【一人暮らし向き】一人でもできるスコティッシュフォールドの飼い方

どうしても留守になりがちな一人暮らし。猫を飼いたいと言っても、状況と環境を理由に足踏みをしている方も多いのではないでしょうか？ そんな方にこそおすすめしたい猫がスコティッシュフォールドです。やさしく温和な性格で、1匹で留守番させていても苦にならずマイペースに過ごせる猫なんです。

また、特別広いスペースを必要としないのも一人暮らし向きである理由のひとつ。マンションやアパートなど、限られたスペースの部屋の中でも、猫にストレスを与えることなく飼うことができます。
猫の運動不足が気になるという方は、キャットタワーなど高さのある遊び場を用意してあげると良いでしょう。

一人暮らしでも飼いやすいスコティッシュフォールドですが、普段からぜひ気をつけたいのが帰宅後のケアです。

スコティッシュフォールドの性格はとっても甘えんぼう。仕事などで日中に長時間家を空けるときは、帰宅後にしっかりとコミュニケーションの時間を確保して、一緒に遊びましょう。
スコティッシュフォールドは賢い猫なので、帰宅後にケアしてあげれば「昼間きちんと留守番をしていれば夜に遊んでもらえる」と学習するようになります。

もし、猫に構う時間が取れないほど忙しい環境の方にはスコティッシュフォールドは不向きかもしれません。

スコティッシュフォールドのチャームポイントと言えば折れ耳。とてもキュートな折れ耳ですが、これは「軟骨の形成異常」から生まれたものです。すべてのスコティッシュフォールドに当てはまるわけではないものの、成長するにしたがい、形成異常の遺伝子により耳以外の関節で形成異常が起きてしまう猫も存在します。

一人暮らしはどうしても多忙になりがちですが、定期的な検診へと連れていくようにしましょう。早期発見にもつながります。

家を留守にする際に気をつけたいポイントは、スコティッシュフォールドにとって居心地の良い状態をつくってあげること。必ず、部屋の室温､湿度を調整してから出かけましょう。

温度の目安
・夏　28℃前後
・冬　18～22℃
※個体差はありますが、猫が快適と感じられる温度と言われています。

特に注意したい季節
・真夏
熱中症に注意。脱水状態になると特に発症しやすいので、常に水が飲めるようにしましょう。クールマットの活用もおすすめです。
・真冬
適温に保つほか、空気が乾燥するので、加湿器などで湿度を50～60％に保てるよう調整しましょう。
・梅雨
折れ耳の猫は、耳の通気性が悪くいので耳垢がたまりやすいものです。特に梅雨時期は雑菌がたまりやすくなるので、耳掃除の回数を増やしたり、室内を除湿するなど適度に工夫しましょう。

旅行や出張などで数日家を離れることはよくあるものです。しかし、一人暮らしで猫を飼っている場合、猫に一匹で留守番させてもいいのか気になりますよね。

スコティッシュフォールドは1～2泊程度なら、留守にしてもあまり問題はありません。たっぷりのエサと新鮮な水を用意しておくことをお忘れなく。ただし、夏場など水が腐りやすい時期は、猫がいつでも新鮮な水が飲めるような状態にしておきましょう。（水道の蛇口を少しだけひねっておく、自動給水器を使うなど）

ただし、長期間家を空けるのは禁物です。外泊するときはまずは1泊から。慣れてきたとしても2泊までとし、それ以上家を空ける場合はペットホテルをおすすめします。猫を飼うときに、家族や友人などに相談し、外泊時の預け先を確保しておくと良いですよ。

一匹で過ごすことも苦にならないスコティッシュフォールドは、一人暮らしの方でも飼いやすい猫ではないでしょうか。ただし、留守番できるとは言っても、愛猫とコミュニケーションをとる時間は必要です。帰宅後は甘えんぼうなスコティッシュフォールドが安心できるように、たっぷりかわいがってあげてくださいね。