動物病院には何を持っていけばいい? 持ち物リスト

キャリーに入ったチワワ
いよいよ、動物病院に行くとなったときに、必要なもの、用意すべきものは何でしょう?
  • 首輪/ハーネス、リード【必須】
散歩・外出のときと同じように、病院へ行くときも必ず、首輪やハーネスにリードを装着してください。
キャリーバッグなどに入れる場合も、リードは装着したままで、リードの先はキャリーバッグの専用部分につなぎます。
病院に到着してからも、診察台に上にあがってからも、装着したままです。リードをしておらず、診察の手から逃げようとした犬が、台から落ちてしまう事故は少なくありません。
  • キャリーバッグ、キャリーケース
公共の交通機関で移動する場合はもちろん、車を利用する場合も、愛犬にはキャリーケースに入っていてもらうのが最も安全です。
待合室でも、バッグの中にいたほうが落ち着くワンちゃんもいます。
  • 最新の検査結果、ワクチン証明書、メモなど
初診であれば、生年月日が記載されているものや、ワクチン証明書が必要な場合があります。事前に電話をして必要書類を確認しましょう。
あれば病理検査結果や別の病院で発行してもらったカルテ、また、普段食べているフードの銘柄を聞かれることもあります。なんらかの症状がある場合には、症状が起こった時間や様子などをメモ用紙に書いて持っていきましょう。
先生に聞きたいことは箇条書きにしていくと忘れず確認できます。先生からの指示もメモを取っておけば安心ですね。
  • ティッシュやペットシーツ、タオルなど
移動中や待合室で下痢をしたり、吐いてしまったりということも考えられます。ティッシュやタオルなどを用意しておきましょう。汚物をまとめるトイレシートやビニール袋もあると便利です。
  • 症状がわかるサンプル
便や嘔吐物がある場合は、持っていくと診断に役立つ場合があります。たとえば血尿であれば、紙コップなどきれいな容器に取り持参すれば、診察がスムーズです。
便を持っていくときはラップやトイレシートに包んでいきましょう。
  • 症状がわかる写真や動画
痙攣や歩き方がおかしいなど、一時的に症状が出る場合は、できるだけ写真や動画を撮るようにし、先生に診てもらいましょう。家で起こった症状の写真や動画は、診断の際の参考になることが多いです
  • おもちゃ、おやつ
待合室で食べたり飲んだりすることはできませんが、診察中の愛犬を落ち着かせるのに、使用を認められることがあります。用意をしておけば役立つかもしれません。

不安がる犬にはどうしたらいいの?

診察台に上がるシーズー
これから長いお付き合いになる動物病院。できれば、愛犬の苦手な場所にならないようにしたいですよね。
犬も歳を重ね、病院へ通うごとに、嫌なことをされる場所ではないと学習します。そのため、シニア犬で抵抗するほど病院嫌いだというワンちゃんは少ないはずですが、できれば早いうちに、病院は嫌な場所ではないと知ってほしいところです。犬を安心させるためにはどうしたらいいでしょうか。

大好きなおやつを用意

待合室での給餌は禁止しているところがほとんどですが、おやつの効果がある子でしたら、用意していきましょう。順番待ちの際に外へ出てあげることも可能ですし、診察室で獣医師さんから許可が出る場合もあります。

飼い主さんが笑顔を見せて落ち着かせる

飼い主さんがいつも通りリラックスしていれば、犬も安心します。つまり、飼い主さんが緊張すればすぐに犬に伝わり、犬も不安になってしまいます。
聞きなれない音や鳴き声、知らないにおいに囲まれているなか、唯一頼れる飼い主さんの存在。大丈夫だよと安心させてあげましょう。

病院の周りを軽くお散歩する

興奮したときや、待ち時間が長くなり待合室で上手に待てなくなってきたときなどは、外へ出てみましょう。
必ず受付スタッフさんや看護師さんに声をかけてから出ます。
病院の周りを歩いたり、乗ってきた車の中で待ってみたりと、気分転換を行いましょう。

動物病院の待合室ではマナーを守って

顔を隠す子犬
待合室は、病院に慣れている子・慣れていない子はもちろん、さまざまな状態の子がおり、受診理由もいろいろです。診察を待っているペットたちも、犬や猫だけではありません。
あまり神経質になる必要はありませんが、トラブル防止のためにも、よその子たちとはなるべく接触しないように気をつけましょう。

リードは短く持ち、動きを制御する

多くの病院の待合室に明記してある基本のルールが、「リードの装着」です。リードは必ず付けたまま、短めに持ち、うろうろできないようにしましょう。
膝に乗るサイズの子でしたら、抱っこで待つのもいいでしょう。ただし、犬が直接、椅子に乗るのはNGです。気をつけましょう。

興奮して暴れたり、吠えたりする場合は、外や車の中で待つ

暴れたり吠えたりと興奮がみられた場合だけでなく、混雑してきて緊張が高まるようなときや、待ち時間が長くなりそうなときには、外に出て気分転換をしましょう。
外に出る際には受付スタッフや看護師さんにひとこと伝え、おおよその待ち時間を把握しておきましょう。順番がきたら呼び出してくれる病院もあります。

他の子との接触を控える、愛犬から目を離さない

リードを短く持ち動きを制御するのは、他の子との接触を防ぐためです。人間の病院の待合室と同じです。受診理由はそれぞれで症状はさまざま、なかには感染症を持っている子がいることもあります。私たち人間でしたらマスクをするなど感染予防につとめ、接触を控えますが、犬にはできません。
愛犬には飼い主さんの足元付近、手が届く位置にいてもらうようにし、目を離さないようにしてください。
飼い主さんの注意が愛犬から逸れやすい、受付時や支払い時などは特に気をつけましょう。

排泄、嘔吐などしたときは、看護師さんに声をかける

粗相や嘔吐をした場合は、持参したもので片付けを済ませることができても、看護師さんに報告をしましょう。

予約、事前準備、受診についての注意点

カルテ

事前準備では、動物病院の診察時間と休日のチェックが大事

動物病院に行く前には必ず、診察時間を調べましょう。午後診察がない日、受付時間と診察時間が違うなど、病院と曜日によって異なります。
また、お盆や年末年始など、休診日が不規則になる時期がありますので、病院のホームページやブログ、または電話で詳細を確認しましょう。

病院側へ事前連絡をする

予約システムのない病院でも、初めてであれば、事前に電話連絡をしましょう。受診理由や症状を伝え、混雑具合や必要な持ち物など、確認しておくことをおすすめします。

まとめ

聴診器を当てられるミニチュアダックス
たくさんの動物と飼い主さんたちが集まる動物病院。待合室ではちょっとしたことが大きなトラブルになる可能性もあります。
今回ご紹介した注意点などは、初めてのときよりむしろ、慣れてきたころに再確認しなければならない内容かもしれません。一人ひとりの小さな気遣いがあれば、診察までの時間みんなが気持ちよく過ごすことができるでしょう。
 執筆者プロフィール
No dog No life

特に牧羊犬が大好きです。
一番の関心事は「シニアわんことの暮らし」。
「人と動物の共生」「ワンヘルス」にも関心があり勉強中です。

動物愛護フェスティバル実行委員。
某県の災害時動物救護ボランティアチームに所属。
某県の動物愛護センターの登録ボランティア(おうちに帰れなかった犬たちの保護と譲渡のお手伝い)もしています。

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