診てもらいましょう。
甲状腺ホルモンを阻害、と聞くと心配になりますが、では、どのくらいなら食べても大丈夫で、どのくらい食べたら危険なのでしょう。
・キャベツ(可食部)のゴイトリン含有量は、キャベツ1gあたり約0.1μg
・毎日食べても毒性が出ないと思われるゴイトリン最大量は、ヒトの体重1kgあたり0.4mg
というデータがあります。
これで計算すると、5kgの犬であれば2mg、10kgの犬は4mgが、毒性の出ない1日のゴイトリン最大摂取量となります。
キャベツの量で考えると、キャベツ1gでゴイトリン0.1μgですから、ゴイトリン1mgをキャベツで摂取するには、10,000倍の10,000gという量を食べる必要があります。5kgの犬であれば20,000g、つまり20kgのキャベツ量となります。
ゴイトリンについてはまったく気にせず摂取していいという数字結果だと思いますが、甲状腺疾患のある犬に与える場合には、小さな不安も残さないよう、かかりつけ医に相談されることをおすすめします。
摂取量について考えるならば、甲状腺疾患よりも、消化に悪く食べ過ぎれば下痢などを引き起こす可能性がある点、結石の原因となるシュウ酸が多く含まれている点に注目してください。
健康な犬なら、1日の摂取量は「5kgの犬でキャベツ(生)30g」を目安にし、すでに結石を患った犬や過去に発症した犬に与える場合は、一度病院に相談しましょう。
愛犬がキャベツアレルギーの可能性もありますので、初めて与える場合には少量を。なにか気になる症状がみられた場合には病院で診てもらいましょう。
おすすめのキャベツの与え方

普段の食事にトッピング
キャベツは生でも与えられます。
ダイエットが必要な愛犬にかさ増しとして与える場合や、キャベジン摂取が目的の場合は、生キャベツが有効です。消化を良くするために、必ずみじん切りにしましょう。
みじん切りキャベツにすりゴマを少し加えるトッピングも、キャベツのビタミンCとゴマのビタミンEで抗酸化パワーが高まると、人気のようです。
ダイエットが必要な愛犬にかさ増しとして与える場合や、キャベジン摂取が目的の場合は、生キャベツが有効です。消化を良くするために、必ずみじん切りにしましょう。
みじん切りキャベツにすりゴマを少し加えるトッピングも、キャベツのビタミンCとゴマのビタミンEで抗酸化パワーが高まると、人気のようです。
茹でる
キャベツに含まれるちょっと気になる成分、カリウムとシュウ酸は、どちらも水に溶けやすい性質をしています。腎臓病や結石など、カリウムとシュウ酸の摂取制限がある場合には、茹でこぼしたキャベツ(茹でた汁は捨てたもの)を使用しましょう。
まとめ

いくつか注意点があるものの、手作りごはんの食材として安定した人気があるキャベツ。人気の理由はキャベジンの効果や、フードのかさ増しになりダイエット用途に使いやすい、たんぱく質や脂肪の制限がしやすいといった、メリットが多くあるからかもしれません。
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