相談内容:草を食べる
飼い主からの相談
普段は食欲旺盛で食べ物に好き嫌いのない柴犬6歳雌です。ごくたまにですが、おやつやご飯には全く興味を示さず、ずっと草ばかりを食べている日があります。散歩中は一心不乱に公園や道路の草を食べ続け、その間、お腹はキュルキュル鳴っています。下痢や嘔吐はしません。放っておけば何時間でも食べてそうなので、ある程度のところで強制帰宅させています。翌日には、草ばかりの普通便をし、何事もなかったかのように食欲も戻っています。たたの胃もたれなのか、それとも何かの病気なのでしょうか?また草は食べたいだけ食べさせても良いものでなのしょうか?教えてください。
浅川雅清先生(フリーランス獣医師)からの回答

こんにちは。
わんちゃんが草を食べたがるとき、または草を食べて吐くような仕草がある時は、概ねお腹の調子が悪い時が多いです。
お腹がキュルキュル鳴るのも、お腹の調子が悪いサインです。
幸い、下痢や嘔吐がないとのことで、調子の悪さ具合としては軽度なのだと思います。
今後、悪化してこないかどうか気をつけるとともに、腸活を意識してあげると良いでしょう。
症状が悪化してくる場合は、いわゆる慢性腸症として、柴犬であれば蛋白漏出性腸症、食物アレルギー、リンパ腫が背景に隠れていることがあります。
一度全身的な検査を推奨します。
草は、食べ過ぎるとそれだけでお腹を壊す可能性があり、他には除草剤や有毒植物、昆虫などの害があり、止めさせたほうがいいでしょう。
ご参考になれば幸いです。
相談内容:食後の異常行動
飼い主からの相談
夕食後に落ち着きがなくなります。
そわそわとケージの中に入ったり出たりを繰り返す、ケージの中で穴を掘る仕草をする、ハアハアと息が荒くなる、遠吠えのような鳴き声で鳴く…が主な症状です。
それが30〜1時間程続き、その後は何事もなかったように
落着いて眠り始めます。
これらの行動は年齢的に認知症の症状でしょうか?
それとも他の病気にでしょうか?
食欲はあり、便、尿も特に気になることはありません。
よろしくお願いいたします。
浅川雅清先生(フリーランス獣医師)からの回答

こんにちは。
高齢ですし、心配な症状ですね。
様子としては、なんとなく不安そうな気持ちのようですね。
仰る通り、年齢的、犬種的には認知機能低下を第一に疑います。
が、行動学の先生は、まず第一に病的な痛みや苦しみを鑑別してあげることを常に忘れないように仰っています。
まずは一度、全身的な検査を行って、隠れている病気が無いことを確認してはいかがでしょうか?
意外と、仰る症状の他に、疾患に繋がる症状が隠れているかもしれません。
追加で、もしくは治療経過で何かご質問があればまたお願い致します。
ご参考になれば幸いです。
相談内容:マズル右上が少し腫れ、食欲なし、呼吸激しい、少し血尿、元気なし
飼い主からの相談
タイトル通りの症状があります。飼い主経済的な事情で実家に預かってもらっています。
獣医に連れて行ってあげたくても、いくらかかるのか分からずに連れて行けない状態です。この症状の場合初診は平均いくらくらいかかるでしょうか?
井上 平太先生(井上動物病院 動物取扱業登録第56-104号)からの回答

他の病院のことはわかりませんが、この症状ですと当院では心臓の検査・血尿の原因を探るため尿検査と画像診断・食欲不振ですから血液検査も必要でしょう。ざっくりと3万円位になると思います。
初診料は病院によりかなり異なり1000円程度から1万円位のところもあります。
ただし必要な検査をすべて初診時に受けるべきかどうかは飼い主様の選択になります。獣医師の説明を受けて優先順位を考えてご検討すればよいでしょう。
もちろんすべての検査を希望せず、問診・視診・聴診・触診だけで対症療法を受けることも可能かもしれません。ただこれにはリスクがございます。
お大事にしてください。
相談内容:子宮蓄膿症由来の膵炎って存在しますか?
飼い主からの相談
8/25に子宮蓄膿症と診断され
8/27にお腹のエコーを受け胆嚢に泥があると言われました
その時には何も言われず、血液検査も子宮蓄膿症に伴う数値で
とりあえず子宮蓄膿症の治療に専念して
子宮蓄膿症の抗生剤と胆汁のお薬を処方していただきました。
多飲多尿と微妙な食欲のなさ、軟便、体重減少が気になるも
子宮蓄膿症のせいだろうと放置していました。
9/5に子宮蓄膿症の手術を受けるということで預けたら
膵炎ということが発覚しました。
あんなに検査をしたのに膵炎と診断されず
本日やっとわかったわけですが、
子宮蓄膿症による合併なのでしょうか?
気が動転していて…
この病院に預けていてもいいのか心配になってきました。
一刻も早く真相が知りたいです。よろしくお願いいたします。
浅川雅清先生(フリーランス獣医師)からの回答

