相談内容:祈りのポーズについて
飼い主からの相談
小さい頃より消化器系がよわく、皮膚炎もあります。膵炎や腸炎も何度もやっています。
たまに祈りのポーズをしていたものの月に一度、下痢や嘔吐もないので様子を見ていました。かかりつけ医には報告しています。
今皮膚で薬が増量になり、アポキル、ヒスタミン、プレドニゾロンを飲んでいます。いつもアポキルとプレドニゾロンは飲んでいてヒスタミンが追加になりました。
先週より祈りのポーズをすることが増えました。
ここ5日のうち3日しています。時間は数分程度で嘔吐も下痢もなく、祈りのポーズの数分は落ち着きませんが、そのあと普通になります。プレドニゾロンの副作用もあり、食欲はあります。先日血液検査をお願いしたところ、数値は異常なかったため、少し様子をみて頻繁であればエコーをすると言われましたが、膵炎ではなく、祈りのポーズをするのはどんな病気が疑われますか?腫瘍の可能性などもあるのでしょうか?
浅川雅清先生(フリーランス獣医師)からの回答

追加のご質問ありがとうございます。
リンパ球反応検査は血液検査となります。
一度かかりつけの先生にご相談してみましょう。
腫瘍があった場合でも、目立った症状が無いこともあります。
一度確認の為、超音波検査も行っておきましょう。
ご参考になれば幸いです。
浅川雅清先生(フリーランス獣医師)からの回答

追加のご質問ありがとうございます。
アミノペプチドにフードを変えて症状が改善するのであれば、食物アレルギーを疑ってしまいますね。
食物アレルギーの検査はIgEの検査ではなく、リンパ球反応検査がメインとなります。
また、食物アレルギーは反応が年齢、経過とともに変化しますので、再検査または検査を見直して頂き、フードの変更が必要な時期なのかもしれませんね。
ご参考になれば幸いです。
浅川雅清先生(フリーランス獣医師)からの回答

こんにちは。
お薬も多く、心配ですね。
祈りのポーズは、膵炎に限らず、お腹が痛い時によく認められるポーズです。
ですので、仰る通り腫瘍や腸炎などでも起こり得ると思います。
余談ですが、皮膚炎があり、また慢性的なお腹の症状がある場合、食物アレルギーも疑っていくのですが、しっかりとした診断はされていますでしょうか?
もしご不安な場合は、今までの治療経過などを簡単にご記入頂き、再度投稿して頂けたら幸いです。
ご参考になれば幸いです。
相談内容:夜間〜朝にかけてお祈りポーズをします。
飼い主からの相談
1歳8ヶ月のトイプードル、去勢済みの男の子です。
体重は2.5kg、やや痩せ気味です。
数ヶ月前から夜間〜朝方に腹痛を訴えるといわれる頭を下げてお尻を上げるお祈りポーズをし、ブルブル震えています。
特に朝方が多く、4:00〜5:00にかけて何度もお祈りポーズをしては丸まり、というのを繰り返しています。
7:00〜8:00頃になるとお祈りポーズはしなくなり、日中はケロッとしているようです。
初めの頃や日中も腹痛を訴える時・下痢を併発した際は何度か通院もしましたが、いずれも整腸剤のようなもので様子を見ましょうという診断になりました。
服用していれば気にならないわけではないですが、いつの間に治まり、また再燃するイメージです。
症状自体は毎日ではないのですが、一度始まると長期的に続きます。
症状の有無と生活の変化は特に関係なさそうで、何が誘因かわかりません。
普段は下痢もなく、排便も2〜3回しております。
散歩は毎日は行けておらず、週3回、30分〜1時間程度です。
家では放し飼いとなっており、日向ぼっこして寝てることが多いです。
もともとドッグフードに対しての食が細く、8:00頃与えたドッグフードをゆっくり夕方までかけて食べ、20:00〜21:00頃夜のドッグフードを与え食べ切ることもあれば、朝まで残っていることもあります。
痛みに耐える姿が可哀想で、何か分かればと思い投稿しました。
些細なことでも構いませんのでコメントいただければ幸いです。
よろしくお願いいたします。
井上 平太先生(井上動物病院 動物取扱業登録第56-104号)からの回答

