日本犬ならではの気質を持った柴犬

柴犬は表情豊かで、喜んでいるときの顔がとてもかわいいですよね。飼い主の横を離れない忠誠心もあり、柴犬を飼いたい! と思っている人も多いはず。

もとより日本で多く飼育されていた柴犬は、飼いやすいイメージも強いでしょう。しかし、柴犬は自立心や警戒心が高く、飼い主以外には懐きにくい性格の犬が多いんです。

集団生活のなかで暮らしてきた柴犬は、一人暮らしで飼う場合はしっかり押さえておきたいポイントがあります。

主従関係を築くのが柴犬と暮らすヒケツ!

柴犬は独立心の高い犬種です。猟犬として活躍していた時代は、猟師の指示なしに自分の考えで行動する場面があり、そのため柴犬は賢く自立心が旺盛だと言われています。

独立心の高い犬種は、しっかりと主従関係を築かなければ、飼い主の言うことを聞きません。
歯磨きや爪切りなどの世話をするとき、飼い主として認められないと柴犬になめられ、噛まれてケガをしてしまうことも。

特に一人暮らしの場合、飼い主と柴犬の関係は一対一。柴犬とうまくやっていくためにも、主従関係の構築は必要不可欠なポイントです。子犬のうちから毅然とした態度で接し、甘やかしすぎないように気をつけてください。

柴犬がまったく甘えないわけではありませんが、それはきちんと「ご主人」と認められた飼い主が味わえるもの。しっかりと関係を築いてください。

リーダーシップを発揮できる飼い主になるために

では、どうしたら柴犬と主従関係を築けるのでしょうか。

忠誠心が高い分、柴犬は飼い主にリーダーシップを求めます。歩くときは飼い主より前に行かせない、食事は飼い主の後など、普段から柴犬のリーダーとして行動しましょう。
遊ぶときは最後にはおもちゃを取り上げ、勝利して終了にします。

ダメなことはその場で短く叱り、いいことをしたら大げさなほどに褒めましょう。

一人暮らしで柴犬を飼うなら、無駄吠えさせないしつけを

柴犬は警戒心が高くなわばり意識が強いという性質を活かし、昔から番犬としての役割を果たしてきた犬種です。
不審な音や小さな音にも敏感に反応し、自分のなわばりを荒らすものに対して向かっていきます。そのため、吠え癖がつきやすい犬種でもあるのです。

一人暮らしだと、飼い主が外出しているとき、柴犬は一匹で留守番をしなければいけません。吠えたり暴れたりせずに留守番するため、さまざまな音に慣らす社会化トレーニング、ケージで1匹で過ごす練習が重要です。
特に、室内飼いの場合はケージは不要と思われることが多いですが、犬のイタズラや事故を防ぐためにも、留守番させるときはケージに入れることをおすすめします。

また、柴犬は室内で排泄することを好まない犬が多い傾向があるので、トイレトレーニングにも根気が必要です。
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まとめ

忠誠心が高い柴犬は、きちんと信頼関係を築ければ一人暮らしでも飼いやすい犬種です。飼い主の後ろを一歩引いて飼い主を守る忠誠心の高さは番犬にもぴったり。

その一方で、飼い主との信頼関係を上手く築けないと、警戒心が強く慣れない人には攻撃的になったり、飼い主や人をあなどって言うことを聞かなかったりする犬になってしまうこともあります。

飼い主がきちんとしつけすることが、一人暮らしで柴犬とうまく暮らす最大のポイントです。
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 執筆者プロフィール
京都でミニチュアダックスと4匹の黒猫と暮らしているフリーライターです。可愛くて生活にかかせないペットたちの情報をお届けしています!

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