ご報告ありがとうございます。
無事、手術が終わり安心しました。
後はもろもろ正常値になればさらに安心ですね。
また経過に不安な点、不明な点がありましたらご相談下さい。
よろしくお願い致します。
浅川雅清先生(フリーランス獣医師)からの回答

追加のご質問ありがとうございます。
膵炎の診断については、概ね予測通りです。
改善傾向にあるとのことで、安心しました。
が、状況としては、思っていたより複数の疾患が絡んで複雑な状況のようですね。
お伺いできる範囲でお答えすると、わたくしも主治医の先生と同様の意見です。
このままリパーゼを下げて、落ち着いたら手術をし、術後膵炎が起きないよう点滴や内服を手厚く行っていく、という方針で良いように思います。
あとはスムーズに手術が終わり、予期せぬ合併症が起こらないことを祈りつつ、元気になったご報告を頂けるのをお待ち申し上げております。
ご参考になれば幸いです。
浅川雅清先生(フリーランス獣医師)からの回答

おはようございます。
追加のご質問ありがとうございます。
わんちゃんの状態を診ていない為、診断のフローに関して正確なコメントはできませんが、確かに膵炎であればその治療を行ってから手術に臨んだ方がベターでしょう。
子宮蓄膿症は手術の必要があるので、良くなったら手術する流れで良いでしょう。
手術が終わるまで、症状が続いてしまうのは納得がいきます。
が、血液検査の結果がご相談者様に正しく伝えられていないこと、子宮蓄膿症が何を根拠に(エコーだと思いますが)10段階中3段階と評価されているのか、理論的で無く少し疑問を感じました。
ともあれ、治療が上手く行って元気になってくれればそれで結果オーライだと思います。
次は血液検査などの各種結果とともにご相談頂けたらより良いアドバイスができるかもしれませんね。
オープンにしづらい情報があればプロフィールからFacebookにも飛べますので御活用下さい。
ご参考になれば幸いです。
浅川雅清先生(フリーランス獣医師)からの回答

こんにちは。
前回のご相談に引き継ぎご回答させて頂きます。
まず、膵炎というのは、なかなか診断が難しいものであります。
今回の診断は、血液検査の項目の「リパーゼ」が高いから、という感じでしょうか?
近年、リパーゼは様々な疾患(恐らく子宮蓄膿症やクッシング症候群も含む)で上昇することが知られています。
わたくしは最低限、膵臓のエコー検査で、実際に膵臓に炎症が起きていそうか確認してから診断します。
子宮を確認した際に膵臓も確認していると思いますが、そこは先生に確認が必要ですね。
子宮蓄膿症から膵臓が二次的に起こる、という事象はあまり聞いたことはありません。
ありえないかと言われると、絶対に無いとは言えませんが。
仰る通り、失礼ですが診断が後手後手な感じは否めませんね。
適切な回答ができているか不明申し訳ありませんが、ご参考になれば幸いです。
相談内容:急性膵炎 CRPについて
飼い主からの相談
先週から体調が悪く数日前に急性膵炎と診断されました。初めはお医者さんも膵炎だとは疑っていなく、誤飲が原因だと言われ1度お腹を開きましたが何も見つからず、、結果胃腸炎と急性膵炎という結果が出ました。
CRPが13mg という数値でとても高くこのままで大丈夫なのか本当に心配です。
井上 平太先生(井上動物病院 動物取扱業登録第56-104号)からの回答

開腹手術をしたとするとソーセージのようにパンパンに腫れた充血した膵臓を観察できたのでしょう。開腹して目視下で急性膵炎を直に診ての判断であれば急性膵炎で間違えないのでしょうが、であれば治療は即始まっているはずと思うのですが・・・
井上 平太先生(井上動物病院 動物取扱業登録第56-104号)からの回答

急性膵炎は非常に重篤な病気で、DIC(播種性血管内凝固)を起こすと大変です。
しっかりとした治療が必要です。
自宅療養が出来る病気では無いですのでしっかりと獣医師の指示に従い治療を続けましょう。
膵臓の炎症をブレンダゼットなどで抑えながら点滴などで必要な水分や栄養を摂取し安静にする必要がございます。
無理に強制給餌をしてはいけません。一般的には一定期間の絶食が必要な場合が多いものです。
お大事にして下さい。
栗尾雄三先生(konomi動物病院)からの回答

獣医師の栗尾と申します。
CRPの高値が手術による影響ということも考えられますが、手術より1週間以上経過していますでしょうか?
もし、1週間以内であれば手術によって炎症反応が出ているだけとも考えられます。
また急性膵炎や胃腸炎の主症状は嘔吐、腹痛などですが、いかがでしょうか?食欲がない、下痢だけなどであれば、あまり膵炎などは検討されません。
あとは急性膵炎という結果が出たというのは血液検査ででしょうか?血液検査でリパーゼなどの数値を測定する必要があります。
急性膵炎の際には絶飲食を含む飲食制限、点滴などの治療の他、制吐剤などの投薬が必要になります。時には命にかかわるケースもありますので、注意が必要です。私の場合は入院をすすめることも多々あります。
どうぞよろしくお願いいたします。
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konomi動物病院 獣医師 栗尾雄三
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