中高年であれば膵炎を疑う症状とも言えますが、まだ若いのでさすがに違うと思います。
ただし、心配でしょうから一度血液検査を受けてはどうでしょう。
肝門脈シャントを含めた肝臓や腎臓の検査をする事を薦めます。。
特に総胆汁酸やアンモニアの血中濃度は重要です。
取り越し苦労であれば良いのですがトイプードルには多い気が致します。
お大事にしてください。
相談内容:死因について
飼い主からの相談
愛犬が口から出血、けっこうな量で、口、喉元が汚れ布団にも床にも鮮血の血溜まりで驚きましたが、具合は悪そうでなく寝てしまい翌朝はご飯をバクバク食べれました。翌朝病院へ連れていき医師は歯周病の悪化で採血の結果、貧血もあり繰り返すと輸血も必要になるから早めの抜歯を薦められ、15歳の老犬に全麻はと躊躇してましたがお任せすることに。1日入院をして無事覚醒してくれたので安堵してたのですが。
帰宅してから、口を大きく開けて上下に振ってキャンキャン鳴いてもがく行動をしました。
初めは、口の痛みだろうと思い、痛み止めを飲ませても変わらず、病院へ行くと医師は脳からだと。
脳腫瘍、髄膜炎いずれもMRIでないと確定診断はできないとのことでした。
このままでは見てるのも、可哀相で緩和をお願いしステロイドの注射をしたが効かず。眠剤で眠らせるくらいしかできませんでした。1週間鳴き続けて力つき亡くなりました。
15歳で1年前から認知の症状がありました。
トイレの失敗、徘徊、狭い所に入る、攻撃的になるなど。最近は夜鳴きもするようになってました。
私は脳の病気も疑いましたが、てんかんは一度もなかったです。壁に頭をつけて、じっとしてることはありました。
でも、抜歯前は口を開けて上下に頭を振る行動などなかったのに、全麻したことで急に脳の症状がでたのでしょうか?
痛い思いをさせてキャンキャン鳴いてた愛犬の声が耳に残り私は自責の念にかられています。
本当に可愛い仔でした。
どうかご意見をお聞かせください。
いくらネットで調べても、この上下に頭を振る症状がでてこないです。
よろしくお願いします。
栗尾雄三先生(konomi動物病院)からの回答

獣医師の栗尾と申します。
上下に頭を振るというのは痛みからきている可能性もありますし、脳などの中枢神経症状なのかもしれません。
痛みの場合は、歯の痛みかもしれませんし、脳でのトラブルによる頭痛かもしれません。
認知の症状があったということであれば、脳の問題も十分に考えられます。
脳の問題である場合はMRIなどの検査をしないと確定的なことは申し上げられないのですが、ステロイドなどの治療をすることがほとんどです。
全身麻酔をすることで、脳圧が上がり、中枢神経の症状が出ることは稀にあります。
私自身も何度か経験があります。こればかりは予測が不可能で、適切に対応して落ち着くこともあれば、ダメなときもあります。
今となってはなのですが、抜歯程度であれば麻酔をかけずに行うこともできたのかもしれません。
歯がグラついていた場合は、簡単に抜けたりするものです。
ただ、歯周病全体のケアにはどうしても麻酔は必要となりますが。
どうぞよろしくお願いいたします。
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konomi動物病院 獣医師 栗尾雄三
アドバイス・意見はすべて無償で行っています。
可能であれば以下より評価や感想・応援メッセージなどをお願いいたします。
■評価をお願いいたします
https://search.google.com/local/writereview?placeid=ChIJA1BzT_-fWjUR3MNwV2hR9S0
https://pet.caloo.jp/hospitals/detail/340232
https://loco.yahoo.co.jp/place/g-zda9kPeBFwA/review/
■公式動画のご視聴・評価をお願いいたします。
https://www.youtube.com/channel/UCymyK5FjUmS6F3QPW-krhEw/featured
■そのほか応援メッセージなどあればお願いいたします。
MAIL:info@kurioaimec.com
どうぞよろしくお願いいたします。
相談内容:突然痛がります
飼い主からの相談
夕方に散歩に行こうとして準備しようとし抱っこしたら突然あばらを痛がるようになりました。抱っこするときにすこしキャンと言い、怒るような感じのうなり声を出しました。(うちの子は痛がると怒る仕草をします) ですが散歩は普通にできるし家でも走り回るしご飯もいつもと変わらなく食べます。心配です。
※通院などしていません
早乙女 真智子先生(マリーナ 街の動物病院)からの回答

