1. 柴犬のしつけは性格が形成される「子犬期」がベストタイミング

縄文時代から現在にいたるまで、狩猟犬・番犬として時代に合わせた役割を担ってきた柴犬。愛玩犬として人間社会に適応するよう改良を重ねられた犬種とは異なり、「独立心が旺盛」「勇猛」などその気質に本質的な変化はありません。

とはいえ、性格が形成されていく子犬時からしっかりとしつけを行えば、現代の人間社会にもしっかりと適応できるようになります。もともとリーダーには非常に従順な柴犬ですから、しっかりと「主」と「従」の関係を構築できればよきパートナーとなるでしょう。

子犬の成長スピードは早い! 人間と比べてみよう

柴犬の生後4カ月=人間の6歳
子犬は生後4カ月にもなると脳細胞の発達に伴い知能も発達していくので、「意識的」に行動をとるようになります。人間で言えば大体6歳ほどとされるこの時期に行うしつけ、そして体験は性格形成に向けて大きな役割を持つことになります。この時期に褒めること・叱ることを、犬の行動と結び付けて上手にしつけていきましょう。

柴犬の生後6カ月=人間の10歳
人間で言えば大体10歳ほどにあたります。この時期には、自分を持ち反抗することを覚えてきます。ダメなことは厳しく、よいことは優しく褒め、メリハリを持ってしつけることがポイントです。

2. 柴犬は「短時間集中型」で上手にしつけよう

しつけトレーニングを行うときに気をつけたいのは「短時間集中型」に徹すること。柴犬は、数ある犬種の中でも集中力が高いと言われていますが、それでも持続できる時間は10~15分ほどです。一度で覚えられるものではないので、根気よく繰り返してしつけをしましょう。

最初は言葉を理解できませんが、繰り返すことによって伝わるようになります。長い言葉は理解できないので、短くハッキリと伝えましょう。

叱るタイミングは、トレーニングの最中または直後に。毅然とした態度で、「ダメ!」と低く強い声で一喝します。一方、褒めるときは声や顔の表情を大げさなくらいに、ジェスチャーも交えて伝えましょう。どちらも、メリハリのある言葉と表情で分かりやすく伝えることがポイントです。

褒める時、叱る時の言葉は、愛犬が混乱しないよう家族全員が共通の言葉をかけるようにしましょう。

3. 「リーダーシップ」を持ってしつけよう

犬の室内飼いにおいて、「群れ」のリーダーは飼い主さんになります。上手にしつけるために、リーダーシップを発揮しましょう。

柴犬はリーダーに影響されやすい!
主従関係のなかで生きてきた「犬としての習性」が色濃く残る柴犬は、リーダーという役割に特に影響されやすい犬種です。飼い主さんと適切な主従関係を結べていれば問題ありませんが、柴犬自らが「リーダー」と認識してしまうと、強い責任感から、「群れ」を守るための行動をとろうとします。

例えば、来客を「外敵」とみなして強く吠えたり、食事やブラッシングの際にも威嚇したり……と、攻撃的な姿勢を取るようになってしまいます。こうした「優位性からくる攻撃的な行動」を防ぐためにも、飼い主さんがしっかりとリーダーシップを持ち、日々しつけを行いましょう。

飼い主さんの心構え

行動の善悪はきっちりと線引きしましょう
飼い主さんの気分によらず、「いいこと」「悪いこと」は統一した基準で対応しましょう。愛犬のささいな要求にも「なあなあ」で応えず、毅然とした態度で。愛犬に遠慮せず、優先は自分にあることを示しましょう。

日常的なコミュニケーションを欠かさないこと
「忠実さ」「従順さ」という柴犬の特徴的な性格は、信頼関係の構築によってはじめて発揮されます。子犬期における「しつけトレーニング」や「遊びの時間」といったコミュニケーションは、信頼関係を築くうえで多いに役立つので上手に利用しましょう。

存分にスキンシップをとりましょう
子犬期におけるスキンシップの機会は、穏やかな性格を形成する大きな力になると言われています。まずは、背中や首回りを優しくなでるように触れることから始めましょう。無理に続けず、徐々に行うことが大切です。

体を触られることに抵抗がなくなれば、ブラッシングや歯磨きなどお手入れをスムーズに行えます。また、獣医師の診察時にも落ち着いて対応ができるようになります。

食事中の威嚇行動を抑えるために

柴犬は食事中に食器の位置をずらしたり、横を通ったりするだけで唸ることがあります。この威嚇行動も遠い昔から残る習性のひとつです。

狩猟犬として生きていた時代は、いつ食事をできるか分からない「サバイバル」な環境下で柴犬は生きてきました。ほんのささいなことでも「食事を奪われる!」と感じてしまうのも頷けますよね。

落ち着いて食事をさせるために
・食器に手を近づけながら、入れすぎない程度に好きなフードやおやつを追加する
・一度食器を下げ、犬に見える状態でフードを追加し再び与える
など、人間の手が近づいても「安心して食べられる」と学習させましょう。


歯の生え変わり
乳歯が生えかわる時期には、むず痒さから家具や靴・スリッパなど、なんでもかじるようになります。この時期には、犬用のガムや噛みつきOKのおもちゃを用意して子犬に与えるとよいです。

まとめ

いかがでしたか? 忠誠心、独立心ともに高い柴犬を確実かつスムーズにしつけるためには、性格が形成される子犬期に、柴犬が集中できる10~15分間を目安にして、飼い主さんがリーダーとなって導いてあげることが大切なのです。ひとたび飼い主さんを信頼できるようになれば、ペットとして理想的なパートナーとなってくれるでしょう。

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