性別に気を付けよう

多頭飼いするときに気を付けたいのが性別です。オス・メスを一緒に飼うときは不妊・去勢手術を検討してください。オスは性的に成熟すると一年中繁殖行為が可能になります。メスは年2度程度、発情します。メスが発情するとオスは必ず繁殖行為に及ぼうとします。

超小型犬のチワワは、妊娠・出産が母犬の命に関わる事態に陥ることもあるので、一般家庭での繁殖はあまりおすすめできません。また、多頭飼いの場合、妊娠犬や、生まれたばかりの子犬の環境を他の犬と分けるなど、特別な配慮が必要です。
さらに、往診や時間外診察を受けてくれる獣医師が近くにいる環境も重要です。

このような配慮が難しい場合は、性別をそろえたり、不妊・去勢手術を検討したほうがいいでしょう。

犬の順位見極めをしっかりと!

犬を多頭飼いすると、犬同士で順位をつけます。この順位を飼い主もしっかり守ってあげましょう。

ほとんどの場合が、先住犬の順位が上です。先住犬にとって、後から迎えた犬は「縄張りに入って来た侵入者」となり、「侵入者を飼い主が大切に扱う」ということは先住犬にとって大変なストレスです。

後から迎える犬が子犬であれば、比較的スムーズに仲間として認められますが、成犬同士を引き合わせる場合は、初めは居住空間を別にして少しずつお互いを引き合わせるようにしましょう。

そして、エサを与える、ブラッシングする、おもちゃで遊ぶ、散歩に連れ出す準備をするなど、こうした行動すべて、犬同士の順位に従うようにします。

犬同士の間に「平等」というものはありません。順位に従って行動する、ということを忘れないでください。

飼い主が犬同士の順位を守らないと、順位が上の犬が強いストレスを抱え、飼い主に対して攻撃的な行動を取るようになる可能性があります。

また、順位が上の犬のしつけを最重視しましょう。多頭飼いすると、犬はリーダーの行動を見て真似るようになります。リーダーが群のお手本になると言っていいでしょう。

チワワはリーダーとして群を率いようとする意識がとても強い犬種です。リーダーのしつけがうまくできれば、統率のとれた落ち着きのある群になり、多頭数でも飼いやすくなるでしょう。

健康手帳を作ろう

多頭飼いで気を付けたいのが健康管理です。狂犬病予防接種は毎年必要ですし、混合ワクチンも継続して接種したいものです。

ノミ・ダニ駆除やフィラリア予防薬も欠かせません。病歴や投薬履歴、持病の有無など、年齢を重ねれば重ねるほど、細かい点までチェックしておく必要があります。

こうしたことをまとめるのに「健康手帳」「ペットヘルスケアノート」を活用してはどうでしょう。人の母子手帳のようなものですね。1頭ずつ手帳を準備しておけば、急な入院やペットホテルを利用するとき、誰かに預けるときにも役立ちます。

アレルギーや持病など特別な配慮が必要な場合、特に記録が欠かせません。市販品を活用すると楽ですが、自分で手帳を作り、ワクチン接種証明書や使用した薬の説明書などを一緒に保管しておくのがおすすめです。

まとめ

チワワは多頭飼いするときは、性別に配慮したり、犬同士の順位の見極めを大切にしましょう。必ず順位を守って世話をするようにし、順位が上の犬をしっかりしつけるようにしてください。そして健康管理にも注意し、一頭ずつケア記録ノートを作っておくと便利ですよ。
 執筆者プロフィール
ドッグシッター/小動物看護士です。二人の娘に振り回されながら、記事を書いています。ミシンで子供達の服や布雑貨を作るのが趣味。ダルメシアンを多頭飼いするのが夢です。

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