こんにちは
動物が痛みを現す時は原因となるものが進行している時です
胸部や胃腸にトラブルが出始めている時にもそのようなしぐさをする子は多くみられます
この時季、蒸し暑さや気温変動が激しく胃腸系に問題を抱えている子が結構います
また、胸部の問題ですが肋骨なのかはたまた心臓・肺なのかなど 今のうちに診察して頂いた方が良いでしょう
早め早めに対処しましょう
8歳も過ぎシニア期ですので、是非重大な病気にしない為にも定期的な受診と健診を受けていくようにしましょう
病院は病気になってから行くところという意識から 病気にならない・健康維持の為に行くところという考えにシフトチェンジしていきましょう
お大事になさってください
相談内容:僧帽弁閉鎖不全の方が三尖弁閉鎖不全より多いのはなぜ?
飼い主からの相談
こんにちは!うちの子が僧帽弁閉鎖不全と診断され、気になったことがありました。同時に三尖弁に関しても調べてもらったのですが少し逆流が見られました。2m/sということです。その際に「三尖弁は僧帽弁の状態が悪かったり、僧帽弁閉鎖不全の逆流率が高いとそれに比例して逆流率が上がります。なので薬で対処して逆流率が下がれば、三尖弁の方もよくなりますよ」と言われました。
ここで質問なのですが、僧帽弁閉鎖不全に関してはネットなどにも非常に多くの情報がありますが三尖弁の方に関しては少ない印象を受けました。僧帽弁閉鎖不全は弁がもろくなったりすることで発症するということですが、三尖弁はそもそも僧帽弁閉鎖不全とは発症の原因が違うのでしょうか?
つまり、三尖弁は弁がもろくなる、支えている紐が伸びてしまうということはあまりなく、基本的に僧帽弁閉鎖不全の状態を反映した上で悪化するある種の二次的な病気なのでしょうか?
また、かかりつけの先生が言った投薬による僧帽弁閉鎖不全の状態回復により三尖弁も改善するというのは本当なのでしょうか?
お忙しい中と思いますがお答えくださると非常に助かります。心配で情報もない中とても不安です。
平片 修先生(アイラ動物病院)からの回答

>三尖弁に限っての話
MR対応以外には特にありません。
PHから来るTRに関しては先の診断基準に乗っ取り投薬を考慮しますが…
PHに対する薬は、現在のところ 商品名 バイアグラ が著効あり とされています。
しかしながら… 非常に高価の為他の薬も検討されていますが、まだまだこれと言うものは目にしていません。
MRについては
基本的に内服では進行を遅らせているだけで治しているわけではない → 徐々に悪化していく
という事をご理解して頂いた上で…
投薬のいらない軽度の時点で当院では
・家の中でも排泄ができるように仕向けていく
・散歩に行かなくても大丈夫にしておく
・安静時の心拍数および呼吸数を測定する方法を身に着けておく 等
の生活習慣をつけていくよう指示しています。
また、心疾患の子の生活のコンセプトは 可能な限り心拍数を安定させて生活する というお話をしています。
平片 修先生(アイラ動物病院)からの回答

tatsuさん
はじめまして 平片と申します。
三尖弁閉鎖不全症について…
全てを網羅してお話すると本一冊できるぐらいになってしまいますので要約して、疑問点を大まかにお答えします。
弁の変性は僧帽弁閉鎖不全症(MR)の僧帽弁(MV)と同様の粘液腫様変性も起こりますので、MRの子であれば20~45%ぐらいの子が三尖弁の変性が認められるそうです。
しかしながら、三尖弁閉鎖不全症(TR)だけでは左心系と比べかかる圧力に差があり臨床上重篤な状態に至らない為、MRと併発の際にはMRの治療を優先します。
TRの原因はMRだけではありませんが、MRが原因となる肺高血圧症によりTRが悪化している可能性があります。
中等度のMRの30%弱 重度のMRの70%程が肺高血圧症(PH)を合併していると言われてます。
そのPHの結果としてTRが見られるという場合、TRの逆流速度から肺動脈圧(圧較差)を推定し評価しています。
その評価によって肺動脈圧を積極的に下げる薬をしようするか考えます。
重度のMRの際に使用する薬は著効ではありませんが、肺動脈を広げる効果があります。
その為、中等度から重度のMRの治療が効を奏して逆流速度が低下することもあります。
かんたんにいうと
TRはMRからも起こるが、他にも原因はある
MR併発のTRは初期はMRの治療が優先
MRの薬がPHにも効くこともある。
TRの原因
三尖弁の粘液種様変性
肺高血圧症
先天性三尖弁異形成
肺動脈弁狭窄
拡張型心筋症 による右室肥大からくる弁輪部(弁の根本)拡大
PHの原因
重篤な左心疾患
短絡性疾患(PDA)
原発性呼吸疾患 肺線維症・気管気管支疾患・肺腫瘍 等
肺血栓塞栓症
犬糸状虫症
MRからのPH悪化の機序
左房圧上昇 → 肺静脈高血圧 → 肺毛細血管鬱滞 →肺動脈に伝搬
肺静脈反射的収縮+慢性負荷 → 肺血管の物理的な変化
これらがPHの進行に関与
肺高血圧症の重症度評価 三尖弁逆流速度の目安
軽度 <3m/sec 中等度 3.5~4.5m/sec 重度 >4.5m/sec
私はいつもお答えの最後に既述しますが…
その子の一番の情報を持っているのは実際に診ている獣医師とご家族です。
この手の資料はかかりつけの先生もお持ちです。
また、これから先もその子を診ていくのはご家族とかかりつけの先生です。
疑問があれば…まずかかりつけの獣医師に質問してみてください。
ペット保険について

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